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リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2010年6月9日 映画・誰も知らない

2010-06-09 19:52:51 | Weblog
 ずっと観たかった”誰も知らない”をやっと観た。予想していた感想とは異なるものだった事に自分でも驚いている。もっと簡単に乗り切れる内容だと勘違いしていた。実際には結構重い内容でずっしりと心に響いてなかなか抜けない。理由は何なのか? 史上最年少でアカデミー賞の主演男優賞でしたっけ? を受賞した主演男優の演技のせいでは決してないよ。これは断言できる。そもそも何故に彼がそれを受賞したのか疑問に思えたし。それはさておき一部は実話だった点にショックを受けたのだと思う。子育ての経験者の立場から言わせてもらうとこんな風に子どもたちを新しい男の為(?)に捨てて行く女の心理が分からん。いったん母親となったら男より我が子。これが普通じゃないのか。そこに至らないこの女、犯罪者に対して違和感、嫌悪感が凄くてたまらん。実話に心を動かされてこの作品を作った是枝監督。よくぞ作って頂きました、と思いつつ何だって作ってたの? と矛盾する異論を唱えたい気持ちでおります。支離滅裂ですがそんな気分。