49歳で念願だった畑電の運転手になった男の話。感動した場面も多々あったし面白かった全体的には。でも、ちょっと分かり難い部分もあった。エリートサラリーマンが49歳にして電車の運転士に転身した理由が全く分からなかった。ひとり暮らしの母親が倒れて実家に帰ろうと考えての事って感じにはなっているがそんな事でエリートの道を捨てて実家に変えるのかそこが疑問。女房子供もいる父親がそこまで決心するには相当の葛藤があったはずなのに何故かそこらは省かれていた様な・・・・。映画全体はまあまあの出来。問題は脚本かな。単調過ぎた様にも思える。いかに運転手の話とはいえあまりにも畑電が走る場面が多過ぎて飽きるよあれでは。景色には癒されたからま、いいか。主演の中井貴一さんはなかなかの好演。筒井肇役にぴったりとはまっていたと思う。その他は緒方拳の長男、三浦友和の次男など(もっとも中井貴一も佐田啓二の長男だしなぁ)Ⅱ世俳優が数名いてなんだかな~と思わせられた。そんな中、甲本弟は癒し系の優しい笑顔で印象に残った。