リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2006年10月13日 嫌われ松子の一生  

2006-10-13 20:58:21 | Weblog
 映画化された時、見に行こうと思いつつないがしろしてそのまま終わった「嫌われ松子の一生」。魅かれるものがあって、今日は書店で原作本を手にとった。映像で目にするのと本の世界で感じるのでは、相当の差がある。どっちがどうとは言いにくいが、私個人としては、後者を選ぶ。自分自身で想像を膨らませた方がどれだけ面白いか。少し考えたら分かる事でしょうが。と、思うけれど、感じ方は様々で結構。彼女の生き方をどう感じるのか、楽しみながら読ませてもらいましょう。それにしても、思うのは作家の筆力。久々に書店で様々な作家たちの作品に触れたけれど、どう仕様もない人たちがいかに多い事か。お金を支払ってまで読みたい本ってさほどないよね。当たり前の事かもしれないけれど、改めて感じた。これって、こっちの感覚が鈍ってるって事なのかしら。そうだとしたら、何て悲しい出来事何だろうか。否、そんなこたぁありません。読者の質が低下しているのです。その為に本体の質も自然と下げられている、と私は思います。どうにかしてくれよ、力有る、若人達。
 

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