高架化工事に伴い、中央線の国立駅が解体される。清志郎が愛した街なので、時々訪れ親しみがあった。息子たちがチビの頃彼らを連れ、友達と共に訪ねてはワクワクした。そこに何がある訳でもない。ただ、彼らの時代に触れられた気がしていつくしんだのだ。駅前をゆっくり散策。大学通りを歩き、一ツ橋大学の構内へ。学生たちがグラウンドのトラックを走るのを眺めたり、時にはチビたちと一緒に走ったり。何でもないあの時間。今にして思えば至福の時だったのかも。あの時と何がどう変わったのか良くは分からない。でも、なーんとなくいろんな事が少しずつ変化している様に思える。お腹が空くと蕎麦屋に入り、食後はのんびりケーキセットで午後の時間を楽しんだ。日暮れ近く、多摩蘭坂を意味もなく上り下りして駅へと向かう。すっかり暗くなった空に、赤い三角屋根の駅舎が浮かんでいたのを思い出す。あの光景は思い出の中にしっかり生きている。だから、解体される事をさほど悲しまなくてもいいか。けど、病床の清志郎はこの事をどう思っているんだろうか。寂しい思いをしているんじゃないかと、気になった。
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