スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

鎌倉記念&補足

2008-10-01 21:09:06 | 地方競馬
 南関東重賞としては初の2歳戦となる第7回鎌倉記念
 2歳戦ということもあり,川崎が初めての馬,1500メートルが初めての馬,夜の競馬が初めての馬と様ざまで,展開の予測自体が難しかったのですが,わりとすんなりとノーステイオーがハナを奪いました。エスプリアース,ヴィクトリーゲーム,ブルーサンオーといったあたりが追走。ペース自体はハイペースだったと思います。
 ノーステイオーの逃げ足は快調。4コーナーではヴィクトリーゲームが2番手まで追い上げてはきたのですが,手応えの差は歴然。直線はノーステイオーの独走となり,実に後続に2秒以上という大差をつけての楽勝。追いかけていった馬たちはどうしても苦しくなりますので,2着争いは中団にいた2頭の争いとなり,北海道から遠征してきたロマが,アンビシャスガイを外から捕えています。
 優勝したノーステイオーはこれが3戦目。新馬は2着に敗れたのですが,2戦目の大井戦を好時計で7馬身差をつけ逃げ切り,ここに臨んでいました。もちろん南関東重賞初制覇。走りを見るとやや首が高い感じもあり,距離延長は微妙かも。また,今日のようにすんなりと先手を奪えればいいですが,もまれたり砂を被ったりした場合にどうかというのが今後の課題となってくるでしょう。
 鞍上は船橋の左海誠二騎手で,6月のグランドマイラーズ以来の南関東重賞制覇。鎌倉記念は昨年も制していて,連覇で2勝目。管理する船橋の林正人調教師は鎌倉記念初優勝となっています。

 明日からは観音寺記念が開催されます。混戦必至の面白そうなメンバー構成です。

 目的が達成されましたので,これで考察は終わりにしてもいいところなのですが,今回は人間の身体の排尿という運動を例としてあげましたので,これに関して少し補足というか弁明をしておきたいと思います。僕はあくまでも人間の身体の運動と,その運動に関連するような意志との関係を,経験論的な仕方で説明するためにはこの排尿という例が最も適切であると思ったからそうしたまでであって,他意はまったくありませんが,排尿という運動は,おそらく一般的なイメージからすれば,プラスであるよりはマイナスのものとして捕えられているのではないかと思われますので,哲学的考察の題材としてこうした事柄を取り上げる以上,あらぬ誤解を防ぐためにもこうした補足は必要ではないかと思うのです。
 一般的に排尿という運動は,ある程度まで自分自身の身体の力によってコントロールされ得るものと考えられています。したがってその程度が低い場合は,医学的な観点から異常である,すなわち病気であると規定されます。実際にこのために,排尿という運動そのもののために苦しみ,また悩みを抱えている人というのもいます。
 一方,ある種の人にとって,排尿という運動は性的な嗜好に関係します。こうした嗜好というのは,一般的にはノーマルなものではなくアブノーマルなもののと捕えられがちですので,少なくともそれを公言するのははばかられるような状況というのがあるわけです。
 これらふたつの例はまったく両極端なものであるといえます。というのは,たとえば尿という物体が自然のうちから完全に消失するということ,もちろんあり得ないことですが,仮にそういうことを仮定するなら,前者の人にとってはそんないいことはないかもしれませんが,後者の人にとっては残念なことでしょう。しかしどちらの例も,こうしたことが生じるということ自体,単に排尿というのが人間の身体の運動としてのみみられているのではなく,何らかの価値観を付随させているということをよく示していると僕は思うのです。そしてこれは,排尿に対する一般的なマイナスのイメージと,深く関係しているのではないでしょうか。

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