スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

報知オールスターカップ&認識の相互依存

2015-01-03 19:34:51 | 地方競馬
 北海道から1頭,金沢から1頭が遠征してきた第51回報知オールスターカップ
                         
 北海道のニシノファイターがハナを奪い,2番手にファイヤープリンス。その後ろはアウトジェネラルとナイトフッドが並んでいましたが,1周目の正面ではアウトジェネラルが単独の3番手になり,ナイトフッドの後ろがジャングルスマイル,カキツバタロイヤル,カリバーンの3頭。インサイドザパーク,トーセンジャガーと続いて,トラバージョとドラゴンエアルが並んで追走。超ハイペースだったと思われます。
 向正面で後方からの動きに併せてファイヤープリンスが先頭に出ましたが,そこで一杯。3コーナーを回るとドラゴンエアルが先頭に立ち,後方から捲るようにバトードールが進出し,直線に入る辺りでは単独の2番手に。バトードールがドラゴンエアルを追いましたが力尽き,ドラゴンエアルの優勝。一杯になったバトードールの外から脚を伸ばしたカキツバタロイヤルが1馬身半差の2着。バトードールが2馬身差で3着。
 優勝したドラゴンエアルは水沢へ遠征した11月のダービーグランプリからの連勝で,南関東重賞は初制覇。現4歳馬では上位の力があり,ここは古馬との初対戦となる点が課題でした。難なくクリアしたといえる内容で,今後も南関東重賞での活躍は約束されたといっていいのではないでしょうか。父はタイムパラドックス。母の父はクロフネ。Earはイタリア語で耳。
 騎乗したのは昨年の南関東リーディングジョッキーに輝いた船橋の森泰斗騎手で,昨年4月のしらさぎ賞以来となる南関東重賞制覇。オールスターカップは初勝利。管理しているのは川崎の高月賢一調教師で,南関東重賞2勝目。こちらもオールスターカップは初勝利。

 様態による概念が不可能であるのなら,実体は実体によって概念されるほかありません。ただし,ライプニッツは実体がそれ自身によって概念されるということは否定しなければならないので,ある実体は別の実体によって概念されるという意味でなければなりません。モナドが実体に模せられ,無限に多くのモナドが実在するということになっているので,ライプニッツの哲学においては,こうしたことが実在的な意味においても可能にはなっています。
 しかし,ある実体が別の実体によって概念されることは不可能だと僕は考えます。僕の推論ではこれにはふたつのパターンがあるのですが,どちらも不可能だと考えますので,順に説明していきましょう。まずは実体Aは実体Bによって概念され,実体Bは実体Aによって概念されると仮定するパターンです。このパターンのことを,ここでは認識の相互依存と名付けておきます。
 このような仕方で実体が認識されるのが不可能であるのは,実はそれ自体で明らかです。なぜならこの場合,知性がAを認識するためには,知性のうちにBの認識が必要であることになります。しかしBの認識のために,Aの認識が必要であるということにもなっています。したがって知性は,どこまでいってもAもBも認識することは不可能だという結論になります。よって認識の相互依存によって知性が実体を認識するということはあり得ません。
 なお,ここではAとBというように,ふたつの実体の間での相互依存だけに言及しましたが,認識の相互依存自体は,ふたつの実体の認識の場合にだけ成立するというわけではありません。たとえばAの認識はBの認識に依存し,Bの認識はAの認識には依存しないけれどもCの認識に依存し,Cの認識はBの認識には依存しないけれどもAの認識に依存するという場合にも,知性はAもBもCも認識することができないということが帰結するということを確認してください。このことから理解できるように,仮に無限に多くの実体が実在しても,どこかでひとつの認識の相互依存が発生するなら,知性はその連環を構成するすべての実体を認識することができないのです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« KEIRINグランプリ&様態によ... | トップ | グラッドタイディングスとハ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

地方競馬」カテゴリの最新記事