スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

タイムパラドックス&歯科

2010-12-18 16:50:44 | 名馬
 残念ながら水曜の全日本2歳優駿は回避となってしまいましたが,先月のハイセイコー記念をかなり強い内容で勝ったセルサス。父はタイムパラドックスです。
 デビューからダートで連勝。しかしその後は勝ちあぐね,5歳の11月にようやくオープンで初勝利,6歳1月の平安ステークスで初重賞制覇となった奥手の馬。さらにアンタレスステークス,ブリーダーズゴールドカップ,白山大賞典と勝ち,ジャパンカップダートでついに大レースを制覇しました。東京大賞典は4着でしたが,翌年の川崎記念で大レース2勝目。そこからの4戦は入着どまりも帝王賞で大レース3勝目。2着,3着ときてJBCクラシックを制覇。ジャパンカップダート,東京大賞典はやはり入着でしたが,この年のNARグランプリでは特別表彰馬に選出されています。
 8歳の翌年も現役続行。これまで,負けても掲示板を確保していたのが,掲示板を外すこともあり,また勝利は上げられず,衰えを見せていたのですが,JBCクラシックでは見事に連覇を達成,大レース5勝をあげ,このレースを最後に引退となりました。
 無敵の強さを見せたというわけではなく,超一流馬というよりは普通の一流馬。種牡馬となっても配合相手に恵まれたわけではないのに,いきなりこれだけの馬を出したのは驚異的。タイムパラドックスの成績から考えても,セルサスが早熟タイプの馬であるとはあまり考えにくく,大事に使われていけば,息長く活躍できるのではないかと思います。

 この12月1日は,妹の歯科の予約も入っていました。時間は午後2時半。とはいえ歯科はみなと赤十字病院ですから,こども医療センターと比べれば移動というのはぐんと楽。時間は1時間も違っても,前日と同様に午後2時に作業所に妹を迎えに行くことにして,先に見舞いを済ませました。
 妹は家で僕に歯が痛いと訴えることはありませんし,食事のときなどにも痛がる素振りというのは見せません。作業所の職員の方々とは連絡帳で日々の様子などを書き綴って様子を確認し合っていますが,これは作業所での昼食のときにも同じようです。しかし歯科に行きますと,医師には必ず歯が痛いと言いますので僕としてはやや戸惑います。ただ,痛みを訴える箇所というのはきまって左上ですので,痛みを感じていることには間違いないのでしょう。しかし,この日もその部分の歯周病に関しては治療は行わず,もう少し様子を見るという結論に達しました。
 実はこれにはひとつ理由があります。妹が痛みを訴えている該当部分は,被せものがしてあるのです。したがって,もしもその部分の本格的治療に入りますと,その被せものを外さなければならないというようなケースも考えられ,これは大変。もちろん通常の患者であればそうでもないかもしれませんが,妹は重度知的障害ですから,医師の負担というのはいくらか,あるいはかなり重くなるのです。そういうわけで,医師の方としても,現時点のように,仮に痛みがあるのだとしても,日常的な生活にそれ以上の問題がなければ,そのままにしておきたいという気持ちがあるのです。
 ということで,この日は歯科衛生士が上の歯の歯石を除去するだけで治療は終了しました。妹は歯科も当初はこども医療センターに通っていて,被せものなどはそちらでやりました。ただ,歯科は継続的なデータを必要とはしませんので,年齢的な問題から別の病院に行かなければならないことになり,みなと赤十字病院に通うようになりました。後に母から聞いた話ですが,妹を担当していたこの歯科衛生士というのは,かつてこども医療センターで従事していたことがあり,その頃から妹のことを知っていたようです。この方が産休に入るということで,次回からは担当が変わります。次の予約というのは来年の1月26日になっています。
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