スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

ハイセイコー記念&震災後の経験

2013-10-16 20:41:21 | 地方競馬
 台風により船橋競馬場の厩舎地区の一部が冠水。この影響で有力馬の1頭,モデールノが競走除外となり,14頭で争われた第46回ハイセイコー記念
 外から切れ込むようにグライスがハナへ。セイギノミカタとジュリエットレターが続き,逃げ馬の外に出したジュリエットレターが1コーナーでは2番手。ビッグボーイとブラックヘブンが続いていましたが,ブラックヘブンは向正面で外を追い上げて3番手に。ファイヤープリンスも続き,下がったビッグボーイとキャンディッド。やや離れてポッドルージュとドラゴンエアル。前半の800mは50秒8でミドルペース。
 3コーナーでは内からグライス,ジュリエットレター,ブラックヘブンの3頭が併走。ほどなくグライスは一杯となり,直線はまず2頭の競り合い。これを制したのは外のブラックヘブンで,そのまま抜け出して優勝。一杯となったジュリエットレターを大外を伸びたドラゴンエアルが捕えて1馬身差の2着。ジュリエットレターは2馬身半差で3着。
 優勝したブラックヘブンは8月の新馬を3着の後,前走の自己条件で2着に1秒4の差をつけて初勝利。ここが3戦目。今日のメンバーで南関東デビュー組ではトップだろうと思っていて,北海道からの転入馬との比較がどうかというところですが,その中で実績上位の馬を負かしにいって競り潰したのですから,強かったし,内容的にも文句をつけるところはないように感じました。今後も順調に育っていってほしい馬です。祖母がキャットクイルとパシフィカスと姉妹。キャットクイルの姉で,パシフィカスの妹です。
 騎乗した大井の有年淳騎手は第37回以来9年ぶりのハイセイコー記念2勝目で,南関東重賞もこれが2勝目。管理している鷹見浩調教師はハイセイコー記念初勝利。

 後のパスモの利用に関しては触れませんでしたが,パスモで駅に入場した後,運賃を支払うことなく電車を降りたということについては,この共生記の中で書いたことがあります。察しのよい方であれば,それがいつのことであったかお分かりかもしれません。2011年3月11日,東日本大震災当日のことでした。
 あの日,僕は鶴ヶ峰から相模鉄道の電車に乗り,横浜へと向う途中で大地震に遭遇しました。もう横浜のひとつ手前の平沼橋の駅を通過し,間もなく終点である横浜に到着しようかというときの出来事でした。地震に遭遇した電車は,しばらくはその場に停車。乗客のすべてが車内に閉じ込められたままでしたが,余震などの影響もあり,どれくらいの時間があれば発進できるか分からないという状況でしたから,わりと早い段階で,その場から線路に降ろされ,少し線路伝いに歩いた後,一般道に出たのでした。あの日の出来事は,語り継いでいくべきことであると僕は考えていますから,こうした機会があったならば,僕は何度でも書いていくつもりでいますが,今はこのことだけを述べておきます。
 このときには僕はすでにパスモの利用者でした。ですから鶴ヶ峰の駅に入場するときには,パスモを利用したのです。しかしこのような状況下で下車しましたので,運賃は支払っていませんでした。もっとも,このときには僕にはそんなことを考えるだけの心の余裕というものがありませんでした。そしてそれは多くの方々にとっても同様であったろうと推測します。僕と同じような理由で,結果的に無賃乗車となった方も,多くいた筈だと思います。
 次に僕が電車に乗るためにパスモを利用したのは2日後,3月13日の日曜のことでした。いつもそうするようにパスモを改札機に当てて入場しようとするのですが,何度やっても受け付けてもらえず,自動扉が閉じてしまいます。仕方がないので脇の事務室の駅員に調べてもらったところ,鶴ヶ峰に入場したところで記録が途絶えていることが判明しました。このときも,横浜までの運賃を引くという形で後処理をしてもらいました。
 この経験が,パスモの記録を気にかけた理由のすべてだったのです。
コメント
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