スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

黒船賞&神との関係

2006-03-20 19:51:21 | 地方競馬
 第9回黒船賞は,やはりブルーコンコルドが,2着の川崎のロッキーアピールに6馬身もの差をつけて圧勝しました。
 59キロを背負っていたとはいえ,ベストの1400メートルでこの相手では力が違いすぎた感じですね。

 明日は名古屋大賞典です。能力的にはピットファイターだと思いますが,休養明けなので,それを苦にするようだとマイネルボウノットの出番でしょうか。名古屋競馬場なのでレイナワルツも侮れませんが。

 神というからには,ありとあらゆるものについて,その観念を有していなければ不自然です。したがって,Aが形相的にあって,このAの中に固有のXが生じる場合には,Aの観念もXの観念も神のうちにはなければなりません。
 ところが第二部定理九系によれば,Xの観念を有するために必要なのは,Aの観念のみであって,それ以外の観念は必要とされません。もちろんこれは,神の場合にも同様です。だから,神はAの観念を有する限りでXの観念を有するでしょう。つまり,神はありとあらゆるもの,すなわち無限に多くのものの観念を有するわけですが,Xの観念については,Aの観念を有するだけで十分なわけです。逆にいえば,神のうちにXの観念があることを考える場合には,神が無限に多くのものの観念を有することに注目しなくても,神のうちにAの観念があるということに注意しさえすれば十分だということになります。
 第二部定理九系の内容と神との間にはこうした関係があるので,第二部定理九系はあのような難解な文章で表現されているのです。
コメント
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