スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

A級順位戦&定理七の意味

2006-03-17 20:48:14 | 将棋
 昨日のコメントにレスしてあります。

 昨日指されたA級順位戦のプレーオフ羽生・谷川戦。ふたりのプレーオフは12年ぶりだったそうですが,12年前は上座・下座が話題になったときだと思います。そのときは当時の羽生棋聖が勝って,そのまま名人になったのですが,昨日は谷川九段が勝ち,森内名人への挑戦権を獲得。森内・谷川の番勝負は,以前の朝日オープンで2度ありましたが、タイトル戦は初めてになります。

 精神の外に実在するものが形相的で,観念が客観的であるとしたら,定理七の意味というのが,形相的事物と客観的事物の原因と結果の連結と秩序が同一であるということだと理解できます。あるいは,具体的にいえば,Aが形相的に実在すれば,このAとAの観念とは,原因と結果の秩序と連結が同一であるということです。また、AとAの観念は,その属性こそ異なっていても,本性は完全に一致するともいえるでしょう。そしてこれが実在的な意味で正しいというのが,この定理一二を巡るテーマでの前提になるのです。
コメント
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