analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

周波数解析アプリ

2020-07-14 00:02:28 | 測定関係

プリとパワーを繋いでのひずみ率が良くない件、EDさんからアドバイスを貰った。

いつも有難うございます。

パワーの周りでノイズを拾ってないか?WAVE SPECTRAなどを使ってみてみれば?とのこと。

 

以前からネットで目にしてたが、発振器とオシロが有ればもういいじゃん、なんて思ってた。新しいものを取り扱うのは労力が要る。

が折角なんで、ダウンロードしてみた。

振器は有るが、WAVE GENEもダウンロードした。

何となくボタン類は感覚で行けそうだ。

説明書を見たが、途中で、「接続はどうする?」となった。

このPCはヘッドホン端子は有るが、マイク端子が無い。

どうやって信号を取り込むか。しかもWAVで認識するとのとのこと。

DAPを使おう。これで信号を取り込んで、Music CenterでMP4をWAVに変換する。

パワーとDAPを繋ぐため、ステレオミニジャックの中継(メス-メス)が欲しかったが売って無い。代わりにヘッドホンの分配器で代用しようと買ってきた。

まずはラインアンプにWAVE GENEの1kHzを入れて、パワーの出力にDAPを繋いで録音した。

感覚で音量を合わせた。

0.837Vacで0.1W程になる。

これをWAVに変換してWAVE SPECTRAに取り込んだ。

その時の画像。

なんかうまくいった、かな?

低域で盛り上がりがある。ヘッドフォンジャックでこの周波数が出るか疑問だが、多分50Hzが

盛り上がってる。

ってことは、電源のハムでも拾ってるのか?

高域は20kHz以上でカックン下がってる。

大体-60dBでもじゃもじゃしてる。これがノイズ?SNがー60dBってことか?

1kHzでピンと立ってるが、これが基準信号か。そして2kHz,3kHz・・・・と山ができる。

 

山の見方を勉強せねば(実はこれが大変だったり)。

その前にこの使い方で合ってるか再度確認だな。

 

なんかもう少しこのネタ続くな。

 

20200711

コメント (2)

本日の戦利品

2020-07-13 00:03:41 | アンプ

若松通商から商品が届いた。

双信 SEコンデンサー 100pF及び50pF。

アムトランスカーボン抵抗AMRG 0.75W 18kΩ・20kΩ・24kΩ。

 

 

いずれもラインアンプのNFBに使う予定だが、パワーの入力トランス二次側の終端抵抗に24kΩ抵抗を使うかもしれないので念のため入手。ここはVISHAYかアルファにしたかったが、24kΩというのが品切れだった。

NFBの補正用コンデンサーは今は100pFで良いと思うが、念のため50pFも入手しておいた。持ってても損は無いと思った。

 

 

SEコンデンサーについて。

しかしたっかいなーこのコンデンサー。

私の最初に作ったアンプ(プリ)のEQ部用に買ったのが最初であるが(初めてのアンプなので初めてのパーツなのはアタリマエカ)、確かあの時もそこそこした気がする。

’90のMJ誌を試しに開いたら、100pFで¥910だった。オイルコンでも高くて2000位だったと思うが、買うのに結構躊躇したような気がする。

今は倍か。

表示が1000G の 9H と 0500G の 0E とある。

100pF・50pFの±2%、9Hと0Eは不明だ。

原料のルビーマイカはヒマラヤの花崗岩の中に含まれるとのこと。天然材料を無加工で使ってるらしいが、これはどうかな。何しろこんなことしてたら高いのは納得だが、こうまでしたものの需要は有るのか?

たしかWRのアンプはこのコンデンサーを使ってたな。

 

正直最初のプリに使ったときは、良さが全く分からなかった。

なのでその後はスチロールコンデンサーなんて使ってたが、これは入手がかなり難しくなった。銅箔なんて眺めてても良いものだったけど。

 

という事で30年(!)近くホッタラカシだったのを先日使った。その時は特に何とも思わなかったが、調整にセラコンに交換したら、ザラついた感じに聴こえた。

こうなったら仕方ない、迷わず注文。

 

 

いま、WAVE GENE と WAVE SPECTRA なんてのを始めてしまった。

部品交換はもう少し後かな。

 

20200711

コメント

TC-K555ESLも

2020-07-12 00:05:42 | カセットデッキ

GX-Z9100の音出しに満足いったので、今度はソニーを動かしてみる。

30年位経ってるからそろそろ・・・と思ったが、何とか動いた。

ただ音がダメだ。曇ってて話にならない。

こいつはヘッドに向かって左のねじでアジマス調整するらしい。

結構回したが、イマイチだった。

ヘッドをヘッドクリーナーでゴシゴシ拭いたがダメだ。

ヘッドがすり減っちゃったかな?

良く見ると、なんか、ヘッドが錆びてる?

もうこのまんまじゃ使い物にならないので、WAKOテクニカルのメタルクリーナーで擦ってみた。

そしたらなんと、音が蘇った。

これでデジタル化再スタート。3本ほど録ったが、音量が小さいのかもしれない。

ドルビーCを掛けると、音が不自然になる。

ので、不本意だがドルビーBにした。

テープ三本程なので、もう少し再生してみて判断しよう。

結構音量は高めで録ってたはずなんだが。

直ると楽し-。

 

音なんだが、GXは全体の滑らかさで聴いてる感じ。音楽を聴くには良いかも。

TCは中音と低音のバランスが良い。ただ、全体に何か不自然な感じがする。録音機。そんな感じか。

でも展示品だったが買ってからずっと持っていて、手持ちのテープはほぼこのデッキで録音したのでこの機種を生かしたい。

 

20200709

コメント

GX-Z9100調整

2020-07-11 00:04:33 | カセットデッキ

アンプが大体決まったので、何を思ったかカセットデッキを引っ張り出してきた。

A&DのGX-Z9100というモデルだ。

こいつは解体したときフロントリッドを落っこどして壊してしまったので、クローズ後にとん、とリッドを押してやる。

大体のテープがLchが小さく聴こえる。

アジマスか?と思い、以前作ったミラーカセットなるものを出してきた。

 

上半分くらいが鏡像なのだが、半分しか映ってない。

それでも少しは見える。

アジマス調整をしてみる。

 

少し曲がってるようなので修正しようとしたが、どこが真っ直ぐか分からない。

 

聴きながらネジを回し、高域が増え始めと落ち初めの中間に合わせた。

 

やってみてわかったが、片チャンだけの調整は出来ないんだ。

そうすると、最初の録音が問題だったんだな。

それでもなぜかバランスはして、かつ滑らかな音になった。

少し前はよれよれな音だと思ってたが、結構いける。

 

ただ、二時間ぐらいすると、再生できなくなる。

 

あ~昔はカセットの音ってCDと遜色無いと思ってたけど、結構落ちるもんね。

エネルギー感が薄い。

まあ、それでも「過去の遺産」。

大事にしよう。

手元にあるカセットテープは取り敢えずウォークマンに録ってデジタル化しておこう。

やっぱ、趣味のオーディオって、機械がカラむものだと思う。

え?アンプ?

 

20200708

コメント

現在のシステム パワー その2 MAY 2020(再)

2020-07-10 08:52:11 | システム

前回パワーの回路図の掲載を忘れたので、ここで掲載しておく。

積極的に製作を推奨するものではありません。

入力トランスの二次側の抵抗は暫定です。

見直しましたが、もしかしたら間違いがあるかもしれません。

黄色丸は出力管のカソードパスコン。

 

20200710

コメント

ラインアンプとパワーアンプを繋いで測定 その2

2020-07-10 00:04:49 | LfD-1

前回は、ラインアンプとパワーを繋いでパワーアンプ出口で測定した。

 

今回はラインアンプとパワーを繋いで、プリの出口を測定してみた。

ラインアンプの底板を外したくなかったので、マンラツのピンケーブルのピンカバーを外し内部を露出させた。そのプラス側にワニ口クリップを繋いで接続した。

 

最初、試験的にプリの電源のみを入れて歪を見てみたら0.3%程だった。

その後、パワーの電源を入れて測ったら2.5%の時に1.8V出力となった。

 

ラインアンプは負荷に固定抵抗600Ω繋いだのでは歪が0.3%(出力電圧10V)なのだが、パワーを繋ぐと途端に悪くなる

 

 

こんなの私に解るはずない。けど、無い頭を使って無理やり理由をコジツケテみる。

まず、負荷が固定抵抗では低歪ってことはパワーアンプのトランスが問題。

このトランスの二次側は、真空管が付く。この真空管は交流を発しないから、一次側には影響がない。はず。

二次側の直流は、真空管のバイアス電流が二次側に流れる。がコイルは直流を流さないから一次側には影響が出ない。はず。現にプリのOPT二次側には0.3mVほどしか電圧が立たない。この辺の直流電圧は測定したことないので後で測ってみよう。

とすると、プリのOPTの負荷としてのパワーのIPTか?もしくはNFB?

まず、OPTとIPTを繋いだ場合・・・なんか問題有るの?

私にはわかりません。

まあ、電圧伝送より良い音が出てるので、問題無しとしよう。

 

 

 

参考に。

入力トランス二次側の終端抵抗が20kΩの時のデータだが、パワーアンプは3%歪の時の出力は19.1W(入力0.9V)だった。

これからするとパワーは38Wも出てることになる。

プリって、出力の十分の一しか使ってないんだな、って今更。

 

20200707

コメント (2)

ラインアンプとパワーアンプを繋いで測定

2020-07-09 00:03:20 | アンプ

ラインアンプの仕様がほぼまったので、ラインアンプとパワーアンプを繋いでパワーの出口を測定してみた。

いま、入力トランス二次側終端抵抗の値の音がどれが良いかすっきりしないので、値を換えてF特が変わるのか確認しようと思った。

結果は少し予想外の物となった。

赤い線は可変抵抗器のつまみが半分のところ。多分15kΩ。

緑線はつまみが3/4のところ。多分23~24kΩ。

青線はつまみ最大で、30kΩ。

この三種類の抵抗値では、いづれも7~10kHzで0.2dBほど持ち上がる。

青線は10kHz以上でも盛り上がっているが、これは20Hzから急激に落ち込んでいるためそれ以下の周波数の曲線が、グラフの曲線のスムーシング処理のため振られてしまっているからだ。実際にはこれほどは持ち上がってない。

しかし数字を見ると、高域の上昇は30kΩの時が若干大きい。グラフでは見えないほどの違いだが。

よってつまみが3/4のとこの抵抗値にしようと考える。

 

 

歪はパワーアンプ出口で8Ω負荷1kHz、3%歪時5.4Wとなった。プリとパワーを繋ぐとがっくり落ちるんだな。なんか腑に落ちない。これはつまみ最大と3/4の時両方とも同じだった。

10kHzの方形波を見てみた。

 

 

つまみ半分

 

つまみ3/4

アンプの出力信号の大きさを合わせてなかったが、波形は・・・良く分からない。オーバーシュートが大きい気もするが、良しかな?

サイン波は綺麗なもんだった。

 

 

それからEDさんから注意を頂いた。

入力トランス二次側の終端抵抗を小さくすると、トランス一次側のインピーダンスが下がり、真空管の過負荷になると。

そんなことまで考えないといけないのか、って思いである。

私はトランスの伝送側の600Ωが200Ωになったところで、負荷側のインピーダンスが下がるだけ、10k;600が3.3k:200になる、しか考えなかった。これは上流を基準に考えるか、下流を基準にするかで変わってくるが、基本は下流側:パワーアンプ側で決まるとのこと。そしてこの3.3kΩは5687にとって大きい負荷になる。

 

 

トラブルがいくつかあった。

F特を測定してるとき、50kHzで出力が0に下がる。

一応ラインアンプはOPT二次側をアースに落としており、パワーとラインアンプはアースで繋いでいるが、念のためパワーと測定器をアースで繋いだ。

そうしたら直った。

あとでアースを確認せねば。

 

ラインアンプの前はボリュームボックスがあり、これをパスして信号をラインアンプに直接入れてるが、念の為パスしないでF特を測ってみたが、変わりはなかった。

 

最後に可変抵抗器のつまみ位置が3/4の時の抵抗値を測った。

きっかり20kΩだった。

24kΩの抵抗を手配しよう。

 

次回に続く。

 

20200707

コメント (2)

部品の音

2020-07-08 00:05:58 | パーツ

メインの5687PPラインアンプと6CA7PPパワーアンプがだいぶ仕上がったのだが、今は三極管アンプと古いスピーカーで聴いている。

この三極管アンプは、あえて嫌いなパーツを使った。

初段6SL7の抵抗はA&Bの古い手持ちの物。

コンデンサーは指月の黄色い物。

出力管のカソードには電解コンデンサーとセメント抵抗。

配線材は布の巻いたメッキ線。

整流なんてダイオードだ。

チョークとOPTは汎用品でタンゴの物。

スピーカーケーブルは電源の配線材に工作用のバナナチップをはんだ付け。

これを20cmフルレンジにテクニクスのホーン型ツイーターを付け、格子のグリルで塞いだ!スピーカーで鳴らす。

 

これがメインシステムでは出ない、真逆の音がする。

主に小編成の弦楽を鳴らすのだが、中音の透明さが堪らない。

中音が透明で、楽器の向こうが透けるようななり方。

重低音なんて出ない。高音もあまり聴こえないがハイ落ちとかそういうのではない。

中音重視。

これにサブウーファーを一緒に鳴らしたらどうなのか?

なんて妄想するが、これはこれで完成なんだと思う。

いじらない方が良い。

 

 

パーツの音があまり気にならないのは、三極管アンプの所為か?なんて思う。ただ、三極管アンプの配線材を替えてみたことが無いので何とも言えない。

もしかしたらいい音になったりして・・・

PPアンプは上下の管でPPが微妙にずれているのではないか?なんて不安がよぎる。

シングルアンプは一本でトランスを振ることが出来るか?厳しい気もする。

まあ、それぞれ使い方なのかな。

 

手持ちの入力トランスで改良したら・・・

でも私にはシングルのOPTがこれしかない。

整流管は5U4Gが有るのでチョークインプットにして・・・

 

まあ、もう少し後の楽しみに取っておこう。

 

20200705

コメント

AC・DC測定してみた その2

2020-07-07 00:02:22 | プリアンプ

前回ACが12AU7のカソードには流れてないと思うと書いたが、思い出すと何のためにカソードパスコンが有るのか?

流れてるはずだ。

電圧を測定すると、0.001Vacとなったので誤差かと思った。

180Ωの抵抗に0.001Vacが掛かってるとすると、0.006mA。

余りにも小さいが、これがそうなのかな?

そうしないと下図赤線の説明がつかない。

 

20200706

コメント

AC、DC測定してみた。

2020-07-06 00:05:18 | LfD-1

OPT二次側からNFB抵抗、初段12AU7のカソード周りの交流の電圧を測定してみた。

これでNFBの理解の取り掛かりになれば、と思った。

 

 

 

 

  NFB 0 NFB 5 NFB 7  
         
入力電圧 AC0.015V AC0.027V AC0.036V  
         
12AU7 Ek 0V 0.008V 0.016V AC
         
ΔE Rnfb 0V 0.992V 0.984V AC
         
ΔI Rnfb 0V 0.099mA 0.098mA AC
         

 

これ等に依ると、カソードには入力の信号(AC)電流が流れてない。

NFBの電流のみが流れてる。

 

となると、以前調べた交流・直流の回路図とは違うな。

 

入力電圧AC各Vの電流は、初段真空管グリッドから入り(増幅されて)プレートから出ていく。

しかしなんでNFBの接続先はカソードなんだろ? グリッドの入力AC各VにNFB電流を合流させても良いんじゃないの?

大体入力信号の半分の電圧・・・。

この辺は、真空管の内部構造・働きによる。もう一度見直そう。

 

かえって謎が深まるし。

 

20200703

コメント

パワーアンプの入力トランス終端抵抗

2020-07-05 00:04:44 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

パワーアンプの終端抵抗だが、30kΩの可変抵抗器にしてみた。

いくつか試してみたかった。

①EDさんは、抵抗値は24kΩと言っていた。

②いま、プリの計測出力インピーダンスが240Ωなので可変抵抗器を8.4kΩにするとパワーも240Ωになる。

③あとは適当に探ってみる。

 

これで音出し。

 

最初は音が出なかったので0Ωか。トランスは二次側解放で使えないとかいうものが有るらしいが、短絡はどうなんだろう?あまりよろしくなさそうなので少し上げた。多分10kΩ。

いきなり良い音が出た。

なんだこれ?

こんな抵抗でも結構良い音する。無機的な乾いた感じではなく、肉感が有る。曇った感じもない。高域の切れが少し悪いか?ぐらいで、それでも聴けない程ではない。

そして響きというか余韻が出る。この出方はトランジスタでは出ないと思う。

そうか、NFB 7dBではこれが無かった気がする。

 

前回NFB 7dBで聴いたことない音が出た、と思ってたが、今回も聴いたことない音が出た。でも7dBの時に掛けてないCDだからだと思う。

NFB 7dBの延長の音だ。

なんかこれで良いじゃん、と思うが、今日は夜遅いので、後日抵抗値を変えて聴いて見よう。

なんか段々音が良くなっていく。

 

思えばパワーの終端抵抗はこれまでも色々、何回も変えてきたが、効果がさっぱり分からなかった。まあ、プリがコンデンサー出力だった、というのもあるが。その時の交換の経験が今につながってると思いたい。

 

 

 

次の日、少し音量を上げて聴いて見た。

音場がどーんと広がった。こりゃ参った。

いま、可変抵抗器が多分10kΩの辺、これを少し回して24kΩ?ぐらいにしたつもり。

なんか鳴り方が変わった。音量は上がったのだが、表現しずらい音。

弦バスのブンブン言うのは聴こえるのだが、その下が無くなったような。高域も詰まった感じで伸びて無さそう。各楽器の存在感が薄れ、なんか響きだけで聴いてる感じ?

でも心地よい。

なんでだろ?

 

 

それでは抵抗値の低い方でやってみる。

最初を10kΩとして、大体5kΩか。

一聴、クリアになった。音の一個一個が小さくなり、それらの間隔”隙間”が増えた感じ。

低音はしっかり感が出てきたが、高域の伸びはあまり感じられない。

この音はNFBを掛けた音、可変抵抗器の抵抗値を上げた音はNFB 0の音に似てた。

 

「ここだっ」ってのが決められないので、とりあえず可変抵抗器のつまみを真ん中にした。

しばらく聴いて、違和感なければ抵抗値をテスターで読んで、固定抵抗に変えよう。

 

諏訪内のバッハ、無伴奏パルティータ三番プレリュードを掛けている。

だいぶ太い音になった。最初聴いたときはほんとに水晶かガラスを弾いてるんじゃないかという音だった。

今はしっかり木質感が出てる。

が、ピアノが太い。常時反響版が響いてるかのような音。

 

まあ、でも最後の詰めで色々ゴネてしまったが、値は大体決まったのでパーツを換えて完成かと思う。

 

20200702

コメント (2)

ラインアンプ NFB量を変えてみる

2020-07-04 00:08:40 | LfD-1

NFBが7dBの時は音色がつるんとしてしまったようなので、少し変えてみた。

 

今は先の見当がついているので落ち着いて出来る。

 

NFB抵抗を10kΩから20kΩに変更すると4dB程になるはず。

VISHAYの抵抗は解像度は抜群に良いが、ちょっと無機質になる。つるんとした音色になる原因にもなると思う。そこで抵抗をカーボンにしようと思ったが手持ちがなく、金皮の18kΩにした。

 

一緒に配置を変える。ばらした。

 

このシャーシを使ったときの最初のレイアウトに戻そう。

 

 

高域補正のコンデンサーは取り敢えず100pのセラコンにした。

周波数特性は下図赤い線。低域は変わらず、高域が伸びた。

前に付けた補正のコンデンサーが470pFでは大きすぎたかな?

真ん中の紫はNFB7dB。ナロウな青い線はNFB 0dB。

出力インピーダンスは240Ω。

歪率は0.27%で少し増えた。

 

これで少し鳴らしてみた。

音色のつるんとした感じは少し収まった。まあ、これなら行けそうだ。

ただ、全体の力が弱くなったようだ。

 

前にNFBを掛けたときにラインアンプの出力インピーダンスは252Ωだった。

計算でパワーの入力インピーダンスをそれに近付けたので309Ωのはず。今はそんなに悪いことは無いと思ったのだが。

 

あとでパワーの入力トランスの終端抵抗を換えてみよう。

 

20200702

コメント

アナログを鳴らしてみた。

2020-07-03 00:03:11 | システム

これだ。

先日鳴らした時はきつい音で途中で止めてしまったが、今日は打って変わって良い音がする。

ヴァイオリンがつるんとしない。ぞりぞり、というか、ぶるぶるというか、毛羽立ったような質感が出る。

ああ、もうこれで良い。

っと思ったら、声も浮き上がる。

こちらに向かって歌ってる感じ。当たり前だが。今まではなんかついで感があった。

ありゃりゃ、質感ではCDより良い。

声を張り上げたとき、エネルギーが増す感じ。

広がりが減り、中央にちょっと寄り過ぎな感じもするが、特に問題ない。

これがアナログの音だ。

ここに来てEMINENTが本領を出してきたかもしれない。

 

CDは全体のエネルギーで来るが、各楽器、声は浮き上がらない。

LPは全体ではあまり感じないが、一個一個の楽器、特に声のエネルギー感が出る。

 

CDのつるんとした質感は、以前も感じてたモノではないか。

とすると、今の音は間違いではなく、正しい音なのではないか?

と言いながら、CDプレーヤーをトランスに通したくなる。

 

いつの間にかフォノイコが完成した。ライントランスが馴染んだかな。

 

 

いつものナッツクラッカーを掛けた。

こいつは打って変わって広がりが出た。

CDとLPの違いというより、録音の違いかもしれない。

このアルバムは随分といじりが入ってるらしく特殊だが、いまはその傾向が少ない。

以前は録音悪いなんて言ったが、単に再生が出来てなかっただけだ。

ヴァイオリンは相変わらずキンキンなのだが。

広がりが出たことと、スピーカーから音が離れるようになった。

こうやってると私は「音」を聴いてるんだな、と思う。

でもオーマンディファンとしては、やはりこの人はロシア系の音楽が似合う。

ベートーベンなんてなんかの冗談に・・・

いや、数年経ったら変わるかな?

 

20200701

コメント

ラインアンプ NFBまとめ

2020-07-02 00:05:23 | LfD-1

ライアンプにNFBを ”ちゃんと” 掛け、しばらく鳴らしている。色々なCDを掛けた。

最初は高音も切れが悪く、抜けも少し悪いかな、と思った。

 

いま、3~4時間も鳴らしたか。

ジョンウィリアムスの映画の音楽を鳴らしているが、なにやら聴いたことが無い音が聴こえる。

一度だけ、ステージの床の響きのような「だぁぁぁん」の「・・ぁぁん」の部分の響き:衝撃波のような?が出てきた。

これには振り向いてしまった。気のせいかもしれないので、またあとで聴いて見る。

例えば旋律のトランペットやヴァイオリンに集中してしまうと後ろの楽器が聴こえなくなるが、こんな鳴り方してたんだ、というのに気が行くようになる。

一つ気になるのは、ヴァイオリンの音色。トランジスタみたいに表面が「つるん」としてしまう。

この辺はNFB量を変えてみよう。

 

 

 

ラインアンプについて。

出力電圧1Vacの時の入力電圧34mV。

ゲイン29dB

NFB量7dB NFB部品 10kΩ抵抗VISHAY VSR、470pFディップマイカコンデンサー?

歪率 0.15% at 1kHz 出力10V

出力インピーダンス 162Ω(ON‐OFF法)

OPT二次側DC電圧 0.4mV

負荷抵抗 600Ω

周波数特性

回路図

NFB周りのACとDCを測定してみた。大事なU7カソードのNFB 0の時のAC・DCを忘れた。

これは後程測定してみる。

 

 

それからEDさんにNFB量の計算方法の例を出してもらった。

正直帰還率βの計算方法が分からなかった。

この計算例からNFBを4dBにするには20kΩにすればよいことになる。

Rnfb 10000 Ω     Rnfb 20,518 Ω  
Ru7ksec 180 Ω     Ru7ksec 180 Ω  
帰還率β 0.0177       帰還率β 0.0087    
                 
dB 出力電圧 入力電圧 倍率   dB 出力電圧 入力電圧 倍率
36.5 1 0.015 66.7   36.5 1 0.015 66.7
                 
増幅度Anfb 30.6   増幅度Anfb 42.2
                 
dB 出力電圧 入力電圧 倍率   dB 出力電圧 入力電圧 倍率
29.7 1 0.033 30.6   32.5 1 0.024 42.2
                 
NFB量 7       NFB量 4    

 

これでヴァイオリンの音色が少し戻ればよいと考える。

 

あ、あと、パワーアンプの入力トランス二次側終端抵抗が11kΩのままなので、これを24kΩに戻してみよう。

 

20200630

コメント (2)