analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

ラインアンプの仕上げ

2020-07-17 00:05:51 | LfD-1

パワーのひずみがもとに戻ったので音出しをしたいのだが、どうせならフ゜リを仕上げる。

ほんとはやりたくないのだが・・・。

 

最初にNFBの補正抵抗を47pFで確認する。周波数特性は20kHzの辺りが少し良くなった。ずっと下のF特図の緑線。一番良い結果のもの。

 

オシロで波形を見る。10kHzの矩形波は前と変わらない。が、1kHzで少しオーバーシュートがある。これは前は無かったかな。

 

10kHz矩形波。

オシロを直接見てた時は髭のようなものは全く見当たらなかったが、後で画像で見ると少し有るようだ。

カメラってスピードに関しては人間の目より優れているかも。

 

 

 

NFB抵抗はアムトランスのカーボン、AMRG0.75Wの20kΩとした。この抵抗、前よりすべすべになっている。進化してるのかな?

コンデンサーも先日購入した、SE50pF。

スタンドオフ端子を立てておいたので、交換は楽だ。

これでもう一度オシロ、F特をとった。

前と変わらない。

 

これは10kHz。

 

 

緑線はNFB 5dB、補正47pF(ディップマイカ)。

赤線が今回の最終。NFB 4dB。補正50pF(SE)。

黄色線が前回。NFB 5dB。補正100pF(セラコン)。

 

 

Rchも仕上げて音出しだ。

 

 

 

 

よしよし。いい感じだ。

少し曇って高域の抜けが悪い感じだが、楽器の音色・肌触りがいい感じ。

すごい細かい感じがわかる。

解像度が上がった。その点ではVISHAYよりいいかも?ただ、本の少し単体の音が膨らむ。といっても前のつるんとした音に比べてであって、肉付きがよくなったともとれる。

解析的に聴かなければ心地よい。

なぜか粉をまぶした大福(管)を思い出す。ゼリー(石)ではない。

なんという喩えだか。

 

 

エネルギーもあって濃いめなので良いのだが、三極管アンプを聞くと・・・。

 

あーあ、これでラインアンプも終わりか、と思うと少し寂しい。

いや、思いついた。チョークインプットだ。電源電圧調整で2.7kΩを2個つけて調整したが、あれをもう少し下げれば電圧間に合わないかな?

 

しかしいい音だな。

ヴァイオリンはキツイ音だと思っているが、心地よくなっている。

ヨーロッパのスピーカーのように個性はないが、余計な音がしなくていいと思うのだが。

まあ、他人はツマンナイ音っていうんだろうな・・・・。

 

20200714

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