前回は、ラインアンプとパワーを繋いでパワーアンプ出口で測定した。
今回はラインアンプとパワーを繋いで、プリの出口を測定してみた。
ラインアンプの底板を外したくなかったので、マンラツのピンケーブルのピンカバーを外し内部を露出させた。そのプラス側にワニ口クリップを繋いで接続した。
最初、試験的にプリの電源のみを入れて歪を見てみたら0.3%程だった。
その後、パワーの電源を入れて測ったら2.5%の時に1.8V出力となった。
ラインアンプは負荷に固定抵抗600Ω繋いだのでは歪が0.3%(出力電圧10V)なのだが、パワーを繋ぐと途端に悪くなる。
こんなの私に解るはずない。けど、無い頭を使って無理やり理由をコジツケテみる。
まず、負荷が固定抵抗では低歪ってことはパワーアンプのトランスが問題。
このトランスの二次側は、真空管が付く。この真空管は交流を発しないから、一次側には影響がない。はず。
二次側の直流は、真空管のバイアス電流が二次側に流れる。がコイルは直流を流さないから一次側には影響が出ない。はず。現にプリのOPT二次側には0.3mVほどしか電圧が立たない。この辺の直流電圧は測定したことないので後で測ってみよう。
とすると、プリのOPTの負荷としてのパワーのIPTか?もしくはNFB?
まず、OPTとIPTを繋いだ場合・・・なんか問題有るの?
私にはわかりません。
まあ、電圧伝送より良い音が出てるので、問題無しとしよう。
参考に。
入力トランス二次側の終端抵抗が20kΩの時のデータだが、パワーアンプは3%歪の時の出力は19.1W(入力0.9V)だった。
これからするとパワーは38Wも出てることになる。
プリって、出力の十分の一しか使ってないんだな、って今更。
20200707
パワーアンプのIPT周りで、アースがループになっていたり、入力信号系のループ面積が大きくなっていないか点検してみてください。
PCにFFT解析ソフト(WaveSpectra等)を入れて、歪の成分を調べれば原因を特定し易いですよ。
ソフトはちょっと遠慮してましたが、この際だからやってみます。
取り敢えずW-SPECTRAとW-GENEはダウンロードしました。
内容は3日後くらいにブログにアップします。