メインの5687PPラインアンプと6CA7PPパワーアンプがだいぶ仕上がったのだが、今は三極管アンプと古いスピーカーで聴いている。
この三極管アンプは、あえて嫌いなパーツを使った。
初段6SL7の抵抗はA&Bの古い手持ちの物。
コンデンサーは指月の黄色い物。
出力管のカソードには電解コンデンサーとセメント抵抗。
配線材は布の巻いたメッキ線。
整流なんてダイオードだ。
チョークとOPTは汎用品でタンゴの物。
スピーカーケーブルは電源の配線材に工作用のバナナチップをはんだ付け。
これを20cmフルレンジにテクニクスのホーン型ツイーターを付け、格子のグリルで塞いだ!スピーカーで鳴らす。
これがメインシステムでは出ない、真逆の音がする。
主に小編成の弦楽を鳴らすのだが、中音の透明さが堪らない。
中音が透明で、楽器の向こうが透けるようななり方。
重低音なんて出ない。高音もあまり聴こえないがハイ落ちとかそういうのではない。
中音重視。
これにサブウーファーを一緒に鳴らしたらどうなのか?
なんて妄想するが、これはこれで完成なんだと思う。
いじらない方が良い。
パーツの音があまり気にならないのは、三極管アンプの所為か?なんて思う。ただ、三極管アンプの配線材を替えてみたことが無いので何とも言えない。
もしかしたらいい音になったりして・・・
PPアンプは上下の管でPPが微妙にずれているのではないか?なんて不安がよぎる。
シングルアンプは一本でトランスを振ることが出来るか?厳しい気もする。
まあ、それぞれ使い方なのかな。
手持ちの入力トランスで改良したら・・・
でも私にはシングルのOPTがこれしかない。
整流管は5U4Gが有るのでチョークインプットにして・・・
まあ、もう少し後の楽しみに取っておこう。
20200705