友人がオーディオを処分するというので引き取ってきた。
TEACのカセットデッキR‐919Xだ。
奥行きが小さく6kgと軽量だ。オーディオが盛り上がる少し前のもの。
3ヘッドのBIAS、LEVELが調整できるリバースデッキはこの後に出るR‐9000くらいではないか?
’93発売とのことだが、確か友人が購入したのは96年以降だったと思う。
友人とは以前記事にしたビクターSX‐511の所有者だ。
A面からB面への反転はヘッドの回転で行うのだが、ほんの一瞬音が途切れるだけなので、まあ、BGMには良いのかもしれない。
しかしこの919の意味は何だろう?ティアックのネーミングは良く分からない。
実はティアックは所有したことはなかった。
正直、興味なかったのかな?
赤井と同じでデッキしかないというイメージ。もしかしたらシステム一式を組めないから、というのかもしれない。
しかしよく見るとデザインが良い。文字の使い方が良い。
キーの配列もバランスが取れてるが、つまみの小さいものもある。
パネルも真っ黒ではなく少しグレーがかっている。
少し調べたが、キャプスタン(巻き上げ機とでも訳すのかな)のゴムベルトなどがダメになってるらしい。
簡単に拭いた。
電源を入れず蓋を開けてみた。
蓋にはブチルと銅板の薄いものが貼ってあった。さすがティアック、と思ったがどうやら友人がやったようだ。
やはりゴムベルトがダメだった。もう一個の各ベルトもだ。
シリコンゴムでなく生ゴムなのか?
基盤は半固定抵抗が多用してありLSIも多い。これを見るとソニーの中身はやりすぎ?なんて思う。
電源トランスも斜めに取りつけてるが、なぜにこの向き?と思う。
部品を探して手配しよう。
参考(確かではない)
モードベルト 角Φ55mm
アイドラーゴム OD10mm、ID6mm、W2mm
キャプスタンベルト Φ80mm
20200726