ライアンプにNFBを ”ちゃんと” 掛け、しばらく鳴らしている。色々なCDを掛けた。
最初は高音も切れが悪く、抜けも少し悪いかな、と思った。
いま、3~4時間も鳴らしたか。
ジョンウィリアムスの映画の音楽を鳴らしているが、なにやら聴いたことが無い音が聴こえる。
一度だけ、ステージの床の響きのような「だぁぁぁん」の「・・ぁぁん」の部分の響き:衝撃波のような?が出てきた。
これには振り向いてしまった。気のせいかもしれないので、またあとで聴いて見る。
例えば旋律のトランペットやヴァイオリンに集中してしまうと後ろの楽器が聴こえなくなるが、こんな鳴り方してたんだ、というのに気が行くようになる。
一つ気になるのは、ヴァイオリンの音色。トランジスタみたいに表面が「つるん」としてしまう。
この辺はNFB量を変えてみよう。
ラインアンプについて。
出力電圧1Vacの時の入力電圧34mV。
ゲイン29dB
NFB量7dB NFB部品 10kΩ抵抗VISHAY VSR、470pFディップマイカコンデンサー?
歪率 0.15% at 1kHz 出力10V
出力インピーダンス 162Ω(ON‐OFF法)
OPT二次側DC電圧 0.4mV
負荷抵抗 600Ω
周波数特性
回路図
NFB周りのACとDCを測定してみた。大事なU7カソードのNFB 0の時のAC・DCを忘れた。
これは後程測定してみる。
それからEDさんにNFB量の計算方法の例を出してもらった。
正直帰還率βの計算方法が分からなかった。
この計算例からNFBを4dBにするには20kΩにすればよいことになる。
Rnfb | 10000 | Ω | Rnfb | 20,518 | Ω | |||
Ru7ksec | 180 | Ω | Ru7ksec | 180 | Ω | |||
帰還率β | 0.0177 | 帰還率β | 0.0087 | |||||
dB | 出力電圧 | 入力電圧 | 倍率 | dB | 出力電圧 | 入力電圧 | 倍率 | |
36.5 | 1 | 0.015 | 66.7 | 36.5 | 1 | 0.015 | 66.7 | |
増幅度Anfb | 30.6 | 倍 | 増幅度Anfb | 42.2 | 倍 | |||
dB | 出力電圧 | 入力電圧 | 倍率 | dB | 出力電圧 | 入力電圧 | 倍率 | |
29.7 | 1 | 0.033 | 30.6 | 32.5 | 1 | 0.024 | 42.2 | |
NFB量 | 7 | NFB量 | 4 |
これでヴァイオリンの音色が少し戻ればよいと考える。
あ、あと、パワーアンプの入力トランス二次側終端抵抗が11kΩのままなので、これを24kΩに戻してみよう。
20200630