analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

ハムの対策3 各部の電圧測定。

2020-07-25 00:02:31 | LfD-1

いくつか検証する。

 ①プリ入力について。

入力ジャックから初段12AU7のグリッドへの配線を外して、パワーの入力のようにちょん切ったRCAケーブルを直接つないでみた。この時、入力の330kΩ抵抗も一緒に移動した。

 

②プリOPTについて

トランスには「終端抵抗」とよく言ったが、これはトランス二次側の信号が負荷に反射して戻ってくる、とか何かで知った。いま、この負荷抵抗がないからかなと思い試しに付けてみた。

1.2kΩをパラにすれば二次側インピーダンス400Ω程になる。

 

上記の二つ、いづれも効果なし。

 

さて、12AU7を入れ替えたり、ワニ口のリードでプリの入力のHOT側をアースプレートに短絡してみたが、これらも効果なし。

 

手詰まりになった。

 

 

確認のためパワーの入力から電圧を測っていこう。

IPT一次側 0.85mV。

 

IPT二次側 8mV。

 

EL34 グリッド電圧 30mV。U7の増幅は3.7倍。

 

スピーカー端子 13mV。

あれ?原因わかると思ったが、わからんかった。

少し考えよう。

や、まてよ。パワーの増幅率を計算しよう。

2V出力の時、入力は0.063Vだった。これで31,7倍。

入力にプリのノイズ0.85mV

なのでこのノイズはスピーカー端子端子で31.7×0.85=27mV。これにパワーのノイズ1.28mVを足して28.8mV。

実測スピーカー端子で13mVだったから半分以下じゃん。

しかも31.7倍って、高感度じゃん。以前のデータを見返したが、こんなの無い。

もう一回、パワーアンプを測定し直そう。12AU7のパスコン交換してからも測ってないし。

今日はここまでか。

 

20200721

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