パワーアンプの終端抵抗だが、30kΩの可変抵抗器にしてみた。
いくつか試してみたかった。
①EDさんは、抵抗値は24kΩと言っていた。
②いま、プリの計測出力インピーダンスが240Ωなので可変抵抗器を8.4kΩにするとパワーも240Ωになる。
③あとは適当に探ってみる。
これで音出し。
最初は音が出なかったので0Ωか。トランスは二次側解放で使えないとかいうものが有るらしいが、短絡はどうなんだろう?あまりよろしくなさそうなので少し上げた。多分10kΩ。
いきなり良い音が出た。
なんだこれ?
こんな抵抗でも結構良い音する。無機的な乾いた感じではなく、肉感が有る。曇った感じもない。高域の切れが少し悪いか?ぐらいで、それでも聴けない程ではない。
そして響きというか余韻が出る。この出方はトランジスタでは出ないと思う。
そうか、NFB 7dBではこれが無かった気がする。
前回NFB 7dBで聴いたことない音が出た、と思ってたが、今回も聴いたことない音が出た。でも7dBの時に掛けてないCDだからだと思う。
NFB 7dBの延長の音だ。
なんかこれで良いじゃん、と思うが、今日は夜遅いので、後日抵抗値を変えて聴いて見よう。
なんか段々音が良くなっていく。
思えばパワーの終端抵抗はこれまでも色々、何回も変えてきたが、効果がさっぱり分からなかった。まあ、プリがコンデンサー出力だった、というのもあるが。その時の交換の経験が今につながってると思いたい。
次の日、少し音量を上げて聴いて見た。
音場がどーんと広がった。こりゃ参った。
いま、可変抵抗器が多分10kΩの辺、これを少し回して24kΩ?ぐらいにしたつもり。
なんか鳴り方が変わった。音量は上がったのだが、表現しずらい音。
弦バスのブンブン言うのは聴こえるのだが、その下が無くなったような。高域も詰まった感じで伸びて無さそう。各楽器の存在感が薄れ、なんか響きだけで聴いてる感じ?
でも心地よい。
なんでだろ?
それでは抵抗値の低い方でやってみる。
最初を10kΩとして、大体5kΩか。
一聴、クリアになった。音の一個一個が小さくなり、それらの間隔”隙間”が増えた感じ。
低音はしっかり感が出てきたが、高域の伸びはあまり感じられない。
この音はNFBを掛けた音、可変抵抗器の抵抗値を上げた音はNFB 0の音に似てた。
「ここだっ」ってのが決められないので、とりあえず可変抵抗器のつまみを真ん中にした。
しばらく聴いて、違和感なければ抵抗値をテスターで読んで、固定抵抗に変えよう。
諏訪内のバッハ、無伴奏パルティータ三番プレリュードを掛けている。
だいぶ太い音になった。最初聴いたときはほんとに水晶かガラスを弾いてるんじゃないかという音だった。
今はしっかり木質感が出てる。
が、ピアノが太い。常時反響版が響いてるかのような音。
まあ、でも最後の詰めで色々ゴネてしまったが、値は大体決まったのでパーツを換えて完成かと思う。
20200702