ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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こんなに治しやすい腰痛はない:せんかん鍼の魅力

2020-09-20 09:53:04 | 診断即治療と虹彩学
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こんなサロンパスのようなものが貼られていると痛そうです



きのうは、遠くから神主さんが来たり、声が出ない方が来たり、背中の痛みで終了時間前に駆け込みで来院する方がいたりして、変化の激しい日だったような気がします。

そんな中、三重県から3時間かけてやって来た方もいました。
その方は、2年前に当院で腰痛を治した方で、50半ばの方ですが、子供がやっと5歳になったばかりです。
非常に素直で愛想のいい方で、見た目はすごく若く、とても50過ぎとは思えません。
ですから、機会があれば子供さんのお顔を見みたいと考えています。

2年ぶりなので、

「どうしたんですか?」と聞くと、

「腰が痛いんです」と言う。

とりあえず、脈を診てから、脊椎と仙骨を診ようと背中に回って服を下ろしたら、写真のように大きなサロンパスのようなものを貼っていました。
腰に一直線のような、幅が広く、皮膚が黒くなって見えるのは、多分コルセットか何かで締め付けていたのだと思います。

だいぶ辛かったんだろーなー、と思いながら、
「○○さん、この貼り薬を写真で撮ってもいいですか。ブログに使いたいんですけど……」と言うと、

「ああ、すみません、すみません、剥がします、剥がします」と言う。

「いえいえ、剥がさんでもいいですよ、そのまま治療はできますので‥‥」とそのまま治療をすることにしました。

動くのも辛そうでしたので、そのまま横向けに寝てもらい、「せんかん鍼」をしました。
せんかん鍼は、1本の鍼で1か所に「即刺即抜」する鍼なので、せんかん鍼をしてから、

「はい、起きてみてください。だいぶ楽になっていると思います」と言うと、起き上がって、ベッドに座り、腰を前後左右に曲げ伸ばししてから、バンザイの恰好で腕を上げ下げして、腰に負荷をかけながらテストしていました。
そして、

「痛くなくなりました。こんなに簡単なんですか」と言う。

実は2年前には、このテクニックはまだ開発してなかったのです。
それにこの方は「鍼が苦手」な方なのです。
そこで、

「簡単でしょう鍼を使うと」と言うと、

「鍼、したんですか?」と聞くので、

「あ、鍼をしたのがわからなかったんだな」と思いました。

痛い腰をかばいながら、3時間も電車に揺られて来たのに、1分もかからず痛みが取れてしまったら、多分「損した気分」になったと思います。(^_^;)
でも、一応「腰痛」は治ったので、それで満足しているようでした。

しかし、それだけで治療を終わると、
「ぼったくり」になりますので、経絡治療や腸腰筋の調整もしておきました。

この「せんかん鍼」は、ほんとによく効く鍼です。
外科医の先生も、
「あれはよく効きますね。凄いですよね」と褒めてくれました。

こんなに治しやすい腰痛はない、と考えてしまう時間の流れでした。
自慢話になってしまいましたが、「しちせい特殊鍼法研究会」では、このようなテクニックの研究もやっているといことを話したかったのです。

鍼灸師の中には、
「ツボの位置だけ教えてくれ」
という方もいますが、治療は診断から始まり、論理的に治療法を組み立てていくので、ツボの位置だけ教えても多分、できません。

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