ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

三越のライオン:三越・木屋・東レースケッチ&コメント

2005-11-02 07:42:07 | スケッチ
森田りえ子日本画小品展が日本橋三越本店6階美術サロンで開かれ、初日には、森田りえ子先生も顔を出されると聞いて出かけた。紅白梅、白木蓮、スミレ、つつじ、アジサイ、キキョウ、菊など小気味よいタッチで描かれた四季折々の花12点を楽しんだ。

たまたま三越本店7階では、再興院展90回の歩み展も開かれており、横山大観、小林古径、前田青邨、速見御舟など錚々たる日本画家の絵を満喫することが出来た。

日本橋三越といえば創業は延宝元年(1673年)の老舗のデパートであるが、「三越のライオンの前」といって、待ち合わせの場所としても親しまれている。

ライオンを左に睨みながら正面右手には「刃物の木屋」の看板が見える。左正面、交差点越しに見える東レビルをスケッチした。

「刃物の木屋」の創業は寛政四年(1792年)というから三越に劣らず老舗である。
本家の木屋の祖初代林九兵衛は、大阪で豊臣家の御用商人だったが、家康の招きで当主の弟が江戸に下り、現在の場所の本町二丁目に店を持った。大阪の店と別れたので姓の林を二つに分けて木屋と称したという。

東レ設立は1923年。もともとは三井物産の繊維部門から独立して出来たレーヨン会社である。東洋レーヨンの「東」と「レ」をとって現在の東レとなった。知る人ぞ知る合繊最大手のメーカーであるが、苦戦の合繊事業の業績改善、事業多角化に必死に取り組んでいるようだ。

三越は江戸本町一丁目に越後屋呉服店を開いたのが始まりであるが、ここへ来ての個人消費底堅さを背景に、デパート業界にもようやく燭光が見え始めたようだ。二百十余年の歴史を誇る刃物の木屋も良品主義をモットーに独自性を発揮してがんばっているそうだ。

三越・木屋・東レ。いずれ劣らぬそれぞれの業界の老舗である。百獣の王ライオンの自負だけは失って欲しくない。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)

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