ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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日本シリーズと株式投資ースケッチ&コメント

2005-10-28 08:10:43 | スケッチ
下馬評では有利だったはずの阪神タイガースがまさかの4連敗で日本シリーズは終わった。
勝てば官軍だ。ペナントレースのやり方では短期決戦の日本シリーズは勝てないと負けた翌日から岡田監督がさんざん酷評されている。

株式市場では一日の間に何度も商いを繰り返すデイ・トレードが話題を独占している。ところが、長年株式投資で成果を上げているのはデイ・トレードではなく、ペナントレースで見られた岡田流の投資家がほとんどだそうだから面白い。

一方、ロッテのバレンタイン監督はもてもてである。ペナントレースであらかじめ2位につけておいて、プレーオフに残り、そこで初めて鞭をいれてゴールへ逃げ込む。さらに勢いをつけて日本シリーズに臨み、一気に勝利したとほめられる。

バレンタイン監督自身が聞いたら苦笑するだろう。中長期的視野を欠いて日本シリーズを勝てるわけがないからだ。阪神タイガースの今回の不幸は、日本シリーズ前に休養期間があまりにも長く選手一人ひとりが戦う集団になりきれていなかったようだ。

昨日、大手証券会社の株式講演会があるというので久しぶりで出かけた。会場はむんむんするほどの熱気で株式人気が現実に盛り上ってきていることがよくわかる。ご婦人の姿も目立ったが、ほとんどが髪の毛の白い男性が会場を占めていた。

昨日の講演会の結論は、日本経済が新たな上向きの10年のサイクルに入った。目先、米国景気は調整を迎えるが、むしろ日本にチャンスがまわってくる。日本が買われる。最近見られる活発な外人投資は長期的視野にたった先回り的日本株買いだという。

それも軸足は輸出企業ではなく、銀行、保険、建設・不動産、流通などどちらかといえば内需系関連企業であると説明していた。日本経済を牽引してきた中国向け輸出の伸び率鈍化が最近特に顕著になっていることは中長期的にはリスク要因になろうと指摘していた。

1時間半近い講演を一口でいえないが、日本の経営陣が自信を回復しつつあること。中長期的視野のもとに、設備投資に前向きであること。パートを減らし、正社員雇用を増やす方向で動き始めたという指摘が特に印象に残った。

野球も株式投資もそれぞれのチームや企業の夢と未来を買うゲームである。今回の日本シリーズ惨敗を謙虚に受け止めることが出来れば、常勝タイガースも夢でないだろう。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)

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