「米民間雇用数ADP統計が5日発表され23.6万人増加(予想:15万増)、従業員500人以上は15.1万減少も同以下の企業で増加した。賃金は伸びなかった。アマゾンが1.8万人削減を発表した。4日発表の米FOMC議事要旨の米雇用堅調を裏付けた。米債券相場が2年物利回りが上昇、米10年物債も一時、3.876% 迄上昇した。NY市場でドルが買われた。米金融当局の2023年通しての利上げ継続懸念と6日に米雇用統計発表を控えている。NY株が3指標共に値下がりした。米FOMCでは「インフレの一段の鎮静化の兆候が見られるまで金利は高止まりする」と見ている。」と5日、WSJ紙電子版が伝えた。5日、FT(フィナンシアルタイムズ)電子版は「①5日、天然ガス先物相場が単位当たり4ドル割れ、1年来の安値を記録した、②ドイツがウクライナイへ多角的対応の軽量戦車供給を承認した、③IMF高官がインフレ高進は収まっていないと警告した、④2023年の利下げ期待が失われNY株が5日、値下がりした。」と伝えた。
5日、NY市場でダウは32,930ドル、339ドル、1.02%安、S&P500は3,808と44ポイント、1.10%安、ナスダックは10,305と153ポイント、1.47%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは22.46と2.04%上昇した。米10年物債券利回りは3.722%,0.35% 上昇した。NY外為市場では1ドル=133.40円、1ユーロ=140.38円、1英ポンド=158.87円で取引された。
NY原油(WTI)はバレル73.93ドル、1.50%高、北海ブレント、同78.84ドル、1.28%高で取引された。天然ガス先物相場が単位当たり3.776ドルへ9.49%安と急落した。NY金はオンス1,837.30ドル、0.03%安、ビットコインは1万6,840ドル、0.06%安で取引された。
6日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「英国の平均気温が10℃まで上昇、月ごとの気温上昇のトップ10が2020年以降に集中している。昨年英国で初の40℃を超えた。温暖化の影響とみられる。世界では石炭火力発電を増やした国も出て来た。記録更新は今後も継続すると見られる。」と伝えた。フランスF2は「①プーチン露大統領は6,7日のクリスマス休戦を宣言、ウクライナに申し入れた。ウクライナは領土返還が前提だとして即座に拒否した。②コロナ感染拡大で入院患者が増え病院は崩壊危機に直面している。看護組合がストに入った。時間給25ユーロを54ユーロへ引き上げを要求している。③中国が1月8日から海外渡航を解禁する。」と伝えた。ドイツZDFは「フランスがウクライナへ軽戦車供給を伝えた。ショルツ首相は野党CDUの圧力とフランスの戦車供与で口実を失い多目的戦車のウクライナ供与を承認した。」と伝えた。カタール、アルジャジーラは「トルコのエルドアン大統領がプーチン露大統領と電話会談を行った。翌日の5日、プーチン露大統領はウクライナ停戦提案した。」と伝えた。香港TVBは「5日、中国衛生当局はコロナの5日の死者は1名と発表した。上海の火葬場は破綻状態にある。ある家族は「親戚で4人亡くなった。政府の統計は信用できない。」と話す様子を伝えた。豪ABCは「中国向け石炭輸出で合意した。豪州の石炭輸出国で中国は2番目に多い。」と伝えた。様々なニュースが日々飛び交っている。問題は日本がどうなるかでない。どうする日本が問われている。(了)