アジア株高、欧州株高の流れからNYダウ329ドル高、一方、日本は、新年号が「令和」と決まった。国際政治、経済混迷の中で日本、日本人の力量が試される（学校で教えてくれない経済学）

「世界経済に対する先行き懸念が後退し週明け4月1日のNY市場でNYダウ329ドル、1.3％高、ナスダック1.3%高、S&P500、1.2%高と揃って値上がりした。1日、英国議会で離脱を見送り関税同盟残留案ふくめイギリスのEU離脱代替案4案全てが否決され英ポンドが1.3060ドルまで値下がりした。メイ英首相は4度目の代替案を議会に2日提出する。」と1日付ブルームバーグ電子版が伝えた。NY外為市場では1ドル＝111.04円、1ユーロ＝124.79円で取引された。NY原油（WTI）はバレル61.70ドルと5ケ月振りの高値を付けた。NY金はオンス1，92.65ドルと小幅続落した。2日付のフィナンシアルタイムズ（FT）電子版は「習近平主席はユンケル議長の支持を得ることに失敗した」と伝えた。一方、FT電子版は「1日上海株式市場は中国の3月の生産統計が改善したことを受けて2.6% 高、3,170ポイントまで回復した。アジア株、欧州株が揃って値上がりした。」と伝えた。

2日朝放送のNHK・BS「ワールドニュース」で英BBCは「英国の穏健なEUからの離脱を目指すメイ首相の代替４案全てが1日、英国議会で否決された。離脱後も関税同盟に残留する代替案が含まれていたことに対して保守党内のEU離脱強行派は「メイ首相の完全な裏切り行為だ」と猛反発した。

2日朝放送のドイツZDFは「臓器移植を何千人も待っている中で、臓器提供者の数は2018年、3,113件と低迷している」と伝えたあと「トルコ地方選挙結果で首都アンカラでの敗北に始まりイスタンプ－ルふくめ合計8つの主要都市で政権与党候補敗北が確実視される。エルドアン大統領は「我々は今回の選挙で人々の心をつかむことが出来なかった。失敗の原因を追究する」と声明を出した。与党、公正発展党はかねてから経済と外交で非難を受けていた。エルドアン大統領が今回の選挙結果で歩み寄りを見せるのか注目される。」と伝えた。

2日朝放送のロシアテレビは「ウクライナ大統領選挙で90％の投票結果が判明した。コメディアンのゼルンシスキー氏が30.2％の票を獲得、ポロシエンコ現大統領が15.9%,元首相のチモシエンコ氏10％台を大きくリードしている。上位2人による決選投票が予定されている。」と伝えた。2日放送のカタール、アルジャジーラは「トルコ地方選挙でエルドアン大統領支持の公正発展党が首都アンカラで勝利した。イスタンプールでも票を失う可能性が出てきた。現在トルコ議会では与党が52％、野党38％を抑えているが、エルドアン大統領はいスタンプール市長当選からスタートした。イスタンプールで与党が敗北すれば影響が出てくる」と伝えたあと「アルゼリアのブーテビリカ大統領が任期切れの4月28日を待たずに辞任するとことを発表した。」と伝えた。2日朝放送のベトナムテレビは「北朝鮮、キム・ジョンナン殺害容疑者二人の一人は既に釈放されたが、残りの一人が殺人罪から「器物傷害罪」で禁固10年から同3年4月に減刑された。既に刑期をほぼ終えており来月にも釈放される」と伝えた。日本では4月1日、新天皇のもと新たな元号が令和と発表された。国際政治経済が混迷を深める中、正に日本及び日本国民の力量が試される時代に入る。（了）