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原油59ドルも金融株リードでNYダウ183ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2009-07-14 10:32:13 | 経済学
週明け7月13日のNY外国為替市場では、ドルが対ユーロで売られたが、対円では小幅戻し、1ドル=1.3994ドル、1ドル=92.65円で取引された。小幅円売りは日本の政局不安が影響した。日本政府は口先介入で円高を止めようとしていると解説した。

トリシエECB(欧州中央銀行]総裁は、ミュンヘン大学で講演し「ヨーロッパの銀行はバランスシート(貸借対照表)をきれいにし、貸し出し再開をスピードアップしなければならない」と語ったと紹介している。

NY株式市場は、金融株が先導して上げ、先週末比2.3%、183ドル高、8,331ドルで取引を終了した。4~6月期決算発表が始まったが、一部企業の決算を見て強気が生まれた。但し、商いは少ない。4週連続下げでの7%安をカバーできていないと指摘した。

今朝のWSJ紙は、キリンビールがサントリーとの企業統合を、“Kirin,Suntory TalksFaceHurdles”のタイトルで取り上げ、最終決着までに様々なハードルをクリアしなければならないといった関係者の談話を紹介していた。

今朝の読売関西版では、サントリーがキリンと一緒になれば、関西経済の地盤沈下がさらに進むとするお決まりの反応が紹介されていた。日本の中だけで住んでいると、大阪とか東京といった田んぼの中の、狭い器の中での議論になる。いつものパターンである。

NY原油(WTI)先物相場は、先週末比バレル20セント下げ、59.69ドルで取引を終了した。WSJ紙によれば、はじめバレル58.32ドルまで下げたが、NYダウが反発した結果、安心買いがはいり、下げ幅が縮小したと解説していた。

ナイジェリア武装勢力の活動は相変わらず続いている。その一方で、イラクが、ナイジエリア原油とほぼ同規模の日量210万バレルの生産を続けているとして、供給不安は解消する。需要が米国はじめ回復するかどうかで今一つ自信がないとWSJ紙は指摘している。

NY金先物相場は、ドルが対ユーロで下げた反動で、オンス10ドル上げ、920ドルで取引された。銀、プラチナも小幅値がりした。ただ、原油が下げた結果、上げ幅に勢いがなかった。金も原油もドル建てだから、ドルの値打ちが下がれば上がり易い。

ただ、非鉄金属では銅相場が低迷している。中国の港に銅の在庫が山積みされていることが背景だ。ネズミ一匹まで食べ尽くす中国人が銅に触手を動かさない。中国人自身が、中国経済の先行きを様子見しているのであろう。日本人は、いい話は流す。悪い話は口をつぐむ。日本は昔から「殿、ご内密に」の世界である。「急がば回れ」と教えている。(了)

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