ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

むくげとカマキリ(スケッチ&コメント)

2005-08-05 13:52:19 | スケッチ
住吉宮町界隈を歩いているとき,芙蓉に似た
白い花があちこちに咲いていることに気づいた。

 花の名前に詳しい森田りえ子日本画教室仲間の
友人に ペン描きの白黒のスケッチを見てもらったら
「むくげ」だと教えてくれた。

 広辞苑によれば、むくげはインド・中国の原産で、
一重または八重の花をつけ、日本でも庭木・生垣
などに使われるとあった。

 ちょっと見ではむくげの花は芙蓉の花に
似ているが葉の形が、芙蓉は丸みを帯びていて
大きく、むくげは小ぶりで葉に細かい切れ目が
多いことがわかる。

 花から描きはじめて、葉を描き込んでいるとき、
なんと、カマキリが潜んでいることに気がついた。

 動かなかったらおそらくカマキリだと気がつかなかった
だろうと思うほど見事な保護色である。

 今回ご覧いただいているスケッチは
もともとは白黒であった。カマキリが保護色となれば
白黒では味が出ない。もう一度現場に赴き
彩色してみた。

 ところで、カマキリとパソコンをたたくと
鎌切・蟷螂(とうろう)と出てきた。

 さらに蟷螂を広辞苑でひくと、鎌切りの
漢名とあった。つまりはカマキリの中国名である。

 「蟷螂の斧(おの)」ということわざがあり、
自分の微弱な力量をかえりみずに強敵に
反抗する意とあった。

 平家物語に、「蟷螂を怒らかして降車に向かうが
ごとし」とあると出ていた。

 辞書を引いて行くと、次々世界が広がってくる。

 亡父は、わからない言葉があれば、「自分で
辞書を引け、辞書を引け」と、口癖のように
言っていた。

 教育家の坂西志保さんが無人島に一人で旅をするなら
何を持って行きますかと尋ねられた時、
エンサイクルペディア(百科辞典)と昔答えて
おられたことをふと思い出した。

 全てカマキリに出くわしたお蔭である。

カマキリさんアリガトウ。 (了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原油高、7月小売り減、弱気虫NYダウ下げる:米国経済ー学校で教えてくれない経済学

2005-08-05 09:54:44 | 経済学
8月4日、NYダウは、原油が再び値を上げたこと、7月の
米小売り高減少、雇用統計発表、米利上げ控えて、
弱気虫が頭をもたげて、87ポイント、0.82%値下がりした。

 ただ、8月は夏休み、もともと株が下げる月、7月1ケ月で
3.4%上げた分利食い売りが出てもおかしくない、加えて、
「3連敗」はないと2日続きの値さ下がりはないと過去のデータを
並べるアナリストもいるとWSJ電子版は紹介している。

 現在の株式市場には大口の個人の金融資産とヘッジファンドが
手控えているためであり、彼らが株式市場へ参加を始めると
値上り間違いなしと強気を通す市場関係しもいるようだ。

 なにごとに限らず、予測ほどあてにならないものはないと
承知していても、お金ほど臆病な生き物はないから、
特に株式市場では、一端出した首を、ここはすくめても
驚くことではないのかもしれない。

 8月4日、NY原油先物相場は、バレル52セント上げて、
61.38ドルで取引を終了した。

 相変わらず世界的な原油の需給バランスタイトを
はやしているが、ハリケーンが今年は例年より多い。
ハリケーンによる製油所被害から供給不足になると、
気象予報官の情報を買い材料に流している。

 来週火曜日(日本時間8月10日)の米FOMC
(公開市場委員会)で0.25%10回連続利上げで
短期の目標金利3.5%は織り込み済みである。

 8月4日のNYダウ下げは、相次ぎ発表された、
7月度の米小売り大手の売上減の発表である。

 Family Dollar Stores株は、既存店売上が、
1.6%減で6.8%値下がりした。Pier 1 Imports株は、
売上が7.7%減で3.5%値下がりした。AnnTaylorStores,
Federated Departmet Stores,May Departm
ent Stores,
も前年対比売上減で、株価はそれぞれ、3.6%、2.3%、1.2%
値下がりした。

 ただ、米国小売り最大手のWal-Mart Storesは、
売上4.4%増で株価堅調であった。Targetは売上は5.5%増も
予測以下として、株価は2.7%値下がりした。

 株価は全てではないが、米国経済の一端が株価に素直に
現れるケースが多いからNYダウの動向から目を離すことは
出来ない。

 自主性のない日本の株価もNYダウ下げにつれ安するであろう。

 郵政民営化法案審議も大詰めをむかえ参議院での採決も
秒読み段階にはいった。

 自殺者まで出すという悲劇的事件も起こり、票読みの方も
賑やかなことである。

 日本の将来を考えた場合、郵政民営化法案の行方も
大事かもしれないが、他に日本という国にとって、早急に
手を打たなければならない難題を多数抱えている。

 雨降って地固まるという結果に終わるであろう。

 日本の医学生の98%は対症療法の分野に進むという
データもある。病気になってから治そうという医者が
日本ではあまりにも多すぎるようだ。

 経済の世界でも同じである。

 現場に足を運びもしないでデータだけ見て経営者面している
方も多いようだ。

 自分の健康は自分で守る。

 自分の経済は自分で守る。

 政治も経済も一番大事な健康も他人任せにしてはいけない。

 なにが起こるやもしれぬ大変な(大きく・変わるから大変)
世の中を到底生き抜いていけないことを、家庭でも学校でも
子供のころから是非教えて欲しい。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喉と心臓とトマト・・・臨床連載―24

2005-08-05 08:14:29 | 診断即治療と虹彩学
コンサートを開いて、ピアノで引き語りをしたり、歌を謡ったりする方なの
ですが、

「コンサートがあるのですが、喉がイガイガして声の調子がおかしいの・・・」

と、時々(一年に2~3回)やってくる人がいます。


東洋医学の診断法では、声の異常は「腎経」と診るのが一般的ですが、脈で
診ても、足裏で 観趾 をしても腎経の異常は現れず、心臓だけがおかしいよう
に現れる。


足裏の青い丸で囲んだところが、心臓に異常のある時に現れるタコで、これ
は心臓が整わないと、きれいにならない。
鍼灸治療では、イボはお灸で取るのですが、これはイボではなくタコなので、
いくらお灸をしても取れないのです。



こちらは、腎臓や婦人科が悪い時に出る足裏のタコです。
この方のタコも、最初は盛り上がるほど酷くて、「歩くときに痛い」と訴え
るほどでしたが、今は足裏に関しては何も訴えなくなりました。
鍼灸治療と食事療法で、腎臓が整ってきたのです。


しかし、虹彩分析をすると、腎臓も心臓もおかしいことがわかる。


先日も、

「近々コンサートがあるから・・・」

と、その方がやってきました。

この方が来ると、喉の異常や声が出にくい時に使う「増音穴」に鍼をしてお
くのですが、この増音穴への鍼が気に入っているようで、私が忘れていても、

「声の鍼は、きょうはないのですか?」

と要求する。


増音穴(ぞうおんけつ)とは:
場所は、喉ボトケとエラの間で・・・、おっと失礼!
場所は、前頚部で、後頭隆起と下顎角を結ぶ線の中央。
発声をしたら、最も振動するところです。
鍼をする時は、下顎角に向けて、斜刺で0.5~1cm、5分以上置針したほう
がいい。このツボは、経絡刺激というより、刺鍼で血液を集めたほうがいい
からです。


治療をしながら、この方と話をしていた。

「喉は腎臓からもきますが、心臓からもくるので、心臓に悪いような食べ物
は食べな いほうがいいですよ」

「どんなものが良くないのですか?」

「砂糖、果物、酢のもの、非常に陰性な野菜」

「非常に陰性な野菜って?」

「ナスとかトマト、紫色の野菜・・・」

「ええーっ!トマトがいけないんですかぁー?」

「えっ?最初に来た時に、食事の説明はしてあるし、冊子も渡したでしょう?」

「ええーっ!でも私、トマト料理が得意なので、一年中トマトを食べてますわよ」

「そうか、だから心臓がこうなるんだな」


驚いたのはこっちのほうである。
当院に来だしてから、何年にもなるというのに、今頃

「トマトはダメなんですかー?」

なんて言われても・・・、


ま、それはそれで、時々声の調子がおかしくなったり、体調が崩れたりする
原因がわかったので、それでいいかも知れないと思った。

それはともかくとして、
何故トマトが悪いのかを知らない人が多いようで、ひどい人になると、病気
になってからトマトを食べ始めたという人もいる。

その理由を聞いてみると、

「体にいい食べ物って、テレビで見ると必ずトマトも映っているし、この間
もトマトの成分が体にいいってやってましたよ」


困ったもんだ。


確かに、トマトにはβカロチン(ビタミンA前駆体)や、リコピン(活性酸
素を除去してくれる抗酸化物質)などもあり、栄養学的にはいいように思え
るのですが、陰性のエネルギーが強いために、心筋や腎臓の中にある毛細血
管を広げてしまい、心臓肥大や心筋症、腎盂炎や腎臓が腫れて腰痛を起こし
てしまうのです。

それを実験するには、陰性な食品を用いて筋肉テストをすれば、一目瞭然に
して証明することができますので、今度の多賀大社フォーラムでは、
その実験を公開して、鍼灸師の方々にも食事の大切さを知ってもらおうと
考えています。


そのような反応を起こすものを、マクロビィオティックでは、「陰」と「陽」
にわけて説明しているのですが、陰性の強い食品は、腎臓にも心臓にも婦人
科にも悪い影響を与えやすい。

また、陰性の食品を大量に摂ったり、長年取り続けたりすると、新陳代謝も
落ちるので、体は冷えるし、オシッコは近くなるし、肩は凝るしで、まるで
老人のような症状が出てくるので、歳をとった気分になってしまうようです。

例えば、20代前半の人が、腰痛等で治療に来た時、いろいろ症状を聞いて
いますと、こんなことを言う人も少なくないんです。

「おしっこも近いんです。手足が冷えているからですかねー。肩もものすご
く凝るし、時々咳も出ますので・・・、うちのおばあちゃんと同じようなこ
とを言っているような気がするんですが・・・、歳ですかねー?」
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする