しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

クラッシュ

2006年04月11日 23時26分39秒 | 作品名(か行)
第43回「う~ん?期待しすぎたせい?」

このブログを書くようになってから、感じていることなのですが、面白い映画を観たにしろ、つまらない映画だったにしろ、その面白さやつまらなさを伝えようと、筆が知らず知らずのうちに、進んでいるんです。
一番困るのは、その中間。つまらない訳じゃないが、ものすごい面白かった訳じゃない時のブログが一番困ります。今日の映画はそんな感じだったのです。

今回は日曜日の夜にも関わらず、どうしても観たい映画があったので、映画館まで足を運びました。その映画とは、本年度アカデミー賞作品賞受賞作品「クラッシュ」です。でも決して、アカデミー賞を獲ったから観に行ったわけじゃないんですよ。公開前にヤフーのユーザーレビューで高得点だったので、興味を持っていたところへ追い討ちをかけるように、アカデミー賞を受賞したのです。
確かに、あのままアカデミー賞を獲らなかったら、たぶん劇場まで行くことはなかったでしょうねぇ。(たぶん、浜松で上映されることはなかったでしょうしね。)公開前の評価はそれくらい低かったんですね。

この作品のように、登場人物が多く登場し、ストーリーが絡み合っていくという作品は大好きなジャンルの1つなんです。多くの人物が、それぞれの立場でストーリーが進み、幾重にも絡み合っている。パニック映画が好きな理由もそれがあるからなんです。
ただ、この作品は確かに登場人物が多く登場するのですが、いくつかあるエピソードを無理やり絡めさせて、アメリカの暗部を凝縮した「群像劇」に仕立てていたような気がします。人種差別、貧富格差などなど、日本に住んでいると感じることがあまりない事なので、映画をみながら、「同じ人間なのにどうして?」と考え込んでしまいました。

点数は★★★☆☆でした。確かにアカデミー賞作品賞を受賞するに値する作品ではあるのですが、いまいちスッキリしませんでした。ある人々のある2日にスポットをあてて、お話を進めているので完結するわけはないのですが、すべての事が中途半端な印象がありました。わざわざ、時間を戻す演出も意図がわかりませんでした。どんな人と観るかだったり、どんな精神状態で観るかによって、感じ方が変わる珍しい映画なんじゃないかな?

クラッシュ [DVD]
サンドラ・ブロック,ドン・チードル,マット・ディロン,ブレンダン・フレイザー,テレンス・ハワード
東宝


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