The Last ward from Southen Cross to my future

目の前にある林檎は本当に林檎なんだろうか。その林檎は腐っているから林檎だって気づかないだけかもしれない。

党首討論:どちらも日本国民だからこそ、似たようなもんだ。

2009-06-17 18:28:34 | Weblog
鳩山党首は、麻生首相に塩を送ったような印象を受けた討論だった。

そもそも郵政の社長を解雇するとはじまって、反論を要求したため、麻生首相はしっかり時間をかけて鳩山大臣の辞任受理をした経緯を説明できた。それも筋を通してだ。社長の失態に対してはしっかり業務改善命令で問題点を改善させ、それを監督するために担当大臣も任命した、と説明した。いや、ここまで説明されては鳩山大臣は最期まで責任をまっとうしない状態での辞任ということになる。

ここまで筋を通されては反発するには、よほどの証拠を出さない限り今回の処遇や処分は正しくないと否定できないことになる。
経営者と労働者という立場での会話のようだった。

北朝鮮問題にしても鳩山党首は制裁案については、堂々と議論するので、早々に策を出せと言っている。なんかこれもすごくまともな政党のように思えるような発言だ。まあ、状況が状況なのでこれ以上は共に公けの場で口にできないだろうし、仕方ないだろう。しかし、本来の民主党らしくなってきたのか、と思わせる点は民主党のいい宣伝になったのかもしれない。

その後は予算をめぐり討論にならない。

なんでいつも反発するのかなぁ。予算が問題点じゃないって双方わかっているなら、協業して問題解決しようって思わないんだろうか?

組織という立場を背負うとどうしても自己は消さなく得なくなる。それでも鳩山党首も麻生首相も目指すところは大きな違いはないように思えている討論だ。
弱者救済を先にやるのか、弱者救済をするための財源を得るための策を先にやるのか、まあ、鶏と卵なんだけどなぁ。それは鳩山元大臣も目指すところは不正を正すという点では同じなんだが、業務改善命令での是正を問題がある人にさせるのが許せなかったんだろうなぁ、と考えた。つまり、麻生首相は責任はきっちりと問題を起こした本人に取らせるという方法。ところが問題があるなら、さっさと解雇と自分と同じ思考をする大臣。かつて上司に言われた言葉を思い出すなら、「自分のミスは自分で取らせる。」これがリーダーが部下に指示として適切ってヤツだ。

ひとつは本人に何がミスだったのかを理解させて、早急に正しい方向へ業務を是正する方が、新任がはじめからトレッキングして分析して業務を是正するより時間がかからない。勿論、改善が正しく進んでいるのかというチェックはどちらも必要になる。確か、麻生首相は官僚も最大に効果を出してもらうように働いてもらう、と言い切った首相だ。ならば、むやみに解雇するよりも最期まで責任を持って仕事をしてもらう、という手を選ぶんだろう。
人を使うのが上手いんだろうなぁ、と思った。

それでも鳩山元大臣の気持ちは同意できるのは、自分には人を束ねて仕事を効率よく進めるスキルはないってことなのかもしれない。
鳩山党首は経営工学だか、製造管理だかの教授だったような? プロセスについては大家なんだろうが、郵政民営化で社長を解雇って発想しかできなかったのか?
もしそうなら、確かに官僚をひたすら削減し、予算を削減するしかできないんだろうなぁ。この発想こそが郵政の社長がやったコストカットというリストラ手法。
誰でもできて、赤字を一気になくせるんだなぁ。しかし、売り飛ばした資産と同等の資産価値を生み出すまでの提案を出せないなら、経営者としては失格だ。
確かに首相は株主総会までは結論を出さないようなことを発言していたのも、業務改善命令という手を打ってたからなんじゃないか、と思うんだなぁ。

補足:いいかげん与野党で選挙だからと争ってないで、有事以外の雇用対策も含めて協業して欲しいもんだよなぁ。経済回復が何よりも優先だろうし、対立しなくてもいいと思うんだよね。与党や野党と立場を背負う限り、本当に日本国や国民のための政策をいろんな面から議論して実施するのに時間がかかり過ぎる。
国防を考えると同時に平和を維持するために憲法9条を議論できるようがんばって欲しい。



コメント
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