The Last ward from Southen Cross to my future

目の前にある林檎は本当に林檎なんだろうか。その林檎は腐っているから林檎だって気づかないだけかもしれない。

鳩山大臣を罵倒する自民党は、腐った根のままだ。

2009-06-04 02:44:37 | Weblog
せっかく現政府が自民党の信頼回復で努力し、成果も出してきた。
ところが郵政民営の社長問題で自分たちの都合の悪い点を隠蔽する動きになる。
これじゃせっかく世間の罵倒に耐えて日本を再び立ち上げようと努力した内閣は皮磯過ぎる。だからといって今回の何もしない社長の続投ってのは認められないってのはどう考えても正論でしかない。

そもそも民営化したメリットは何もない。国家のコミュニケーションインフラの確保として電信電話と郵便は必須なのだが、それを民営化して一体何がよくなったのかと言えば、むしろ郵便事故は頻発し、小さい島への葉書でさえ配達が遅れているのが事実だ。それと郵便費もあがった。
国民は小泉元首相が実施した郵政民営化の結果をしっかり見極める必要はある。
国民が支持して、その成果は失敗だったという点を無視する訳にはいかない。
また、この失敗を認めないで強引に隠蔽して進めようとする自民党議員は、腐ったみかんと同じだろう。このまま腐ったみかんを放置すれば、自民党という政党は腐っていく。

経団連との癒着も問題だろう。彼らがどれだけの権限があるのか?
日本経済を支えたきた成果は認めるが、この経済危機を乗りこれず、どれだけの労働者が失業したのかだ。経済大国といったところで、そのメリットは一部の高所得層ばかりで一般庶民にはほとんど恩恵はなかった。むしろ、無駄な消費活動という悪習間まで身につけた。外国への輸出のために犠牲になった農業や別な産業からすれば、恨みどころがこんな偏向的な企業サポートをする自民党を支持したくないってのは根底にある。
そういった反自民党という感情を変化させるためにがんばってきた現内閣はいつも自民党議員の選挙のために犠牲になってきた。

民主党が与党になるのは国家が日本ではなく別な国になるかもしれない危機もあるが、自民党を与党にしてもまたかつてと同じように労働者は単なる企業の歯車でしかなく、企業の都合で解雇されたり、定年で追い出される。労働者の労働する権利など企業はまったく考慮もしない。成果主義といいながら、社内政治に影響されるような昇進ばかりじゃ、社員だってやる気もなくなる。だから、適当に時間がくるまで仕事をしてさっさと帰宅する。ここには企業に対しての忠誠もないし、企業の一員としての自覚もない。終身雇用に変更しても経営者の考え方が人は歯車という思考しかないなら、何も変わらない。これは政治が圧力かけてもかわらない。
理由は私利私欲だけで経営を行い、政治も行うからではないのか。

内閣の大臣や一員で不祥事で辞任した人もいる。ところが、辞任するまでのことかと思えるような程度で辞任させるわりに内閣の足をひっぱり歯向かう議員は許容される。何がおかしいかと言えば、少なくても成果を出した大臣が辞任するってのは、仕事において大きなミスをしたという訳じゃないからだ。
女性問題だってそもそも議員パスで本人以外が対応できる点が問題だとは誰も指摘しない。政治活動として使う目的であれば、本人以外、例え秘書であろうが、議員パスは適用しなければ何の問題もない。そういった改善もしないうちに辞任した。
理由は健康不良ということだ。しかし、議員パスの問題は解決されてない。
みんな自分の不都合は改善しないらしい。

それが今度は鳩山大臣の郵政の社長続投を認めないという点で、自民党から批判が出る。しかし、野党は訴訟までしている。一体何がおかしいのか? 訴訟するってそれこそ自民党は国策と批判しないのか? いや、国策でいいんだよ。あれだけ不透明な民営化はない。しかしどのマスコミもジャーナリストも追及しなかったんだ。普通は正しい手順を踏んだとしても国営から民営化にかけて大抵はスキャンダルおひとつやふたつ出るはずが、まったく出たなかったんだなぁ。むしろ、それこそ疑う理由とも言える。もし、小泉元首相が議員生命かけるぐらいに真剣な取り組みであれば、何故引退をするんだろうか? 引退して経団連の役員ってのが楽か?
自分が望んだ郵政民営化の成功もみないうちに引退して、外からながめるだけか?
まあ、郵政の現社長がどうであろうが、少なくても流通、通信という分野での経営社としての実績はない。それでも推薦する理由となれば、金融のプロとして負債処分ってことなんじゃないのか? それが失敗しているのに何故続投なんだ?
もうひとつは、国内資産をハゲタカに与えることが国民のメリットなのか?
そういった議論は何もされないまま放置され、今回鳩山大臣がそれにやっと手をつけたってことだ。そこでボロボロ不都合が出てくるのに、無視しろといったのも自民党議員だ。おまけに今度は内閣ですら選挙が近づくことで目を閉じるのか?

郵便事業だけは国営化に戻せ。国家のインフラ事業を民営化させるメリットはない。また、貯金や保険は銀行以外の金融会社に売ればいいだけだ。そもそも郵便局の大失敗はCityとの協業じゃないのか? 利用者としては便利だったんだが、まあ、Cityに投資するために貯金がいかないで本当によかった、と胸をなでおろした。それを必死で進めていたのがあの竹中氏だ。別に米国に投資するのが反対なのではなく、Cityやメリルリンチへ投資するのが反対なだけだ。リーマンなんてライブドア事件でどれだけ怪しい、疑わしい会社なのか誰でも知っていると思ってたんだが、気づかずに大金を失った人も多いようだ。
ならば日本の銀行は大丈夫なのかと言えば、決してそうじゃない。大手銀行は危なくなれば、国家から税金を注入してもらえるんだから、まともな経営だとは言い切れない。そういった銀行出身者を社長に推薦する経団連といい、まあ、民間の天下りじゃないが、悪事の臭いは隠せない。そう思っていたら、やっぱりそうだった。
法的に問題ないといいながら資産価値は下落し、まとめて売ったところで結局赤字になる。ならば、それをどうにか利益に転換させる努力もなくだ。ついでに当時は経済危機でもなかった。日本のマネーゲームというか、税金を元ってのが問題って思わないだもんな。

選挙が近いなら、使える人材としての政治家かどうか、見極めればいいだけで、政党で選択しなければいい。自民党も民主党と同じ目線で目糞鼻糞争いを目ざしたいならそれでいい。むしろ、大政党時代は崩壊したってことだろうから、小規模のグループや政党という方法で日本を企業癒着する政治家を追い出すしかない。
そのためにも鳩山大臣を応援する人と反対する人を明確に自民党は表明するべきだろう。

コメント
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