38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

さつま芋の中耕除草。

2007年06月29日 | 農と暮らしの日記
さつま芋の畝間に管理機を入れ、草を大雑把に始末した。
5月下旬に稲藁を伏せ込んでの畝立て植え付け、その後はまずまず順調に生育してきたが、梅雨に入ってから、つるの成育と草の勢いが拮抗している感じになっていた。

さつま芋はじゃが芋や里芋と違って、いわゆる「土寄せ」がない。
これ、なぜなのか、すっきりとした言葉で説明できる方いらっしゃいますか? どなたか、お願いします。つるが地を這うように伸びるから土寄せできない? 芋の付き方が違うから? いずれにせよ土寄せではなく、畝間の谷の部分を耕すだけで、土を跳ね上げるのではない。管理機のロータリは「正転・高速」。

写真右手の2~3列が作業の済んだところ、左側はこれから。
とりあえず、またまたおなじみ「除草しようという気はあるんだな」と周囲に思ってもらえる程度の手入れである。日のたたないうちに畝の上や肩の草を手でとり、あとは8月頃に旺盛になっている(はずの)小づる・孫づるを一度土から切り離すように揚げてやる(これ以降は地上部ではなく地下の芋を太らせてやるため)。このときに最後の除草も行う予定。



今朝も5時過ぎから収穫。
スーパーにはこの夏初めて、茄子を出した。昨秋、このスーパー出荷が始まった当初にも、(他に出すものがあまりなくて)茄子を出していた。なんとなく季節が一巡してきたのだなぁと感慨深い。

今日の出荷には真が同乗している。
幼稚園の遠足で臨海部にある総合運動公園に行くことになっていたのだが、空模様が怪しいということで、当初の「路線バス利用」が変更になり、保護者が現地まで送っていく、ということになった。これって遠足?

それはともかく、スーパーのあとその公園へ。
西条市も自分が子どもの頃とは大きく様変わりした。とくにこの臨海部の開発はすごい。といっても公園自体は高校生の頃には整備されていたのだが、その後、郊外型の大型店が海沿いの産業道路に林立し、西条はすっかり「クルマ」の都市になってしまった。

それはさておき、戻って野菜セットの荷造り。
今日の主な内容は、人参、玉葱、じゃが芋(男爵、メイクイン、キタアカリから1~3種)、小さいキャベツ、小さいブロッコリィ、胡瓜、ズッキーニ、トマト(大玉、中玉、ミニから1~2種)、茄子、ピーマン、ししとう、オクラ、モロヘイヤ、空芯菜、ヒユナなど。

昼前に市内の同級生農業者Y君が来訪。
先日植えた青年農業者のさつま芋の様子を見にきたとのことで、午前中、急に吹き医始めた強風でマルチがはがれて飛んでいるらしい。Y君が先に現場に行き、僕もセットを急いで仕上げてあとを追う。マルチの裾を土で押さえてあるのだが、それが今日のような強風には少し弱かったようで、風をはらんでいるところを中心に土をかけ直してやる。やはり基本はきっちりやっておくことが大事なのかもしれない。

午後、上記のさつま芋除草。
管理機による畝間中耕が終わり、畝の上や肩に残る草を手除草し始めたが、雨が本降りになり、雷も鳴ってきたので夕方5時過ぎに畑しごとは終了とする。地下足袋はぐしゃぐしゃ、Tシャツはびしょびしょ泥だらけだが、雨中の畑しごとはやっぱり気持ちいい。ヒトは半分、水辺の生き物なのだろう。

週末も梅雨らしい空模様が続く予報。
ブログを書いていたら、以前に畑の見学に来てくださった方から「援農希望」の電話があった。が、あいにく明日は日中に外出予定。援農を断るなんて! もったいない、もったいない、畑ではいろいろな作業が待っている。たぶんもう、僕のことなんて待ってないだろうが。
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