今回はためしに、ブログの日時指定公開機能を使って書いてみます。いまは9月15日(木)の夜11時過ぎですが、16日(金)になってから公開するように設定しておきます。
さて、今回も大阪維新の会の教育基本条例素案のことですが、少し話を脇道にそらせます。まずは、下記の読売新聞のネット配信記事を見てください。
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110915-OYO1T00703.htm?from=main3 (大阪維新の会2条例 16日に公開バトル:読売新聞(関西)ネット配信記事、2011年9月15日)
この記事によると、どうやら16日に大阪維新の会と大阪府教委、大阪府庁の職員側との意見交換が行われるようです。また、府教委・府庁側は維新の会の条例素案に対して、いろんな反論や法的な問題点(違法性を含む)を指摘する準備をしているようです。
私としては、「徹底的に府教委・府庁サイドは、言えるだけの意見を言えばいい」と思います。と同時に、関西のマスメディアは、その討論の様子を正確に、客観的に伝えてほしい。私の予想では、関西のマスメディアは、たとえば「こんな風に反論する連中がいるから、行政改革が進まないのだ」みたいなそんな橋下府知事のコメントをつけて、維新の会側に寄り添った記事を書きそうな、あるいはニュース番組をつくりそうな気がするので。
と同時に、大阪府内・市内の人権教育の関係者は、もっともっと、この条例素案を作っている人々に対して、怒っていいはず。批判や注文のひとつやふたつ、どんどん言っていいはず。なぜ今のところ沈黙を守っているのか、私には不思議です。なにしろこの条例素案、ひとつまちがったら、今まで大阪府内や市内の公立学校で蓄積してきた人権教育の実践、これがぐちゃぐちゃにされてしまいかねない代物なんですからね。なぜ反論しないのか? なぜ批判しないのか? 私には理解に苦しみます。
そして、この記事を読んで、「やりかたが姑息だ」と思いませんか? そもそもの教育基本条例素案自体、ある弁護士の方がどこかで入手してネット上で公開されなければ、私たち、原文にあたることすらできなかった。その上、この記事を見ると、どうやら維新の会内部で、でまわっている条例素案のあと、いろいろと修正を行っているようです(この次々に修正を重ねているという情報は、ツイッターでも入手しました)。
大阪維新の会は、なぜその修正のプロセスを公開しないのでしょうか? なぜマスコミにこんな形で小出しするような形で様子をうかがっているのでしょうか? 自分たちの条例素案をオープンにする自信がないのなら、そもそもそんな案、来週に府議会などに出すこと自体、まちがっているんじゃないでしょうか?
こんな手法、こんな内容で教育基本条例素案を出してくることに対して、もっといろんな人たちが怒っていいと思いますし、批判・非難をしてよいと私は思います。
なお、毎日新聞(関西)では次のとおり、この教育基本条例と職員基本条例の二つの素案に対して、識者のコメントがでています。参考にしてください。
http://mainichi.jp/kansai/hashimoto/archive/news/2011/09/20110914ddf041010015000c.html
http://mainichi.jp/kansai/hashimoto/archive/news/2011/09/20110915ddf041010009000c.html
ひとまず、16日の記事として、15日のうちからですが、日時指定機能を使って投稿をしておきます。条例素案そのものへのコメントは、また後程あらためて行います。また、子どもの自殺防止のこと等、子どもの人権関連のことについても、適宜、更新を続けていきます。