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できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

おかげさまで無事に第3回「おとなのための社会科教室」終了しました。

2025-07-27 20:35:00 | 学問

おかげさまで今日、無事に第3回「おとなのための社会科教室」終了しました。

この場をお借りして、ご参加いただいたみなさま、準備段階からお手伝いいただいた県議の小西さんに、あらためまして感謝申し上げます。

さて、第1回・第2回とだんだん参加者が増えてきました。特に今回は地元・西宮や神戸・阪神間からだけでなく、大阪市や堺市、滋賀県からの参加者もいました。また、なかには現職の小中学校教員や本学の芸術系の教員、市議さんたちに、子連れ参加の方もいまして…。だんだん地域住民のみなさんだけでなく、参加者の幅も広がってきました。

特に今回は「第二次世界大戦と日本」というテーマもあって、たとえば「戦争の歴史をどのように子どもたちと今後、学んでいくのか?」「おとなたちがそもそも、戦争の歴史についてきちんと学んでいるのか?」「学校だけで足りない学びは、社会教育・生涯学習で」「歴史を学ぶ上でどうしても無視できない歴史的事実の扱い」「過去の社会と今の社会の比較」といったことが、参加者のみなさんの関心事のようでした。また、直接「第二次世界大戦」を経験してきた人たちがご高齢になり、体験談を語るのがむずかしくなっていくなかで、今後「戦争体験をどのように継承していくのか?」ということも大事な課題として浮上しました。

そして、このような諸課題について、中学校社会科歴史的分野の教科書の内容を確認したうえで、あらためてグループで参加者のみなさんに討論していただき、ポストイットに関心事を書き込んで、いわゆるKJ法的に私が整理して「まとめ」をつくるのですが…。会場の使える時間が残りわずか(10分程度)というところで、なんとかホワイトボードをつかって手際よくまとめて話すという「芸」を見せてしまいました。

こんなかたちで、第3回も充実した内容で学習会ができました。次は米作りを中心とした農業、漁業、林業などの日本の「第一次産業」を中心に、中学校社会科地理的分野の教科書を学んでみようと考えています。時期的には10月下旬くらいを考えています。ということで、みなさん、次回もご参加よろしくお願いします。

※今日の学習会の雰囲気がわかる画像を貼り付けておきます。


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新著『「いじめ防止対策」から学校をつくりなおす』仕上がりました

2025-07-26 09:24:27 | 学問

おかげさまで昨日、自宅に新著『「いじめ防止対策」から学校をつくりなおす』(かもがわ出版)が届きました。これで本の印刷・製本が無事におわりました。あとは出版社から取次経由で各書店に本を配送して、書店にならぶのを待つのみ。おそらくお盆休みの頃には、書店に並んでいることでしょう。なお、すでにアマゾンでは予約注文が可能です。1冊税込み2090円ですので、みなさん、ご購入よろしくお願いします。


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2年生たちの「地理」の模擬授業

2025-07-17 15:38:31 | 学問

昨日(7月16日)6限は、2年生たちの「社会科地歴科教育法Ⅰ」の模擬授業でした。

中学2年生が学ぶ「九州地方の地理」という単元で、いま、実際に中学校で使われている教科書の内容をふまえて、ひとり30分程度の学習指導案をつくって、模擬授業をするというもの。

「生徒役」が必要なので…。前日「焼肉」を食べた4年生教職社会科組の学生たちが、この日の模擬授業を手伝ってくれました。

まあ、2年生たちにとっては初めての模擬授業ですが…。教育実習から戻ってきたばかりの4年生教職社会科組の学生たちは、「自分らの2年生の頃を思ったら、とってもいい出来」と、2年生たちをほめていました。

ということで、模擬授業の様子がわかる画像をアップしておきます。

 


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昨夜は教育実習打ち上げ会でした。

2025-07-16 09:57:43 | 学問

昨日(7月15日)は、今年5~6月の教育実習を無事に終えた4年生教職社会科組・国語科組合同の打ち上げ会ということで、画像のとおり、京都・北山の焼肉屋に行ってきました。

しかしま~。学生たちはほんと、よく食べますねえ…。「あれだけ肉たべて、まだスイーツも食べるんかいな?」という感じでした。なかには「夜、しっかり肉食べるために、昼ごはん抜いてきました」とかいう学生もいましたね。

それと、今回は私と一緒に教育実習の事前事後指導を担当している若い教員(教育原論・道徳教育論担当)も、学生たちといっしょに焼肉に参加してくれました。今後も声をかけて、チャンスがあれば学生との距離を縮めていただこうと思っています。

ところで、7月12~13日は、東京経済大学でのいじめ防止学会でした。そちらのコメントもしたいのですが、少しフェイスブックに書いたことに手を加えて、後日、アップさせていただきます。

ということで、まずは焼肉のご報告でした。


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「ふしみ人権のつどい」での講演のこと

2025-07-06 09:40:12 | 学問

おかげさまで昨日、無事に「ふしみ人権の集い2025学習会」がおわりました。

昨日お世話になったみなさんに、あらためまして感謝いたします。

画像は伏見区役所深草支所、告知のポスター(これがどうやら伏見区内の至るところに貼られていた様子)、配布資料。それから深草支所のゆるキャラ(うずらの「吉兆くん」というそうです)、京阪藤森駅近くのお好み焼き屋で食べた3人前のモダン焼(懇親会のテーブルごとに1枚ありました)です。

それにしても…。昨日も懇親会のお好み焼き屋で話しましたが、やっぱり自分は次の3つの意味で、子どもの権利論やってる人のなかではかなりの「異端児」なんだろうなあって思いました。

1つめは、子どもの権利について何か話すときに、自分が「正しい者」の側に立たない。常に子どもとのかかわりをなにがしか「まちがう」おとなの側に立ってものを語っている、ということ。だから、子どもとのかかわりに迷ったり、悩んだり、時には失敗したりしているおとなに届くことばを、結果的にはなにかにつけて選んでいる、ということ。

そのせいかわかりませんが…。講演の場でも、懇親会の場でも「昔、自分は部活の顧問として、子どもたちをしごきまくってた。あれは今思えばいかんことやな…。ただ、もう先生、ぼくらでがんばるから、しごくのはやめてくれ、みたいなことを子どもらが言うてきたことがあって…」みたいなことを言う元中学校教員の方が出てきたり、「うちの学校で今、こんな子がいて対応が難しくて…」という現職小学校教員の方がいたりするんですわ。行政職の人も「子どもの参加・参画すすめるのに手がかりがなくて…。でも今日、あそこの地域の人たちが取り組んでることにヒントがあるって気づきました!」とか、そんなお話もされてましたしね。

こんな風に「子どもの権利」の話が、子どもとかかわる仕事をしている人の「ふりかえり」さらには「自己変容」のきっかけになるためには、子どもの権利条約やこども基本法の理念を語って「~であるべき」というだけではなくて、「~であるべきだとわかってるけど、でも、なにか子ども相手にやらかしてしまうんですよね、私たちおとなって」という話ができないといかんのやな~って。昨日もあらためて思いました(前々から意識してこんな話してきましたけど)。

2つめは、「子どもの権利」で「〇〇権が~」という話をするときも、それは「からっぽの食器」みたいなものだという前提で話をしているということ。もちろん、食器がないと料理を盛り付けることができないので、食器の有無や形が問題になる場合があるのだけど…。でも、食器が用意されたのであれば、そこにどんな料理を盛り付けるのかが、次は大事になってくる。

まあ、それと似たようなもので…。たとえば「子どもの〇〇条例が~」とか「〇〇市の子ども施策基本計画が~」とか、国レベルでも自治体レベルでも、法令や行政計画つくること自体は大事だけど、できた法令や行政計画を根拠に、私らおとなは子どもたちを前に「なにをするのか?」が問われているわけで…。

3つめは、この1つめや2つめのことがあるがゆえに…。もちろん、自分にできることは限りがあるのだけど、それでもチャンスがあれば、子どもとのかかわりにさまざまな困難に直面しているおとな(保護者、地域の人々、教職員、保育士、行政職その他さまざまな専門職)のいる「現場」に出向いて、そこで子どもの権利論を使って何ができるのかを考えようとしていること。

今回も「ふしみ人権のつどい」の懇親会に、伏見区内の小学校の教員や区役所の行政職の人が来てましたけど…。「これから、長いつきあいになりそうやな~」と。いろんな課題に直面しているお子さんと、その子の暮らす家庭、そして、その家庭と子どもの両方に日々向き合って苦労している教職員・行政職がいることに気付きましたので。たぶん今後、依頼があれば、伏見区内の学校や行政の仕事、引き受けることになるでしょう(でも、行ける範囲には限界がありますが)。

変な話ですけど…。こういう子どもとのかかわり方が見えずに苦戦しているおとなたちの傍らで、いっしょにものを考える。そういう作風で「子どもの権利」について論じる研究者が、ひとりくらい居ってもええやん。で、その作風をつきすすめばつきすすめるほど「異端児」になるなら、まあ、しょうがない。

でもね、こんな私が「異端児」になる子どもの権利論の「業界」って、いったい、なんなんですかねえ? もうちょっと、子ども相手に失敗ばっかりしてるおとなの生活実感に届くことばを磨かないと、このままだと「子どもの権利」に関心ある層まで逃がしてしまうことになりかねないな~と。私ら子どもの権利論の「業界」に居る者も、もうちょっと、自分たちの語り方、立場などをふりかえって、反省しないといかんことがあるんとちがいますかねえ…。

まあ、そんなことも私、お好み焼き食べながら思いましたわ(そうそう、お好み焼きのほかにもサラダとか、だし巻き卵とか、いろいろ出ましたので、ご安心を)。

ということで、昨日の報告でした。


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公教育計画学会第17回大会に参加するため東京学芸大学に行ってきました。

2025-06-23 23:00:03 | 学問

6月20日(金)から22日(日)まで2泊3日で、東京学芸大学に行ってきました。去年もこの時期に大会が開催されて、本学=京都精華大学が会場校だったのですが…。今年も公教育計画学会の第17回大会が開催され、その会場校が東京学芸大学でした。

なので、金曜日の本学での授業終了後、新幹線に乗って東京へ。東京学芸大学のある武蔵小金井に近い、JR立川駅前に宿をとりました。東京都知事選挙の終盤戦で、各候補者が武蔵小金井でも立川でも、駅前で選挙活動を続けていました。

さて、今回の学会参加には、3つの理由がありました。ひとつは、去年から学会の副会長に就任したので、理事会メンバーのひとりとして、大会運営のいろんな場面で仕事があったこと(とはいえ、総会や情報交換会の「司会」が中心でした)。2つめは、自由研究発表の機会を通じて、あらためて新旧のメンバーで「公教育」ということばの定義や説明を確認したかったこと。3つめは、京都精華大学(出身者含む)の大学院生や学部4年生を連れて行って、「学会ってこういうところだよ」というものを見せたかったということ。この3つが理由です。

学会としての規模は小さく(会員数百数十人程度)、それゆえ他学会と比べると、アットホーム感の強いこの公教育計画学会ですが…。でも、それが学部生や大学院生にとっては新鮮だったようで、自分たちが何か話しても、わからないことを質問しても、ベテランの他大学研究者たちがたくさん話を聴いてくれたり、説明してくれたりする。それどころか、ベテランの他大学研究者たちから「よく来てくれたね~」とか「がんばって勉強するのよ~」とか、いろいろ励ましてもらえる。そういうことが、学部生や大学院生にとっては刺激になったようです。まあ、パッと見た感じでは、この3日間の私って「親戚の集まりに、幼い子を連れて里帰りした父親」みたいな雰囲気だったようですが。

ということで、今回の画像は、東京学芸大学での公教育計画学会関連のものばかりです。少し説明を入れながら、ブログにアップしておきます。

東京学芸大学の正門です。キャンパスがほんと、広かった…。

公開講演とシンポジウム・総会、情報交換会が1日目(土曜日)のプログラムでした。

2日目(日曜日)の朝は、東京学芸大学の防災学習室を見学しました。ここでは主に東日本大震災・福島原発事故のことを取り扱った教育実践記録を参照しながら、防災学習の進め方などについて学ぶことができます。

防災学習室の見学のあとは、東京学芸大学図書館の書庫も見学させていただきました。このコーナーには、教職員組合運動関係の資料が並んでいました。

2日目午後は、自由研究発表。インクルーシブ教育に関する発表(2本)、コミュニティスクールに関する発表1本、小学校教科書の内容・分量を批判的に検討する試み(国語・算数で合計2本)に加えて、私の「公教育」ということばの定義・説明をみんなで共有する発表1本がありました。

東京学芸大学のすぐ近くに、フルーツを使ったスイーツのおいしいお店がありました。お値段は高かったのですが…。いっしょに行った学生・大学院生とお店に入って、「おいしい~。おいしい~」といいながら、マンゴーを使ったスイーツやモンブランを食べてました。学会2日目のプログラム終了後のことです。

 


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7月12日(土)13日(日)、いじめ防止学会の設立記念大会が東京で開催されます。

2025-06-18 17:16:36 | 学問

開催までもう1か月を切ってしまいましたが…。7月12日(土)・13日(日)の2日間、国分寺にある東京経済大学を会場として、一般社団法人子どもいじめ防止学会の設立記念大会が開催されます。私は2日目の分科会の司会のお役目があたっていますので、2日間とも参加します。まあ、11日(金)の夜から2泊3日の予定で東京入りするのですが…。ということで、みなさんにも開催案内をお届けしたいので、画像で告知をします。

 


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昨日はオープンキャンパスでした。

2025-06-09 22:55:00 | 学問

昨日(6月8日)は、本学のオープンキャンパスの日。いまは「国際文化学部」ですが、来年春の新入生から再び「人文学部」に名称を戻します。その「新しい人文学部」の1期生になってほしい人たちを主な対象として、2つの学科(人文学科・国際学科)と5つのコース(文学・歴史・社会・国際文化・国際日本学)の概要を知っていただくことが、いまのオープンキャンパスの主な内容です。私も昨日、主に教職・学芸員・司書の3つの資格課程についての相談対応などのため、オープンキャンパスに出勤していました。

ちなみに、昨日のオープンキャンパスでは…。なんと「かき氷コーナー」ができていました。参加者と人文学部の教員・学生たち(=いまはどちらも国際文化学部ですが)が、かき氷を食べながら交流をする場所ですね。また、その「かき氷コーナー」では、最近私がつくった「教職課程で学んだ人文学部の卒業生のインタビュー動画」も流しました。教員たちが「あの子、卒業したあとどうしているか気になっていたけど、いまはこんな感じで元気にやっているのね~」と、その動画を見て喜んでました。あと、昨日のオープンキャンパスでは「研究室公開」もやっていて、私の部屋を含む各教員の研究室に、参加者が自由に見学・相談で出入りできるようにしていました。

ということで、昨日のオープンキャンパスの様子がわかる画像を何枚か、ここにアップしておきます。

 


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国際文化学部の新入生歓迎会で「たこ焼き」づくりしました。

2025-05-31 10:00:25 | 学問

昨日は私の勤務校で、国際文化学部の新入生歓迎会がありました。1年生の必修科目「ことば演習」の授業終了後、教職員や大学院生・学部2年生たちが中心になって準備をして、約100人の新入生たちと会食しました。

画像のとおり…。ある部屋では学内食堂でつくってもらった「からあげ」やサンドイッチ、焼きそばなどを食べてました。また、学内で火を起こしていい場所では、ベテラン教員と大学院生が中心になって、肉と野菜を焼いていました。

そして私は「たこ焼きつくるのが初めてです」という教員たちといっしょに、別室で「たこ焼き」つくってました。6限の授業があるので途中でいったん退席する予定だったので、先に夕方5時過ぎくらいから、その「初めてつくる」教員たちとたこ焼きづくりの練習をしました。「だいぶんうまくなったな~」と思った頃に、歓迎される新入生たちとお手伝いの2年生、そしてたこ焼きを作り慣れた教員がやってきたので、バトンタッチ。私は6限の授業に行き…。終わった頃に来てみると、まあ、教員も学生も上手にたこ焼きつくれるようになっていましたね。

実は本学では4学期制(クォーター制)をとっていて、ちょうど今が第1クォーター(1Q)の終了の時期。来週は1Qと2Qのあいだの「インターバル期間」(補講の週)なので、補講さえなければ学生たちにとっては「中休み」になります。そういうこともあって、「中休み」前に新入生歓迎会をやって、「入学後1Qのあいだ、1年生のみんな、よくがんばりましたね~」という気持ちを私たち教職員や大学院生、先輩学生たちが示したという次第です。

ということで…。今日の画像はいずれも、昨日の新入生歓迎会のものです。


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昨日は南紀白浜まで日帰り出張、教育実習校訪問のシーズンです。

2025-05-22 09:16:02 | 学問

昨日(5月21日)は、朝から特急くろしおに乗って南紀白浜へ。まあ、JR白浜駅からさらにバスに乗って30分くらいのところに行ったのですが…。いま、教育実習中の4年教職組の学生の様子を見に行きました。いよいよ「教育実習校訪問のシーズン」到来です。これから約1か月くらい、出張が続きますね。とはいえ、今年は日帰りで行き来できる場所での実習生が多くて、去年のように鹿児島や北海道など、遠方に泊りがけで行く必要はないのですが…。

昨日は午後から雨も降ってきたし、お天気がいまひとつで残念なのですが、学校の窓から太平洋の見える中学校で、実習生は元気に過ごしていました。また、先週は体育大会があったようで、実習生が何かと動いてくれてよかったとも聞きました。ただ校長先生と話をしたときに、その中学校が3学年あわせても生徒数が20人程度とうかがって、ちょっとびっくりしました。それでも生徒数が減っているなかで、総合的な学習の時間を通じての地域の情報発信や、海外の人たちとの交流など、積極的に動いている中学校のようでした。

一方、校長先生の話では、同じ町内でも規模の大きい中学校とそうでないところとの差が大きいそうで…。人口の減っている町村は日本国内の各地に増えていると思うのですが、その同じ町村のなかにも、特に子どもの数が少なくなっている地域とそうでない地域が生まれているようですね。これは都市部でも同様で、引き続き大きな規模を維持できている学校と、その都市部でも子どもの数が減っている学校もあるようです。なので、もはや「日本の学校はどこでも同じ、画一的な教育をやっていて…」という認識は、そろそろ「捨てた方がいい」ように思いました。

ということで、実習校訪問のときに撮影した画像を5枚、今日もアップしておきます。学校の近くで見た海、地元の魚料理の店で食べた昼ご飯の画像と、JR白浜駅の画像3枚(鉄道むすめのパネルと、パンダくろしお車両2枚)です。

 


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全私教協第44回研究大会で松山大学まで行ってきました。

2025-05-20 18:36:10 | 学問

またまた数日、更新が途切れました。予約投稿機能も使って、2回に分けて近況を書きますね。

さて、5月16日(金)から18日(日)まで、2泊3日で全国私立大学教職課程協会(全私教協)の定時社員総会・第44回研究大会で、愛媛県の松山大学に行ってきました。全私教協も日本各地の教職課程を置く私立大学が加盟している団体で、毎年5月半ばのこの時期に年1回の総会・研究大会を行っています。私の勤務する京都精華大学も加盟大学の一つですので、総会では勤務校の議決権行使者として出席。研究大会は自分の教職課程担当者としての研修として出席。そういうかたちで、このところ毎年、全私教協の5月の総会・研究大会には参加しています。

ということで、まずは1日目の総会・研究大会全体会や、2日目の分科会の様子がわかる画像を、先にここにアップしておきます。あとで「予約投稿」のかたちで、夜の道後温泉の画像も別にアップしておきますね。松山大学は松山城のすぐ北側、校舎のあいだから山の上にあるお城が見えたので、その画像も先にこちらでアップしておきます。


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1年生必修科目「人文学原論・基礎実習」の授業にて

2025-05-13 15:44:30 | 学問

ゴールデンウィークや補講期間もおわり、私の勤務校・京都精華大学では、昨日から授業再開です。また、昨日といいますか、今週から4年生教職組の学生たちの教育実習もスタートしました。これから順番に前期(5~6月)に実習をする学生が、それぞれの実習校に向かいます。来週からは、それぞれの実習生たちの様子を実習校まで出向いて確認してくる「実習校訪問」の仕事もスタートします。しばらく出張続きですね、毎年のことではありますが。

さて、昨日は月曜日。私の勤務する国際文化学部は、1年生の必修科目「人文学原論」(3限)、「基礎実習」(4~5限)の授業が行わる日です。今年の人文学原論・基礎実習は「ハッシュタグプログラム」と称して、本学のある京都市左京区内を中心に1年生たちがフィールドワークを行い、その報告をまとめる作業を中心に展開していきます。

たとえば、3限の人文学原論=講義で、フィールドワークの方法や記録のまとめ方、あるいは下鴨神社の由来や、岩倉地域でかつておこなわれていた「かわらけ(土器)」づくりなどの歴史の話などを聴く。その3限の話を聞いたうえで、4~5限の「基礎実習」では、学生たちはグループに分かれて自分たちの調べたい場所に行き、関係者にインタビューをしたり、現地の画像を撮ったりして、現地調査(フィールドワーク)の結果をまとめて発表する。これを、2025年度の前期中何度か繰り返す。そういう流れになっています。

その3限の「人文学原論」の授業で昨日、私は「フィールドワークの成果のまとめ方や発表の方法」をテーマにした講義を担当しました。この講義のときに…。先月「おとなのための社会科教室」でやったKJ法の紹介を画像入りで行いました。その講義を3限に聞いた1年生たちは、「基礎実習」4限に4月中に行った下鴨神社や岩倉地域の「かわらけ」づくりの記録をとりまとめ、5限に各グループでの発表を行った次第です。

ちなみに「3限の講義だけでいい」と当初、この「ハッシュタグプログラム」の責任者からは聞いていたのですが…。結局昨日は最後まで残って、1年生たちの作業の様子を見て、グループ発表のコメントなどもして帰ることにしました。発表内容のレベルには差があったり、思ったよりも短い発表が多かったりしたのですが、どのグループも「最初の作業にしては、よくできたのでは?」と思うようなパワーポイントの資料でしたね。

また、「中学校や高校での総合的な学習(探究)の時間の取り組みや、ICTを活用した学習に取り組んできた経過から、こういう作業には、もしかしたら1年生たちは慣れているのかも?」とも思いました。だとしたら「今後はいかに現地調査に入るときの課題意識をつくるか? また、調べた結果を先行研究とつきあわせる作業をどこまでやるか?」といった「研究の質」みたいなことにこだわる必要もあるのかな…と。そんなこともふと思いました。

今日の画像は、その「人文学原論」での講義資料や、基礎実習でのグループ作業、発表の様子がわかるものを並べてみました。

 


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補講のあと研究室で餃子づくり

2025-05-08 13:01:38 | 学問

昨日(5月7日)は補講日でしたが、前にも書いたとおり、教育実習の事前指導を早めに終わる必要があったので、4~5限に2コマ授業をしました。なにしろ来週月曜日(5月12日)から教育実習に行く学生がいたもので…。

ただ、補講さえなければ学生も私も「お休み」になるはずだった日。なにか面白いことがあったほうがいいなあ~と思ったもので、5限の補講終了後、研究室で4年生教職組の学生を集めて「餃子づくり」をしました。画像はそのときのものです。

下宿生活の学生でもあまり家で料理をしないようなので、餃子づくりのような機会があると、学生たちは楽しい様子。また、例年は「たこ焼き」なのですが、今年はたまごアレルギーの学生がいるので、「餃子」にしました。

ちなみに、下準備のしやすさを考えて、昨日は「たまねぎとひき肉の餃子」と「にら餃子」の2種類つくっています。また、餃子を包む作業に時間がかかることも考えて、おなかの空いた学生向けに、最初に「塩焼きそば」もつくっています。

今後もこの4年生教職組の学生たちは、教育実習の準備や卒論のこと等々で、研究室に何度もやってくると思います。その都度、これまでの学生たちと同様に、研究室で何かつくって食べようと思います。


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今年最初のオープンキャンパスが昨日開催されました

2025-04-21 18:45:40 | 学問

昨日(4月20日)は日曜日ですが、大学に出勤。今年最初のオープンキャンパスでした。

今回のオープンキャンパスは、私たちの研究室のある流渓館という建物をつかっておこなわれたので…。高校生や保護者のみなさんが自由に研究室に出入りできるように、出勤した教員の研究室を開けて、そこで教員が研究室訪問をした人と応対するような取り組みも行われました。

また、流渓館の教室を使っての模擬講義や、学部や専攻の紹介、学生たちのフィールドワークの報告の展示なども行われました。

ちなみに…。2021年から「国際文化学部」に名称変更したのですが、2026年、つまり来年から再度「人文学部」に名前を戻します。


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新入生学内フィールドワークも終わり、あしたからいよいよ新学期授業です

2025-04-08 22:30:47 | 学問

今日4月8日(火)は、本学の全学共通教育の1年生必修科目「大学入門」の一環として、「学内フィールドワーク」を行いました。

まあ、入学したばかりの1年生にとっては、自分の学部・学科の授業で使う教室や各教員の研究室、体育館や情報館(他大学でいう図書館ですね)、学内食堂やコンビニ、大学事務局の各窓口などなど、学内の諸施設がどこにあるのか、まだよくわかっていないところがあります。このままではあしたから新学期の授業開始なのですが、新入生たちは1時間目の授業からどこへいけば迷うことにもなりかねません。

また、入学した各学部の教員や、私たち共通教育担当の教員とも交流をしてほしいし、同じ学部の新入生どうしで仲良くなってほしい面もあります。入学当初の孤立感や不安感を少しでも緩和して、「この大学でいっしょに学んでいこう」という雰囲気ができたらいいな、という思いも教員側にはあります。

他にも、ひとまず五十数年ある本学の歴史を知ってほしいとか、学長からも入学式とはちがったかたちで新入生にメッセージを送りたいとか、入学当初に最低限のレポートや教員宛てのメールの書き方などのスキルも身につけておいてほしいとか、いろんな私たち教員側の思惑があります。

そんなわけで、「大学入門」という全学共通教育の1年生必修科目「大学入門」ができているという次第です。

ちなみに、私は本学の国際文化学部所属ですが、担当科目の大半が教職課程科目です。また、教職課程を含む資格課程は、全学の共通教育を担当する「共通教育機構」の資格課程部門で運営しています。その共通教育機構の資格課程部門長を、私が2020年からずっと続けています。なので、この全学共通教育の1年生必修科目「大学入門」のお手伝いもやっている…というところでしょうか。

さて、今年は共通教育機構のなかで「おすすめ授業コーナー」をつくって、学内フィールドワークであちこち回っている新入生をつかまえて、企業・NPOなどとの協働で何かにとりくむ「社会連携プログラム」や海外短期フィールドワーク、京都の伝統産業実習、スポーツ実習や健康学、そして資格課程(教職・学芸員・司書)などの取り組みを紹介しておこうという話になりました。なので、私たち共通教育機構にかかわる教員が分担してブースをつくり、上記のような取り組みを新入生に説明するコーナーをつくってみました。

その「おすすめ授業コーナー」の様子や、桜満開の学内風景、あるいは学内フィールドワークに参加した新入生たちの様子などの画像を、今日はこのブログで紹介しておきます。今日はお天気もお昼過ぎくらいまでよかったですし、学内フィールドワークにはうってつけの一日。新しい校舎の上から学内全体を見渡した新入生も多かったようです。

 


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