できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

いよいよ今日(2月28日)から新シリーズのプリキュアはじまりましたね。

2021-02-28 18:06:04 | プリキュア話

今日は2月28日(日)。いよいよ今日から新シリーズのプリキュア、「トロピカルージュプリキュア」がはじまりました。今日は放送初回。まずは初回の内容がだいたいどんな感じだったか、これからどういう展開になりそうか、要点を整理しておきたいと思います。

まず、主役のプリキュアは「キュアサマー」ですね。「夏海まなつ」という名前の中学生で、南の島の海の家で暮らしていたのですが…。母親が都会の水族館で仕事しているので、自分も都会に転校するということに。父親は引き続きその南の島に残るようですが…。どうやらこの一家は、まなつだけでなく父母も含めて「今、自分が一番大事だと思うことをやれ!」というのがモットーのようです。だから、父親も南の島でやりたいことをやるそうです。そして、島の人々に見送られ、まなつは船にたくさんの荷物とともに乗り込みます。

さて、まなつにとって、その母親からもらったリップが大事なアイテム。南の島から都会に向かう船のなかで、そのリップをぬって自分に気合を入れようとしたのですが、そのリップを海に落としてしまいます。それで少し気分は落ち込むのですが、都会の港について母親と再会。それで気分がなおって、いっしょに母の勤め先の水族館に行きます。そこで水族館の館長(平林まふね)にまなつは「人魚っているの?」と質問します。すると館長は「人は海のことをまだ5%くらいしかわかっていない。だから、人魚が暮らす国がどこかにあってもおかしくない」と言います。

他方で、人魚たちの暮らす海の底の街が、何者かによって襲われます。その街の女王が若い人魚のローラにコンパクトを渡し、それをもって人間の世界に行って、「きらめく太陽のような人に出会う」ことを求めます。その人がコンパクトを開ける鍵をもっていて、プリキュアに変身して、この世界を守ってくれるというのです。ローラは人間の世界に向かい、プリキュアになれそうな人を探します。その人間の世界に行く途中の海で、ローラはリップを拾います。

一方、まなつも荷物を母親の家に置いたあと、はじめてやってきた都会を散策に出かけます。その散策の途中休憩した海辺の岩のところに、なんとローラが休んでいました。人間に見つかってはいけないと思って岩のすき間に隠れて、抜け出せなくなったローラを、まなつはひっぱりだします。まなつは「本物の人魚に出会った」と大喜びです。ただローラはどうやら内心では「ここでプリキュアを見付けて、手柄をたてて、次の女王になりたい…」という野心を持っているようです。

ここでまなつは、その「次の女王になりたい」という話をローラから聴き、「メイクという素敵な魔法を使えばやる気があがる」と話します。でも、さっき船からリップを落としたばかりということを思い出します。「これのこと?」とローラがそのリップを出してきたので、「リップするとトロピカるぞ」といって、それをローラの唇にまなつが塗ります。この「トロピカる」とは、まなつ独特の言葉で「常夏の太陽みたいな気分になること」の意味だそうです。

「もしかしたら、この子が伝説のプリキュア?」とローラはそのとき思って、女王に渡されたコンパクトが明けられるかどうか、試しにまなつに渡します。でも開かないので、ローラは「この子じゃない」とあきらめて海に潜ります。そのとき、せっかく塗ったばかりのローラのリップが、全部落ちてしまいます。

さて、そのころ、ローラとまなつが出会った海辺の岩場に、男子のラグビー部員たちがランニングしていました。そこにチョンギーレ(青いザリガニみたいな怪物)と、ヤシの木から生まれたヤラネーダという怪物が現れます。このチョンギーレとヤラネーダは、「あとまわしの魔女」の手下の様子。この「あとまわしの魔女」たちが、ローラや女王といった人魚たちの暮らす街を攻撃していたようです。また、ヤラネーダは人々のやる気パワーを吸い取る力があるようです。

このヤラネーダとチョンギーレにローラは見つかり、つかまってしまいます。その様子に気付いたまなつは、「ローラを離して!」とチョンギーレとヤラネーダに言います。そして「何が大事なのかは、自分が決める。いま一番大事なことは…」と言いかけたときに、まなつの手にあった指輪がローラの持っていたコンパクトに反応します。どうやらその指輪が、コンパクトを開ける鍵だったようです。

ここからまなつは「プリキュア、トロピカルチェンジ」といって、プリキュアに変身。「ときめく常夏、キュアサマー」と言って登場し、ヤラネーダのパンチを止めて、投げ飛ばしたりして、ローラを助けます。そのあとヤラネーダに吸い取られたラグビー部員たちのやる気パワーのありかをローラが確認し、そのやる気パワーをローラの持っていたボトルにもどします。逆に、ヤラネーダはプリキュアのやる気パワーを吸い取ろうとするのですが、全く吸い取れません。そして、あのリップが「ハートルージュロット」になり、プリキュアの攻撃アイテムになります。それをつかって、キュアサマーはヤラネーダを攻撃。「おてんとサマーストライク」という技を出して、ヤラネーダを退治。無事にやる気パワーがラグビー部員たちに戻ります。

「なかなか、かっこよかったよ。これから私のもとでたたかってもらうわ」と、ローラはプリキュアから元の姿にもどったまなつに一言伝えます。「これで女王にひとつ近づいた、しめしめ…」みたいにローラは思っているようですが、まなつは「なんのこと?」みたいな感じでその話を聴いています。

最後に、プリキュアという「ややこしい存在が現れた」という報告を、手下から「あとまわしの魔女」が聴きます。「対応はいかに?」と手下に聴かれるのですが、「あとまわしの魔女」らしく「明日にするわ」と返答するところで、初回の物語はおわりです。

どうやらこんな感じで、新シリーズのプリキュアは常夏の島や、真夏の太陽がさんさんと降り注ぐ都会(水族館のある街)で、人々のやる気を吸い取る怪物とプリキュアがたたかう物語になるようですね。また、「海の生き物」や「人魚」が大きなテーマになるようですね。それから「あとまわしの魔女」たちがどういう存在なのか、なせ人魚たちの暮らす海底の街を襲うのか。このあたりも詳しいことを知りたいところです。そして、真夏の太陽の日差しのように明るい物語とともに、お子さまたちにはプリキュアのアイテムと関連づけながら、リップとか、コンパクトとか、コスメ用品みたいなグッズを売っていくようですね。CMでもさっそく、いろんなグッズが売り出されているようでした。

ちなみに次回は都会の学校に転校したまなつが、どの部活に入るのかがテーマの様子。そこから他のプリキュアたちと出会っていくのでしょう。と同時に、人魚のローラと真夏の関係、プリキュアの活動と部活がどう両立するかも見ものですね。


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今日(2月21日)のプリキュアの話です~いよいよ新旧引継ぎですね~

2021-02-21 18:04:44 | プリキュア話

今日は2月21日(日)。新型コロナ禍で放送スケジュールが変更になった今のシリーズ(ヒーリングっどプリキュア)も、今日が最終回。次週2月28日(日)からは新シリーズ(トロピカルージュプリキュア)がはじまります。

今日のプリキュアは、今のシリーズを無事に閉じつつ、同時に次のプリキュアのシリーズがはじまることを子どもたちに伝えるという、「新旧引継ぎ」の回になりました。まあ、今のプリキュアたちが苦戦しているところに、助っ人で次のプリキュア(キュアサマー)がやってきて、手助けをすること。それとエンディングのときに、キュアグレースからキュアサマーにバトンタッチが行われること。それで一応「新旧引継ぎ」がおわるわけですけどね。あと、3月の劇場版予告編もCMで流れて、そこでも「新旧引継ぎ」のような短編が放送されるようですし(=基本的には例年秋に上映されているプリキュアの映画が、半年ずれた感じですけど)、今日からCMは次のトロピカルージュプリキュア関連のグッズのものちゆ変わりました。

まあ、そういう「新旧引継ぎ」のことも大事なのですが…。本当に大事なのは、今日の「ヒーリングっどプリキュア」の最後の締めくくりの中身ですね。今日の主な内容は、ネオキングビョーゲンを倒して(=浄化して)から一年たって、のどか(キュアグレース)・ちゆ(キュアフォンテーヌ)・ひなた(キュアスパークル)の3人がヒーリングガーデンへ行き、アスミ(キュアアース)やラテ、ラビリン・ペギタン・ニャトランに会うという物語でした。まあ、ラビリンたちが人間界までのどかたちを迎えに来て、ラテの母親・ティアティーヌの暮らすヒーリングパレスへ案内するという、そういう流れになっていたわけですが。

さて、このヒーリングガーデンの全体像が描かれるのは、今回のシリーズのなかでは、今日が最初で最後かもしれません。アスミにそっくりな先代のプリキュアの像が置かれていて、その前でラテをつれたアスミにプリキュアたち3人は会います。ラテはプリキュアたちの名前が言える程度には少し言葉が話せたり、ほんの少しだけなら跳べるようになったりしています。

また、ラテの母親・ティアティーヌは、1年前のネオキングビョーゲンとの最終決戦で「結界」をはるのにエネルギーを使い、疲れ果てていたわけですが…。プリキュアたちに対して「地球の危機に立ち向かってくれてありがとう。今はゆっくり休ませてもらっている」と、ティアティーヌは伝えます。

そのあと、プリキュアたちは自分たちが持ってきた「すこやかまんじゅう」を、ヒーリングガーデンにいる動物たちに配ります。それを見て、アスミは懐かしい思いを抱きます。いっしょに暮らしていたのどかの父母から、1年前のお別れのとき「ラテもアスミもありがとう。さみしくなるなあ。またあそびに来て」と言われたこと。それを思い出します。

さて、ヒーリングガーデンには、おとなのヒーリングアニマル(地球のお医者さん)の暮らすエリアと、これからおとなになる子どものヒーリングアニマルの暮らすエリアがあります。おとなのヒーリングアニマルたちは、みなティアティーヌといっしょに「結界」をはるのに力を使ったので、今は回復中。すこやかまんじゅうで元気を出そうと話しています。一方、子どものヒーリングアニマルは「プリキュアはかっこいい」「先代のプリキュアにあこがれていた」等々、3人に語りかけます。ラビリンたちはもうすぐ、おとなのヒーリングアニマルの仲間入りをするようです。ちなみに、ラテだけがティアティーヌからうまれたようで、他のヒーリングアニマルは「地球から生まれる」そうです。

そんななか、ヒーリングガーデンに暗く傷ついた部分をプリキュアたちが見つけます。1年前のネオキングビョーゲンの攻撃で傷ついたまま、元に戻らない場所だとラビリンは説明します。そのとき、サルローというおとなのヒーリングアニマルがやってきて、「女王(=ティアティーヌ)は人間に甘すぎる」「人間もビョーゲンズと変わらない」「自然を壊し、地球を蝕む力を人間は持っている」「ヒーリングアニマルは、人間も浄化すべきだ」と言います。

それを聴いたのどかは、「人間もビョーゲンズも変わらない」と思い、キングビョーゲンの言葉を思い出します。「人間も空気や水を汚している。人間も地球にひどいことをしている…」そう思うプリキュアたちですが、自分たちが浄化されるのはやはり「嫌だ」と思うわけですね。

そんななか、おみやげに持ってきたすこやかまんじゅうのなかに、野生のビョーゲンズがまじっていて、メガビョーゲンに変化します。そのメガビョーゲンが、子どものヒーリングアニマルの暮らすエリアを襲い始めます。でも、そのメガビョーゲンは、6個で1セット=つまり「すこやかまんじゅう」から生まれたもののようです。プリキュアたちは変身して、そのメガビョーゲンと対決するわけですが…。アスミは「すこやかまんじゅう」が懐かしく、好き過ぎて、攻撃できません。また、「お前たちが野生のビョーゲンズを連れてきた」「わざわいを何かと持ち込むのは人間だ」といって、サルローはプリキュアたちに怒ります。

そんなとき「ちがう!!」と、ラテが大声を出して、誰かを呼び寄せます。そのときやってきたのが、キュアサマーですね。これで「新旧引継ぎ」のように、キュアサマーの手助けを得て、プリキュアたちは反撃のチャンスをつかみます。

また、プリキュアたちもサルローの怒りに触れ、「今からでも遅くない。最悪の未来を避けるために、地球の多くの仲間がすこやかに生きられるように」自分たちもがんばると伝えます。そしてティアティーヌはサルローに、「あなたの思いはわかる。いざとなれば、私も人間を浄化します。でも、人間には未来を変える力もあります。希望はあります」と伝えます。

その上で「アスミ、(メガビョーゲンを)見ないで」というラテのアドバイスを受けて、4人のプリキュアであらためてメガビョーゲンを浄化します。「キュアサマーありがとう」「新しいプリキュアかな? またどこかで会えるよね」という会話をして、キュアサマーは去っていきます。

キュアサマーが去った後、ティアティーヌは「生きていれば、こういうこともあります」と、野生のビョーゲンズの侵入のことを語ります。プリキュアたちはサルローに対して、「私たち、がんばる」「今はどうしたらいいかわからないけど、地球のお手当の方法を考える」と約束します。サルローはそれを聴いて、プリキュアたちのことを許します。

そして、いよいよヒーリングガーデンから人間界(すこやか市)に、3人のプリキュアたちがもどってきます。のどかは「戻ってきたら、やることがいっぱいある。生きている限り、たたかいはおわらない。でも、生きてるって感じがする」と語ります。これで、最終回はおわりです。

最後に、こうやって最終回のストーリーを整理してみると、本当はこの「ヒーリングっどプリキュア」は「地球のお手当」というテーマで、いわゆる「持続可能な開発」(SDGs)を主題にしたかったのかな…なんてことをちらっと思いました。人間の暮らし方こそが、地球の自然環境を破壊する面もある。だけど、そんな人間には未来を変える力もある。さて、どちらに向けて人間の持っている力を使うのか? そういう問いを、本当は今年の「ヒーリングっどプリキュア」の物語は投げかけたかったのでしょうね。

ただ新型コロナ禍のなか、「ビョーゲンズ」という敵の存在があまりにも新型コロナウィルスと人間とのたたかいをイメージさせるものになってしまって…。その分、このSDGsという主題が隠れてしまったようにも思います。でも、SDGsの目標のなかにも確か「感染症の防止」は含まれていたように思うので、大筋では今のシリーズの主題を外れることはなかったかと思いますが。

しかしその一方で、もしも今の「ヒーリングっどプリキュア」の主題がSDGsだとすると、ちょっと主たる視聴者である幼児から小学校低学年あたりの年齢層にはむずかしい内容だったかもしれませんね。「おとな」の鑑賞にはたえる内容だったかもしれませんが。その分、次作の「トロピカルージュプリキュア」は、思いっきり目線を下げて、幼児から小学校低学年あたりの年齢層向けに物語をつくってくるかもしれません。次週以降はそのへんにも注目して、新シリーズのプリキュアの物語を見ていきたいと思います。

 


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最近読んだ本の紹介です(3216冊目~3236冊目)

2021-02-20 12:14:59 | 本と雑誌

こちらの「本の紹介」に関するブログ記事も、去年の暮れに更新してから今日やっと更新。約2か月近く更新がとぎれました。本を読むペースが、このところ、ちょっと落ち気味かなあ…というところですね。新書本や文庫本を中心に月15冊くらいのペースが、月10冊くらいに落ちている感じです。

なにかとこのところ、仕事面でも家庭生活面でもゆっくりペースでなければ物事が進められなくて、気力体力が以前よりも落ちている感じがします。もう50代前半ですからねぇ。「若いころのようには馬力がない」というところでしょうか。

ということで、以下のとおり本のタイトルや著者名、出版社名程度ですが、最近読んだ本を紹介しておきます。

3216冊目:入江杏編著『悲しみとともにどう生きるか』集英社新書、2020年

3217冊目:楊海英『内モンゴル紛争―危機の民族地政学』ちくま新書、2021年

3218冊目:篠田英朗『紛争解決ってなんだろう』ちくまプリマ―新書、2021年

3219冊目:小磯修二『地方の論理』岩波新書、2020年

3220冊目:田中優子・松岡正剛『日本問答』岩波新書、2017年

3221冊目:田中優子・松岡正剛『江戸問答』岩波新書、2021年

3222冊目:田中優子『グローバリゼーションの中の江戸』岩波ジュニア新書、2012年

3223冊目:金田章裕『和食の地理学』平凡社新書、2020年

3224冊目:橘木俊詔『渋沢栄一』平凡社新書、2020年

3225冊目:奥武則『感染症と民衆 明治日本のコレラ体験』平凡社新書、2020年

3226冊目:稲葉剛『閉ざされた扉をこじ開ける 排除と貧困に抗うソーシャルアクション』朝日新書、2020年

3227冊目:三浦展『下町はなぜ人を惹きつけるのか? 「懐かしさ」の正体』光文社新書、2020年

3228冊目:浜矩子『統合欧州の危うい「いま」』詩思社新書、2020年

3229冊目:クーリエ・ジャポン編『新しい世界 世界の賢人16人が語る未来』講談社現代新書、2021年

3230冊目:エマニュエル・トッド(聞き手・大野博人ほか)『パンデミック以後 米中激突と日本の最終選択』朝日新書、2021年

3231冊目:奥野修司『ゆかいな認知症 介護を「快護』に変える人』講談社現代新書、2018年

3232冊目:ニコ・ニコルソン、佐藤眞一『マンガ認知症』ちくま新書、2020年

3233冊目:鷲田清一『「待つ」ということ』角川選書、2006年

3234冊目:内田樹『日本習合論』ミシマ社、2020年

3235冊目:内田樹『コモンの再生』文藝春秋、2020年

3236冊目:小国喜弘編『障害児の共生教育運動 養護学校義務化反対をめぐる教育思想』東京大学出版会、2019年

 

 


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2月14日のプリキュアの話、やっとブログに書けました。

2021-02-19 18:02:36 | プリキュア話

今日は2月19日(金)。2月14日(日)のプリキュアの話が、やっとこうやって、自分のブログに書くことができました。といいますのも…。実はここのところ、本業の仕事が忙しくて、ヘトヘトになっていたからです。

まず、2月12日(金)~2月15日(月)までの4日間連続で、勤務校(京都精華大学)の卒業制作展の受付当番で出勤していました。16日(火)はクタクタで動画配信されているものを見る余裕がなく、おまけに夜は加古川市教委のネット会議に出ていたりしまして…。17日(水)にやっと2月14日放送分の動画を見ることが見ることができました。でも、そのあとブログを書く元気まではでなくて、昨日2月18日(木)は、朝から一日、京都地区の私立大学教職課程担当者のネット会議に出ました。ここでまたちょっとくたびれまして、ようやく今日、2月19日、一日ゆっくり休んで、ブログを書く元気が回復したって感じです。

ということで、本題の2月14日のプリキュアの話ですが…。いよいよこの日が、「ヒーリングっどプリキュア」も、敵・ネオキングビョーゲンとプリキュアたちの最終決戦。実質的な最終回です。まあ、来週は地球のお医者さん見習い(=妖精さん)のラビリンたちの育った「ヒーリングガーデン」に、物語がひととおりおわったあとのプリキュアたちが行くというかたちで、本当の最終回が来る。また、たぶんその最終回で次の2月28日から放送される新しいプリキュアもちらっとでて、新旧引継ぎみたいな色も出るんだろうと予想されるのですけどね。

ただ、やはり「最終決戦」らしい展開になったというのか…。前回、ティアティーヌたちヒーリングアニマルの力を総結集して、なんとかネオキングビョーゲンがこれ以上動かないように「結界」をはりました。その「結界」が破られて、地球全体を蝕み始めようとネオキングビョーゲンが動き始めたところへ、プリキュアたち4人が戻ってくるというところから、今回の物語がはじまります。

まずは、敵のしもべ・シンドイーネの力を浄化した上で吸収したキュアアースが、「ビョーゲンズはビョーゲンズの力を吸収する」ことを利用して、ネオキングビョーゲンに攻撃を加える。それを他の3人のプリキュアたちがアシストする…というかたちでたたかいはじめますが…。でも「結界」がやぶられ、「われの勝利だ」と言って、ネオキングビョーゲンがいったん、地球全体を蝕みます。その蝕む力のなかに、プリキュアたちも飲み込まれます。

でも、そのネオキングビョーゲンのなかで、プリキュアたちは再び目覚めます。ネオキングビョーゲンは「なにか生物がはびこれば、他は死ぬ。我のみが勝者。生きることはたたかいだ」と言います。

これに対してのどか(=キュアグレース)は、「確かにそう。私も病気とたたかった。ちゆ(=キュアフォンテーヌ)は未来の目標と。ひなた(=キュアスパークル)は自分の苦手なことと。アスミ(=キュアアース)はラテのために。みんな、たたかってる。そして(プリキュアである)私たちは、何かのために、地球のためにたたかっている」と言います。

このあと、「だから私はこれからもたたかい続ける。負けないために。すこやかに生きるために。あなたみたいな存在で悲しむ人を増やさないために」と、のどか(=キュアグレース)は付け加えます。このあと、ちゆやひなた、アスミも「あきらめない人がいればいっしょに」「そうするとたたかう仲間が増える。いっしょに立ち向かえる」「大切なものが増えて、あきらめられなくなる」「一人じゃむずかしくても、手をとりあってたたかい続ける」と続けます。

そして、傷つきつかれたティアティーヌも「私はまだあきらめない」と言い、すこやか市の住民を含む地球上のすべての人々が「私たちもあきらめない。もっと生きたい、生きたい、私たちは生きたい」と願います。すると、地球上がキラキラと輝き、精気に満ちた光で輝きはじめます。その光のなかから、あらためてプリキュアに変身するためのステッキが登場します。「これは地球のみんなの結晶」と思い、プリキュアたちはそれを使って再度、変身します。

再度の変身後のプリキュアたちは、今まで以上にパワーアップ。「私たちは生きることを、すこやかな未来をあきらめない!」と言って、ネオキングビョーゲンを「ファイナルヒーリングっどシャワー」で浄化します。

こうして、再びすこやか市に平和がもどったあと…。プリキュアたち4人は丘の上で眠っています。みんな力を出し切って眠っている…。地球の人々から受け止めた力でプリキュアみんなを手当するように、ティアティーヌはラテにすすめます。その力で、プリキュアたちは元気を取り戻します。

ただ…。眠ったままの4人のところに、プリキュアたちの家族や街の人たち、学校の先生などが集まってきます。「この子たちがずっと守っていてくれたなんて」「この子たちの思いを尊重して、ないしょにしよう」「ありがとう」と声をかけます。

そのあと、場面がかわって…。アスミに街の人が「これ、食べなよ」と声をかけたり、ひなたの弁当を「誰か届けてくれないかな?」と家族がわざと聞こえるように言ったり(=パートナーのニャトランがいることを知っている)、あるいは朝食を「部屋で食べたら?」とちゆに家族が言ったり(=同じく、パートナーのペギタンがいることを知っている)等々、プリキュアの家族や街の人たちは、プリキュアたちにやさしく世しています。

その一方で「ラテのお世話を続けたい」というアスミは、ニャトラン・ペギタン・ラビリンの3人といっしょに、ヒーリングガーデンにもどる決心をします。別れを前にして、ちゆはペギタンを抱きしめます。ニャトランを前にして、ひなたは泣きます。そしてラビリンは「地球のお手当を手伝ってくれてありがとう。でも、あぶないことにまきこんでごめんなさい」と、のどかに謝ります。でも、のどかは「たいへんだったけど、私、楽しかった。ラビリンと過ごした日々は、生きてるって感じだった」と伝えます。

そして、「これからもずっと友達」といって、ヒーリングガーデンに帰っていく3人とラテ、アスミを、のどか・ちゆ・ひなたが見送るところで、今回の物語は終わりです。

まあ、こんな感じで…。なんだか新型コロナ禍のこの1年にぴたっとはまるような、そんな物語の展開になってしまいましたね。この「ヒーリングっどプリキュア」ですが。でも、「私たちは生きることを、すこやかな未来をあきらめない」というキュアグレース(=のどか)のことばは、今のこのご時世だからこそ、ぐっと胸に迫るものがありますね。ほんとうに「生きることを、すこやかな未来をあきらめない」と言う気持ち、今こそ大事です。私も今年のプリキュアたちに、あらためてこの2月14日の放送分で、励まされた感じがしました。

ということで、次は2月21日。本当のラスト、最終回のことを、放送内容を見た後で書きますね。


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今日(2月7日)のプリキュアの話です。

2021-02-07 14:42:51 | プリキュア話

今日は2月7日、日曜日です。例年ですと今日あたりからプリキュアの新シリーズがはじまりますが…。新型コロナ禍の放送中止期間の影響で、今のシリーズ(ヒーリングっとプリキュア)は、2月21日まで放送延長。次のシリーズ(トロピカルージュプリキュア)は、2月28日から放送開始です。

なので、前々から書いてきたように、いまがちょうど「ヒーリングっとプリキュア」は、プリキュアたちの敵・ビョーゲンズとの最終決戦の真っ最中です。今日はその最終決戦の「前哨戦」とも言うべき回ですね。では、今日の物語をひととおり、ふりかえっておきましょう。

まず、今回の話の冒頭は、キングビョーゲンが自分の手下であるダルイゼンを飲みこみ、ネオキングビョーゲンとしてあらためて登場し、プリキュアたちの暮らす街(すこやか市)全体を蝕むところからはじまります。当然ですが、プリキュアたちの家族もみんな、蝕まれてしまいます。ネオキングビョーゲンの手下・シンドイーネの話では、前々から自分自身の完全復活のために、キングビョーゲンは街のあちこちに自分のかけらをちりばめて、一斉にすこやか市全体を蝕むしかけをつくっておいたとのこと。さらに、すこやか市だけでなく、そこから外へキングビョーゲンの蝕みは広がって、やがて地球全体がビョーゲンズに蝕まれる勢いになってきました。そして、ネオキングビョーゲンは、かつてティアティーヌと古(いにしえ)のプリキュアの生まれたこの場所を、自らの蝕んだ土地として塗り替えるのだと宣言します。

これに対して、ティアティーヌの娘(王女)である子犬のラテは、プリキュアたちとともに絶対にこれを阻止したいと考えます。また、プリキュアたちはネオキングビョーゲンの浄化をしようとたたかいを挑みますが、ネオキングビョーゲンのもつバリアに弾き返され、逆に一撃でプリキュアたちは倒されてしまいます。

そして、プリキュアが動けない中、ひとり孤立したラテのところに、シンドイーネが現れます。シンドイーネがラテをつかまようとしたその時、ティアティーヌが強い光とともに現れます。「私には果したい使命がある。信頼できる仲間がいる」というティアティーヌは、他のヒーリングアニマルたちを連れてきて、これ以上ネオキングビョーゲンの蝕みが広がらないように「結界」をはります。ただ、まだ十分に傷が治った状態ではないので、ティアティーヌ自体がキングビョーゲンに立ち向かうこと自体は苦戦します。「今のうちに、浄化する手立てを」といって、ここから先のたたかいは再びプリキュアたちに委ねられます。

しかし、さっきネオキングビョーゲンに倒されたプリキュアたちは、変身できません。かろうじてアスミ(キュアアース)だけが動ける状態で、風の力をつかって、他の3人のプリキュアを連れて、まだビョーゲンズに蝕まれていない場所に移動します。

ここで、アスミは他の3人のプリキュアに提案をします。「ネオキングビョーゲンがダルイゼンとグアイワルの力を吸収したように、ビョーゲンズは、ビョーゲンズの力を吸収する。そこで、ビョーゲンズの力といっしょに、プリキュアの力を放つ。そうやって、ネオキングビョーゲンを倒す。だから、自分がビョーゲンズの力を宿す」と。

これを聴いて、のどか=キュアグレースは「誰にも苦しい思いをさせたくない。危ないことはしてほしくない」とアスミに伝えます。それはかつて、のどか自身が病に倒れ、入院生活を送った苦しさから出た言葉ですね。そのときに、のどかを宿主として、ダルイゼンが育ったのでした。

でも、それを聴いたアスミは、「私の決意は変わらない。ラテも、プリキュアも、この街のことも、大切なものが増えた。もともと人間ではない自分にしかできないことをして、人間界を守りたい。やってみたら、何かがかわるかも。今の私は、みんなといっしょにつくってくれたものだけど、反対されても、私は実行する。私のからだは、私のもの」と伝えます。アスミは、古のプリキュアをモデルに、地球の精霊たちがつくりだしたもの…だったはずです。それを聴いたラテは「いつまでもアスミに甘えていてはいけない。ラテもいっしょにがんばる」と伝えます。

そういう話しをしているところに、シンドイーネが再び現れます。プリキュアたちは変身して、シンドイーネとたたかいます。「あ、あんなところにキングビョーゲン」とキュアスパークルがシンドイーネの気持ちをそらしている間に、一気に4人でヒーリングっとアローをつかって、「ファイナルヒーリングシャワー」でシンドイーネを浄化しようとします。

しかし完璧には浄化しきれず、力は尽きたものの、シンドイーネの姿・形は残ってしまいます。そこでラテが「もう一度、今度は3人でヒーリングオアシスを」とプリキュアたちに伝えます。キュアアースが力尽きたシンドイーネを抱きかかえた状態で、キュアグレース・キュアフォンテーヌ・キュアスパークルが「ヒーリングオアシス」という技を使います。すると、シンドイーネのからだがキュアアースのなかに入りこみ、閉じ込められます。「違和感があるけど、動けそうだ」というキュアアースのことばを聴いて、他の3人のプリキュアは安心します。そのあとは、「それでは参りましょう、街を、地球をお手当!」という言葉でおわりです。

ちなみに、なんかこのあたり…。病原になっているウイルスを弱毒化して人体に埋め込み、免疫力をつけて…というストーリーに似ていますね。それと「私のからだは、私のもの」という前回のキュアグレースの言葉が、今回の話につながっています。だからこそ「自分のからだをどのように大事にするかは、自分で決める」というのが、アスミ=キュアアースの決断(=自分にビョーゲンズを弱毒化して埋め込み、それをつかってネオキングビョーゲンと対決する。それが自分の大事に思う人たちのためにつながるのなら、そうしたい)につながったともいえます。

なお、来週の予告編では、「みんな行こう、すこやかな未来のために」「私たちは生きたい!」がテーマのようで、詳しい内容は描かれませんでした。まあ、最終決戦の様子は「お楽しみに」ということでしょう。ただ、来週の日曜日は私、卒業制作展の受付当番のために出勤で、最終決戦は録画で見ることになりそうです。

 

 

 

 


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