できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日3月31日までは「人文学部」で、あした4月1日からは「国際文化学部」へ

2021-03-31 16:33:45 | 私の「仲間」たちへ

今日は2021年3月31日(火)ですね。

勤務校・京都精華大学の人文学部総合人文学科で、学部共通(教職課程科目担当)の教員(教授)として仕事をするのは、今日までです。

あした2021年4月1日(水)からは、私、同じ京都精華大学の「国際文化学部人文学科」の教員(教授)として、やはり教職課程科目の担当として仕事をすることになります。

まあ要するに、あした付けで、新しく「グローバルスタディーズ学科」(略称「GS学科」)という、アジア・アフリカの地域研究や異なる文化のもとで育った人々の共生、SDGs(持続可能な開発目標)などに関する研究等々、地球的規模で考えるべき社会的・文化的・人間的な諸課題を考える学科が、人文学科のすぐお隣にできることもありまして…。

それで、人文学部から「国際文化学部」に名称が変わり、より大きく発展することができるように、学内の組織再編があした付けで行われるわけです。

私自身は従来どおり、教職課程科目の担当教員としての仕事がメインなので、やるべきことの中身はあまり大きく変化ありません。ただ、GS学科開設にともない、本学も4学期制(クオーター制といいますが)を導入することになって・・・。来年度以降、授業時間割が大きく変わることになるかもしれません。

また、実際に授業時間割が大きく変わるとすると、たとえば私の担当する教職課程科目は、午前中(1~2限)か夜(6限)もしくは土曜日午前中(1~2限)、そして第2クオーター(夏休み集中)もしくは第4クオーター(冬休み集中)という開講が増えて、ちょっと「土日や長期休みに学外で講演会や学習会、学会などに出る」というのが難しくなるかもしれません。

ただまあ、ちょうどこの2021年で本学着任から20年目を迎えるわけですが…。あともう10年ちょっとはこの大学に居て、教職課程科目担当としての仕事を中心に働き続けることには変わりありません。

ところで、去年の今頃から新型コロナ禍がひどくなって、緊急事態宣言がでて、対面授業がなくなって遠隔授業ばかりになり…。ちょうどそのころから私は心身の不調を訴えるようになって、この1年近く、からだのどこかがよくなれば、今度は別のどこかが悪くなるのくり返しでした。結局「自律神経の不調」ということが一番大きかったようでして、それでもこの約一年間、病院通いをくり返しながら、なんとか仕事を続けてきました。

おかげさまで去年秋、後期の対面授業再開の頃から徐々に回復傾向が見えてきて、今はかなり心身ともに落ち着いてきた感じです。ただ医者からは「自分のためにも、人のためにも、今は無理をするな」と言われているので、このブログもプリキュアのことを書くか、最近読んだ本の紹介をする程度にとどめてきたのが実情です。

ただ、あしたから4月、新年度ですが、この新年度からは自分の心身の状態とも相談しながら、再びプリキュアや最近読んだ本の紹介以外のことも、このブログに書いていこうかな…と思います。新しい学部の方に名前も変わることでもありますし、大学教員生活20年目の「再スタート」ということで…。

ということで、一応、ご報告させていただきますね。

※この所属学部の名前の変更等々にあわせて、このブログの自己紹介文なども少し変更させていただきました。


今日(3月28日)のプリキュアの話です。

2021-03-28 11:17:32 | プリキュア話

今日も日曜日。いつものとおり、朝からプリキュアと仮面ライダー見てました。ただ、今日は午後からある卒業生の結婚式に出なくちゃいけないので…。早いうちに、今朝のプリキュアのことブログに書いておきます。いつもなら夕方まで待って書くんですけど、その時間帯にたぶん披露宴に出ているはずなので。

さて、今日からいよいよ4人目のプリキュア、キュアフラミンゴが登場ですね。中学3年生での滝沢あすかさん。パッと見た感じ、これは私の印象ですが…。ちょっと影がありますね。なんかワケありで、今は部活に入らずひとりで行動している感じ。どうやらそれは生徒会長とも関係しそうな雰囲気です。赤い髪の毛をしてまして、変身後のキュアフラミンゴも真っ赤ですね。あと、これは私の印象ですが、あすかはどことなく、1980年代のいわゆる「スケバンもの」を思い出させるような、そんな雰囲気を漂わせています(かつて「金八先生」に出ていた、あの三原じゅん子さん風といえばいいのでしょうか…)。

このあすかですが、放送開始冒頭で、いきなりワル連中にからまれたまなつ(=キュアサマー)を、助けます。まあ、まなつの口癖である「トロピカってる」(=輝いている)を「つるぴかってる」と聞き違えて、ワルのボス(=アタマがスキンヘッド)が絡んでくるという、そういう笑いを取る設定だったのですが。あすかは正義感が強くて「女の子にひとりで寄ってたかって絡むのが許せない」といって、そのワル連中を追い払います。あすかのその様子を見て、人魚のローラは「4人目のプリキュアにしよう」と決めます。でも、あすかは、ローラが人魚の姿を見せてさそっても、「いまは誰ともつるみたくない」といって断ります。

他方で、まなつは生徒会長のところに部活申請書を出したようです。どうやら自分たちプリキュアの仲間で活動する部活をつくりたかったようですが…。その申請書類は、ほとんど何も決まってない感じ。おまけに部室に使えそうな部屋がないので、生徒会長はその申請を却下するとまなつに伝えます。それを聴いてあすかは、「なんか、おかしい!部室がないのは生徒会が無能だからだ!」といって、まなつたちの部室探しに協力します。

結局、みのり(=キュアパパイア)が、校内の物置のような部屋をひとつ見つけます。この物置部屋から不用品を出して、リサイクルに出せば、どうやら部室として使えそう。また、学校の先生からも「自分たちで片づけるなら、部室に使っていい」という許可をもらいます。そこで、みのりが不用品を仕分けして、リサイクルに出す手順を考えます。そして、まなつ・サンゴ・みのり・あすかの4人で、放課後に手分けして部屋の片づけを開始します。そこに人魚の姿でローラも登場して、4人にテキパキ指示を出します。ローラは部屋の片づけで力を発揮するあすかの姿を見て、「プリキュアに向いている」とやっぱり思います。まなつはあすかに「ローラは思ったことをそのまま、遠慮せずに口に出す」とも伝えます。

その部屋の片づけの休憩時間に、まなつは「トロピカルメロンパン(マンゴー味)」をあすかと食べます。「あすかさんは部活やらないの?」と聴くまなつに、「仲間はいらない」と答えるあすか。「同じ年頃の子がいない島から転校してきたので、部活で仲間とトロピカルぞと思っている」というまなつに、「仲間なんて意味ある?」というあすか。どうも過去に、あすかには仲間といろいろあった雰囲気が、このやりとりから伝わります。その後のシーンで、あすかが生徒会長と静かにすれちがう場面が描かれたり、テニスコートを一瞬ながめるあすかの姿が描かれたりしたので、このあたりになにか関係ありそうです。

そして、かなり片付いた部屋にあすかがもどると、マンゴー味のメロンパンとともに手紙が置いてあって、そこにはまなつの文字で「手伝ってくれてありがとう。またメロンパンいっしょに食べましょう」と書いてありました。また、帰り際にリヤカーでリサイクルセンターに荷物を運ぼうとしているみのりたちを見付けて、あすかはみのりたちを手伝い、「気をつけろよ!」といって送り出します。

そんなとき、リサイクルセンターにヤラネーダとヌメリ―が出現。周りを攻撃し始めます。まなつ・サンゴ・みのりの3人は、キュアサマー・キュアコーラル・キュアパパイアに変身して、ヤラネーダと対決します。でも、今回のヤラネーダは4つに分裂して、プリキュア3人をひとりひとり追いつめます。最後にキュアサマーが2体を相手にすることになって、苦戦。そこへ、あすかがかけつけます。

「人魚、その力貸しな!」と、あすかはローラにプリキュアに変身するコンパクトを渡すように言います。ローラからコンパクトを受け取ると、あすかの手には指輪が。これであすかはキュアフラミンゴに変身できました。「気の強そうな子、ちょっと苦手」というヌメリ―やヤラネーダに対して、「後輩を傷つけるやつは許さない。けじめをつけてもらう」といって、キュアフラミンゴは「ぶっとびフラミンゴスマッシュ」という技を出して退治します。そしてローラがヤラネーダの吸い取ったヤル気パワーをもとにもどし、リサイクルセンターの職員たちは元気を取り戻します。

ラストの場面ですが、まなつたちがあすかに「プリキュアも部活もよろしく!」と伝えると、あすかは「もう一度、信じてみるか、仲間を」といって終わりです。どうも、やっぱり過去に何か部活で仲間ともめたことがあったのかもしれませんね、このあすか=キュアフラミンゴは。

次回の予告ですが、来週は「トロピカる部」という何をやるのかよくわからない部活をまなつが立ち上げる…という話になるようです。まあ、人魚のローラといっしょにプリキュアをやるための部活になるのでしょうけど…。

 

 

 

 


昨日(3月21日)のプリキュアの話です。

2021-03-22 17:41:56 | プリキュア話

3月20日(土)はうちの大学の卒業式。昨日(3月21日)は一日、締切過ぎた原稿を書くのに必死…ということで、いつものプリキュアを見てのコメントを書くのが今日(3月22日)にずれ込みました。今から書くのは昨日のプリキュアの話です。

さて、昨日放送分のトロピカルージュプリキュアでは、3人目のプリキュア、キュアパパイアが登場しました。本が大好き、特に人魚姫の物語が大好きで、文芸部で自分も小説を書いたりする中学2年生、一ノ瀬みのりちゃんが、3人目のプリキュアです。そのみのりちゃんが、まなつ=キュアサマーや、サンゴ=キュアコーラル、そして本物の人魚のローラと出会って、プリキュアに目覚めるまでの話が、昨日の放送分のストーリーです。

まず昨日の放送分では、みのりが人魚の物語を語る場面から番組がスタート。CMのあと、好きなことやりたいことが多すぎて入りたい部活が決められないまなつに、ローラが「いっそ自分の好きなことをやる部活を自分でつくれば?」と語るところから本題に入っていきます。また、まなつがローラに「プリキュアってなに?」と聴くと、ローラは「人魚と人間、2つの世界を救った伝説の戦士」と語ります。そこでまなつは「図書館でその伝説を調べよう」と言います。

そこで「人魚姫の物語なら読んだことがある」というサンゴといっしょに、まなつは図書館に行きます。そこで人魚姫の物語の本をもったみのりに出会います。みのりはその人魚姫の本をまなつに貸します。「ラストは残酷だけど、人魚姫の物語は美しくて好きだ」というサンゴやまなつに対して、みのりは「お話は好きだけど、あくまでもおとぎ話。人魚って本当にいるのかな?」という疑問を投げかけます。

「人魚姫の話が好きだから、プリキュアになれるかも…」とみのりに期待を寄せるまなつに対して、ローラは「ちょっと頼りない感じがする」と言います。また、まなつたちが担任の先生にみのりのことを聴くと、みのりは「文芸部在籍で、国語の成績がトップ」と言います。そして、図書館で人魚と人間が世界を旅する物語(マーメイド物語)を綴った文芸部の冊子を見付けて、まなつたちは面白がって読みます。その物語は、ドジな人魚を救った女の子が、伝説のパパイアを人魚と共に空想の街を守るというおとぎ話のようですが…。どうやらその物語は、みのりが書いたようです。でも、そのみのりが書いた物語を読んで、「もっと続きが読みたい」というまなつたちに対して、「今は文芸部をやめた」とみのりは伝えます。それを聴いたローラは「あれじゃプリキュアは無理」と言います。

そんなとき、まなつはふと、母親の勤務先の水族館に行きます。そこでジュゴンの水槽を見ているとき、館長さんが博物館での人魚展のチケットをもって現れます。まなつはサンゴ、ローラを連れて、その人魚展を見に博物館に行きます。するとそこにはみのりが居て、なぜか「ごめんなさい」と一言。また、ローラの姿を見て「すごくリアルな人魚!」と驚きます。

みのりが人魚に関心を持ったのは、やはり人魚姫の物語を読んだことがきっかけの様子。足と引き換えに声をなくした人魚が、王子様に恋をする。でも、人魚に戻りたければ王子を殺せと魔女に言われたとき、人魚は人間のために自ら消えていく道を選ぶ…。そういう人魚姫の物語を聴いたとき、本物の人魚であるローラは「人間のために自分が消えるって、なにそれ?」と声を出します。そのローラの声を聴いてみのりは、「人魚がほんとうにいる!」とびっくりします。

そんなみのりに、まなつたちは「プリキュアをやって、いっしょに世界を救わない?」と誘います。でも、みのりは「プリキュアは私になんか無理、できない。空想と現実はちがう。自分は小説の主人公じゃない」と言って断ります。そんなみのりに、まなつは「メイクで気合を入れたら、変わる」と伝えます。

さて、みのりやまなつたちがいる博物館に、新たな敵・ヌメリ―(魔女の世界の女医さんのようです)が怪物ヤラネーダを連れて攻撃をしかけてきます。ヤラネーダは博物館にいる人々のやる気パワーを吸い取っていきますが、それを防ごうとまなつ・サンゴはプリキュアに変身。キュアサマー・キュアコーラルとしてヤラネーダとたたかいますが、苦戦します。その苦戦する2人を見て、内心「たすけたい」と思うみのり。そのみのりを見て、ローラは「助けたいんでしょ? あなたがいきなさい」と声をかけます。「私にはできない…」というみのりに対して、ローラは「まなつはみのりを信じている。もっと自分を信じたらどう? 勇気をもって前に踏み出せばできる」と言います。それを聴いたみのりは、「私、助ける!!」と決心します。するとみのりの手に指輪が現れ、プリキュアに変身するコンパクト(ローラが持っている)が反応します。ここで、キュアパパイアにみのりが変身します。

ここから先は、キュアパパイアが目からビームを出して敵・ヤラネーダの攻撃を防ぎ、キュアサマーとキュアコーラルを助けます。そしてハートルージュロットを使って、「ぱんぱかパパイアショット」という技を出し、ヤラネーダを退治します。それで吸い取られた人々のやる気パワーは、元通りになります。「空想のお話みたいだけど、これが私のリアル。私もみんなを助けたい」と、みのりは思うようになります。

ラストの場面ですが、みのりはプリキュアになって「一歩ふみだして、なんだかいい気分」と一言いいます。それを聴いたまなつは、それを「トロピカってる」というと伝えます。また、ローラは人魚の自分の尾ひれをみのりに触らせます。「なんだかとってもリアル」というのが、ラストのシーンですね。

そのあとエンディングになるのですが…。ちょうどこの土曜日から、前作「ヒーリングっどプリキュア」の劇場版映画が公開されています。また、その劇場版映画といっしょに、短編ですが、前作「ヒーリングっどプリキュア」と今の「トロピカルージュプリキュア」の引き継ぎの物語も描かれているようです。その短編を意識して、エンディングのダンスや曲に、「ヒーリングっどプリキュア」の4人が登場して、「トロピカルージュプリキュア」の4人といっしょに踊って、歌ってしていました。また、来週の予告編では滝沢アスカという名前の中学3年生が、4人目のプリキュア・キュアフラミンゴとして登場することが伝えられてました。

ということで、昨日のプリキュアの話、このへんでおわります。

 


今日(3月14日)のプリキュアの話です。

2021-03-14 17:41:32 | プリキュア話

今日、3月14日も日曜日ですね。またまた朝からプリキュアと仮面ライダー見てました。ということで、今朝放送分の「トロピカルージュプリキュア」の話を書いておきます。

といっても、先週予告でお分かりのとおり、今日から2人目のプリキュア、キュアコーラルが登場というのが、今回放送分の主な内容です。そのキュアコーラルになるのは、サンゴちゃん。ちょうど先週、まなつ(=キュアサマー)が転校した中学校で同じクラスになった子で、ちょっと気弱で、まわりの空気を読んでしまって自分の意見を引っ込めてしまうタイプの子でもあります。また、サンゴちゃんは、お母さんがコスメショップ(2階はカフェ)を経営している子でもありますね。この気弱なサンゴちゃんがどうやって人魚のローラに出会い、まなつとともにプリキュアになっていくのか…というところが、今回のストーリーで描かれています。

まず、今回は学校でできた友達といっしょに、まなつ・サンゴがショッピングモールに買い物に行きます。そこで担任の桜川先生のドジな姿を見たりもするのですが…。他方で、みんなでアイスクリームを食べようとなったときに、サンゴは幼い子がストロベリーチョコのアイスをお店で買えなかった様子を見て、自分の持っていたアイスをあげます。

そのあと、まなつの母の働く水族館に友達みんなでいくのですが、サンゴはその水族館のなかで落し物をした人に気付き、その人に届けようとします。そうするうちにサンゴはまなつたちとはぐれてしまうのですが…。そのときに歌声のする方にサンゴが行くと、そこでは人魚のローラがプールで泳いでいました。本当はローラ、朝、まなつと話をして「家にいる」ことになっていたのですが…。

その人魚のローラの姿を見て、サンゴは正直に「かわいい」と思い、「いたんだ、本物の人魚」とことばにしてしまいます。そのことばを聴いて、ローラは「プリキュアになってみない?」とサンゴに声をかけ、プリキュアの変身に使うコンパクトを渡しますが、そのときは反応がありませんでした。そして他の友達がやってきたので、ローラは隠れてしまいます。

一方、サンゴとまなつは、あらためて友達といっしょに水族館のなかをまわっていて、ジュゴンの水槽の前に来ました。他の友達は「ジュゴンってなんか変な顔」というのですが、まなつは「この子もかわいい」と言います。そのあと家に帰って、まなつはローラに「あした、学校でプリキュアを探そう」と声をかけます。他方でサンゴは「人魚、かわいかったなぁ。なんであんなこと言ったのだろう…」と思います。

翌日、学校での昼食時、まなつとサンゴは2人きりで話をします。そこでサンゴは「まなつがうらやましい。自分のやりたいことがはっきり言えるから」と言います。というのも…。幼稚園の頃、サンゴは自分が好きなチューリップの色は紫だと言ったのですが、紫が好きなのは自分だけ。それ以来「ピンクにしたほうがよかったかな…」なんて思うのだそうです。

その話を聴いて、プリキュアを探しに来たローラが、ふたりのところに登場します。サンゴに「自分の『かわいい』って思いを信じられないのはダメ。自分の『かわいい』って思いを信じなさい」というローラの姿を見て、サンゴは「人魚って、ますますかわいい」と思います。そしてまなつは「サンゴはプリキュアに向いている。やさしいし、よく気が付くし…」と言います。そこであらためてコンパクトを出すのですが、やはり反応はしません。「こういうときはメイクで気合いを入れるの」と、まなつはサンゴに声をかけます。

そんなとき、街中の公園にチョンギーレとヤラネーダが出現し、街の人々のやる気パワーを吸い取ろうとします。まずはまなつがローラの力を借りてキュアサマーに変身して、ヤラネーダとたたかいます。

他の友達がそのヤラネーダを見て、「人魚が怪物のいるときにいっしょに出るらしいよ。怪物は人魚があやつっているのでは?」ということを言います。それを聴いて、サンゴは「人魚は悪者ではなくて、ほんとうにかわいいの」と他の子にきっぱり言います。

そして、ヤラネーダとチョンギーレが「まずは人魚(ローラ)から攻撃してしまおう」といい、ローラへの攻撃をキュアサマーが一生懸命防ごうとしている姿を見たとき…。サンゴは「私、信じる! 私、逃げない!」と強く思います。するとサンゴの指に指輪が現れて、それが光ります。その光る指輪にローラの持っていた2つめのコンパクトが反応して…。ここから先は、サンゴがキュアコーラルに変身するわけですね。「私、もう逃げない。私は私を信じる。これが私の『かわいい』だから!」と言って、ここから先はキュアサマーとキュアコーラルの2人組で、ヤラネーダとチョンギーレを追い払います。その時はやはりリップ(=ハートルージュロット)を使って、「もこもこコーラルフュージョン」という技を出して追い払うわけですが。

ラストの場面ですが…。「ちゃんと言えたね、自分の『かわいい』を。プリキュア、いっしょにがんばろう」といって、まなつはサンゴに声をかけて終わりです。まあ、プリキュアによくあるパターンですが…。自分のなかの良心といいますか、正直な思いや強い願いに目覚めたときに、変身ができるようになる。そのパターンでサンゴもキュアコーラルになれたようです。

なお、今回のエンディングは、近々公開の劇場版映画を意識しているのか、前作(ヒーリングっどプリキュア)の4人のプリキュアと、今回のトロピカルージュプリキュアの4人がいっしょにダンスする「新旧引継ぎバージョン」になっていました。また、次回予告では「キュアパパイア」という3人目のプリキュアが登場する様子。キュアサマー・キュアコーラルが中1に対して、キュアパパイアは中2の設定の様子。なおかつ小説とか物語を描くのが大好きな子のようですね。ということで、今日のプリキュアの話、おわります。

 

 

 

 


今日(3月7日)のプリキュアの話です。

2021-03-07 17:20:22 | プリキュア話

気付けばもう3月7日。月日がたつのは早いですね。今日も日曜日なので、先週からはじまったトロピカルージュプリキュアの話を書いておきます。もちろん今朝の放送分についてのコメントです。

さて、例年のプリキュアはだいたい春先の劇場版公開までの間に、新しいシリーズのプリキュアをひととおりそろえて、物語の基本的な設定を説明し終えるような内容になっています。また、その間にプリキュアたちの最初のチームワークもできあがってくる…という感じになるわけですが。

ただ去年以来の新型コロナ禍の影響は今もなお続いていて、この3月の劇場版公開も「新旧プリキュア引継ぎ」というよりは、前作「ヒーリングっどプリキュア」の秋の劇場版+短編でトロピカルージュプリキュアを見せるって感じになりそうですね(CMなどの予告を見ている限りですが)。というわけで、今日の放送分を見た限りでは、ゆっくり、ぼちぼちと、今回のトロピカルージュプリキュアは、「仲間さがし」をやっていく雰囲気がでていました。

さて、今日の放送分は、深い海底にある人魚の国を「あとまわしの魔女」たちの攻撃から守るため、プリキュアを探してくるように女王に命じられたローラ(=人魚です)と、ローラと出会ってプリキュアの力に目覚めたまなつ(キュアサマー)が、お互いにお互いの存在を必要としていることを確認するというストーリーでした。なおかつ、先週の初回放送分にもコスメ店でちらっとでた女の子、涼村サンゴが、どうやら2人目のプリキュア(キュアコーラルというそうな…予告編ではそう言っていました)として登場しそうだという雰囲気も、今回の放送分ではただよわせていました。

実際の今回の放送分をふりかえってみますと…。まず冒頭で、ローラは女王からプリキュアの変身に必要なコンパクトを4つ預かっていることが語られます。まなつ=キュアサマーが1個使うとすると、あと3人プリキュアがいることになりますね。だからローラは「プリキュア候補を街に出て、まなつといっしょに探したい」と思うわけですが…。まなつはローラの話を上の空で聞いています。というのも、まなつの転校初日。今日が都会の中学校の入学式で、まなつは「中学に入学したらどの部活に入るか?」ということしか頭にないようです。なにしろ中学校に入ったらまなつは「やりたいことがいっぱいあって、迷ってしまう」ほどのようですから。

まなつの入学した中学校は「あおぞら中学校」で、担任は桜川咲先生という若い英語の教員。まなつは教室で、真っ先に、自分が南の島からやってきたことを自己紹介で語ります。その自分の席の前に、サンゴが座っていました。「あれ、コスメ店で前に会ったよね?」とまなつが声をかけると、その店は自分のお母さんがやっている店だといいます。学校からの帰り道、そのコスメ店(=プリティホリックという名前だそうな)に寄って、まなつはサンゴの母親に会います。そのコスメ店の2階には、どうやらカフェもあるようです。まなつは「サンゴはプリキュアになれそう、癒される感じ…」と思います。

一方、まなつの帰りが遅いと家で待っていたローラは、自分の入っていたオーシャンプリズムミラーというアイテムから抜け出し、勝手にまなつの家のお風呂に入ってしまいます。学校から戻ったまなつは、お風呂にいるローラを見て「お母さんに見つかる!」といい、お母さんの働く水族園の使われていない小さなプールにローラを連れて行き、夜遅くまでそこに過ごします。そこでローラから、人魚の国の話を聴きます。

ローラは人魚の国は深海にひっそりとある小さな国で、人魚と妖精が楽しく暮らしているところだといいます。「行ってみたい!」というまなつに対して、ローラは「プリキュアを集めて、あとまわしの魔女を倒してから連れていく」と言います。あとまわしの魔女は、どうやら人々のやる気が満ち溢れている世界が嫌いなようですが、なぜ人々のやる気を奪うのかはわかりません。それと、ローラはここでプリキュアを集めて手柄をたてて、次期女王の座を狙っているようです(=そういう意味では「やる気あり」ですね)。

ただ…。ここから先、まなつとローラは、はじめてケンカしてしまいます。まなつはプリキュアのことよりも、「友達いっぱいつくって、楽しい中学校生活を送りたい」と言います。ローラは「地球の危機を救おうとは思わないの?」と言ってしまいます。ただ、そのときに女王に言われた「人間と人魚の心が通じあったとき、コンパクトの鍵が開いてプリキュアになれる」ということばを、ローラは思い出します。

翌朝、寝坊をして大急ぎで学校に行くまなつに、ローラは「私もつれていって。学校でプリキュア候補を探すから」と言います。しかたなくまなつはローラを連れていくのですが…。ローラは退屈して、学校の池にローラの入ったポットをまなつが落としたのをいいきっかけにして、その池で泳ぎ始めます。「学校に人魚が出た!」と大騒ぎになるのですが、そのときがちょうどまなつの楽しみにしていた部活オリエンテーションの時間。まなつは大慌てでローラを見付けて、なんとかポットにもどします。でもローラは「まなつはのんきすぎ。(地球の危機に)部活やってる場合なの?」と言ってしまいます。「もう、ローラのことなんて知らない!」といって、まなつは部活オリエンテーションにもどり、ローラは再び「他のプリキュアを探すわ!まなつよりも話のわかるプリキュアいるはず」といって出ていくわけですが…。

2人がケンカをしている間に、街のなかに「あとまわしの魔女」の手下・チョンギーレ(どうやら魔女の家のシェフのようですが)と、ヤラネーダという怪物が現れます。チョンギーレは「食べるのをあとまわしにしても麺がのびないラーメン」を作って、「あとまわしの魔女」のところに置いて出撃したようです。そのヤラネーダの出現に、ローラが気付きます。ローラはそのへんにいる人たちにコンパクトを見せますが、一向に反応しません。誰もプリキュアにはなってくれないのです。

一方「プリキュア、プリキュア、そればっかりは嫌。楽しい中学校生活を送りたい」と願うまなつですが、「あれっきりでローラと最後になるのは嫌だ」と思い始めます。そして「ムダなヤル気パワーをいただく」とローラをヤラネーダが攻撃しようとしはじめたとき、ローラを助けにまなつがやってきます。まなつは「後悔したくない。ローラとずっと友達でいたい。学校も、プリキュアも、両方ともめいっぱいやる!」と言います。するとローラのもっていたコンパクトが反応して、キュアサマーにまなつは変身します。そしてローラは自分の持っていた「マーメイドアクアポケット」に、人々の吸い取られたやる気を取り戻して、キュアサマーに託します。キュアサマーはそのやる気をつかって、「おてんとサマーストライク」という技を出して、ヤラネーダを退治します。ここでチョンギーレは退却します。

ラストはローラが「ありがとう、まなつ。これからもよろしくね」という場面で終わりですね。まあ、そんなわけで、毎年のシリーズの最初の方ででてくるプリキュアと妖精さん(今回は人魚ですが)が仲たがいをして、でも、結果的にふたりの関係が深まっていく…という、そういう展開の2回目でした。次回は先ほども書きましたが、予告を見る限りキュアコーラルが登場するということ。どうやらそのキュアコーラルになるのは、今回登場したサンゴちゃんのようだ…というのが、私の推測です。