できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日(11月29日)のプリキュアの話です。

2020-11-29 18:11:57 | プリキュア話

気付けばもうすぐ11月もおわり。今日11月29日は日曜日ですので、いつものとおり、朝からプリキュアと仮面ライダーセイバー見てました。またまた、今朝見たプリキュアの話を書いておきます。

まずは、そろそろ年末が近い=クリスマス商戦の季節ということで、プリキュア関連のさまざまなグッズのCMが、今日番組の合間に流れていましたね。当然ですが、最近出たばかりのキュアアースの持っているハープだとか、4人の合体技に使う注射器みたいな「ヒーリングっとアロー」のCMも流れてました。

それから、本編の話ですが。年末が近づくにつれて、敵の正体がだんだん明らかになってくることと、プリキュアたちひとりひとりのこの1年の成長が描かれること。だいたいそれが例年のパターンなのですが、今回のプリキュアはこの後者のパターン。陸上競技の走り高跳び(ハイジャンプ)に励んできたちゆ(=キュアフォンテーヌ)の成長ぶりが描かれるような、そんなストーリー展開でした。

冒頭の場面は、近隣中学校の陸上部との対抗戦から入りました。この大会、ちゆがハイジャンプで新記録を出して優勝をするのですが、そのときに隣の中学校のツバサちゃんが「次は世界で」と言って帰って行きます。そのあと、ひなた(=キュアスパークル)の姉が営むカフェでプリキュアたちはちゆのお祝いをするのですが、ちゆは「自分よりすごい人がいっぱいいるから」といって、「世界は特に目指していない」と、ひなたの姉の質問に答えます。

その翌日以降、「すこ中ジャーナル」(プリキュアたちの中学校の新聞)の取材が入ったり、練習を見学に来る後輩たちが増えたりと、ちゆへの関心は高まる一方。そんななかで、陸上競技の専門雑誌が「未来をになう若手のホープ2人」の特集ということで、ツバサとちゆの2人のインタビュー取材をすることになりました。

この取材のときに、ツバサはちゆに「似ているのかも、私たち」と言います。ただ、ツバサはどうやら海外に留学するようで…。取材終了後、ちゆに「世界の大会で会えることを楽しみにしている」と伝えます。でも、ちゆは「そんなことは考えていない」と。そのちゆのことばを聴いて、ツバサは「がっかりした。ハイジャンプへの思いはその程度なのか。あなたに負けてくやしい。もっと高く跳べるようになりたい。私のハイジャンプは、お遊びのハイジャンプじゃない」と言って、去っていきます。

そのツバサのことばを聴いて、ちゆは少しふさぎ込みます。そのことを、他のプリキュアたちに気付かれてしまいます。どうやら「お遊びのハイジャンプ」と言われたことが、ちゆにとってはショックだったようです。ちゆは「私は青い空に近づきたいから、ハイジャンプをしていた。それがいけないの?」と言うのですが・・・。周りのプリキュアたちは、「(ツバサは)本当にまた勝負したかったんだね」「(ちゆの)最初のハイジャンプやりたかった思いを大切に」と伝えます。それを聴いて、ちゆは「私は私の思いで跳ぶ」と心に誓います。そのとき、かつて自分の父親と家でハイジャンプの練習をしていた頃のことを思い出します。

次の日、ちゆは陸上部の練習で、「この前の大会よりも5センチ高く跳ぶ」練習を始めます。何度やってもうまく跳べないのですが、すごい気迫です。そんな様子をのどか(=キュアグレース)が見ていて、「ちゆちゃん、たいへんだけど、楽しそう」と感じます。そして…。とうとう、この前の大会よりもさらに5センチ高く跳ぶことに成功します。「これを伝えなきゃ!」といって、ちゆは隣の中学校へ。「今日、私が熱くなれたのは、ツバサのおかげ」と伝えたかったのですが、そのツバサはすでに家に帰った様子。「きっと陸上競技場にいる」と思って、ちゆはツバサを見付けようと思い、陸上競技場へかけだすのですが…。

でも、そこにはシンドイーネが居て、ツバサをギガビョーゲンにしていたのでした。どうやらシンドイーネもまた、キングビョーゲンから「さらに一歩抜け出せ」と求められているようです。ここでちゆと他のプリキュアたちも合流し4人で変身して、ギガビョーゲンに閉じ込められたツバサを助けようとします。

キュアフォンテーヌに変身したちゆは「ライバルを返せ、彼女を返せ」「ライバルの彼女がいるから、私はもっと跳べる」「あなたには、その気持ちがわからないでしょう」とシンドイーネに言います。そして、キュアフォンテーヌとキュアアースで力を併せてギガビョーゲンの動きをとめ、プリキュア4人の合体技を出して、ツバサを救い出します。

ラストの場面ですが、ちゆはツバサに「あのままさよならできない。ライバルなんだから、次に会うのは世界ね。それまでに、もっと高く跳べるようになる」と伝えます。ということで、これで今回のお話はおわりです。

 


今日(11月22日)のプリキュアの話です。

2020-11-22 19:15:06 | プリキュア話

今日11月22日も日曜日ですね。いつもの日曜日と同じく、朝からプリキュアと仮面ライダーセイバーを見ました。ということで、今朝のプリキュアへのコメント、今日もブログに書いておきますね。

ちなみに、今年のプリキュアも、いよいよ「大詰め」を迎える時期になりました。新型コロナ禍で放送中止の期間があったとしても、例年通りのスケジュールで考えると、年末年始あたりまでに今年のプリキュアたちの成長を振り返る回が何回かあって、そのあと敵のボスたちとの対決の場面が2~3回入って、1月末で今年のプリキュアがおわることかと思います。そして2月からは新シリーズ開始ということになるのですが、さて、今回はどうなることか・・・。

さて、今回はのどか(=キュアグレース)の成長に焦点が当たるようなストーリーになっていました。のどかがかつて病気療養中にお世話になった医師の蜂須賀先生が、退院後元気にしているかどうかが気になって、のどかとその両親に会いに来ること。また、蜂須賀先生は旅館沢泉(ちゆ=キュアフォンテーヌの家)に泊まるということ、そういう設定でのお話です。

冒頭はその蜂須賀先生が、中学校に通っているのどかの様子を見たいと思い、学校まで会いに行くところからはじまります。びっくりしたのどかたちは、ひなた(=キュアスパークル)の姉の営んでいるカフェに蜂須賀先生を連れていくことになります。蜂須賀先生はのどかからの手紙で、ひなたやちゆ、アスミ(=キュアアース)のことも、みんな知っていたようです。

その夜、旅館沢泉で、のどかの両親も交えてのお食事会が開かれます。のどかはこのとき、蜂須賀先生に「おかげさまですっかり元気です。とっても生きている感じです。先生、ありがとうございました」とお礼を言います。でも蜂須賀先生は「病院を辞めた」ことや、「医師として何もできなかった」ことなどをのどかに伝えます。のどかは「先生がいてくれたから、自分もがんばれた」というのですが・・・。でも、蜂須賀先生は「はげますだけなら、医者でなくてもでできる」と。

そこでのどかは蜂須賀先生に医者をやめてほしくないと思い、自分が病気になったのはビョーゲンズたちのせいだということを伝えようとします。そのことを、ラビリンやペギタンなど妖精さんたちに相談しようとするのですが・・・。妖精たちは「今すぐは無理、ティアティーヌに相談しないといけない」と。ここでCMが入ります。

CMのあと、のどかが蜂須賀先生と夜の川沿いを歩く場面が描かれます。そこで蜂須賀先生は「医者をやめるわけではなくて、外国の医学の研究機関で働くことになった」と伝えます。のどかに何もしてあげられず、無力さを感じて落ち込んでいた蜂須賀先生のところへ、退院したのどかが「苦しいときに励ましてくれた。先生がいたからがんばれた。先生大好き」という手紙が届きます。その手紙を読んで、蜂須賀先生は「ぼくたちはあきらめない!」と、逆にのどかに励まされたといいます。そして、そののどかの手紙に力をもらって、原因不明の病気を助ける方法を研究したくなって、外国の研究機関に行くことを決めたのだと蜂須賀先生は伝えます。

「ずっと誰かに助けてもらってばかりで、そのせいで医者を辞めるなんて・・・と思っていた」と、のどかは蜂須賀先生のその話を聴いて、涙を流します。「ちょっとどころか、すごく役に立った。のどかの手紙のおかげで、前に進む決意ができた」と蜂須賀先生は伝えます。それを聴いて、のどかは「新しいお仕事をがんばってください。またお手紙を書きます。おとなになったら、蜂須賀先生に会いに行きます」と伝えます。

翌日、車で旅館沢泉を出発した蜂須賀先生は、道路上をふらふら歩いているダルイゼンを見付けます。ダルイゼンに声をかけたら、ダルイゼンは蜂須賀先生をギガビョーゲンにしてしまいます。どうやらダルイゼンはキングビョーゲンに命令されて、自分も無理やりメガパーツを飲み、ギガビョーゲンを出現させなければならなくなったようです。でも、そういう命令をされることに、ダルイゼンはどこかでひっかかっているようで、「これは自分のためだ」とも言い聞かせている節がありました。

さっそく子犬のラテがギガビョーゲンの出現に気付き、プリキュアたち4人が変身してかけつけるのですが・・・。蜂須賀先生が閉じ込められたギガビョーゲンも、ダルイゼンも、メガパーツの力で強化されて「打たれ強く」なり、かなりプリキュアたちは苦戦します。「そろそろあきらめれば?」とダルイゼンは言うのですが、キュアグレースは「絶対にあきらめない、絶対に助ける!」と言います。「人のためにがんばってなんになる。自分のことだけ考える方がしあわせだろ」というダルイゼンに、キュアグレースは「あなたにはわからないかもしれないけど、私たちは助け合ったり、ささえあったりして生きている!」と返答。そのことばどおりに他の3人のプリキュアたちの力を借りて、ギガビョーゲンの動きを封じ込めた上で、4人の合体技(「アメイジングお手当」といって、「ヒーリングっとアロー」という注射器みたいな道具をつかって、「ファイナルヒーリングっとシャワー」をプリキュア4人で浴びせるわけですが)を使い、蜂須賀先生を助けます。そして、「俺は俺だ」といってダルイゼンは去って行きます。

ダルイゼンが去ったあと、正気に戻った蜂須賀先生は「のどかちゃんに会えなくなったら困る。しっかりしないと」といって、自分で車を運転して街を去って行きます。その様子を遠くから見送ったのどかは、「蜂須賀先生みたいに私もがんばる。ビョーゲンズからみんなを守る」と誓います。

・・・まあ、こんな感じで、のどか=キュアグレースの1年間の成長ぶりをふりかえるのが、今日のプリキュアの大きな枠組みでしたね。と同時に「患者あっての医者」のように、実は「助けられている方が、誰かを助けているかもしれない」という、「ケアをする―される関係」の二重性みたいなものを暗示する物語にもなっていたのかな・・・という気がしました。なお、次週予告では、今度はちゆ(=キュアフォンテーヌ)の陸上部の活動、走り高跳び(ハイジャンプ)のことが話題になるようですね。

ということで、今日のプリキュアの話、おわります。

 

 


今日(11月15日)のプリキュアの話です。

2020-11-15 19:08:56 | プリキュア話

今日は日曜日。一日、家でゆっくりと過ごしました。当然ですが、そういう日曜日は朝からプリキュアと仮面ライダーを見ています。まあ、そんなわけで、今朝のプリキュアの話を書いておきます。

さて、先週から、プリキュアたち4人の合体技と新しいアイテム(ヒーリングっとアロー)が登場しました。また、それに伴って、プリキュアの敵・ビョーゲンズたちも、自分たちに強化パーツ(メガパーツ)をつかって、ギガビョーゲンを出現させるという手を使い始めました。

前回放送分で、ひとまずシンドイーネがメガパーツを自分に使うことに成功しました。今回の放送分では、敵のボス・キングビョーゲンは、他の手下(ダルイゼン・グアイワル)にもメガパーツを自分自身に使えと指示を出しました。ただ、今日、プリキュアたちを攻撃したグアイワルはさておき、ダルイゼンはどうも、メガパーツを自分に使うことに対しては慎重なようです。グアイワルはなにか、キングビョーゲンの指示に心理的にひっかかっている感じですねえ。これが来週以降、どういう展開につながるのか、というところでしょうか。

その一方で、本編の物語自体は、わりと今回はのんびりしたお話。要するに「中学生の職場体験活動」で、プリキュアたちがちゆ(キュアフォンテーヌ)の実家でもある「旅館沢泉」に行くというお話。ちゆは「未来の女将」ということで、「いろんなことに心配りができるように」と意識しながら、各部屋の支度をしています。ひなた(キュアスパークル)とのどか(キュアグレース)は、まず掃除から、プリキュアたちは旅館の仲居さんたちの仕事を手伝います。そして、そんな他のプリキュアたちの様子を、アスミ(キュアアース)と妖精さんたちが「写真係」というかたちで見守っています…。

一方、そういう姉たちの職場体験活動の様子を、ちゆの弟・とうじが見ていて、自分も手伝いたいと言い始めます。でも、とうじが動くと失敗ばかり。そんなとうじの様子を見ていて、「できすぎる姉や兄がいるとつらい…」と、ひなたが慰めたりもしています。のどかは「あせらなくていいんじゃない?」と、とうじに声をかけたりします。でも、ちゆは「未来の女将」を意識しているのか、「ミスは仕方がないけど、お客様の前で溜息つくことはダメ」と、ちょっと厳しく、とうじに接しています。そんなとうじの様子がかわいそうに思えたのか、妖精のペギタンはアスミにひとつ、お願いをします。

「お姉ちゃん(=ちゆ)はなんでもできるのに、くやしい」というとうじに対して、アスミは「とうじくんはとってもいっしょうけんめいで、やさしい」と声をかけます。迷い込んだ子犬をかばおうとして温泉のなかに飛び込んだり…。そんなとうじくんの姿を、誰かが見ていると。だから、他の人と比べる必要はないと、アスミはとうじに声をかけます。でも、そのことばはアスミの思いというよりも、実はペギタンの思いを伝えることばだったのですが。

さて、そんなプリキュアたちのところに、自分の新しい力を試すのだといって、メガパーツを自分につかったグアイワルがやってきます。また、グアイワルは旅館のお客さんをギガビョーゲンにしてしまいます。当然、旅館にいたプリキュアたちは変身して、グアイワルとギガビョーゲンと対決するのですが…。そんなところへ子犬が迷いこみ、その迷い込んだ子犬を「大切なお客さんの子犬だから」と助けようとして、とうじが現れます。そんなとうじの姿を見て、キュアフォンテーヌ(=変身後のちゆ)は、とうじを守ろうとします。「この旅館沢泉は、私が守る!」と言ったキュアフォンテーヌは、いつも以上にパワーアップします。そんなキュアフォンテーヌの動きもあって、プリキュアたちはギガビョーゲンの動きを封じ込め、「ヒーリングっとアロー」を使って4人の合体技を出し、無事に「お手当」に成功します。

ラストの場面では、ギガビョーゲンにされていたお客さんと子犬が無事に再会。とうじは「ありがとう」と、そのお客さんからお礼を言われます。「旅館にやってくるお客さんの笑顔を見るのがうれしい」と、とうじも、ちゆもあらためて思う。そんなかたちで今回は終わりました。

ただ…。そろそろ今年のプリキュアも終わりにさしかかっています。これから年末に向けて、ひとりひとりのプリキュアの今年の成長ぶりが描かれるのでしょうか。今回はちゆ=キュアフォンテーヌでしたが、次回はのどか(キュアグレース)のような気もします。というのも、次回予告ではのどかが入院中の主治医と再会する話のようですので。そこへ、さっきのダルイゼンの話がまた絡んでくるかもしれませんね。これまでの物語の流れのなかで、のどかが原因不明の病気で入院中に苦しんでいるとき(=それはどうやらビョーゲンズにやられていたようですが)に、ダルイゼンが生まれた経過がありますので…。

ということで、今日のプリキュアの話、おわります。


今日(11月8日)のプリキュアの話です。

2020-11-08 17:36:49 | プリキュア話

今日も日曜日。朝からプリキュアと仮面ライダーセイバーを見ました。そのうちのプリキュアの方の話を書いておきますね。

先週、朝いつもどおりに起きて、朝食・朝風呂後にテレビをつけたら、大学駅伝やってました。プリキュアの放送はお休みでした。なので、今回の放送分は、10月25日の放送分の話の続きということになりますね。

ちょうど10月25日放送分は、ラストの場面で、プリキュアたちの学校の先生(円山先生)に、ビョーゲンズのひとり・シンドイーネがメガパーツを埋め込み、強力な敵・ギガビョーゲンを出現させました。また、その様子を、円山先生の息子・孝太君が見てしまうところで終わったんですよね。

今週放送分はちょうど、この円山先生が無理やり変身させられたギガビョーゲンとシンドイーネに、プリキュアたちがどう立ち向かうか。それが主な物語になります。また、そのギガビョーゲンの「お手当」をするために、いよいよ新アイテム・ヒーリングっとアロー(どう見ても「お注射」なんですが)が登場します。いよいよクリスマス・お正月商戦が近いですからねぇ。お子さま向け新アイテム登場というところでしょうか。CMでは先月末くらいからもう流れてましたが・・・。

さて、円山先生が無理やり変身させられたギガビョーゲンですが、人間そのものを閉じ込めるビョーゲンズの病原体のようです。でも、かつてそういう事例はないというのが、地球のお医者さん見習いとしての妖精さんたち(ラビリン・ペギタン・ニャトラン)の意見でした。

また、シンドイーネ自体が、自分自身にメガパーツをぶちこんで、そうやって新たな病原体・ギガビョーゲンを出現させる力を手に入れたのだとも説明していました。このギガビョーゲンとシンドイーネの力は強力で、いったん、4人のプリキュアたちは倒されてしまって、動物園(=前回10月25日放送分は、プリキュアと孝太君たちが動物園に行く話でした)のなかにバラバラに飛ばされてしまいます。

そしてシンドイーネは自分の手柄を敵のボス・キングビョーゲンに報告に行きます。シンドイーネはキングビョーゲンに「すばらしい成果だ」とほめられるのですが・・・。でも、シンドイーネの仲間たち(ダルイゼン、グアイワル)は「メガパーツを自分の体内に取り込んだら、自分が無事かどうかもわからなくなる」と心配しています。

さて、動物園のなかでバラバラになったプリキュアたちは、もう一度合流します。その途中で、動物たちが恐怖におびえている姿を見かけます。キュアアースも、活動を再開したら自分たちが再びやられそうで、あぶない・・・と自信のないことを言ったりします。

そんななか、動物園のなかでケガをした孝太君を見付けます。孝太君は「お父さんが怪物に食べられた」といって泣いています。のどか(=キュアグレース)は、「泣かないで。お父さんはきっと、助かるよ」と伝えます。他のプリキュアたちも、そういう趣旨のことばをかけます。そんなときに、「きっとプリキュアが来る」と、孝太君が言います。どうやら円山先生が渡した「すこ中ジャーナル」(生徒会の新聞)で、孝太君はプリキュアのことを知ったようです。プリキュアたちは孝太君に、「動物園もお父さんも、プリキュアたちがきっと助けてくれる。だから、希望を捨てないで」と伝えます。

一方、シンドイーネは再び、ギガビョーゲンになった円山先生を連れて、今度は港に出現します。また、ギガビョーゲンが港から街を蝕んでいきます。プリキュアたちは孝太君を動物園に置いて、変身して港にかけつけます。「今度こそ絶対にひかない。必ず先生を助ける」と考えたプリキュアたちは、まずはギガビョーゲンの攻撃をさけつつ、体力を少しずつ削る作戦をとります。そしてキュアグレース、キュアフォンテーヌ、キュアスパークル、キュアアースは、それぞれ1個ずつエレメントをつかって、ギガビョーゲンの動きを少しずつ止めます。そしていよいよ、グレース・フォンテーヌ・スパークルが3人の合体技「ヒーリングオアシス」を使うのですが・・・。なんと、ギガビョーゲンはそれをはじきとばしてしまいます。

ここでシンドイーネは「進化した私たちの力に、かなうわけがない」と言います。また、「力の差がこんなにあるとは・・・」と、キュアアースは絶望に満ちた気持ちになります。でも、キュアグレースは「わたしはあきらめない」、ラビリンは「放っておくわけにはいかない」と言います。ペギタンとキュアフォンテーヌ、キュアスパークルとラビリンも、グレースとラビリンに同調します。

「まだ私たちはがんばれる。いろんなエレメントの力が集まっている」「自分たちはキャラがバラバラだけど、みんなで手を取りあえば、まだまだいける」・・・そんなことをプリキュアたちが考えて、「私たちはお手当をあきらめない!!」と叫んだとき、いままでのエレメントボトルが1つにまとまります。これが「スペシャルヒーリングボトル」になります。その上で、ラビリン・ペギタン・ニャトランに子犬のラテがいっしょになって、例のお注射のようなかたちの「ヒーリングっとアロー」が登場します。そのヒーリングっとアローにスペシャルヒーリングボトルをセットして、4人のプリキュアが「アメイジングお手当」といって「ファイナルヒーリングっとシャワー」を浴びせたとき、ギガビョーゲンは浄化されます。このとき、4人のプリキュアの背中には羽根がはえてましたね。

ラストの場面ですが、円山先生は再び人間の姿にもどって、孝太君に会いに動物園に行き、無事、再会できました。プリキュアたちも「地球から新しい力をもらった」といって喜んでいます。ただ、ヒーリングガーデンにいる子犬のラテの母親・ティアティーヌは、「これほどの危機を乗り越えるとは・・・」とプリキュアの力に感心する一方で、「なにか、胸騒ぎがする・・・」とも言います。どうやら年末に向けて、敵のボスであるキングビョーゲンが動き出す予感でしょうか。

ちなみに来週予告ですが、どうもちゆ=キュアフォンテーヌの実家の旅館で、プリキュアたちが職場体験活動をするようですね。

ということで、いよいよ今年のプリキュアも大詰め。新アイテムが登場して年末年始の商戦への準備がはじまるとともに、今年のストーリーの謎解き部分に入ってきた感じがします。ここから敵であるビョーゲンズの正体といいますか、今年の物語の設定がいろいろとわかってくる大事な回が続くと思いますので、ちゃんと毎回、ていねいに見ていこうと思います。

 


最近読んだ本をまとめて紹介(3174冊目~3197冊目)

2020-11-08 11:49:22 | 本と雑誌

前回からだいぶん間があいてしまいましたが、またまた「最近読んだ本」をタイトルや著者名程度ですけど、まとめて紹介しておきます。

今回は11月1日(日)、ちょうど先週おわった大阪市廃止・特別区設置の住民投票(いわゆる「大阪都構想」と維新が呼ぶ行政改革構想)の批判本やブックレットが多くなっています。その点は前回、5年前の住民投票と同じですね。

いろんな批判本やブックレットが多数でるくらい、いい加減な構想だったんでしょね、「大阪都構想」=大阪市廃止・特別区設置の住民投票の前提となるものって。先週の住民投票で否決されたのに、まだ松井市長や吉村知事は大阪府・市の条例をつくって、「都構想もどき」の制度をつくろうとしていますが…。

だいたい松井市長自らが「二重行政は、今はない」といいながら、「二重行政を作らないための条例をつくる」と住民投票後の今、行っていること自体、「いい加減な政治家たちだなぁ」としか思えません。また、そんないい加減な松井市長らに選挙のことを出されて脅かされたら、自分たちの議席確保のためにすぐになびいてしまうような某政党関係者も、「どうにかしてるよ、あんたたち」としか思えません。

新型コロナ禍のもと、住民生活の安定のために必死に動く首長や各会派の地方議員であってほしいと願うし、それができないなら「辞任して、さっさと家に帰ってください」と言いたいですね。大都市制度いじっている場合じゃないですから。

そのくらい私、今回の住民投票に「賛成」の側にまわった会派の人たちに怒っています。また、今日紹介するような批判本やブックレットも読まず、なんとなくタレントさんたちが情報番組でよさそうに言っているから「都構想に賛成」みたいなこと言っていた人々にも、私、怒っています。「わかりやすい話ばっかり求めていると、政治家のウソに騙されますよ。もっとしっかりと本読んで、勉強してください。良識ある市民に成熟してください」と言いたくなります。

また、この住民投票を「否決」に持ち込むため、最終日まで全力投球されたすべてのみなさんに、あらためてこの場をお借りして敬意を示します。みなさんのがんばりがなければ、この「二度目の否決」という結果、得られてませんからね。ほんとうに「ありがとうございました」と言いたいです。

ということで、余談がだいぶん過ぎましたが、本題に戻りますね。以下のとおり、本の紹介しておきます。

3174冊目:藤井聡『都構想の真実 「大阪市廃止」が導く日本の没落』啓文社書房、2020年

3175冊目:金春喜『「発達障害」とされる外国人の子どもたち』明石書店、2020年

3176冊目:鈴木有紀『教えない授業 美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方』英治出版、2019年

3177冊目:大門正克『日常世界に足場をおく歴史学―新自由主義時代のなかで―』本の泉社、2019年

3178冊目:宇野仙『学びなおすと地理は面白い』ペレ出版、2020年

3179冊目:「地域の色・自分の色」実行委員会+秋田喜代美編著『色から始まる探究学習』明石書店、2019年

3180冊目:川嶋広稔『とことん真面目に大阪都構想の「真実」を語る!』公人の友社、2020年

3181冊目:大阪の自治を考える研究会『「大阪都構想」ハンドブック 「特別区設置協定書」を読み解く』公人の友社、2020年

3182冊目:新聞うずみ火編『住民投票までに知っておくべき「都構想」の嘘と真』せせらぎ出版、2020年

3183冊目:釈徹宗『歎異抄救いのことば』文春新書、2020年

3184冊目:中川右介『文化復興1945年 娯楽から始まる戦後史』朝日新書、2020年

3185冊目:養老孟司『AIの壁 人間の知性を問い直す』PHP新書、2020年

3186冊目:田中優子『苦海・浄土・日本 石牟礼道子もだえ神の精神』集英社新書、2020年

3187冊目:布留川正博『奴隷船の世界史』岩波新書、2019年

3188冊目:保阪正康『近現代史からの警告』講談社現代新書、2020年

3189冊目:細谷功『問題発見力を鍛える』講談社現代新書、2020年

3190冊目:平田オリザ『22世紀を見る君たちへ』講談社現代新書、2020年

3191冊目:片山杜秀『平成精神史 天皇・災害・ナショナリズム』幻冬舎新書、2018年

3192冊目:伊藤賀一『47都道府県の歴史と地理がわかる事典』幻冬舎新書、2019年

3193冊目:富士晴英とゆかいな仲間たち『できちゃいました!フツーの学校』岩波ジュニア新書、2020年

3194冊目:小島俊明『ひとりで、考える 哲学する習慣を』岩波ジュニア新書、2019年

3195冊目:山口真美『こころと身体の心理学』岩波ジュニア新書、2020年

3196冊目:釈徹宗『天才富永仲基 独創の町人学者』新潮新書、2020年

3197冊目:浜矩子『「共に生きる」ための経済学』平凡社新書、2020年