できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日は「ひろがるスカイプリキュア」の最終回でした。

2024-01-28 18:07:29 | プリキュア話

今日(1月28日)は、この1年間続いた「ひろがるスカイプリキュア」の最終回。次の日曜日(2月4日)からは新シリーズ「わんだふるぷりきゅあ」が始まる。この新シリーズ、どうやら女の子が自分の飼っている犬といっしょに変身するプリキュアの話になりそうで…。予告編を見ている限りでは、思いっきり幼い子向けにストーリ展開やキャラクター設定をつくってきそうな気がします。それはさておき、今日の「ひろがるスカイプリキュア」の最終回の話を書いておきます。

最終回は、前回、スキアヘッド(ダークヘッド)が倒されて、アンダークエナジーでできた大蛇のような姿になったところから話がスタートします。この大蛇を倒すために、プリキュアたちがヘビのしっぽを捕まえて結んでみたり、キュアスカイがキュアプリズムを持ち上げて、光の球・プリズムショットをぶつけたり…。いろいろなかたちでプリキュアたちがたたかいを挑みます。

プリキュアたちに苦戦する大蛇は、なんと、カイゼリンの心のなかにしのびこもうとします。カイゼリンの心のなかで、大蛇は再びスキアヘッドの姿にもどって「愛している」とささやきます。でも、カイゼリンは「それはちがう! 私には友達がいる。お前は必要ない!」といって、大蛇を追い払います。子どもがおとなの「偽りの愛情」や「ゆがんだ愛情」を拒否できるようになるためには、誰か別の人の支えがいる。そういうことを象徴しているようなシーンですね。

カイゼリンに拒否された大蛇は、今度は人間界のソラシド市を襲おうとします。その大蛇を追ってプリキュアたちが人間界に行けるように、アンダーク帝国のトンネルをつかうよう、かつての敵・カバトンやミノトン、バッタモンダーが手助けをします。また、カバトンは青の護衛隊といっしょに、スカイランドのまちは守り切ったと言います。そこで、プリキュアたちはカバトンたちの協力を得て、人間界にもどります。

人間界に戻ったとき、プリキュアたちは一瞬、変身前の姿に戻ります。でもソラちゃん(キュアスカイ)は「プリキュアの力は私たちの胸のなかにある。限界なんてない!」「ここ(人間界)はすばらしい世界。あなた(大蛇)の力をほしがる人なんていない!ヒーローの出番です!」といって、再び変身します。同じく、他のプリキュアたちも変身します。

ここから先は、ソラシド市でのプリキュアと大蛇のたたかいです。「力がすべて」という大蛇に対して、「私たちはもっと強いものでたたかっている。私たちは広がっていく。絶対にまけない」というプリキュアたち。そんなプリキュアたちは大蛇の動きを止め、5人の合体技で大蛇を浄化。「私の負けだ。晴れ渡った…」といって大蛇は消えていきます。大蛇が消えたあと、プリキュアたちは「おわったの?本当におわったの?」「おわらせたよ、私たち」「帰りましょう、私たちの家へ!」といって、ソラシド市の家に戻ります。

大蛇が消え去ったあと…。スカイランドの王様夫妻は、すっかりお姉さんになったプリンセス・エルのためにたくさんのドレスを用意して、帰宅を待っています。アンダーク帝国にもどったカイゼリンは、プリンセス・エルのために人形を用意しています。再びアンダーク帝国とスカイランドは和平を結んだようです。そんなカイゼリンを、カバトン・ミノトンは支えていく決心をしています。バッタモンダーは「待遇のいいところがあったらそっちへ…」と言いながら、カイゼリンのそばにしばらくいるようです。スカイランドの青の護衛隊では「ソラちゃんはいつもどるのか?」「待たれているぞ、ヒーローガール」という声がでています。

他方で、ソラシド市。ソラちゃんの通う中学校では、ソラちゃんの転校の話がでます。「スマホの電波の届かないところに行くから、お手紙ください」と、ソラちゃんは同級生たちに伝えます。そんなソラちゃんに、ましろちゃん(キュアプリズム)は「さみしくない?」と声をかけます。ソラちゃんは「住む世界が変わるだけ。トンネルを使えば、また会える」と返事します。

ヨヨさんの家では、長い間使っていた部屋をツバサくん(キュアウィング)が掃除をしています。掃除が嫌いなエルは「エルは赤ちゃんだからわからない。お片付け苦手」と、お姉さんになった姿で言います。そんなエルとツバサくんは、窓からソラシド市の景色を見て、「この見慣れた景色ともお別れ。このまちに来てよかった」と思います。そんなソラちゃん、エル、ツバサくんを送り出すために、アゲハさん(キュアバタフライ)は3人分のキャラ弁当ををつくります。そして「私たちは友達。それでもさみしい、悲しい…」という思いを秘めながら、ソラちゃんはプリキュア手帳を自分のリュックに詰めます。

いよいよ、ソラちゃん、エル、ツバサくんがスカイランドに戻るときがきます。「ヨヨさんはどこまで私たちのことを知っていたの?」と聞くエルに、ヨヨさんは「ミラーパッドでスカイランドのことを見聞きしていたから、大切な子どもたちがソラシド市に来ることはうすうすわかっていた。でも、いっしょに暮らそうと思ったのは、みんなが<いい子>だったから」と伝えます。

このあとエルは「ましろ、ぎゅっとして」と言います。ふたりで抱きあって「だいすき、ましろ」というエルの姿を見て、さらにアゲハさんが抱きつきます。そんなアゲハさんに、ツバサくんは「お弁当ありがとう」と。「またおいで!」というアゲハさんに、「スカイランドにもどったら、賢者としての知恵をつけるために、見聞を広げる」というツバサくん。「私たち、いいコンビだったよね」と、ツバサくん・アゲハさんは再確認します。

そして「いきましょう、プリンセス」といって、ツバサくんがエルを誘って先にトンネルに入ったあと…。ましろちゃんは「ねえ、スカイランドに戻るのはあしたにしない? くもパン焼くし…。どんなに離れていたって…」といって、泣き始めます。それを聞いたソラちゃんは「私たちはプリキュア。これまでふたりで何回、手をつないだ? プリキュア手帳だと142回かな? ましろちゃんの笑顔が大好き。だから、笑ってお別れ」と伝えます。「ソラちゃんはヒーロー」というましろちゃんに、「そうじゃないって、ましろちゃんがいちばん知ってるくせに…」とソラちゃんは返します。このあと大きなリュックを背負って、ソラちゃんはスカイランドに戻るトンネルに入ります。

ここで「ひろがるスカイプリキュア」の物語は終わりかな…と思ったら、まだまだ続きが。翌日、ましろちゃんは目覚めたあと、「これから不思議な赤ちゃんとヒーローガール、そしてその仲間の物語の絵本を描こう」と思いつきます。そんなときふと窓の外を見ると、トンネルからソラちゃん、ツバサくん、エルの3人が現れます。「やっぱり、遊びに来た」という3人。そして「おなかがすいた~」といって、お姉さんの姿から赤ちゃんの姿にもどったエルを見て、ましろちゃん・アゲハさんが家を飛び出して迎えに行きます。このあと「私たちの物語は、ずっと広がる」というソラちゃんの声が流れ、いつものエンディングのテーマも流れます(今回は5人のプリキュア声優が歌っているバージョンでした)。そしてラストでは、青の護衛隊といっしょに、スカイランドで迷子になっている子どもを助けるヒーローとして、キュアスカイが再び登場する場面が描かれます。これで、最終回はおわりました。

この最終回のラストの部分を見ていると、どことなく劇場版映画プリキュアシリーズのエンディングを見ているような感じがしました。「これでお別れ、二度と会えない」というような雰囲気を漂わせつつも、どこかで「また会える」という場面も描いて、「物語はまだまだ続く」という余韻を残す。そういう展開ですね。こういう余韻を残した展開にすることで、この5人のプリキュアたちが別のプリキュアシリーズに登場したり、オールスターズ(劇場版映画)にでてきてもおかしくないような設定になっているなあって思いました。

ということで、1年間の「ひろがるスカイプリキュア」の物語、おわりました。「光と影、暗闇と明るい世界、2つの相対立するものがどうやって和解をしていくのか?」「力がすべてではないとしたら、何を人は信じればいいのか?」等々、この1年間のシリーズにも「深い」ストーリーがあったように思います。また、「一度よくないことをした者も、反省や改心をとおして立ち直ることができる」「ヒーローであるプリキュアも、時には挫折したり、泣くこともある」など、いつものプリキュアシリーズでも描かれているような場面もありました。そして、このシリーズでは「プニバード族(鳥の姿をしている)の男の子」という設定ではありますが、ツバサくんがキュアウィングになるなど、男の子からもレギュラーメンバーのプリキュアが登場しました。いろいろとこの1年間のあいだに、これから先のプリキュアを見据えた準備作業をしたようにも思います。

以上で、「ひろがるスカイプリキュア」のまとめ、おわります。次週からは新シリーズのお話を書きますね。

 

 

 


3週分まとめてプリキュアの話(3)1月21日放送分

2024-01-23 09:15:34 | プリキュア話

ようやく「3週分まとめてプリキュアの話」も3回目、1月21日(日)放送分までたどりつきました。さっそく書いておきます。

1月14日放送分からすでにプリキュアは最終決戦モードに入っていて、1月21日放送分はその続きです。「力がすべてではないとしたら、何を信じればいい?」と迷うカイゼリンに、背後からアンダークエナジーの矢を刺したスキアヘッド。そのスキアヘッドがカイゼリンに「おろかな生徒」と言い放ったところから、1月21日放送分がはじまります。

前回倒されたはずのスキアヘッドが、再び復活。「なぜ?」という問いが、プリキュアたちに生まれます。プリキュアたちにスキアヘッドは、このような話をします。

アンダークエナジーから生まれた者にとっては、光の力が毒。そういうスキアヘッドは、父・カイザーと同じ最後をたどることのないように、カイゼリンの記憶を封印したといいます。というのも…。カイゼリンはエルレインに渡すプレゼントをつくっていた。そんなカイゼリンに父・カイザーは「今までは力がすべてだと信じていた。これから何を信じるか? 道はけわしいが、答えはきっと見つかるはず」と伝えます。そんなカイザーを、カイゼリンが見ている前で、スキアヘッドが背後から刺し殺します。その本当のカイゼリンの記憶にウソの記憶(=キュアノーブルが殺した)を上書きして、カイゼリンに信じさせた。これが、スキアヘッドの説明です。「すべてをアンダークエナジーに捧げる。破壊のために力を使うその入れ物として、カイゼリンが最適だった」とも、スキアヘッドは言います。これでひとつ、いったん和平を結んだはずのアンダーク帝国とスカイランドのあいだにあった「なぞ」がひとつ、とけました。すべてはスキアヘッドのしくんだことだったわけです。

「お前はなにものだ?」と問うカイゼリンに、「私はダークヘッド。アンダークエナジーの化身」といって、スキアヘッドはダークヘッドという自分の正体を示します。そしてカイゼリンのそばに行き、「もうひとつウソがある。(お前を)「愛している」と言ってきたのは、ウソだ」と告げます。それを聞いたカイゼリンは「私が信じていたものはウソばかり。胸が苦しい、いっそ消えたほうが…」と言い始めます。

そんなカイゼリンとダークヘッドに、キュアスカイが「カイゼリンを離せ!」といいます。「救う理由はないはず」というダークヘッドに、「泣いている人に手をさしのべるのに、理由はない!」というキュアスカイ。ダークヘッドはカイゼリンを抱えて「取り返したいなら、アンダーク帝国へ」といって消え去ります。「これはワナだ!」と思いつつも、プリキュアたちは「助けに行こう!」と考えます。「カイゼリンに答えなきゃ。力がすべてではないとしたら、何を信じるかを」というのが、キュアスカイの思いです。

その後、プリキュアたちはアンダーク帝国へ。多数のランボーグに追われるなか、アンダーク帝国に通じる穴の奥へ入ろうとします。追いかけてくるランボーグを、まずはキュアウィング・キュアバタフライが時間を稼ぎます。他のプリキュア3人が穴の奥へはいると、さらにランボーグの数が増えます。「カイゼリンを助けて、スカイ・プリズム・マジェスティ。ここは絶対に通さない」といって、キュアウィング・キュアバタフライは送り出します。そんなキュアウィングに「私のナイトだから、こんなところで倒れたら、許さない!」と、キュアマジェスティは伝えます。

穴の入り口を潜り抜けたあとも、別のランボーグが現れます。3人のプリキュアはひとまずたたかわずにランボーグをやり過ごしますが、それでもランボーグの数が増えてきます。そのランボーグたちを、今度はキュアマジェスティが食い止めます。「私には(キュアノーブルから受け継いだ)不思議な力があるのに、どうして5人のプリキュアがいるのか? きっと大きなプリンセス(=キュアノーブル)は、ひとりでつらかった。いっしょに泣いて、笑って、励ます仲間がほしかった。だから5人がいるの。私がここで食い止めたら、すぐにおいつく。だから、仲間を信じて! 立ち止まるな、ヒーローガール!」と、キュアマジェスティはキュアスカイ・キュアプリズムに伝えます。キュアスカイ・キュアプリズムはふたりで先を急ぎます。

いよいよカイゼリンとダークヘッドに追いついたキュアスカイ・キュアプリズム。そんなふたりに、カイゼリンは「強いな、ヒーローは」と語りかけます。ダークヘッドはカイゼリンに「お前もヒーローで、その光があった。ヒーローはアンダークエナジーの入れ物として必要。でも、お前よりももっと大きな入れ物を見つけた。キュアスカイだ!」と言います。

「となりにプリズムがいてうれしい」というキュアスカイに、カイゼリンは「これはわなだ!」と告げます。でもキュアスカイは「誰もが心に大切な物語を抱えている。そんな人たちを入れ物扱いするあなたを許さない。今の私たちに、あなたの技は通じない」と、きっぱりとダークヘッドに伝えます。

ただダークヘッドは「光がアンダークエナジーにとって毒なように、プリキュアにとってアンダークエナジーは毒」といって、キュアスカイ・キュアプリズムにアンダークエナジーを浴びせます。それを浴びて苦しむふたり。そこへさらに「お前の力で止めてみせろ」といって、ダークヘッドはアンダークエナジーのかたまりをキュアスカイにぶつけます。「この力がほしくないか? 私を倒したいなら、この力をコントロールしてみせろ」といって、キュアスカイにアンダークエナジーのかたまりとともに、ダークヘッドが侵入します。

「だめだ、キュアスカイ」というカイゼリンを前に、キュアスカイは黒いキュアスカイに変身。でもキュアスカイは「こんな力をコントロールして、みんなを助ける!」と言い切ります。全身がアンダークエナジーにそまって黒くなりながらも、キュアスカイの目だけは青く光ります。キュアスカイのからだのなかで「ダークヘッドこそが最強」という声が聞こえます。そして黒いキュアスカイは、なんと、キュアプリズムを攻撃しようとします。

でも、キュアプリズムは「私は逃げない。負けない」といい、キュアスカイの攻撃を全身で受け止めようとします。そのキュアプリズムの姿を見て再びキュアスカイの目が青く光り、「信じてまつ人がいる限り、何度でも立ち上がる。それがヒーロー」と言って、自ら黒い色から解き放ち、青い姿を取り戻し始めます。そんなキュアスカイをキュアプリズムの光が包み込んだとき、カイゼリンもキュアスカイも、元の姿を取り戻します。

ちなみに、この黒いキュアスカイがキュアプリズムの支えで、再びいつもの青いキュアスカイに戻るまでの絵柄は、ほんとうに美しいです。たぶん、プリキュアシリーズの歴史に残るような名シーンだと思います。また、人間は怒りや悲しみゆえに黒い思いに染まることはあるけれども、でも、根っこにはよい心があって、誰かの支えさえあれば、たとえ一時期黒い思いに染まっても、よい心を誰もが取り戻すことができる。そういうプリキュアシリーズ全体に流れる人間観が、この場面には現れているようにも思いました。

このあと、元の姿にもどったキュアスカイは、カイゼリンに大事なことを伝えます。「あなたは私と同じ。自分が正しいと思ったことを信じたヒーロー。私も未熟、立派じゃない。でも、友達が支えてくれた。これが私たちの答え。カイゼリン、これからは友達になりましょう」と。そんなカイゼリンとキュアスカイ、キュアプリズムの向こうから、「なかよし、だね」「ハッピーエンドの物語が好き」「5人の力を見せつけた。ヒーローの出番(笑)」といいながら、キュアウィング、キュアマジェスティ、キュアバタフライもやってきます。

キュアスカイがカイゼリンに伝えたかったことは、「未熟でもいい。力なんて弱くてもいい。力を信じるのではなくて、仲間を、友達を信じよう」ということでしたね。このメッセージも、プリキュアシリーズ全体に流れる考え方ですね。歴代のプリキュアはドジな一面もあって、誰であっても完璧なキャラクターではありません。でも、いつも友達、仲間をお互いに信じあって、その友達や仲間と培った関係の力で課題を解決してきましたから。

ところで、これでやっと、アンダーク帝国とカイゼリンを分離することに成功しましたが…。キュアスカイによって内側から破られたはずのダークヘッドは、なんと、アンダークエナジーでできた大蛇のようなかっこうをして、まだ残っています。次回1月28日放送分はいよいよ最終回、プリキュアたちとこの大蛇のようなアンダークエナジーのかたまりとの最終決戦です。ちなみに今回のエンディングのダンスは、キュアスカイでした。

ということで、3週分まとめてのプリキュアの話、終了です。


3週分まとめてプリキュアの話(2)1月14日放送分

2024-01-22 08:49:15 | プリキュア話

昨日は1月7日放送分のプリキュアの話を書いたので、今日は1月14日分の話を書きます。

1月14日分は、7日分の続きから話が始まります。アンダーク帝国のカイゼリンが「300年前の和平のあと、キュアノーブル(=エルレイン)がカイザー(カイゼリンの父)を手にかけた」という話をしたこと。それを「ウソに決まっている…」と信じられないキュアマジェスティ(=プリンセス・エル)や、「そんなはずはない!」と思うキュアスカイ(=ソラちゃん)たち。ただ、キュアスカイは、カイゼリンがウソをいっているようにも思えないようです。ここが14日放送分のはじまりです。

さて、カイゼリンの話がまだまだ続きます。どうやらスカイランドのまちの人の間で、「カイザーは何百年も生き続ける。でも、エルレインが死んだらこのまちはどうなる?」といううわさが流れます。そのうわさを聞いたエルレインは、カイゼリン・カイザーの父娘がエルレインのところにプレゼントを持ってきたときに、青の護衛隊をつかってカイザーをつかまえ、殺した。エルレインがカイザーを殺したのだ…と。そのとき、スキアヘッドがカイゼリンを助けたとも言います。だからカイゼリンは復讐のために、プリンセス・エルを始末しに来たのだと言います。

これを聞いて「あたたかいプレゼントを信じる!」とキュアマジェスティ。また、胸にささった矢をなんとかしないと…と、キュアプリズム(=ましろちゃん)はカイゼリンに伝えます。でも、それを聞いたカイゼリンは「自分には信じるものがなにもない。痛みを癒すものがなにもない」といい、「アンダークエナジーの海にすべてをささげる。この身がなくなってもかまわぬ。力、それこそが我が名」と言って、心の傷口にアンダークエナジーを全てそそぎこみます。

「アンダークエナジーとカイゼリンを切り離そう」というキュアバタフライ(=アゲハさん)の提案にそって、プリキュアたちは変身して、5人でカイゼリンに挑みます。ただ、キュアプリズムの光の球・プリズムショットがまったくききません。その間にアンダーク帝国のランボーグたちがスカイランドのまちに入れるように、カイゼリンはバリアを攻撃します。割れ目から入ったランボーグたちを、キラキラモードの青の護衛隊が一体ずつ倒そうとします。まちではヨヨさん(=キュアプリズム=ましろちゃんの祖母)が、ミラーパッドのトンネルをつかって、人間界にスカイランドの住民を避難させようとします。でも、その数には限界があるようです。

一方、カイゼリンがバリアを攻撃しようとするのをそらそうと、プリキュアたちが体当たりで攻撃します。なんとか攻撃を食い止めたあと、キュアウィング(=ツバサくん)はバリアの修復へ。そのキュアウィングと青の護衛隊を援護するために、キュアバタフライはまちへ。キュアプリズムはもっと大きな光の球をつくって、やさしい光でカイゼリンの心をてらそうとします。そして、キュアスカイ・キュアマジェスティは引き続き、カイゼリンとたたかいます。ただ、キュアスカイがカイゼリンに抱き着いて攻撃を止めようとするのですが…。まだまだキュアプリズムの光の球の大きさが足りません。「もっと広がれ…」と願うキュアプリズムですが…。

一生懸命バリアの修復をしようとするキュアウィングのところにも、ランボーグの集団が襲いかかります。「もうだめか…」と思ったときに、猛烈に臭いおならのにおいが。かつてプリキュアの敵だったカバトンが、1週間ためたおならでランボーグを追い払います。それでもキュアウィングに襲い掛かろうとするランボーグには、「自分で鍛えたら腕が光った」というミノトンがパンチを加えて倒します。アンダーク帝国が人間界とスカイランドのあいだにつくったトンネルでは、バッタモンダーが「まちの人全員は無理だけど…」といって、逃げ出す人を助けています。その様子を見てキュアウィングは、かつての敵3人に「ありがとう」と言います。

キュアウィングは「ひとりで空を飛びたかった自分が、いまはスカイランドの賢者で、プリンセスのナイトになった。それができたのは仲間ができたから。みんなとこの世界を守る!」とあらためて誓います。そんなキュアウィングを、キュアバタフライが援護します。キュアバタフライがありったけの力で、バリアの修復に足りないエネルギーを補おうとしてる姿を見て、キュアウィングは「からだが持たない!」と言いますが…。キュアバタフライは「私は君の夢も守る!」と。「ぼくたちならみんなを守れる!」とキュアウィングが思ったとき、バリアの修復が完了します。

キュアスカイやキュアマジェスティが「カイゼリン、みんなの思いがアンダークエナジーを止めた。力がすべてではない!」といったとき、カイゼリンがふと、亡き父・カイザーのことを思い出します。その一瞬のスキに、キュアプリズムが光の球を放ちます。するとアンダークエナジーにそまったカイゼリンの心が戻ります。そのうえで、キュアプリズム・キュアスカイがアップドラフトシャイニングでカイゼリンの心を浄化。するとカイゼリンは「これから何を信じればいいの?」と話はじめます。

「やっと話せる…」とキュアスカイが思ったそのとき、後ろから一撃でカイゼリンを倒すものが現れます。「アンダークエナジーから生まれた私たちは、力こそがすべて。(カイゼリンは)おろかな生徒だ」という、スキアヘッドです。一度倒れたはずのスキアヘッドが、再び現れます。

という具合に、1月14日放送分は、いよいよプリキュアたちとカイゼリンの最終決戦。でも、カイゼリンはプリキュアたちとのたたかいのなかで、アンダークエナジーに染まった心が浄化され、良心を取り戻します。また、過去にアンダーク帝国のしもべとしてプリキュアたちとたたかった3人も、今度はスカイランドの人々を助けようと動いています。「根っからの悪人はいない。悪に染まった心を入れ替えれば、人間はきっとよくなる」というのが、歴代のプリキュアの人間観であり敵の描き方ですが、今回もそのようですね。

と同時に、キュアウィングのことばなどで「なかま」が強調されていますが、この「なかま」が次回1月21日放送分の中身とつながってきます。そして「力がすべてではないとしたら、いったい何を信じればいいのか?」というカイゼリンの問いかけに対して、プリキュアたちがいっしょうけんめい答えを出そうとするのが、1月21日放送分。ここで再びスキアヘッドとの対決が描かれます。ちなみにこの日のエンディングのダンスは、キュアウィングでした。

ということで、今夜かあしたには、1月21日放送分も書きますね。

 

 


3週分まとめてプリキュアの話(1)1月7日放送分

2024-01-21 21:51:01 | プリキュア話

気づけば今日は1月21日(日)。ブログの更新がしばらく途切れていました。この間、1月7日・14日・21日と3週分のプリキュアの話をブログに書いていないので、順番に書いていきます。まずは1月7日放送分です。とはいえ3週分を一気に書くとしんどいので、1週分ずつわけて書きます。

いよいよ1月に入り、いまの「ひろがるスカイプリキュア」のシリーズも、今月いっぱいでおわり。2月からは「わんだふるぷりきゅあ」といって、人間がイヌやネコといっしょにプリキュアになってたたかう新シリーズがはじまります。となると、この時期のプリキュアは例年同様、いまのシリーズの謎解きと、ラスボスとプリキュアとの対決の場面が描かれます。

この1月7日放送分も「いままでのシリーズの謎解き」から、「ラスボスとプリキュアとの対決」への橋渡しの回のようでした。

この日の放送は、まずプリンセス・エルがスカイランドの国王夫妻といっしょに寝ているとき、プリンセス・エルレインの声がして、お城の外に出るところから始まります。その日はクリスマスの夜で、エルはエルレインから「小さなプリンセスにプレゼント」といっておもちゃのようなものをもらいます。すると、エルの胸から光る球のようなものがでて、急に大きくなります。

光る球に気付いた他のプリキュアたちは、大きくなったエルのところに集まります。そこにはエルレインが現れて、ソラちゃん(キュアスカイ)が「伝説のプリキュア」だとツバサくん(キュアウイング)、アゲハさん(キュアバタフライ)に伝えます。エルレインはツバサくんやアゲハさんのことを、空からプリキュアたちを見て知っていたと告げます。

プリキュアたちは「カイゼリンがなぜスカイランドを滅ぼそうとしているのか?」と、エルレインに問います。でも、エルレインは「ごめんんさい、私にもわからない」「かつてエルレインにカイゼリンはプレゼントを渡そうとした。そのくらい、2つの世界は友好的だった。でもある頃から一方的に交流を断ってしまいった。なにが理由かわからない」「ただ、何か起きたときのために、本の形でプリキュアとしての自分の力を残した。新しいヒーローが自分の意思を受け継いでほしいと願って」と話します。

そしてエルレインは「小さなプリンセス。先ほどの力を見せてほしい」と、エルに伝えます。すると大きくなったエルは、あったかい光の力を見せます。エルはツバサくんに「キュアマジェスティに変身したら、私が守ってあげる」と伝えます。ただエルレインは、「それが私の最後の力」とエルに伝えます。「1年前からアンダークエナジーが高まっていることに気付いて、小さなエルをスカイランドに送って、対抗できるようにした」というエルレインは、「300年、スカイランドを見守る役割がおわった。これからはあなたたちにゆだねます」といって、そこから去ろうとします。

「さみしい、大きなプリンセス」というエルに、「私も」というエルレイン。そしてエルレインはプリキュアたちに「この子を守ってくれてありがとう。たのしいこともいっぱいあった。でも(エルとプリキュアに)残酷な運命を押し付けてしまってごめんなさい。そして、ありがとう。人・鳥・竜が手を取り合って生きる世界が続きますように…」といって、エルレインは消えてしまいます。そのあと、国王夫妻がすっかり大きくなったエルを見て「こんなすてきなお姉さんに…」と伝えます。エルは「空から来た私を受け入れてくれて、ありがとう。なすべきことをなしとげたら、パパ・ママ(国王夫妻)のとなりにいさせて」と伝えます。でも、そのあとエルは小さな姿に戻ります。どうやらおなかがすくと子どもの姿に戻るようです。その様子を見て、ソラちゃんは「すべての出会いは、運命」と思います。

一方、スカイランドで傷ついたカイゼリンですが…。スキアヘッドに「スカイランドには行くな」といいます。でもスキアヘッドは「(カイゼリンの)回復装置は私なしでも動く」といって、スカイランド攻撃に出かけます。

スカイランドに到着したスキアヘッドを、スカイランドの青の護衛隊が迎え撃ちます。また、スカイランドのまちとお城は、ツバサくんが開発したバリアで守られています。そのバリアがまちとお城を守っている間に、なんとかしないと…。ここが「ヒーローの出番」ということで、プリキュアたちが変身して、スキアヘッドとたたかいはじめます。プリキュアたちの攻撃に対して「知識の宮殿に刻むほどの力ではない」というスキアヘッド。そんなスキアヘッドに、「カイゼリンのためにたたかうのはなぜ?」とキュアスカイが問いかけます。そのあいだにスキアヘッドはランボーグを出し、プリキュア5人対5体のランボーグの対決がはじまります。また、そのすきにスキアヘッドはお城とまちを守るバリアを壊そうとします。青の護衛隊がキラキラモードの力で、なんとかバリアを守りきろうとします。

「一気におわらせる!」といって攻撃するスキアヘッドに、「おそい!」といってパンチをぶつけるキュアスカイ。「あなたをやっつけるのではなく、みんなを守るため」というキュアスカイ・キュアマジェスティの攻撃に対して、スキアヘッドはふたりの技を封じようとします。でもそのとき、キュアスカイをキュアマジェスティが光の球の力で守ろうとします。これが「マジェスティックベール」で、エルレインからのプレゼントです。そのベールの力で、スキアヘッドの攻撃をかわします。

「癒しの技はきかない。力こそがすべて。力のない者は悲しい。力があればあなた(カイゼリン)を守れた」というスキアヘッド。また、カイゼリンは「私の大切なものをどれだけ奪うのか!」と、プリキュアたちに怒りをぶつけます。「あなたが話してくれたら…」というキュアスカイたちに、「300年前の和平にもかかわらず、キュアノーブル(=エルレイン)は私たちを裏切って、父(カイザー)を手にかけた!」と言います。衝撃の事実がここで明らかになりました…。

ということで…。1月7日放送分は、幼児の姿だったエルが、エルレインからの力を得て大きく成長。その力で、エル=キュアマジェスティが、一方的にプリキュアたちから守られるだけの存在ではなく、逆にプリキュアたちを守る存在に生まれ変わったことが描かれます。また、アンダーク帝国のカイゼリンとスキアヘッドは、どうやら300年前の和平が破れて、カイゼリンの父・カイザーを殺されたことを恨んで、ランボーグをつかってスカイランドを襲っている様子。でも、キュアノーブル(=エルレイン)には、それは身に覚えのないことです。それを知っているプリキュアたちには、なにがなんだかわからないことでしょう。これで今年の物語の謎解きがはじまり、いよいよ最終決戦へと入ります。

ということで、物語はいよいよクライマックスへ。1月14日、21日放送分は、アンダーク帝国とプリキュアたちの最終決戦が描かれます。ちなみに1月7日分のエンディングのダンスは、キュアマジェスティでした。

※いったん今日(1月21日)は1月7日分だけを書いて、14日・21日の分はあす以降に書きますね。


気づけば年明け最初の日曜日、ひとまず「2024年に取り組んでみたいこと」です。

2024-01-07 17:53:44 | 私の「仲間」たちへ

気づけば今日は1月7日。年明け最初の日曜日、早いもので、2024年になってから1週間たちました。やっと「2024年に取り組んでみたいこと」を書く気分になりました。いわゆる「新年の抱負」ということですね。

とはいえ…。能登半島の地震・津波。大きな被害がでていますね。被災した人たちに一日も早く、支援の手が届きますように。また、いまもなお救出を待っている方がいると聞きます。今夜から寒波がやってきて、北陸方面も大雪になりそうだとか。どうかみなさま、ご無事でありますように。そして地元の行政や学校関係者のみなさん、警察や消防、自衛隊の方、地元の土木業者や医療・福祉でお仕事をされている方、生存者の確認・救出や被災した人々の支援や復旧作業等々で、さぞかしたいへんかと思います。また、被災されている方々の支援や復旧作業に当たっている方のなかにも、ご自身が被災された方もいると思います。言葉もない状況で、なんとお声かけしていいのかわからないところです。ただ、どうかご無理のないように願います。

さて、本題にもどります。この「2024年に取り組んでみたいこと」ですが…。

「片付け・整理」と「学び」そして「50年先まで残る<ことば>にこだわる」

この3点にまとめることができます。

最初の「片付け・整理」というのは、文字通りです。家のなかに古い本や資料などがだいぶんたまってきていて、これをそろそろ片付けないといけないということ。これをやらないと、新しい本を買ったり資料を手に入れても、だんだん置く場所がなくなってきました。やはり新しい「学び」に向かうためには、いったん古いものを片付けて整理する必要がありますね。

また、学内での仕事や学外の諸活動にいろいろ手広くかかわってきていますが、それをだんだん整理していって、これから年々年老いていく自分の手に負える範囲にまで縮小していくこと。そのことも「片付け・整理」に入っています。50代に入って以来のこの何年かで、自分の気力体力がやはり40代の頃のようではないことを実感します。40代の頃のような感覚で、あの仕事もこの活動も…と引き受けていくと、わが身が持たない感じです。なので、この2024年からは「断れるものは断って、他の人に任せることは任せて」いくかたちにしていきたいと思います。

次の「学び」というのは…。ちょうどロシアとウクライナの戦争が始まった頃から、NHKラジオ第二のロシア語講座を毎日、聞くようになりました。まだまだ読み書きができる段階でもないし、ほとんどテキストみながら「聞き流している」状態に近いのですが。それでもラジオロシア語講座を聞き始めて以来、50代に入ってから新しいことを学びはじめるのも、それなりにいいものだという実感を持っています。ということで、何か次の新しいことを学んでみたいということですね。

では、新しく何を学びたいかということですが。これまでの自分の学外での活動にかかわって、私は、たとえばいじめの重大事態対応や生徒指導(生活指導)、学校事故・災害に関することなどについての本や資料をよく読んできました。でも、最近よく読むのは、日本史や世界史、地理、思想や宗教などに関連する新書本ですね。また、この領域で、いまの高校生が大学受験に際して読んでいる参考書なども、比較的よく読んでいます。そして地震や気象など、高校理科の「地学」の領域に関する本も、時々読んでいたりします。

要するに、教職課程の科目でいうと「生徒指導(生活指導)」や「学校安全」とその近接領域から、「社会科・地歴科・公民科」教育とその近接領域に、自分の読みたい本や資料の領域がシフトしているということですね。なので、こちらの「社会科・地歴科・公民科」教育とその近接領域の方向で、自分の学びたいことを見つけて、こちらでどんどん本を読んでいきたいなあって思っています。

そして最後、「50年先まで残る<ことば>にこだわる」ですが。これも「学び」にかかわることです。最近の教育学関係の本が時々「つまらない」と思う反面、古い本にあらためて発見があったり、自分のこころに響くことばを見つけたりすることがあります。教育学の「古典」というか、我が家に眠っている古い教育学関係の本を読みなおすことも、先ほどの「学び」に付け加えたいところです。

あるいは、自分が何か学内の仕事や学外の活動をしていても、若いころ(大学生や大学院生、研究者になりたての頃)に読んだ教育学の知識が、いまもなお自分の取り組みを支えていることに気付かされることが多々あります。そう考えると「いますぐには役立たなくても、30年、40年、50年…と、先の時代を見据えて何か自分の考えたこと、思ったことを書き記しておくって、大事なことだなあ」って思うわけです。

なにしろ私も今年で50代半ばになります。自分の父親や義父が亡くなった年齢を考えると、あと約20年くらいの人生というところでしょうか。そう考えると自分の命が尽きたそのあとも、教育について自分が書いたものを誰かが読んで、その先に何か実践や研究を続けていく。そういうものを残しておきたいという気持ちになってきました。なので「50年先まで残る<ことば>にこだわる」ということを思いついた次第です。

ちなみに、2023年の大みそか(といっても1週間ほど前ですけど)に紅白歌合戦を見ていて、「最近の歌はなにが言いたいのか、そもそも歌詞自体が聞き取れないし、理解が難しい歌が多い」のだけど、1970年代~80年代(つまり40~50年前)あたりからもっと昔の歌だと、その歌詞がなにを伝えようとしているのか、情景も心情も含めてよく理解できるってことに気付きました。それだけ自分が「年を取った」ということなのかもしれません。でも「40年、50年たっても、誰かに何かを訴えかける<ことば>があるし、そんな<ことば>をメロディーに乗せた人がいる」ということを、あらためて紅白歌合戦を見て気付いた次第です。

ということで…。この頃は「自分はひとりの教育学の研究者として、大学教員として、40年、50年先も残る<ことば>を、これからの残りの人生を使ってどうやって紡ぎだすか?」ということを考えています。

以上が、この「2024年に取り組んでみたいこと」の概要です。実際にどの程度できるかわかりませんし、どんな方法がいいのかもわかりません。でも、自分なりに手探りしながら、ぼちぼち、続けていきたいなあって思っています。本年もどうぞよろしくお願いします。

※追記 今日は日曜日なのでプリキュアと仮面ライダーを見るはずなのですが…。朝、起きられなくて、どちらもまだ見ていません。両方とも動画配信を見終わったら、ひとまず1月7日のプリキュアのことだけ、ブログに書きます。


年明け早々いろいろありすぎて、つらいですね。

2024-01-05 09:41:11 | 私の「仲間」たちへ

新しい年を迎えました。本年もどうぞよろしくお願いします。

それから、能登半島での地震・津波で被災されたみなさん。しばらくたいへんな日々が続くかと思います。どうぞおからだを大切になさってください。一日も早く、安心して過ごせる日が来ることを願っています。

それにしても、元旦から能登半島で大きな地震・津波。翌日2日は羽田空港での航空機事故。年明け早々にいろいろありすぎて、心身ともにつらいですね。なので、心身へのダメージを減らすためにも、マスコミやSNS経由で流れてくる事故や災害のニュースは、ある程度遮断しないといけないなあって思っています。

その一方で、たとえばいま、大学での仕事とは別にかかわっている「いじめの重大事態」対応に関すること。この対応に関することは、メールで次々に情報が入ってきます。これだけは避けられないですね。でも、このようなメールも、ひとつひとつの対応に細やかな気配りが必要になるので、心身の負荷があります。せめて1件1件、ていねいに解決して、うまくいくように…と。そのことを考えて対応しています。いい方向に事案が動きはじめれば、私の心身にかかる負荷は軽くなりますので。

ところで今日は1月5日。年明けの大学での仕事再開の日です。これから出かける準備をして、出勤します。ただ、例年学生たちには伝えていますが、私としては我が娘の誕生日&クリスマスイブから、地元・西宮の十日えびすのお祭りがおわるまでは、「年末年始の休み」みたいな気分です。なので来週も仕事に行きますが、ゆるゆると過ごすつもりです。

あと、例年書いている「新年の抱負」みたいなものですが、いましばらくお待ちください。でも「成人の日」(1月8日)くらいには、なにかブログに書いておこうと思います。