できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

2023年の大みそか、みなさんよいお年をお迎えください。

2023-12-31 18:46:30 | 私の「仲間」たちへ

気づけば今日は2023年の大みそか。みなさん、よいお年をお迎えください。

この2023年は私にとって、いろんな意味で自分の心境や心身の状態の変化を感じる年になりました。要するに「もう若くないな~。無理はきかないな~。だんだん休む時間を確保しながらでないと大学の仕事も研究も、学外の活動も続けられないな~」ということを、いろんな場面で実感した1年ということです。

あしたからもう新しい年、2024年になりますが…。2024年以降は徐々に数年かけて、いままで引き受けてきた仕事や研究、学外の活動を整理して、「ほんとうにこの先も続けたいこと」と「ここからは撤退・活動範囲を縮小」とすることとに線引きをしていくつもりです。

特に大学での仕事と研究面に力を入れたいので、学外の諸活動は徐々に撤退、活動範囲を縮小、新規依頼を断る方向で動こうと思っています。とはいえ、もうすでに入っている仕事もあるので、そこだけは続けないといけないわけですけど…。

あとは、この仕事や研究、学外の活動の範囲の縮小などにともなって、我が家の本や資料もたまる一方なので、徐々に整理していこうかと。古本屋に売る本、研究室にもっていって学生に読ませる本、卒業生などにあげる本とか。あるいは、家に残しておきたい資料、もう捨てていい資料とか。そんな風に、時間をどこかで割いて、たまる一方の本や資料も整理していきたいと思います。

ということで、ひとまず2023年の「まとめ」でした。


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2023年の大みそかに、クリスマスイブの日放送のプリキュアの話を書く

2023-12-31 18:14:51 | プリキュア話

今日は2023年の大みそかです。ほんと年末もドタバタしていて、結局クリスマスイブに放送されたプリキュアを動画で見たのが昨日のこと。やっとブログが書けます。ひとまずクリスマスイブ放送分のプリキュアの話、以下のとおり書いておきます。ちなみに今日も日曜日ですが、大みそかの放送はなしで、次回放送は1月7日になります。

クリスマスイブ放送分ということで、この日の内容は「スカイランドでのクリスマス」がテーマでした。と同時に、カイゼリンたちアンダーク帝国との最終決戦を前に、さりげなくプリキュアたちが「ソラシド市」から「スカイランド」に移ることも描かれています。

冒頭ではまず、海外で生活するましろちゃん(キュアプリズム)の両親が、ビデオ通話でましろちゃんにクリスマスのメッセージを届けます。ただ両親は画面越しに、ましろちゃんの部屋にクリスマスの飾りつけがないことに気付いて、「まだお祝いの用意ができていない」と伝えます。どうやらましろちゃんはカイゼリンとのたたかいが気になって、クリスマスプレゼントも買いに行けなかったようです。そのビデオ通話がおわったあと、ましろちゃんは買い物に出かけます。

他方で、ましろちゃんの祖母・ヨヨさん(=スカイランド人の科学者でもあります)は、アゲハさん(キュアバタフライ)に手伝ってもらって、スカイランドに戻る荷造りをしています。アゲハさんは自分の勤める保育園にも手紙を書き、自分が旅に出ること、友達を助けることなどを伝えます。その手紙は、保育園のクリスマス会で子どもたちに読み上げられました。ちなみにアゲハさんたち、気分をアゲるのには大事といって、スカイランドにはメイク道具もばっちりもってきています。そして、ソラちゃんはスカイランドに到着して、自分のヒーロー手帳を見ています。そのヒーロー手帳の残りは、あと1ページでした。

さて、プリキュアたちがスカイランドに到着すると…。さっそくツバサくん(キュアウィング)がミラーパッドをつかって、キラキラエナジーのバリアをスカイランドのまち全体に展開します。こうすると、アンダーク帝国はまちには侵入してこないとか。バリアをはって、スカイランドの人々は大喜び。また、スカイランドの青の護衛隊も、キラキラエナジーの力でアンダーク帝国と立ち向かう力を得ます。それでも、まちの外で暮らすスカイランドの人々を守るため、みんなバリアのなかに避難させます。その避難者のなかには、ソラちゃん(キュアスカイ)やツバサくんの家族もいます。ツバサくんの両親は「立派なものをつくった~」と、ツバサくんをほめたたえます。ツバサくんは「ヨヨさんのおかげ。ありがとう父さん母さん」とこたえます。

ただ、まちに避難してきたスカイランドの人々は、あまり元気がありません。何かはげます手立ては…と悩むプリキュアたちに、エル(キュアマジェスティ)が「パーティーするの!」と言います。実はスカイランドにも、年末になると「スリクマス」といって「ターサン」が子どもたちにプレゼントをくばる行事があるのだとか。でも今はアンダーク帝国の攻撃を前にしていて、祝う気にはなれない様子。それでも「パーティーするの!」というエルの声を聴いて、プリキュアと青の護衛隊、プリキュアの家族たちで、さっそく準備にとりかかったのでした。そして、その「スリクマス」の準備のなかで「なんだかいつもの私たちに戻ったみたい」と思うプリキュアたち。そのままスカイランドのまちの人とお祝いをして、みんながニコニコしていたことを確認します。

そんなプリキュアたちのところへ、青の護衛隊長シャララが「極秘任務だ」といって、ある依頼をします。その依頼を受けてプリキュアたちが森に向かうと、「いじわるトルネード」につかまったターサンがいました。プリキュアたちが変身して5人の合体技で「いじわるトルネード」を退治し、ターサンを救い出すと、ターサンは汚れたプレゼントを取り換えるために、自分の家にプリキュアたちを案内します。ちなみに「伝説のプリキュアって、ほんとうにいたのか~」と、ターサンは喜んだのですが。

そのターサンの自宅に行くと…。ターサンの妻が出迎えてくれました。家のなかをプリキュアたちが見ると、なかには手作りのプレゼントが多数。どうやらターサンは妻とふたりで、1年がかりでスカイランド中の子どもたちのプレゼントをつくっていたのでした。「子どもたちが喜ぶ笑顔が、自分たちのなによりのプレゼント。あらそいを終わらせて、みんなを笑顔に」というターサンに、プリキュアたちは「きっと、おわらせられる。おだやかなスカイランドをとりもどす」と約束します。

そのあと、すっかり寝静まったスカイランドのまちで、プリキュアたちはターサンとプレゼントを配ります。「なんか、ものたりない」というキュアバタフライは、自分の技をつかって、スカイランドのまちに雪を降らせます。子どもたちはプレゼントをもらって大喜びです。

無事に「スリクマス」のお祝いがおわったので、エルはスカイランドの王様夫妻のところへ、ツバサくんは両親のところへ戻りました。そのあとソラちゃん・ましろちゃんは、お互いに買っていたプレゼントを交換します。ふたりとも、袋を開けてみてびっくり。それはなんと、どちらも手帳。ましろちゃんはソラちゃんのヒーロー手帳が残りわずかになっていたから、新しい手帳を。ソラちゃんは「もともとましろちゃんの手帳をヒーロー手帳にしたから」といって、新しい手帳を。それぞれプレゼントに買っていたのでした。「今日は楽しかった」「この世界を守りたい。いっしょにがんばろう」と、手をつなぐソラちゃん・ましろちゃん。そのとき、なぜかスカイランドのお城にプリンセスが現れます。

…ということで、クリスマスイブのプリキュアの話は、ここでおしまい。見ての通り、スカイランドのクリスマスならぬ「スリクマス」のお祝いと、プリキュアたちが最終決戦に備えてスカイランドに移った話が、上手にドッキングした回でした。そしてエンディングに現れたプリンセスの正体が、年明け1月7日の放送分の内容。予告編でそのことが告知されていました。あと、エンディングのダンスは今回、キュアプリズムでした。ということで、2023年の大みそかにクリスマスイブ放送分のプリキュアの話を書く件、これでおわりです。


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最近読んだ本をまとめて紹介(3600冊目~3623冊目)

2023-12-31 11:26:13 | 本と雑誌

気づけば今日は2023年の大晦日。久々に「最近読んだ本」の紹介をしておきます。10月くらいから年末にかけて、むちゃくちゃ忙しかったので、あまり本が読めていません。以前なら月に20冊くらい読んでいたんだけどなあ…。仕事に時間とエネルギーをとられて、本を読む気力体力がだいぶん落ちています。本を読む時間と気力体力を確保しないといけませんね、2024年は。

3600冊目:山折哲雄『ブッダに学ぶ老いと死』朝日新書、2023年

3601冊目:高橋源一郎『一億三千万人のための『歎異抄』』朝日新書、2023年

3602冊目:関幸彦『藤原道長と紫式部』朝日新書、2023年

3603冊目:小塚かおる『安倍晋三VS日刊ゲンダイ』朝日新書、2023年

3604冊目:安田浩一・安田菜津紀『外国人差別の現場』朝日新書、2022年

3605冊目:呉座勇一『動乱の日本戦国史』朝日新書、2023年

3606冊目:河合敦『日本三大幕府を解剖する』朝日新書、2023年

3607冊目:石破茂ほか『自民党という絶望』宝島社新書、2023年

3608冊目:井出明『ダークツーリズム』幻冬舎新書、2018年

3609冊目:今井宏平『トルコ100年の歴史を歩く』平凡社新書、2023年

3610冊目:倉本一宏『紫式部と藤原道長』講談社現代新書、2023年

3611冊目:宮坂昌之『新型コロナの不安に答える』講談社現代新書、2022年

3612冊目:輪島裕介『昭和ブギウギ』NHK出版新書、2023年

3613冊目:家永真幸『台湾のアイデンティティ』文春新書、2023年

3614冊目:水谷千秋『教養の人類史』文春新書、2023年

3615冊目:竹中治堅『コロナ危機の政治』中公新書、2020年

3616冊目:武田龍夫『<新版>嵐の中の北欧』中公文庫、2022年

3617冊目:山崎圭一『世界史と地理は同時に学べ』SBクリエイティブ、2023年

3618冊目:内田樹・釈徹宗『日本宗教のクセ』ミシマ社、2023年

3619冊目:内田樹『街場の米中論』東洋経済新報社、2023年

3620冊目:若松英輔『ひとりだと感じたときあなたは探していた言葉に出会う』亜紀書房、2023年

3621冊目:精神科医N『とげとげしい言葉の正体はさびしさ』夜間飛行、2023年

3622冊目:選挙ウォッチャーちだい『「NHKから国民を守る党」とは何だったのか?』新評論、2022年

3623冊目:井田仁康編著『世界の今がわかる「地理」の本』三笠書房、2023年


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12月17日放送分のプリキュアの話を、12月25日に書いてます。

2023-12-25 20:10:17 | プリキュア話

今日は12月25日(月)、クリスマスです。昨日、つまりクリスマスイブは、我が娘の19歳の誕生日。気づけば大学1年生、ほんとうに大きくなりました。ちなみに私がブログをはじめた時期は、ちょうど娘が生まれる前。なので、ブログももう19年もやってることになりますね。

それはさておき、まだ12月17日放送分のプリキュアの話を書いていなかったので、今日書きます。やっぱりこの間も学内・学外でなにかとやることが多かったのと、寒暖差がはげしくてそれだけで疲れてることもあって、なかなかブログの更新まで手が回りませんでした。実は昨日、クリスマスイブ放送分のプリキュアもまだ見ていないので、今週中に時間を見つけて、動画配信で見なければ…というところです。

さて、12月17日放送分は、12月10日分の話の続きです。今年のプリキュアの物語の「謎解き」がよりいっそう進んだ回といえばいいでしょうか。

この日の放送分は、まずはキュアノーブルとカイザー・アンダークのたたかいの場面から始まります。ランボーグを浄化しようとするキュアノーブルに対して、プニバード族の村を襲うカイザー。そんなカイザーに「力がすべてではない。まちがっている」というキュアノーブル。

そんななか、スキアヘッドはカイゼリン・アンダークに、自分たちがアンダークエナジーから生まれたということ、力が全てだということを伝えます。その話が信じられないカイゼリンは、「お父さまやめましょう」と、カイザーが街を破壊しようとするのを止めます。でもカイザーは「力がすべて。トンネルをつくって、スカイランドに攻め込む」と答えます。

一方、まちを壊されたプニバード族に、ソラちゃん(キュアスカイ)はプリンセスの街に来るように声をかけます。プリンセスの街では、ましろちゃん(キュアプリズム)が「くもパン」を売り、ソラちゃんはまちの人に頼まれて、スカイランドの拳法で大きな岩を割ります。いま、スカイランドはまちの復興の真っ最中です。

そんなスカイランドのまちに、カイゼリンが現れます。そんなカイゼリンに、プニバード族の「不良」がからみます。それを、プリンセスが止めます。「街に来たい人はすべて受け入れているので…」といって謝るプリンセスに、カイゼリンは「力がすべてなのか?」と問います。プリンsネスが「たたかいが生み出すのは涙だけ」と答えたとき、カイゼリンは「大切なお話があります」と。実はカイゼリンは「たたかいを終わりにしたい」と伝えに来たのです。「自分が父親(カイザー)を説得するので、おわりにしたい」というカイゼリンに、プリンセスは「あなたを信じる」と伝えます。そのプリンセスを、ソラちゃん・ましろちゃんは信じようとします。

でも「父を説得して、話し合いの場をつくる」つもりのカイゼリンを、カイザーとスキアヘッドは「それでたたかいを終わらせるつもりか?」といって閉じ込めます。一方、プリンセスは「これがもしもワナだったら…」と思い始めます。そんなときカイザーとスキアヘッドはランボーグをつかって、再びスカイランドのまちを攻撃します。プリンセスはキュアノーブルに変身し、カイザーとたたかいはじめます。その間、ソラちゃん・ましろちゃんも「弱い者いじめはやめなさい」といって、ランボーグをおびきだしてやっつけようとします。

キュアノーブルとカイザーは再び対決しはじめます。キュアノーブルが多数のランボーグにとりかこまれて窮地におちいり、マジックアワーズエンドという技で切り抜けようとしたとき…。カイゼリンがカイザーの前に割って入り、自分を傷つけるかたちでキュアノーブルの技を受けとめます。「父を守れた。力がすべてではないことに気付いて…。お父さまを許して」というカイゼリンに対して、キュアノーブルは「なんということをしたのか…」と悔やみます。そのうえでカイザーに対して、「アンダークエナジーでこの傷をふさいで」と頼みます。すると、傷ついたカイゼリンが治り、目が覚めます。キュアノーブルの姿からもとに戻ったプリンセスは、「自分は怒りに任せて誤ってしまった。たたかいが生み出すのは涙だけだと気づいた。たたかいを終わらせたい。和平をしましょう」とカイザーに伝えます。すると夜と朝の間の美しい時間になって、カイザーとプリンセスの間で和平が結ばれます。

・・・ここまでの話は、プリキュアたち5人が合体技を出すときに使う「マジェスティ・クルニクルン」が語ったもの。本のかたちをした「マジェスティ・クルニクルン」が、過去の物語を語り終えたとき、目の前にはスカイランドを攻撃するカイゼリンが現れます。

そんなカイゼリンに、ソラちゃん・ましろちゃんは「伝説のプリキュアに出会って、あなたはかつて、たたかいをおわらせた。何があなたを変えたのか?」と問いかけます。カイゼリンは「無駄話をやめて、自分の前から消えろ!」といって攻撃をしかけます。ここでツバサくん(キュアウィング)やアゲハさん(キュアバタフライ)、エル(キュアマジェスティ)も合流。5人のプリキュアが変身します。

変身後「何度攻撃しても同じ。あなたなら話し合える。黙らない! 怒りが生み出すのは涙だけ」というプリキュアたち。そんなプリキュアたち5人の合体技で、過去に閉じたはずのカイゼリンの傷口が開きます。その様子を見て、スキアヘッドが「あなたをお守りする」といって、カイゼリンを連れ去ります。「カイゼリンはなぜ変わってしまったのか?」というキュアスカイに対して、キュアマジェスティは「もう一度、次に会ったときに話せばいい」と伝えます。

この物語の展開でもわかるように、やはり今年のプリキュアは「敵との和解」や「怒りを鎮める」といったことがキーワードになるようですね。「怒りが生み出すのは涙だけ」とか、「夜と朝のあいだの美しい時間の和平」「傷ついた部分を癒すために必要な暗闇」など、今回の放送分には、今年の物語を象徴するような場面も描かれていたように思います。これから年末年始をはさんで最終回まで一気に物語がすすむと思いますが…。プリキュアたちがどのようにアンダーク帝国の人々と和解していくのか、その様子を見守りたいと思います。

ちなみに昨日(12月24日=クリスマスイブ)放送分は、スカイランドの人たちをプリキュアたちが元気づけるためのクリスマスパーティーの話。エンディングのダンスはキュアバタフライでした。ということで、まずは12月17日分のプリキュアの話、おわります。


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今日(12月10日)のプリキュアの話です。

2023-12-10 18:13:56 | プリキュア話

今日(12月10日)は、朝8時半からの放送は寝ていて見られなかったものの、夕方、動画配信でプリキュアを見ました。さっそく今日、放送分の内容を紹介しておきます。

このところのプリキュアは、敵であるアンダーグ帝国の謎解きや、敵との対話・和解を求めて動いているようです。今回の物語は次回とあわせて、その「謎解き」や「対話・和解」のきっかけにつながる物語になるようです。

今回放送分は、まず、アンダーク帝国のスキアヘッドが誰かと話している場面からはじまります。前回、アンダークエナジーに染まった紋田(バッタモンダー)をプリキュアたちが救ったことに、スキアヘッドは驚きを隠せない様子。そのスキアヘッドを見て、何者かが「私が戦場に出る」といいます。それを止めようとするスキアヘッドに、「私にはお前しかいない」というその何者…。

一方、スカイランドの東の草原に怪しいトンネルが現れたと聞き、プリキュアたちは遊覧鳥に乗って駆け付けます。そこではスカイランドの青の護衛隊がやられていて、何者かがスカイランドに侵入したと伝えられます。プリキュアたちはその後、怪しいトンネルのところへ向かいます。そのトンネルのあった場所は岬のようなところですが…。そこには誰かが先に来ていました。その誰かはスカイランドの城を見ながら、空から降る雨を「悲しみの涙」と言います。

その誰かとは…。先ほどスキアヘッドに話をしていた人物、アンダーグ帝国の支配者、カイゼリン・アンダークでした。カイゼリンは自分の力でプリキュアたちを吹き飛ばし、「300年待ったぞプリンセス、あのときの恨みをはらす」といって、プリンセス・エルに近づきます。「エルちゃんに近づくな!」というプリキュアたち。そのなかで「なにか心あたりある、エルちゃん?」と聞くアゲハさん(キュアバタフライ)。当然、まだまだ赤ちゃんのエルは「ぜんぜん、わからない!」と言います。そこでプリキュアたち5人は変身して、カイゼリンと対決します。

カイゼリンとの対決の前に、キュアスカイは「教えてほしい。なぜスカイランドを襲うのか? 闘わなくてもいい方法があるのでは?」と尋ねます。でもカイゼリンは「自分が指を鳴らせばランボーグがくる。そうすると街は滅ぶ。お前たちの最強の力で私を止めろ」と言います。そこでプリキュアたちは5人の合体技を出しますが、逆にカイゼリンたちに倒されてしまいます。

他のプリキュアたちが倒れているなかで、エルだけが無事な姿を見て、カイゼリンがやってきます。「お前がすべて悪い。話は終わりだ」とエルにカイゼリンが伝えたとき、なぜか時が止まり、地面が光ります。そのなかでエルだけが動けたので、エルは変身前の姿にもどったソラちゃん(キュアスカイ)、ましろちゃん(キュアプリズム)を起こします。そのとき、プリキュア5人の合体技に使う「マジェスティ・クルニクルン」という本が光ります。

本が光ったあと、エル・ソラちゃん・ましろちゃんの3人は、見たこともない街のなかへ。その街のなかでお姫様に出会います。そのお姫様の名前は、プリンセス・エルレイン。また、見たこともないその街は、300年前のスカイランド(スカイランド暦551年の街だそうです)。そして、エルレインに連れられて3人はお城に行き、伝説の話をします。

その伝説とは…。かつて嵐の夜、スカイランドに魔物が攻めてきて、ヒーローがみんなの笑顔を守るためにたたかったこと。そのヒーローがプリキュアで、スカイランドを救ったこと。みんなの力で魔物を倒したことです。300年後のスカイランドに残る伝説=551年のスカイランドにとっては「これから来る話」を、ソラちゃんたちはエルレインに伝えます。その証拠として自分たちがプリキュアだってことをソラちゃんたちはエルレインに見せようとしますが、なぜか変身がうまくいきません。その後「お城で休んでください」とエルレインに言われて、3人はお城の部屋で寝ることに。エルレインから「未来のスカイランドはどんな国?」と尋ねられて、ソラちゃん・ましろちゃんは「いい国。みんなやさしくて仲良し。だから守りたい。そのためにプリキュアがたたかっている」と答えます。

さて、エルレインのお城でソラちゃんたちが休んでいると、カイザー・アンダークと名乗る人物とランボーグがスカイランドに現れます。変身ができないソラちゃんは「それでもできることがあるはず」といって、洗濯物を干すロープでランボーグの足をしばったり、街の人を安全な場所へ逃がすよう誘導したりします。「立ち止まるな、ヒーローガール」ということばが、ソラちゃんの心の中で浮かんでいるようです。ただ、カイザーにアンダークエナジーを注入されて、ランボーグが巨大化します。その巨大化したランボーグに襲われそうになったところへましろちゃんが現れ、ソラちゃんは間一髪助かります。

街の人たちが安全な場所に避難したあと、ふと街をみると、ランボーグに街は破壊されています。「もうだめだ。逃げ場がない」と人々が思ったとき、エルレインがスカイランドの岬みたいな場所に向かいます。そこで「みんなの笑顔を取り戻す」ことを強く願ったとき、エルレインが伝説のプリキュア、キュアノーブルに変身します。なんと古のプリキュア・キュアノーブルは、プリンセス・エルレインだったのです。

一方、カイザー・アンダークに「お父さま」と声をかける女の子がいます。その女の子は、カイゼリン・アンダーク。そしてその女の子の脇には、教育係のスキアヘッドがいます。カイゼリンはカイザーに「帝国へもどりましょう。たたかいが生むのは涙だけ」と声をかけます。

…という具合に、今回放送分はアンダーク帝国とスカイランドの300年前の姿、300年前のプリキュア登場の話が描かれました。また、その300年前のアンダーク帝国もまた、ランボーグとアンダークエナジーを使って他の国を攻めていたようですね。ただ、300年前のアンダーク帝国では、少女カイゼリンはなんだか、たたかうことを嫌っている様子。そのたたかいが嫌いな少女が、なぜアンダーク帝国の支配者になったのか? そこが次回の物語のテーマになるようです。

ちなみに次回予告によると、次回もまた300年前のスカイランドの話の続きで、伝説のプリキュアのことと「アンダーク帝国のやさしい少女(=おそらくカイゼリン)」がテーマになるようです。あと、今回のエンディングのダンスは、キュアマジェスティでした。ということで、今日のプリキュアの話、おわります。


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12月3日のプリキュアの話です。

2023-12-09 20:02:39 | プリキュア話

気づけば今日は12月9日。この1週間もほんと、仕事がきつくて…。

昨日がちょうど4年生の卒論提出日。私は教職課程担当の教員なので、人文学部の卒論指導には基本的にノータッチなのですが。でも、教員免許の取得は学部の卒業が前提。このため、4年生教職組の学生の卒論準備のサポートを、いろんな場面でやってきました。そういう事情もあって、卒論提出日ぎりぎりまで、なにかと卒論を書いている4年生たちにつきあってきた次第です。その分、今日はいろいろとくたびれてます。

さて、12月3日放送分のプリキュアの話をまだブログに書いていなかったので、今日書きます。

このところのプリキュアは、いよいよ今年の物語の謎解きがはじまったという感じ。それも、プリキュアたちの敵・アンダーク帝国との和解の道を模索しながらも、でも、たたかっているという感じです。と同時に、今年のプリキュアたちの成長の様子も、ここ数回で描かれている感じです。

この12月3日放送分の軸は、ましろちゃん(キュアプリズム)。ましろちゃんは先日の放送分以来、落ち葉の絵本を描いて、絵本コンテストに出そうとしています。その絵本は、「ぼくには何もできない」という1枚の落ち葉が主人公の物語のようです。一方、先日公園でましろちゃんに会った美大生・紋田(=かつての敵・バッタモンダー)は、ましろちゃんの言った「落ち葉が好き」という言葉を何度も思い出しています。

ましろちゃんはその後、なかなか絵本づくりがすすまず、食事中も悩んでいる様子。どうやら紋田に絵本を読んでほしいようです。公園の木の下で絵を描いていたましろちゃんに、自分は何がしたいのかと迷いながらも話しかけたのが、先日放送分の紋田。他方で、プリキュアたちの敵・スキアヘッドに「力のない者は存在価値なし」と紋田は言われてしまいます。そんな紋田に、ましろちゃんは「ハッピーエンドの物語を読んでほしい」「どうすれば落ち葉を見ても紋田さんがつらくならないかを考えている」といいます。

そんなましろちゃんは、再び公園に行って落ち葉の絵を描こうとします。そこへ再び紋田が現れます。紋田は「おまえらのせいでアンダーク帝国にもどれなくなた」「役立たずの落ち葉には用はない」といって、ましろちゃんがプリキュアに変身するためのペンを取り上げます。そして紋田は、自分がバッタモンダーだということを明かします。

バッタモンダーは今まで自分が紋田に化けていたのは、ましろちゃんの心をめちゃくちゃにするためだと言います。他方でましろちゃんは、スキアヘッドに消されそうな紋田を助けたい、だからペンを返してほしいと言います。「自分はお前をだましていた。ペンをとりもどしたら、俺を始末するだろう」というバッタモンダーに対して、「助けるよ」というましろちゃん。「お前なんかに俺のことはわからない」と言って、バッタモンダーはペンを持ったまま逃げます。そのあと雨が降ってきたので、ソラちゃん(キュアスカイ)が傘をもって現れるのですが…。ましろちゃんは泣き出します。

一方、ペンをもって逃げたバッタモンダーは、スキアヘッドにつかまり、ペンを奪い取ります。そのうえで「お前が無価値でないことを証明してやろう」といって、バッタモンダーにアンダークエナジーをとりこむように迫ります。ただし、アンダークエナジーをとりこむと、バッタモンダー自身がキョーボーグになるのですが、でも心を失ってしまいます。

その後、家に帰って、プリキュアたちはぼろぼろになったましろちゃんの絵本を前にして、これからどうするかを話し合います。ましろちゃんをだましたバッタモンダーを許せないという他のプリキュアに対して、「バッタモンダーを怒れない」と言います。ましろちゃんは、バッタモンダーが自分の強さのことばかり気にしている気持ちが、なんとなくわかるといいます。ましろちゃん自身も「自分にはなにもない」と思っていた。でも、他のプリキュアたちが「いまのましろちゃんでいい」「キュアプリズムにはやさしさがある」と言われて、ましろちゃんは「自分のままでいいんだ」と思えたともいいます。

そんなとき、ソラちゃんは「何もできない落ち葉って、ましろちゃん自身のことじゃないの?」と気付きます。それを聞いて、ましろちゃんは「苦しんでいる人を元気にしたいっていう絵本の物語は、実は私自身のお話なんだ」と思います。そのうえでましろちゃんは「ミラージュペンを取り戻す前に、バッタモンダーと話し合わせてほしい」と思います。

さて、あらためてバッタモンダーとスキアヘッドを前に、プリキュアたちが話しかけます。「バッタモンダーと話し合いたい」というプリキュアたちに対して、「そんな時間はない。お前らを倒す。強さを証明する」というバッタモンダー。そしてスキアヘッドは「力はすべて」といい、バッタモンダーに「まだ迷うのか?負け犬」「無価値なものに力を与えるのだ」と声をかけ、無理やりキョーボーグにします。こうなると、バッタモンダーには弱い心が消えるかわりに、けもののような存在になります。

そんなスキアヘッドに対して、ましろちゃんが「無価値かどうかは、あなたが決めることではない。自分の価値は自分で決める」ときっぱり言います。するとスキアヘッドに対して、バッタモンダーが攻撃をしはじめます。どうやらバッタモンダーの消えた心が、少し戻ったようです。バッタモンダーは「オレはバカだが、無価値じゃない」といって、ましろちゃんにペンを渡します。それを使って「必ず助ける!」といって、ましろちゃんたちはプリキュアに変身します。

少し心がもどったとはいえ、まだまだキョーボーグの状態のバッタモンダーに、キュアプリズムは「絶対に助ける」といいます。また、スキアヘッドにも「あなたの評価はどうでもいい、あきらめない」といって、バッタモンダーを浄化しようと試みます。すると、バッタモンダーの胸が光り始めます。「こころの輝き、消えないで!」と願いながら、キュアプリズムが「プリズムシャイン」という技を出し、バッタモンダーの心を先に浄化します。そのあと、あらためてキョーボーグのアンダークエナジーをプリキュア5人の合体技で浄化してしまいます。

ラストの場面ですが、紋田は「まさか本当に助けるとは…。ボクなんて許せないのに。えらぶってごめん」と、ましろちゃんに伝えます。ましろちゃんは「反省してるなら、なにも言うことはない。自分の輝きを信じるなら、大丈夫」と答えます。そして、落ち葉くんが「自分の好きなところは自分で決める」という絵本を仕上げたましろちゃんは、絵本コンテストで大賞をとります。

まあ、こんな感じで…。かつて敵だった存在と対話して、心を浄化して、反省させる。そういう物語が今回、ましろちゃん=キュアプリズムの物語として描かれました。このあたりは例年のプリキュアでも見られた展開ですが、やはり今年もどこかで「敵との和解を目指す」ことや「敵対する相手のことを知ろうと努力する」プリキュアの姿が描かれていますね。キュアスカイ=ソラちゃんも先日、スキアヘッドとの対話を試みようとしていましたしね。

そんなわけで、12月3日放送分のエンディングのダンスは、キュアプリズム。次回12月10日放送分は、スカイランドに何かが現れること、大きなプリキュア(伝説のプリキュア?)が現れることが予告編で描かれていました。ということで、12月3日放送分の話はここでおわります。


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11月26日放送分のプリキュアの話です。

2023-12-02 20:33:17 | プリキュア話

気づいたら今日は12月2日(土)。今年も残り1か月を切りました。まだまだ年内は仕事でドタバタしそうですが…。一日も早く「ひま」になりたい今日この頃です。

さて、11月26日(日)放送分のプリキュアの話、書いておきます。

この日のプリキュアは、前回(11月19日)の内容から話がはじまります。ソラちゃん(キュアスカイ)が、スキアヘッドの言った「未熟」という言葉にひっかかる。そこから物語がスタートします。そんなソラちゃんのところへ、スカイランドの護衛隊長シャララがやってきます。ソラちゃんのあこがれの人です。

シャララ隊長は、ツバサくん(キュアウィング)の最近の研究成果を聴くために、スカイランドからやってきました。その研究成果とは…。キラキラエナジーを人為的につくりだす研究。スカイジュエルとミラーパッドと使って、キラキラエナジーを出す事ができれば、スカイランドに対する外からの攻撃をはじいて、みんなを守ることができる。キョーボーグの浄化もできる。そして、プリキュアでなくても、スカイランドの青の護衛隊でも対応ができるというもの。さっそく、ツバサくんは資料をまとめて、シャララに研究成果を渡すことになります。その研究資料がまとまるまでの間、シャララはソラシド市で過ごすことになります。

シャララはプリキュアたちに連れられて、ソラシド市のショッピングモールに行きます。そのとき、アゲハさん(キュアバタフライ)の服を着ていきます。そのショッピングモールで、シャララは服選びをします。でも、ソラちゃんはなんだか浮かない顔をしています。また、ソラちゃんはシャララにかつて言われた「君のヒーローをめざせ」という言葉を思い出したりしています。

シャララはショッピングモールでジャージを買って、そんなソラちゃんをトレーニングに誘います。買ったばかりのジャージを着て、シャララはソラちゃんとストレッチを始めます。「ますぐなヒーローはウソが苦手」というシャララに対して、ソラちゃんは「一瞬、たたかいを忘れた」と、スキアヘッドとの出来事を話します。「理由がわからない、でも、なにか答えを求めている」というソラちゃんに、「君は君のヒーローをめざせ。大切な仲間とともに」というシャララ。そんなシャララに、「今度は自分で考えたい」とソラちゃんは答えます。

そんなソラちゃん・シャララの様子を見守っていたプリキュアたちですが…。ツバサくんが飛び出し「相談してほしい」と伝えます。でもソラちゃんは、スキアヘッドに「未熟」と言われて一歩踏み出せなかった自分と向き合わないと、答えはでないと思っているようです。そんなソラちゃんに、「ソラちゃんにしかわからないことがある」(アゲハさん)「私たちにできることがあれば協力する。それまで悩んで」(ましろちゃん=キュアプリズム)と声をかけます。

その後、ツバサくんの研究成果をまとめた資料ができあがり、シャララはスカイランドに帰ります。そのとき、シャララはソラちゃんに「きっと答えは見つかる。立ち止まるな、ヒーローガール」と言葉をかけて帰ります。

ただ…。「ひとりで考える」といったものの、なかなか答えが見つからず、大声を出すような状態。そんなソラちゃんを見て、他のプリキュアたちが「息抜きも必要」といって、ショッピングモールに連れていきます。そこへスキアヘッドが現れ、マネキンをキョーボーグにします。

「キラキラエナジーの研究をしている」というプリキュアに、「アンダークエナジーは最強」というスキアヘッド。そんなスキアヘッドにソラちゃんは一瞬とまどいますが、それでも他のプリキュアとともに変身します。

でも…。ここで「なぜとまどう?」と思うキュアスカイ(ソラちゃん)は、たたかいに集中できません。キュアウィングが「スキアヘッドと話してみる?」と声をかけ、キュアスカイをスキアヘッドのところまで一気に送り込みます。その間、キョーボーグは他のプリキュアが対決します。

スキアヘッドのところまで、他のプリキュアたちの力を借りてやってきたキュアスカイですが、最初はスキアヘッドにはじかれます。でも「ずっと考えていた。あの言葉を聞いたから。あなたも誰かのためにたたかっているのなら、本当はたたかわなくてもいいのでは?」と、キュアスカイはスキアヘッドに語りかけます。スキアヘッドは「たたかいに迷いがある。相手を気にかける未熟。街ごとふきとばす」といって、攻撃の手をやめません。そんなスキアヘッドに「あなたはどうして迷わないの? なぜみんなを苦しめるの?」と、さらにキュアスカイは問いかけます。スキアヘッドは「そんなことは知る必要ない。ただ消えるのみ。すべてはお前が引き起こした」と答えます。

ただ…。ここでキュアスカイは「未熟でいい。だから知りたい。前に進みたい。考えることが未熟なら、仲間とともに考える・それが私の目指すヒーロー」とスキアヘッドに伝えます。ここでキュアスカイの力がさらにアップ、スカイパンチをスキアヘッドにぶつけます。すると、スキアヘッドはどこかに消えてしまいます。そのあと、他のプリキュアたちとともにキョーボーグを浄化します。

ラストの場面ですが、ソラちゃんは「スキアヘッドにもたたかう理由があるかも。でも、答えは見つからない。もっと彼らのことを知れば見つかるかも…」と思います。そのあと、エンディングではキュアスカイのダンス。次回予告では紋田=バッタモンダーとましろちゃん(キュアプリズム)の関係が描かれ、「悩んでいる人を元気にしたい」という話が描かれていました。

まあ、こんな感じで、いよいよ年末。今年のプリキュアの物語の「謎解き」がはじまりました。同時に、それぞれのプリキュアがこの1年近くのあいだでどのように成長してきたかも、ぼちぼち描かれ始めた感じです。今回はソラちゃん=キュアスカイ、次回はましろちゃん=キュアプリズムの成長物語ですね。ということで、11月26日放送分のプリキュアの話、おわります。


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