基礎自治体の岸和田。広域自治体の兵庫県。
歴史も文化もちがうし、自治体の位置づけや規模もちがう。
当然、その難易度もちがうのではありますが…。
でも「首長の任に非ず」「首長としての資質に欠く」と思われる人物を、間に議員選挙をはさむかたちで、地方議会が住民と共に不信任決議を2回成立させ、そのあとの首長選挙でとどめをさす。その粘り強い営みを実行したことについては、私ら兵庫県民は、岸和田の住民たちの取り組みをおおいに参考にすべきだと思うし、なによりも「こういうこと、やれるんだ」という点で、かなり勇気づけられた面もあります。
ということで…。警察や検察が兵庫県知事を公選法違反で司法手続きにかけるのを待っている間に、いつ県議会で再度の不信任決議案を出してもいいように、私ら県民有権者は選挙に向けた準備をしていきましょう。
それはまずお互いに身近なところで声をかけあったり、小さな学習会から大きな県民集会まで、県内のあちこちで「斎藤知事とその取り巻きから兵庫県政を奪還する」ということを確認する取り組みをすすめたり…。そしてなによりも、身近なところにいる知事批判派の県議さんたちを応援することに取り組むこと。これでしょうね。
ついでに、躍動の会3県議の辞職要求だとか、情報漏洩にかかわった県幹部の処分要求だとか、県議の動きはそういうことが先だとかいう人いますが…。私にしてみたら「そういうとりくみは、不信任決議の準備やら、選挙準備や県議を支える活動などと同時並行でやったらええねん」としかいいようがないですね。
おまけに、知事の公選法違反容疑などなどに関する警察や検察の捜査の動きなんて、この先、時間がまだまだかかるかもしれないし、捜査の結果は私らの予想に反して「司法手続きにのせない(嫌疑不十分で不起訴)」なんてことも十分、ありうるわけですよね。
だとしたら、私ら県民有権者としてまだ確実に動かしうるのは、県議たちの不信任決議案を出す動きや、その前哨戦みたいな躍動の会3県議の辞職要求の動きの方でなはいかと。なので、こちらを確実に県議さんたちを応援して、やってもらえるように支援することが大事なのでは…って思います。
あと、当面、兵庫県内で行われる国政・地方の両方の選挙で、「先々知事やその取り巻きとつるみそうな可能性のある候補は、徹底的に批判する」と言うことも大事ですね。当選するかどうかは別として、「あんたは今の県政にどういう態度とるねん?」と。国政・地方の両方の選挙に関係なく、出ている候補みんなに聞いてみることも大事かな、と思います。
〇岸和田市長選挙、新人の佐野英利氏が当選…女性問題で不信任の前市長ら抑える(ヤフーニューs=読売新聞オンライン、2025年4月6日20時配信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb4d1e3844eaf021b2221d70c8604a8764a179ae