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できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

岸和田で吹いたいい風を、兵庫県にも呼び込もう

2025-04-06 23:06:34 | 国際・政治

基礎自治体の岸和田。広域自治体の兵庫県。

歴史も文化もちがうし、自治体の位置づけや規模もちがう。

当然、その難易度もちがうのではありますが…。

でも「首長の任に非ず」「首長としての資質に欠く」と思われる人物を、間に議員選挙をはさむかたちで、地方議会が住民と共に不信任決議を2回成立させ、そのあとの首長選挙でとどめをさす。その粘り強い営みを実行したことについては、私ら兵庫県民は、岸和田の住民たちの取り組みをおおいに参考にすべきだと思うし、なによりも「こういうこと、やれるんだ」という点で、かなり勇気づけられた面もあります。

ということで…。警察や検察が兵庫県知事を公選法違反で司法手続きにかけるのを待っている間に、いつ県議会で再度の不信任決議案を出してもいいように、私ら県民有権者は選挙に向けた準備をしていきましょう。

それはまずお互いに身近なところで声をかけあったり、小さな学習会から大きな県民集会まで、県内のあちこちで「斎藤知事とその取り巻きから兵庫県政を奪還する」ということを確認する取り組みをすすめたり…。そしてなによりも、身近なところにいる知事批判派の県議さんたちを応援することに取り組むこと。これでしょうね。

ついでに、躍動の会3県議の辞職要求だとか、情報漏洩にかかわった県幹部の処分要求だとか、県議の動きはそういうことが先だとかいう人いますが…。私にしてみたら「そういうとりくみは、不信任決議の準備やら、選挙準備や県議を支える活動などと同時並行でやったらええねん」としかいいようがないですね。

おまけに、知事の公選法違反容疑などなどに関する警察や検察の捜査の動きなんて、この先、時間がまだまだかかるかもしれないし、捜査の結果は私らの予想に反して「司法手続きにのせない(嫌疑不十分で不起訴)」なんてことも十分、ありうるわけですよね。

だとしたら、私ら県民有権者としてまだ確実に動かしうるのは、県議たちの不信任決議案を出す動きや、その前哨戦みたいな躍動の会3県議の辞職要求の動きの方でなはいかと。なので、こちらを確実に県議さんたちを応援して、やってもらえるように支援することが大事なのでは…って思います。

あと、当面、兵庫県内で行われる国政・地方の両方の選挙で、「先々知事やその取り巻きとつるみそうな可能性のある候補は、徹底的に批判する」と言うことも大事ですね。当選するかどうかは別として、「あんたは今の県政にどういう態度とるねん?」と。国政・地方の両方の選挙に関係なく、出ている候補みんなに聞いてみることも大事かな、と思います。

〇岸和田市長選挙、新人の佐野英利氏が当選…女性問題で不信任の前市長ら抑える(ヤフーニューs=読売新聞オンライン、2025年4月6日20時配信)

https://news.yahoo.co.jp/articles/eb4d1e3844eaf021b2221d70c8604a8764a179ae


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中野雅司さんとのお別れ会に行ってきました。

2025-04-04 23:01:56 | 国際・政治

今日の午前中は京阪天満橋というか、谷町2丁目のあのビルへ。一時期は毎月のように通ってましたね、中野雅司さんの会社のあるビル。その中野さんが昨年暮れに亡くなられて、今日はそのお別れ会の日でした。今日の画像は、そのお別れ会の様子がわかるものばかりです。

さて、中野さんとは、大阪市解体・特別区設置構想(いわゆる「大阪都構想」)に反対する市民活動にかかわるなかで、いろんな場面でご一緒させていただきました。ある時は梅田や難波、天王寺での街宣活動で、またあるときは中之島公会堂での大きなイベントで、はてまたあるときは、あの谷町2丁目で定期的に開催された市民向けの学習会で。

そして、中野さんが準備してくださった数々のイベントや学習会、街宣活動の場などで、大阪市にかかわるいろんな立場の政治家、経済学や政治学など分野の異なる研究者、大阪市内でいろんな市民活動に関わっている方、フリーのジャーナリストやマスコミ各社のみなさんと、私はいろんなご縁ができました。なかには落語家さんも居られますが…。

ほんと、いまだに大阪維新系の首長や地方議員が何かと大阪の政治・行政を牛耳り、大阪の財界人も問題だらけな維新の政策につきあっている現実は続くわけですが…。それでも、中野さんからつながったみなさんの粘り強い市民活動+研究のおかげで、私自身が相当鍛えられ、人間的にも豊かになったように思います。そのときの経験があるから、今の兵庫県政をめぐる諸課題についても、比較的冷静に動けているような気がします。

ということで、あらためまして、中野さん、ほんとうにありがとうございました。ご冥福をお祈りします。また、今日の中野さんとのお別れ会で出会ったみなさん、これからもなにかあったら「いっしょにやりましょ」ですね。


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兵庫県政に関する西宮でのタウンミーティングと神戸メリケンパークでの県民大会

2025-03-22 21:34:25 | 国際・政治

今日3月22日(土)は、兵庫県政に関する大事な2つの集会があって、そのどちらにも顔を出してきました。いずれも斎藤知事やその側近の起こした諸問題に関する県議会の百条委員会報告と、県庁側で設置した第三者調査委員会報告、この2つの問題にかかわる集会です。

1つめの集会は、今日の午前中に西宮勤労会館で行われたもの。こちらは兵庫県議会の日本共産党議員団のおふたりを招いて、百条委員会での議論の様子や2つの報告書の概要、斎藤県政の諸課題などについて報告をいただき、その内容をめぐって参加者と議論をするものでした。画像を2枚、貼っておきます。

この西宮勤労会館でのタウンミーティングのあとは、神戸の元町へ。まずは南京町あたりで中華料理を食べて、腹ごしらえ(ランチの画像も貼っておきます)。

そして食事のあとは、神戸のメリケンパークへ移動。14時からはメリケンパークで、今度は去年12月に県民集会を開いたグループが、やはり一連の兵庫県政をめぐる諸課題について、2つの報告書を出たことをふまえて、斎藤知事やその側近たちの真摯な反省や謝罪を求める趣旨で行われた県民大会です。ここには兵庫県議会から県民連合(会派として)、共産党県議の庄本さん、無所属県議の丸尾さんのメッセージが寄せられました。また、県内で一連の県政の問題について考える集会などに取り組んでいる市民団体などからも、さまざまな発言が行われました。その集会のあったメリケンパークの画像などを何枚か、貼り付けておきます。

そして15時20分からは、この県民大会の参加者が3グループにわかれて、メリケンパークから元町商店街・大丸前まで行進(パレードというのか、デモというのか…)。このなかに、私もプラカードをもって参加していました。元町商店街などでは私たちの行進を見て、手をふってくださる方もかなり居られました。いい反応だな~って思いました。こちらのパレードの画像も、何枚か貼っておきます。

このような次第で、3月22日(土)は2つの兵庫県政を考える集会を「はしご」するかたちで過ごしました。いいお天気になって(むしろ、少し暑いくらい)よかったです。花粉症で目がかゆくなりましたけど…。

それとともに、やはりこの2つの集会のように、実際に誰かが呼びかけて、人々の目に見える形で、「こんな兵庫県政はおかしい。一日も早く是正しなければ!」と訴えていくことは、とても大事なことだと思いました。

ツイッターやフェイスブック等々、SNSを中心としたネット上で「斎藤知事やその側近のパワハラ、公益通報保護法違反の対応はけしからん!」とか、「斎藤知事はきちんと2つの報告書を読め! どこかでネギ買ってる場合じゃない!」とか、そういうことばかり言っていても、街中の雰囲気は変わりません(ネット上の発信、特にSNS上の発信を誰もが見ているわけでもないので)。ネット情報に触れていない人々にも「こんな兵庫県政はおかしい」「斎藤知事は反省と謝罪を」というメッセージをきっちり伝えるためには、今後はますます、県内各地での大小さまざまな学習会や街頭での活動が大事になるのではないか。そんなことを私は思いました。

これからも機会があれば、このような集会に何度も足を運びたいですし、また、いろんな立場の人々と連携しながら兵庫県政の問題を考えていきたいですね。そして、できれば自分も何か学習会などのかたちで(たとえば2つの報告書を読む会とか)、みなさんとつながっていく機会を持てたら…と思いました。


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ますます「モンスター化」しそうな兵庫県知事ー百条委・調査委の報告を受けて―

2025-03-19 21:22:09 | 国際・政治

先日は県議会の百条委員会の報告書が出て、今日は県庁側で設置した第三者調査委員会の報告書がでました。
報道によると、やはり公益通報保護法違反の対応が亡くなった県民局長に対して行われていますし、知事による県庁職員へのパワハラも認定されています。この記事からも、そのことはわかるはずです。
ということは、やはり去年9月の時点で、兵庫県議会が知事不信任決議を出して可決したことも、それ相応の正当性があることになります。あの頃、亡くなった県民局長への対応等について、公益通報保護法の専門家がすでに「違法」と言ってましたし…。県庁職員の労組も、県内自治体の首長らも、そして県議会の各会派も「知事の自発的辞職」を求める声があがってました。知事が居直って、失職後に再度選挙に出てくること。また、その再度出てきた選挙で当選すること。この2点さえなければ、ですが。
なので、一部識者のなかには「百条委や第三者委の結論が出る前に、不信任決議出したのはあまりいい手ではない」という人もいますが、私はそうは思っていません。去年9月の段階でいったん辞めさせたこと、それには大きな意味があると思ってます。
むしろ「知事辞めろ辞めろと人々が言えばいうほど、モンスターになっていく」斎藤元彦という人物と、一連のパワハラや公益通報保護法違反の対応等々に加担した元副知事ら側近、斎藤元彦をいまだに応援している「躍動の会」に行った元維新の県議、立花氏らN国党関係者、そして、なにがよくて投票したのかわからない去年11月知事選での斎藤支持者。こっちが大問題です。また、去年11月知事選で斎藤再選後、「これも民意だから…」といって腰砕けになったような県議たち(特に自公維)。その人たちも「だらしない」と思います。そう思うと、斎藤元彦という人物もさることながら、その周囲にうごめく「だらしない」人々をどうにかしないといかんのではないかと思います。
ところで、おそらく斎藤元彦という人物は、ますます凶悪なモンスター化して、百条委や調査委の報告が出て知事やその側近の対応に問題ありと指摘されても、「絶対に自分から知事辞めるとは言わない」ように思います。そうなると再度の不信任決議を県議会で…ということになるでしょうけど、それを県議たちに言わせるためには、「もしも県議会が解散になっても、私らが絶対に応援してあなたを県議会に戻す!」という有権者の声、行動が大事になります。でも、そういう動きは、私の見ている限りあまりありません。「斎藤けしからん!」だけでは、ここから先、何もすすまないように思うんですが。
と同時に、もしもなにかの拍子に自分から「知事やめる」というたとして…。次に知事になる人、いるんですか? 今度知事になる人は、斎藤元彦のやらかした不始末を、斎藤元彦になりかわって謝罪しつつ、県民及び県職員その他関係各方面の信頼を取り戻し、ガタガタになった県政を立て直すという大仕事をやらなきゃいけません。「そういう火中の栗を拾ってくれるような人おるんか?」です。ある意味、この「次の知事になる人」って、重大事故・事件が起きたあと、世間のバッシングを受けている学校や教委の再建を担うような人とも共通するんですけど…。「そんな人をどこかで見つけ出して、次の知事候補としてかつぎだして、みんなで県政に送り出す」ようなムーブメントつくらないと、ここから先、何もすすまないようにも思います。
どこぞの著名な方が、今日の調査委報告の場で涙が出たとかネットで配信したり、ツイッターでつぶやいたりてますが…。私にしてみると「泣いてる場合か?」というところです。「ますます、難しいことにチャレンジしていかなあかん状況やで。しっかりとアタマとこころとからだつかって、やれるだけのことやらなあかんやろ。泣いてる場合やあらへんぞ」と言いたいです。
ひとまず、ここから先。ネットでぶつぶつ怒ったり、百条委や調査委の報告に涙していてもしょうがない。今後、斎藤元彦はますますモンスター化して凶暴になるという前提に立って、まずはわが身と仲間を守りつつ、次の県議選・県知事選でモンスターと対決できる候補を推しだせるように、地元でこつこつ地盤づくりをやらんといかんやろ~と思います。

〇【速報】第三者委が斎藤知事のパワハラ認定「告発文めぐる処分は無効」公益通報者保護法違反も指摘 兵庫県 パワハラで「被害を被るのは県民」 (よみうりテレビ、2025年3月19日16時01分配信)

https://news.ntv.co.jp/n/ytv/category/society/yt6b48c934cbda41bf9b3e3f00135bd6fc


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(予約投稿)斎藤兵庫県知事が3月11日に定例記者会見を変更したことについて

2025-03-16 00:00:30 | 国際・政治

〇こちらも「予約投稿」です。先にフェイスブックに書いたことに加筆修正をして、こちらにも掲載しています。

3月5日(水)に兵庫県議会の百条委員会で、例の文書問題に関する調査報告が出ました。その報告で、亡くなった県民局長の出した文書で指摘された斎藤知事やその側近らの問題について、大筋で事実認定されました。これで亡くなった県民局長の出した文書には「公益通報」としての側面があり、退職取り消しの上懲戒処分という対応には問題があることになるわけですが…。しかし、斎藤知事は自分の行ったことについて、頑なに認めようとしない態度をとっています。そこで3月5日の定例記者会見で、報道各社やフリーの記者たちから知事の態度や認識について厳しく詰められたわけですが…。これに対して、なぜか3月11日(火)、東日本大震災から14年の節目の日に定例記者会見の変更が行われました。このことについて、私が思ったことをフェイスブックに書いたのが、以下の文章です。

<以下、フェイスブックからの転載>

政治家や官僚としての実力がないくせに、「この世で何よりも自分が好き」で「常にイケてる自分でいたい」がゆえに、「やっかいな仕事は人任せ」かつ「誰かに自分のことをぼろくそに言われるのが嫌」なんでしょうね。まあ、兵庫県の斎藤知事のことですが。
だから総務省の一官僚よりは、地方自治体の幹部級職員。大阪府の財政課長よりは、兵庫県知事。そういう社会的地位の上昇みたいなことに常に意識が向いている。そういう点でいえば、この人を知事候補として担ぎ出して来た県政の会派には、「あんたら人を見る目ないな」ですね。
就任後の県政においても、観光キャンペーンでコスプレみたいなことはやりたがる。でもその準備で苦労する県職員のことは一切おかまいなし。また、自分が目立てないような場面づくりだったり、自分がイケてる感じに見えないとか、気分よく動けないような事前準備だったら、県職員を怒鳴りまくる。
阪神オリックス優勝パレードも、吉村知事・維新体表を前にして、自分がええかっこできる場面として引き受けたけど、資金繰りがうまくいかず、その補填などの対応を副知事任せ。
亡くなった県民局長の文書が出回り始めたら、すぐに「処分じゃ!」と公益通報保護法そっちのけで大騒ぎ。でも実際に処分等々に手を染めるのは、当時の副知事らの側近たち(このへんでは当時の副知事や側近たちが、知事に輪をかけてひどい対応をしている)。
そして、知事としての自分自身の気まぐれな判断で当時の副知事以下の側近もふりまわされ、県職員も疲弊。
百条委員会がはじまったら、ひたすら「自分は悪くない」と言い続けて、周囲を呆れさせる。
県議会で不信任決議が可決したあとは、今度は知事の座に長く居座るために、失職・出直し選挙への出馬を決める。ひたすら「自分は悪くない、ひとりからの出発だ」みたいなイメージを描いて示しつつ(これは誰か選挙アドバイザーみたいな人の手も借りてると思うけど)、他方で汚れ役をする人(立花氏プラス躍動の会に行った3県議、一部の県内市町市議、その他有力支援者)に誹謗中傷や怪文書の流布などをやらせる。
そして再度の当選を決めたあとも、マスコミなどの批判・追及を前にして「自分は悪くない」を連発。
こういう経過のなかで…。「イケてる自分」を演出しつつ、他方で「鋭い指摘をする取材陣から逃げる」口実として、昨日の3.11への知事定例記者会見の実施日変更が行われたのだと思います。「東日本大震災の復興に向けて、3.11に1.17の兵庫県知事としてのメッセージを発する」というかたちで、「自分がイケてる姿を見せられる場面づくり」というインセンティブも働きますからね。
なので、私は「鋭い指摘をする取材陣から逃げる」だけでは昨日に変えたという理解は、どうも知事のメンタルの状態や思考のあり方を理解するスジとしては、いまひとつ弱い印象ですね。今までだってヘンテコな説明をして、取材陣の鋭い指摘から逃げてきたわけですから、定例記者会見の実施日をどこに移そうが、あまり大差ないかと。それよりは「東日本大震災の復興に向けて、1.17の兵庫県知事としてのメッセージを3.11に発する」ということが、「イケてる自分づくり」に役に立つ。そこに私はやはりこだわってしまいますね。
なにしろ、今もネット上などでは、一部の斎藤知事支持層などが、取材陣を相手に頑なな態度をとる知事を見て「がんばってるぅ~」などと声援を飛ばしてくれるわけでしょ? 彼にとってはマスコミの批判や無視よりも、ネット界にいる「斎藤さんかわいそう~」「知事はがんばってるぅ~」という人々の声でちやほやされるほうが大事なのではないかと。少なくとも私はそう思うわけです。
兵庫県知事の彼が一貫してやっていること。それは「自分の思う<イケてる自分>」でいるためには、どんな手段だって使うということ。取材陣を相手に、これまでの事実経過を無視して「前いうたことと今日いうてることがちがう」とか、「空疎なことばを連発して時間を稼ぐ」とか、そういうことなんて平気。誰かの追及をかわしきれず、自らの非を認めるくらいなら、まわりがどれだけ不幸になろうが、人が亡くなろうが、県政全体が大混乱になろうが、一向にかまわない。そのくらいしてまで「自分の思う<イケてる自分>」を維持したい。そういう頑なな動機、信念がいまの兵庫県知事を突き動かしていると考えると、だいたい、これまでも、これからも、彼のやりそうなこと、言いそうなことがほぼ、予想できるのではないかな…って思いますね。
と同時に、先にも書きましたが県政で彼を知事に引っ張り出して来た会派の「人を見る目のなさ」と、彼の尻拭いをやらされた面はあるとはいえ、その尻拭いがかえって傷口を広げたり、自分たちがさらに悪事を拡大する方向に動いた元副知事以下知事側近にも、やはり問われるべきものが多々ありますね。そして、これだけいろいろ問題が指摘されていても、いまだに「斎藤さんがんばってるぅ~」とか「知事がかわいそう」とかいうてはる、一部の「信者」のような斎藤支持層の人々。この人々こそ、県政の刷新の最大の妨げになっているのではないかと思いますね。


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亡くなった竹内元県議のご冥福をお祈りします。と同時に、さらなる誹謗中傷を許してはいけません。

2025-01-19 22:53:29 | 国際・政治

元兵庫県議の竹内英明氏死亡 告発文書問題の元百条委委員(神戸新聞ネット配信記事、2025年1月19日)

https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202501/0018557392.shtml 

まずは、亡くなった元県議の竹内さんのご冥福をお祈りします。

と同時に、次の産経新聞の記事を見てください(まずは記事の見出しだけでも見てほしいです)。

立花孝志氏「逮捕が怖くて命絶った」と投稿も兵庫県警は完全否定 竹内元兵庫県議の死亡(産経新聞ネット配信記事、2025年1月19日)

https://www.sankei.com/article/20250119-CI4E7MCTZBKQLJGSY7CVQTWU4E/ 

この産経新聞の記事(見出し含む)にもあるとおり、亡くなった竹内元県議に対して、警察側の任意聴取などは行われていません。それは産経新聞だけでなく、私が確認したところ、朝日新聞や読売新聞なども同様の記事を発信しています。

なので、この竹内元県議に対して、立花氏が言う話はデマ・ウソの類です。この立花氏の話を積極的に拡散することは、デマ・ウソの拡散にあたります。そして、亡くなった方に対してさらなる誹謗中傷を加える行為であり、けっして許してはならない行為だと考えます。

いい加減、このような誹謗中傷を続ける人々とその行為に対して、私たちは厳しい態度で臨まないといけません。また、まずは「こういうことは許してはならない」と思ったひとりひとりの人が、なんらかのかたちで声をあげていかなければいけません。そして、そういう声がこの社会で強まれば強まるほど、警察・検察の動きも起きやすくなるでしょうし、誹謗中傷を新たに始めたり続けたりすることも難しくなるでしょう。

いま、私たちは沈黙してはいけません。ひとりひとり、できるところから、できるかたちで、「こういう誹謗中傷やデマ・ウソの拡散はやめろ!」と言い続けていきましょう。

 


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12月22日(日)の県民集会のこと

2024-12-29 21:25:13 | 国際・政治

この12月中あんまりブログが更新できなかったので、遅れたかたちになりますが、ぼちぼち近況報告を兼ねて書いていきますね。プリキュアは見逃した放送回の動画配信をまだ見てないので、見ることができ次第書いていきます。

さて、12月22日(日)は午後から神戸市教育会館へ。この日は、11月の兵庫県知事選挙をめぐる諸問題に異議申し立てをする人々の県民集会に顔出してきました。

当日はかなり早く出かけたのですが、すでに13時の時点で6階ホールは満員。5階の会議室に案内されて、6階ホールでの集会の様子を中継で見てる状態でした。その後も次々に参加者が来て、とうとう4階・5階の会議室にも入りきれず、神戸市教育会館の周囲をぐるっと回る感じで長い列ができていました。

そのくらい、11月の兵庫県知事選挙のあり方…。たとえば「二馬力選挙」のこと、誹謗中傷やデマがまかりとおっていたこと、公選法違反疑惑などなどに、有権者のみなさんの疑問や怒りがあふれていた、ということですね。そういう意味で「みんなの怒りや疑問の可視化」という点では、この集会、大きな意義があったかな、と思いました。

ただ、中継で見た当日の集会での話は、すでにYouTube動画やSNSでも見聞きしたことのある話が多かったような印象です。また、すでに公選法違反疑惑などについては刑事告発もなされており、警察・検察の捜査も開始されています。なので「今後、私らはどうしたらいいのか?」ということについて、集まった人々で認識や方向性が共有できたらよかったのかな…とも思いました。

ということで、私が撮ったいくつかの画像、ブログにもアップしておきます。


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このたびの兵庫県知事選挙の結果について思うことーマスコミ報道への違和感ー

2024-11-18 20:44:26 | 国際・政治

昨日は兵庫県知事選挙の投票日で、残念ながら、私が推していた稲村和美さんではなく、あの失職した知事のさいとうさんが当選してしまいました。正直なところ、この結果は残念としかいいようがありません。

ただ、今日も兵庫県議会の百条委員会が開かれて、引き続き公益通報保護法に違反する今年3月の告発者つぶし(パワハラ)の問題を継続的に調査するとか。また、来週には今回当選した人(失職知事のさいとうさん)が、百条委員会に呼び出されて尋問されるのだとか。「選挙に当選したばかりの知事が百条委員会に呼ばれて尋問される」だなんて、おそらく前代未聞のことでしょう。

ただ、こう言ってはなんですが、さいとうさんが再び知事の座に戻ったとしても、地方自治体が首長(知事・市区町村の長)と議会の二元代表制をとっている以上、議会は議会で独自の判断をして、あらためてさいとうさんを調査することになるであろうことは、選挙前から予想されていたことです。そのことは先日開催した「おとなのための社会科教室」でも話しましたし、二元代表制自体は中学校社会科公民的分野の教科書でも扱っていることです。その程度のことすら、選挙期間中に報道されなかったような気がするんですが…。いったい日本のマスコミは、なにを伝えているんですかねえ?

それから選挙でさいとうさんの当選が決まってからあとの報道内容も、違和感ありまくり。「最初はひとりから始まった…」と、失職後のさいとうさんの「駅立ち」活動などのことを伝えたりしていましたが、「それ、ちがうよ」ということは、私のブログを見ていた人ならおわかりのとおり。当初から在阪テレビ局は失職後のさいとうさんの「駅立ち」を取材していたし、そこには維新系や自民系の地方議員もいた。なおかつ「駅立ち」には、大阪あたりからの応援の人も来ていた。「どこがひとりやねん? 組織的な応援を隠しているのでは?」と思いましたね、そのころから。

あるいは、「選挙戦でのSNSでの動画の活用が~」という話。これもですね…。9月上旬の兵庫県議会での不信任決議に至るまでの連日の報道、9月後半の決議可決後の「いいわけ」的なテレビ番組出演、そして9月末~10月初旬の頃の「駅立ち」活動と、在阪テレビ局などが情報番組でさいとうさんのことをくりかえし取り上げてきました。その絵柄が流通しているのを前提として、さいとうさんファンの人たちが「この人いい人そう」とか「パワハラなんかしそうにない」とか、個別に画像や動画を撮影して、SNSに流しているわけです。なので、ある種の「メディアミックス」のようなものですよ。単純にSNSだけで投票行動を促したわけではないってことに、どうしてマスコミ報道が気付かないのかって思いますねえ。

そして、先ほども述べたように、今日から百条委員会の活動が再開されました。すでにパワハラやおねだりの疑惑などについては、一部さいとうさん本人も百条委員会で認めていることもあります。これに加えて、いよいよ公益通報保護法に違反する今年3月の告発者つぶしや、去年の阪神・オリックス優勝パレードでのキックバック問題などが、百条委員会での調査の対象になってきます。また、百条委員会でウソの証言をしたとなると、法的責任が問われることもあります。そういうことも、これまでマスコミは選挙期間中、事実として伝えてきたのでしょうか?

ちなみに、この百条委員会の委員を務める一部県議には、さいとう氏を応援する形で知事選に立候補した立花氏が自宅前で街宣をするなど、いやがらせのような行為を行っています。また、百条委員会で積極的にさいとう氏に関する疑惑を追及してきた県議のなかには、さまざまな誹謗中傷にさらされ、ご自身も家族も心身ともに疲弊している方もいます。そういう事実も、マスコミはこれまで伝えてきたのでしょうか?

こういう事実などを正確に知らされないなかで、ただただSNS経由で発信される「さいとうさん悪くない」という情報や、それ以前の「駅立ち」関連の情報だけを見せられて、なんとなくそれ以前の不信任決議に至る経過や百条委員会での議論などをいったんリセットさせられた。そんな有権者たちから票を集めて当選したのが、知事二期目の任期を迎えるさいとう氏です。

でも、今後あらためて百条委員会からの追及をつきつけられ、一連の疑惑について一部でも認めざるをえなくなったら…。そのときは、さいとうさんに投票した有権者を含む多くの兵庫県民からの信用を失墜することになると思います。あらためて、9月に出された知事不信任決議(全会一致)が、やはり正しかったのだということになります。

このことを、昨日の選挙が終わったばかりですが、今のうちに書いておきます。たぶん、こういう話をうやむやにしそうな動きが今後、兵庫県内のあちこちから起こってきそうなので。それに抵抗して、いうべきことをいっていくのが、今は大事なことだと思っています。

 


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兵庫県知事選挙の投票前に、ぜひ県議会の「知事不信任決議」(全会一致)を読んでください。

2024-11-14 10:54:44 | 国際・政治

次の日曜日(11月17日)は、兵庫県知事選挙です。私はすでに期日前投票を終えました。まだの人は、投票日に指定の投票所へ行くか、土曜日までの期日前投票の利用をするか、どちらかをお願いします。

それはさておき、いま選挙期間中ですけど、さまざまなデマがとびかう異様な選挙になっています。

また、そのデマの大半は、下記の画像にある兵庫県議会の知事不信任決議(全会一致)の趣旨、内容を認めたくない勢力からのもののようです。

しかし、前の知事がいまさらいろんな人たちに支援されて、復権=いまの選挙での当選をめざして、なにかといろいろと言い訳をしても…。その支援者がデマをいくらまき散らしても…。

それでも「前の知事はいったん、県議会からの全会一致の不信任決議を受けいれ、失職を選んだ」ということ。その実は消せません。ごまかせません。「それがまちがっているとか、嫌だとかいうのなら、失職ではなくて、県議会の解散を選んだらよかっただけ。いまさらごにゃごにゃ言ったり、支援者にデマを流させたりするな!」のひとことで終わりです。

あわせて、あのとき「全会一致」で不信任決議に賛成した県議が、いまさらこの決議に反することをごにゃごにゃネットで何か発信しているとしたら…。「ふざけるな! だったら県議会のときに反対の意思表明しろ!」ですよ。

ということで、デマに惑わされたりする人に対しては、下記の知事不信任決議の画像をあらためて確認していただくことをお勧めします。

<追記>

おかげさまでこのブログの存続がかないました。無事にクレジットカードの更新もできました。ただ、今はプリキュアを動画配信で見ることもできないくらい、兵庫県知事選のことに追われています。主にツイッター上で、推しの候補の情報発信や、前の知事側の支援者たちが流す情報の問題点の指摘をしています。なので今後、選挙結果がでたら、ゆっくりと、たまっているプリキュアの動画を見たいと思います。それまでブログの更新が途切れると思いますが、しばらくお待ちください。

 


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ハッシュタグ「#あしたサイトウさんはどこに立つのかな」のまとめ

2024-10-14 19:24:01 | 国際・政治

9月30日、失職してすぐにJR須磨駅に朝、立ち始めてから、衆院総選挙前日の今日(10月14日)までの齋藤元彦前兵庫県知事の「駅立ち」の場所を予想する活動を、ツイッターでタグづけしてやってきましたが…。ひとまず総選挙前にいったん、この活動を閉めることにしました。
その「まとめ」としてツイッターで連続投稿したものが、下記の内容です。

住友剛(おぶ~さん)
@tsuyo0618
#あしたサイトウさんはどこに立つのかな のまとめ

〇今日は長田区須磨区あたり。それも神戸市営地下鉄の駅近くをまわったようですね。結局三連休最後は「地元」に戻ったというところでしょうか。と同時に、稲村さん(=稲村和美さん。別の県知事選出馬予定者。住友注)が今日、西神中央方面に行くのにかぶせてきた感じもあります。

〇ひとまずこのタグをいったん今日で閉めるので、「まとめ」のコメントを。失職後今日までのさいとうさんは、JRの快速停車駅(宝塚線・神戸線)+阪急電車の特急停車駅+神戸市営地下鉄の駅周辺を重点的に回っていました。

〇知事選出馬会見前に但馬や丹波、淡路などにも行けたと思うんですが…。でも結果的に見たら、ほぼ阪神間・神戸が主な活動エリア。それに加えて姫路や加古川、明石にも顔を出していますね。このあたりが、さいとうさんの支持層がいると思われるエリアですね。

〇ただこの三連休、12日は姫路市高砂市加古川市明石市とまだ比較的広範囲だったのが、13日は灘区東灘区芦屋市西宮市、14日は長田区須磨区と、だんだん活動の範囲が狭くなってきた印象です。それだけ人口集中の地域に重点を置いているということかもしれません。

〇それと取材陣は駅立ち開始当初かなり目立っていましたが、最近は行くべき場所を絞って取材しているようにも見受けられます。また、一部の地方議員が行く先々で、それとなくさいとうさんのアシストをしているようですね。

〇ひとまずこんな感じで、失職後から衆院総選挙前までのさいとうさんの動きをツイッター上で追っていたことの「まとめ」でした。みなさんのご協力に感謝します。そしてさいとうさん、いろいろ教えていただきありがとうございました。

〇あともうひとつ。さいとうさんたち失職後、JR神戸線・宝塚線の駅を中心に、阪神間・神戸を「詰将棋」のように回っている感じでした。一方、稲村さんは先に兵庫五国をまわったうえで、姫路と尼崎の両方から「寄せる」感じ。つまり「囲碁」のような動きでした。

〇こちらの画像(=ある有力な支援者のツイートを画像にしたもの。住友注)では、ある人が「県庁から遠いとこもちゃんと行く」と書いていますが、実際に行けたのは、西は姫路まで。東は尼崎や宝塚あたりまで。それが失職後から衆院総選挙前までの駅立ちの動きでした。

〇このように政治家の動き方を地図上に落として空間的に把握するという作業って、実際にやってみるとけっこうおもしろいですね。空間的把握=地理と、政治家の活動=公民の社会科の2分野をつないでいるような気がしました。

〇ということで、ひとまずこのタグを使った動きは、ここでいったん閉じさせていただきます。あらためまして情報をお寄せいただいた方をはじめ、何かとご協力いただいたみなさん、そしてさいとうさんにお礼申し上げます。

★なお、行き先をまとめますと、こんな感じです 

ただし、ツイッター上で確認したものや「ここにいた」と情報が寄せられたもの、「このような予定だ」と誰かに教えていただいたものなども含む。このため、予定はされていたけど、実際は行ってないかもしれない場所があるかもしれません。あるいは実際には行ったのに、私の方での見落としている場所もあるかもしれません。その点を先にお断りしておきます。

9月30日~10月4日:JR須磨→甲子園口→垂水→芦屋→伊丹

10月5日~6日:神戸の三宮、元町、ハーバーランド。

10月7日~11日:JR姫路→加古川→宝塚→尼崎→神戸の三宮

10月12日:JR姫路~高砂→加古川→明石

10月13日:JR六甲道→住吉→芦屋→阪急夙川→JR西宮→阪急西宮北口

10月14日:神戸市営地下鉄名谷(須磨パティオ)→板宿(商店街)→新長田(鉄人28号前)→大正筋商店街(新長田駅から徒歩圏内ですが、地下鉄海岸線駒ヶ林駅もあります)

★この間、私は①JR神戸線・宝塚線の快速停車駅、②地元に維新や自民の地方議員が居て支援してくれる、➂取材陣や大阪からの応援団が集まりやすい広場が駅前にある。この3条件で行き先を予想していました。

★私の予想があたったのは、10月4日の芦屋、8日の加古川、9日の宝塚と、5~6日(土日)の神戸市中心部での活動、13日(日)の阪神間での活動、14日(月・祝)の神戸市営地下鉄沿線での活動です。ただし13日・14日は、12日に稲村さんがほぼ似た地域で街頭活動をすると告知していたので、それがヒントになりました。


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知事失職後はそのまま政界引退してください~兵庫県議会全会一致での知事不信任決議に関して~

2024-09-26 22:45:38 | 国際・政治

今日のマスコミ報道でも大きく取り上げられていましたが、先週19日の兵庫県議会での全会一致の知事不信任決議の可決成立に対して、兵庫県知事は今月末での「失職」をいったん受け容れた上で、あらためて次の知事選挙に出馬する意向を表明したとのことです。

正直なところ「あなたはいったい、なにを考えているんですか?」と、私は兵庫県知事に怒っています。なにしろ、いまの県議たち全員にダメ出しをされているわけですよ、兵庫県知事。その県議会の方を解散するのでなく「失職」を受け容れるということは、「知事失格、ダメ宣告」を受け容れたということ。政治的には「敗北」です。それでもなお次の知事選挙に出馬する意向というのは、「いったい、どういう顔してあなたは選挙に出てきて、県民の前に立つ気なの? 正気なの?」というしかありません。

そもそもこの何か月か、県議会の百条委員会において、たとえば知事や副知事らその側近による公益通報のもみ消し疑惑(もちろん、このような対応は違法)や、知事による県庁職員へのパワハラ問題、知事が県内各地で訪れた企業・団体・商店などへの物品提供の要求(いわゆる「おねだり」)の問題など、数々の問題が指摘されています。また、知事や副知事らその側近たちの数々の不正を告発しようとしたある幹部職員が、副知事らによる高圧的な対応、パソコンのデータなどの不当な調査などの経過を背景にして、自ら命を絶つような出来事も起こっています。そして、百条委員会での聴取などをふまえて、大筋でこのような事実経過は認められてきたはずです。だからこそ、県議会は知事に対して不信任決議を出し、全会一致でそれを可決。「あなたは知事失格、ダメ」という宣告をしたわけです。

その一方で、県議会での不信任決議可決以後、知事のこの間の改革「実績」なるものを評価して擁護しつつ、知事の改革に反対する勢力に不当におとしめられているかのような意見を述べる人がいます。しかしながら、どれだけ改革に「実績」がある知事であっても、県庁内に改革に反対する職員がいたとしても、パワハラや公益通報のもみ消しなどの違法な対応は許されるものではありません。擁護派の人々は、そこが全くわかっていません。「論外」な擁護論です。

また、その擁護派の人々のいう「実績」の内実も、たとえば神戸新聞の記事「斎藤知事の「改革」、内実は? 肝いり3事業を検証 TVでは実績アピールしたが…」(2024年9月26日配信)のように、その中身に批判的なマスコミ報道もあります。たとえば、よく今の知事で財政再建に成功、調整基金の額が積み増しされたということをアピールする人がいますが、県の財政担当者によると、行政改革ではなくて税収増によるものとのことですね。そう考えると「ほんとうに今の知事で改革の成果はあがっているのか?」ということ自体、疑ってかかるべきでしょう。

ちなみに知事自体は今日の「失職、次の知事選出馬」の意向を表明した会見では、「これからも改革を継続したい」という趣旨のことを述べたそうですが…。「いったいなにを、どこまで改革して、どのくらい成果があがっているのか?」という点で、すでにその実績はマスコミ報道レベルでも疑問視されています。

これに加えて、「とにかく、今は自分がまちがっていると言いたくない。道義的に見ても法的に見ても責任のあることが多々あるのだが、それを認めたくない。だから県議会から全会一致で不信任を突き付けられ、「失職」を受け容れたとしても、あらためて知事選挙に出馬する…」っていうのが、いま、知事の思い描くストーリーのようです。でも、それでたとえ当選しても、全会一致で不信任を突きつけた県議会が、そう簡単に元の座に返り咲いた今の知事の動きを容認するとは思えません。そこに見えるのは、兵庫県政の停滞です。いま、県政を停滞させている最大の要因は、県知事の存在そのものです。

そして「失職」前になにかと在阪テレビ各局を中心に、自己正当化の話をくりかえしている知事の様子。これ自体が、亡くなった県庁職員とその遺族、今もなお県知事やその側近らの行ってきたパワハラに苦しんできた県庁職員らに対して、さらなる心身の苦痛を与えている攻撃的な行為です。いま、そのことに対する自覚がない点でも、知事にはパワハラをくりかえすような資質があるように、少なくとも私には見えます。また、そのような知事の「失職」前の動きを擁護するような一部の声にも、やはり大きな問題があると言わざるを得ません。

以上のことから、私としては、いまの兵庫県知事には「失職」後、すみやかに政界を引退していただきたいと思います。また、今後も県議会で百条委員会が開催されると思いますので、「失職」及び政界引退後もその場に出向いて、きちんと事実経過などを説明し、謝罪すべきものは謝罪していただきたい。そして、法的な責任が問われる問題が指摘されたら、きちんとそれについても対応をしていただきたい。そのことを、西宮市内在住の一兵庫県民として切実に願う今日この頃です。


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首長部局が文書やメールの隠ぺいしたら、マスコミは教委と同じくらい批判せよ―「不存在」だったはずの大阪港湾局のIR関連のメールが「あった」件に関して

2023-07-03 19:46:41 | 国際・政治

【速報】「存在しないメール」が198通存在した 外付けハードディスクにデータ残る 大阪のIR用地をめぐり『行政と不動産鑑定業者のやりとり』業者と担当者名記載して他社に送信も (ヤフーニュース2023年7月3日配信=もとはMBSニュース)

このニュースについて、先ほどフェイスブックに書き込んだ内容は、下記のとおり。ブログへの転載にあたって、加筆修正しています。

これまで学校事故・事件対応では、「教委・学校の事実隠ぺい」に対して、マスコミ経由でなにかと批判がでてました。でも、首長部局(しかも大阪維新の首長2人が共同運営してる大阪港湾局)だって、「ない、ない」と情報公開請求していた市民側に伝えていたメールが、「実はありました」とかいって、今ごろ言ってるわけですよ。

同じ行政の部署だと考えれば、教委の事実隠ぺいと同様に、今回の大阪港湾局と首長コンビに対して強い批判をしないと、マスコミの在り方、相当に偏っているといわざるをえません。

要するにここで大阪港湾局と首長コンビをたたけないなら、学校事故・事件対応のときなど、マスコミは常に「たたきやすいところたたいていただけ」ってことになりますね。「そんなもの、ちっともフェア(公平)な報道じゃない」と思いますよ、私。

<以下、転載内容=加筆修正済み>

こういうとき、末端の市職員に記者会見で謝罪させて、大阪市長=大阪維新の会幹事長は表にでてこない。記者会見開いて、謝りもしない。いったいどこが「身を切る改革」なのか? 

これ、経過からすると「市民からの情報公開請求に対して、維新市政にとって不都合なメール等を隠ぺいした」と言われてもおかしくない事案。

同じことを学校事故・事件対応でやったら、被害者家族や遺族、その支援者から、教育行政はボロクソに批判されるし、マスコミもたたきまくる(何年か前の神戸市教委の中学校いじめ自死対応でのメモ隠ぺいが典型的)。でも、維新だったらマスコミ、この程度しかたたかない。「なんじゃそれ?」ですよ。

ついでにいうと、同じことを学校事故・事件対応で教委がやったら、首長部局に事務局置いて「第三者調査委員会」で徹底して検証して、問題点明らかにしますよね?

でも、今度は首長部局ですよ。しかも、事情からすると末端の首長部局職員のあいだで、「市長への忖度」が働いてメール等の削除が行われた恐れすらある。そういうときには、市教委に事務局を置いて、首長部局の文書管理の在り方を「第三者調査委員会」で徹底的に検証して、問題点明らかにしたらどうですか? (ほんとうに「フェア(公平)さ」を追い求めるなら、そういうことになりますわね。あるいは、市議会・府議会できちんと検証委員会たちあげるとか…。でも、維新が多数派の大阪市会・大阪府議会だと、議会に「フェアさ」は期待はできませんわ…)

・・・と、このくらいのこと、ほんとうに「公平さ」を求めるのであれば、学校事故・事件対応にかかわってきた人々とか、被害者家族・遺族も言うたらどうですか? せっかくの機会なので、ぜひ、みなさんも発言してください。「首長部局=善、教委=悪」みたいな「神話」から自由になるために。「首長部局だって、市長を忖度して、文書削除とか隠ぺいとかやりかねん」と私、常々思ってきたので。

それから、この首長部局。大阪港湾局ですよね。大阪府・市で共同設置して港湾管理している部署なんだから、大阪市長だけでなく、大阪府知事=大阪維新の会代表も、大阪市長=大阪維新の会幹事長といっしょに、このメール等の管理の問題について謝罪しないといけないんじゃないですか? 大阪府・大阪市で共同設置している役所の部署であることで、最終的な責任の所在があいまいになっているとしたら、「府・市の行政部署の統合ってなんのためにしてるの?」ですよ。


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いま例の維新のパワハラ府議問題どうなってますか?―公務員の問題を大阪維新がとやかく言えるのか? 「維新ペディア」を見てほしい

2023-07-01 20:05:41 | 国際・政治

大阪維新の会の「ハラスメント調査」報道に私が言いたい4つのこと (2023年6月17日に私がこのブログに書いたこと)

あれから半月くらいたちましたが、例の維新のパワハラ(セクハラもある)府議って、議員辞職をしたり、大阪維新の会の「除名」処分とかでたりしたんですかね? 続報を知りたいのですけど、ぜんぜん聞こえてこないのですが…。

それどころかこの約半月、大阪維新お得意の「なにかやってる感づくり」のためなのか、マスコミ経由では「高校授業料完全無償化」の問題とか、公明との選挙をめぐる駆け引きのこととか、次々にほかの話題が流れてきます。その結果、この維新のパワハラ(セクハラ府議)の問題が、だんだん「隠されている」感すらでてきました。こんな報道と、こんな大阪維新の会の対応で、ほんとうにいいのでしょうか? 

そんな状況のなかで、大阪維新の会の幹事長で、ハラスメント調査を担ったという大阪市長(=これも地方自治の在り方として「おかしい」と思うんですけど。大阪維新の会は、大阪府知事や大阪市長の「大政翼賛会」なのでしょうか?)が、次のように、大阪市の公務員の不祥事に対して苦言を呈したという記事が、ネットで流れてきました。

後輩の首に包丁・上司にスタンガン…相次ぐ職員の不祥事に「市民の信頼崩れる」 大阪・横山市長が苦言(ABCニュース=ヤフーニュースが配信。2023年6月30日)

「自分らのお仲間の議員のパワハラ問題ひとつ、ろくに解決できない。おまけに<維新ペディア>というサイトで次々に不祥事が明らかにされている。そんな大阪維新の会の幹事長やってる大阪市長に、大阪市の公務員の不祥事のことをとやかくいう資格があるのか? まずは自分たちこそ<身を切る改革>やって、「不祥事起こしている議員を全部切る」くらいのことやってみせろよ、大阪維新の会・大阪維新系の首長? それやるまで、私は<あなた方に対する信頼はない>と言いたい」

こんな風に私は思うのですが、みなさんはいかがでしょうか? ほんと、予想通りといえばそれまでなのですが、「自分たちに甘く他人に厳しい」対応しかできない大阪維新の会ですね。

なお、この機会に紹介しておきます。こちらが「維新ペディア」というサイトです。このサイトを見れば、これまでの維新の議員が起こしてきた数々の不祥事や、維新の施策の問題点・失敗事例などが明らかです。「この政党が今後<野党第一党を目指す>とかいうのって、なにかおかしいんじゃないか? その前に自分らこそ<身を切る改革>やって、ダメな部分を切り落とせ」と言いたくなります。

 

https://ishinpedia.com/ (維新ペディアのページ)

 

 


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大阪維新の会の「ハラスメント調査」報道に私が言いたい4つのこと

2023-06-17 09:28:18 | 国際・政治

大阪維新の会 議員ら対象の調査で14人がハラスメント申告(NHK関西NEWS WEB 2023年6月16日)

昨日から出ているこのニュースに対して、私が思うことは次の4点。

(1)

この調査をしなければいけなくなった、ことの発端のパワハラ・セクハラ維新府議。

あの人は議員辞職するとか、維新としての処分をするとか。そっちはどうなったのでしょうか?

また、実際に被害にあった維新議員の方へのケア・サポートはどうなっているのでしょうか?

そういう問題が、この維新内部のハラスメント調査報道で隠れてしまってます。

つまり「やってる感の演出」で、ほかの重要な問題が隠れてしまう。

いま「この不祥事対応報道で、またいいように関西圏のマスコミが維新に使われている」感じがします。つまりマスコミを通じて「別の問題」が報道されたり、「なにかやってる感を演出できるようなネタを放り込む」ことで、当初の問題を「隠す」ことができるわけですね。これも「事実隠蔽」の一手法なので、その点をお忘れなく。

(2)

これはあくまでも「大阪維新」の調査で…。

たとえばパワハラ問題は「兵庫維新」でも起きています。

また、不祥事のある議員は大阪・兵庫どころか、日本維新の会全体にいます。

なぜ日本維新の会+関係する地域政党〇〇維新の会すべての調査をしようとしないのでしょうか?

ここでも「やってる感の演出」がただよっています。

(3)

これはあくまでも「大阪維新」の内部調査で、自己申告のようですね。

ということは…。

・「もっとタチの悪い問題」が、この14人の方以外にも「隠れている」危険性が濃厚。

・「大阪維新として、いま公表しても大丈夫と思われる事例」か、例のパワハラ・セクハラ府議のように「隠し通せないくらい悪質事例か。

そのどちらか「だけ」を出してきている恐れが濃厚。

そんな風に私などは受け止めてしまいます。

つまり、ここでも「やっている感の演出」がただよっています。

(4)

最後に、大阪維新の会幹事長=大阪市長、大阪維新の会代表=大阪府知事。

こんな地域政党って、「大政翼賛会の大阪版」なのでしょうか?

そもそも「大政翼賛会の大阪版」自体「解散すべし」と私は言いたくなります。

<追記>一部手を加えたりしていますが、この内容と同趣旨の投稿をフェイスブックにもしました。

また、この私の疑問に維新関係者が反論するのであれば・・・。

(1)本気で大阪維新だけでなく、日本維新も兵庫維新も含めて、「維新」と名の付く政党・会派全体でハラスメントをなくす努力をする。

(2)当初の大阪府議の問題について早急に議員辞職や会派としての処分を行うとともに、被害にあった方へのケア・サポートを大阪維新の会として行う。

(3)「大阪維新の会」は「大政翼賛会ではない」ことを示す。つまり大阪府知事や大阪市長に対して、「あかん政策はあかんねん」とはっきりと物申すことをする。

まあ、この3つのことをきっちりやるまで、「どんな反論も意味がない」と思います。そしておそらく「この3つのうち1つでもできたら上出来で、たぶん、3つともできない・やろうともしない」と私は思っています。


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このたびの西宮市議会議員選挙に思うこと(その3)―「#地元西宮に女性議員を増やそう」というツイッターのタグ付け―

2023-04-22 19:57:47 | 国際・政治

〇以下の内容は、先ほどツイッターでつぶやいたことを整理しなおしたものです。

今回 #地元西宮に女性議員を増やそう のタグをつけて、何人かの「推し」の女性候補の情報を 西宮市議会議員選挙で積極的にツイッターで流しました。それがどういう結果につながるかはわかりませんが、でも、「やれるだけのことはやった」感はあります。これも政治参加です。

また、このタグをつけて「推し」の女性候補の情報を流していると、男性候補で「この人いいやん」って思う人も何人か見つけたりもできました。なのでそういう男性候補陣もできるだけ応援するようにしました。

逆に「これはさすがにアカンわ」とか「こういう発言はいただけない」という候補+支援者もいることも、たいへんよくわかりました。それはみんなこのタグをつけて、「推し」の女性候補を通してほかの候補の発信情報を見ていったからです。

少なくとも私がこのというタグをつけた候補は、どの方もみな「人々のいのちと暮らしへのサポート・ケアの豊かな西宮」「人と人のつながりの豊かな西宮」「困っている人が放置されない西宮」を創ろうとしている方です。「人権尊重の社会づくり」といえばいいでしょうか。

このことを反映してなのか。私がこのタグをつけた女性候補の街宣には、「多様性」にあふれた支援者がいましたね。また、子どもたちがいたり、ゆるふわ感があったり、今までの困りごとを正直に話してくださる方がいたり…。やさしい街宣ばかりでした。

ある意味、候補ご自身が支援者とともに創り上げたい西宮市のまちづくりの姿が、このタグをつけた候補の選挙活動のなかに、もうすでに現れていたように思います。少なくとも、私はそう感じました。

あすの選挙結果がどうなるかはわかりませんが…。その結果がどうなっても、私は今後このタグをつけた女性候補+支援者のみなさん、そしてこの取り組みのなかで「この人いいやん」と思った男性候補と支援者のみなさんとともに、西宮で過ごしたいと思います。

私が西宮のまちづくりで大切にしたいことは、この選挙戦のなかで #地元西宮に女性議員を増やそう というタグをつけた候補とその支援者のみなさんがつくりだしてきたもののなかにあります。


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