できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

最近読んだ本をまとめて紹介(2623冊目~2634冊目)

2018-02-28 22:32:16 | 本と雑誌

気付けばもう2月も終わり、あしたから3月ですね。

またまた、最近読んだ本をまとめて紹介しておきます。

いつもどおり本のタイトルや著者名、出版社、出版年程度ですけど。

2623冊目:鶴見俊輔・関川夏央『日本人は何を捨ててきたのか』ちくま学芸文庫、2015年

2624冊目:平田オリザ・藻谷浩介『経済成長なき幸福国家論』毎日新聞出版、2017年

2625冊目:マリ=フレデリック・バッケ/ミシェル・アヌス(西尾彰泰訳)『喪の悲しみ(文庫クセジュ)』白水社、2011年

2626冊目:志賀貢『臨終の七不思議』幻冬舎新書、2018年

2627冊目:旗手啓介『告白 あるPKO隊員の死・23年目の真実』講談社、2018年

2628冊目:布施祐仁・三浦英之『日報隠蔽 南スーダンで自衛隊は何を見たのか』集英社、2018年

2629冊目:帚木蓬生『ギャンブル依存とたたかう』新潮選書、2004年

2630冊目:國分功一郎『民主主義を直感するために』晶文社、2016年

2631冊目:中島岳志・若松英輔『現代の超克』ミシマ社、2014年

2632冊目:中島岳志『保守と立憲』スタンド・ブックス、2018年

2633冊目:中島岳志『「リベラル保守」宣言』新潮社、2013年

2634冊目:中島岳志『ガンディー 獄中からの手紙(100分de名著)』NHK出版、2017年


今日(2月25日)のプリキュアの話です。

2018-02-25 10:17:30 | プリキュア話

おはようございます。

今日も日曜日ですので、まずはプリキュアの話から。

先週から物語は、輝木ほまれ=キュアエトワールがどのようなかたちで3人目のプリキュアとして登場するのかに焦点があたっています。今週はその輝木ほまれがどういう人物で、どうすればキュアエトワールになれるか…ということがわかるという、そういう回でした。

さて、すでに登場している2人のプリキュア(はな=キュアエールと、さあや=キュアアンジュ)は、3人目のプリキュアを早く見つけようと今回、動きはじめます。

そこで目をつけたのが、輝木ほまれ。前回もはぐたんをはなの母親が抱っこして、まちのタワーに連れて行ったとき、ほまれもいました。

ただ、ほまれはどうやら最近「不登校」の様子。たまにしか学校に来ないとか。もともとはフィギュアスケートの有名選手で、スポーツ特進クラスにいたそうですが、足のケガで特進クラスからはな・さあやのいるクラスに移ってきたようです。また、たまに登校するとスケートのコーチ(この中学校の体育の教員のようです)に「もう一度やらないか?」と言われるのですが、その前を通り過ぎていきます。

そんなほまれは、犬を散歩させているときに、はぐたんをつれたはな・さあやに出会います。はぐたんはほまれを見ると大喜び。どうやらはぐたんはほまれが気に入っているようです。また、ほまれはその連れている犬はトラックにひかれそうになっているところを助けた犬で、犬をたすけるときに一瞬だけ時間がとまって、誰かの声がしたといいます。これって、はなが最初にプリキュアになった回と同じ展開ですね。

また、はな・さあや・ほまれが公園を通りかかったときに、幼い子が遊んでいるバスケットボールのゴールを、中学生か高校生くらいの男子が横取りして使おうとしている場面に出合います。そこではな・さあや・ほまれがその男子たちにバスケで勝負を挑み、「自分たちが勝ったら幼い子たちが使う」という約束をします。そこでバスケをしたときに、ほまれの運動神経のよさがわかります。

ただ…。ほまれがいざ、ジャンプしてバスケのゴールを決めようとしたときに、過去の心の傷がよみがえって、飛べなくなる。とっさにほまれからはなにボールをパスして、パスしたはながゴールをまぐれで決めたのですが。どうやら、ほまれはスケートで起きた足の傷は治っても、「もう、跳べない」とどこかで思いこんでいるようです。

一方、クライアス社の係長・チャラリートは、バイトのルールーちゃんに残業でデータ解析を頼んで、それをつかってプリキュアをやっつけに来ます(ところでルールーちゃん、残業代ちゃんともらってるのかな? 将来正社員になれるのかな? なんて疑問もわきましたが…)。そして、スケートのコーチからトゲパワワをあつめて、怪物・オシマイダーを登場させます。

そのオシマイダーとチャラリートが現れたとき、ほまれが見ている目の前で、はな・さあやはプリキュアに変身して見せます。その姿に当然、驚くわけですが。でも、チャラリートの持っているデータでパワーアップしているせいか、今回はオシマイダーにふたりのプリキュアは苦戦します。でも、はな=キュアエールは、プリキュアはなにがあっても「あきらめない!」と。

そのキュアエールのことばを聴いたときに、ほまれも「私も、もう一度」と言います。そうすると、はぐたんのおでこがぴかっと光り、そこからプリキュアに変身するために必要な黄色いクリスタルが宙に浮かびあがります。それをとろうとほまれはジャンプするのですが…。でも、クリスタルに手が届きそうなところで、またスケートでケガをしたときの記憶がよみがえり、手が届きません。「やはり、無理」とほまれが思うと、そのクリスタルは消えてなくなりました。やはり、スケートでの心の傷は完全に治っていない、ということかと。

でも、そんなほまれの様子を見て、キュアエールがパワーアップ。どうやらキュアエールは、落ち込んだり困っている人を見ると「フレーフレー○○」とチアガール風になり、パワーアップするようですね。そのパワーアップした力で、今回のオシマイダーを倒します。

ラストのシーンですが、ほまれに対してはなは「負けちゃだめ」と、いっしょにプリキュアやろうと声をかけるわけですが、でも、ほまれは「ごめんね」「今の私には無理」といって去っていきます。でも、はなはあきらめずに「またあした」と声をかけて、今回はおわりです。

まあ、こんな感じで、平昌オリンピックで子どもたちがフィギュアスケートに興味をもつときに、そのスケート選手のプリキュアを登場させてきたってことですね、今シーズン。

しかも、過去にも何人か「深く心が傷ついたプリキュア」(キュアムーンライト)とか「悩みを抱えたプリキュア」(キュアプリンセス、キュアソード、キュアフォーチュン)あるいは「かつて敵だったプリキュア」(キュアパッション、キュアビート、キュアスカーレット)と、いろんなタイプのプリキュアを出してきたわけですが・・・。その路線を継承するプリキュアに、どうやらこのキュアエトワールはなりそうですね。

となると、来週あたりから本格的にキュアエトワールが変身できるようになりそうですが(予告編を見る限り)、どういうかたちで登場することになるのか、とっても楽しみです。というのも、たとえば「かつて敵だった」キャラが、あらためてプリキュアとして目覚める場面って、歴代プリキュアを見る限り、とてもいい出来栄えの回が多いので。少なくとも、歴代プリキュアのおすすめの場面のなかに、私ならこの「かつて敵だった」キャラがプリキュアとして目覚める場面を入れたくなりますんで。

あと、余談ですが。はぐたんのお世話をしているハムスターみたいな妖精のハリー(=人間の姿になるとイクメン)は、どうやら人間界に居てる間に商売をしたいようで…。アクセサリーとかヘアメイクとか、女の子の喜びそうなもの・ことを集めた「ビューティーショップ」を来週からはじめるようです。このお店もどうなるか、楽しみですね。

※来週3月4日(日)は、ある学会の研究集会が東京であるため、朝から日帰りで出かけます。なので、プリキュアを見てから家を出ますが(録画も残しますし…)、こうやってその回のプリキュアの話を書くのは、翌日の5日以降になると思います。


調査委員会の「遺族推薦」委員に向く人・向かない人

2018-02-18 10:08:17 | 受験・学校

<仙台市いじめ再調査委員会>発言応酬で議事打ち切り 空中分解も 

(2018年02月18日日曜日、河北新報)

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180218_11009.html

この件について、ひとことだけ記事からわかる範囲でいえば・・・。

そもそも私の目から見ますと、「遺族選任委員」として候補にあがる研究者・専門職のなかには、「この手の調査委員会に入っても大丈夫」というタイプと、「この手の調査委員会に入ったらかえって混乱を増すだけ。むしろ入るのはやめておいたほうがいいタイプ」がいます。

私のところに遺族・家族やその代理人から人選について意見を求められて、具体的な人の名前があがってきたら、そのあたりのこと、わりと「はっきり」と私、言うようにしています。

たとえば訴訟での原告弁護団支援とか、あるいは市民運動的なかたちでの遺族・家族支援、そして新聞・雑誌・テレビやインターネット上で発言するのときの「ものの言い方」と、こういう調査委員会のなかで動くときの「ものの言い方」とのちがいがわからないタイプの人は、たとえ遺族・家族サイドで日頃、動いてくれる人であっても、それは「委員会の外」で動くタイプであって、調査委員会の委員には「向かない」タイプの人だと思っています。

それこそ、遺族・家族の願っていることは、本来は調査委員会の出す報告書のなかで、たとえば委員会として把握した事実経過の記述やその前提となる調査・検証作業、あるいは調査結果に対する委員会としての判断、そして再発防止策の提言といった文章の記述のなかで、学校や教育行政の関係者が「わかりました。この報告書の内容に納得します。なので、その再発防止策もがんばってやります」と言わざるをえない形で実現すべきものです。

また、それを実現する方向で、遺族推薦で入る委員は調査委員会の活動を通じて他の委員、そして学校や教育行政を辛抱強く説得して、粘り強く動かなければなりません。また、そのためには時として、こちらの言いたいことをしばらく控えて、最もこちらの言いたいことを周囲が理解してくれそうな、そんなタイミングをまって発言することが必要な場面もあります。

だから、この手の調査委員会に入る委員、特に遺族推薦の人は、たとえば学校や行政の「外」で訴訟支援や市民運動をやっているときのように、好き勝手に、思いつくままに発言するわけにはいかない場面が多々でてきます(それがやりたかったら、むしろ委員にならずに「外」で言いたいことを言ったほうがいいのです)。

そのかわり、その調査委員会において遺族推薦で入るような人は、「何かものを言うときは急所をおさえて、一発で相手を仕留める。そのあとは全部、こっちのペースにもっていく」くらいの精度で発言していく必要があります。また、報告書の文章を書くときも、そのくらいの覚悟でやらなきゃいけない場面も多々でてきます(だから学校や行政の「外」で威勢よく遺族・家族支援でものを言う人が、必ずしも調査委員会の委員(特に遺族推薦の委員)に「向いている」かというと、「そうとも限らない」わけです)。

変なたとえになりますが、調査委員会の報告書で学校・教育行政に全面的にダメだしするときは、それを書く委員には、宇宙戦艦ヤマトが1発、波動砲を撃ってガミラス艦隊を壊滅させるくらいの精度・覚悟がいるんですよね。

ほんとに、波動砲を1発撃つまでに、ガミラス艦隊の猛攻をうけつつ、ヤマトの艦橋で沖田艦長や古代進、その他もろもろのクルーが、どれだけ辛抱してタイミングをはかっているか・・・。

「そのあたりのこと、わかっていてやったのかな・・・。わざわざ関西から仙台まで出向いて行って、あんた、なにしてるんだ?」と、この件については思いました。

 



今日(2月18日)のプリキュアの話です。

2018-02-18 09:27:54 | プリキュア話

おはようございます。今日も日曜日なので、3週目を迎えたHUGっとプリキュアの話を書いておきます。

まず、今年のプリキュアの敵・クライアス社の組織が徐々に明らかになってきてますね。

いまプリキュアとたたかっているチャラリートは、どうやらクライアス社の正社員で、その部下にルールーちゃんというバイト社員がいるようです。このルールーちゃんはなぜかチャイナ服を着ていて、会社の規則に厳格。チャラリートに、会社上層部へのプリキュア退治の報告書を出すよう促してました。でも、チャラリートはプリキュアを倒すという「成果」をあげて、「組織の仲間を出し抜くまでは報告しない」つもりのようですけどね。

次に、このクライアス社が、赤ちゃんのはぐたんとハムスターみたいな妖精のハリーのいる世界を攻撃して、時間を止めて未来を奪ってしまった。その奪われた未来を取り戻すためには、人間界にちらばっている8つのミライクリスタルを集めなければいけない。そういうことも今日、ハリーから語られます。
そしてハリーなんですが、普段は怪しまれないように、「関西弁をしゃべる若いお父さん」の姿ではぐたんを抱っこしています。

さて、今日の本編のストーリーは、はぐたんがごきげんななめで、ハリーが夜、一睡もできずに疲れはてたところからはじまります。まあ、そんなはぐたんのごきげんをなおすために、はな(キュアエール)とさあや(キュアアンジュ)が外に連れ出すわけですが、そのときにハリーがさあやにタブレット端末みたいなものを渡します。そのタブレット端末の画面を見ていると、はぐたんのごきげんがなおるものがわかるという設定ですね。

それで、そのタブレット端末で示された地図上の場所にいくと、そこは移動動物園。また、その移動動物園には、はなの母親と妹、そしてはな・さあやの同級生・輝木ほまれ(=おそらくほまれは黄色い服・髪の毛なんで、そのうち黄色のプリキュア・キュアエトワールになるでしょう)がいました。

また、はなの母親が心音を聴かせるような態勢で抱っこすると、はぐたんはごきげんをなおして、すやすや眠りはじめます。こうやって「赤ちゃんだっこするときは、こうするんだよ~」というコツを伝授するわけですね。そうそう、はなの母親は新聞か雑誌の「記者」という設定になっています。

そしてはぐたんを連れて、はな・さあや・ほまれ、はなの母親と妹、そして若いお父さん風のハリーが、まちの展望タワーに行ったとき、チャラリートがオシマイダーを連れてやってきます。

今回のオシマイダーは、移動動物園ではぐたんを抱っこしたはなや、「かわいい~」といってはぐたんをのぞきこんできたほまれたちにからんできた、酔っ払いのオッサンのトゲパワワから生まれてます。移動動物園を開催していた公園のベンチで、お酒飲んで寝てたオッサンですね。

なお、今回はチャラリートが、オッサンのいらついた気持ちからトゲパワワを集め、オシマイダーを発注してました。なので、登場人物たちがみんな「オッサン」と呼んで、「オッサンをもとにもどさなきゃ」なんて言ってます。

当然ですが、はな・さあやはキュアエール、キュアアンジュに変身して、今回のオシマイダーを倒すわけですが。また、そのオシマイダーを倒す2人のプリキュアの様子をほまれがじ~っと見ていました。また、キュアエールの力によって、いったんオシマイダーになってしまったオッサンはもとにもどり、ごきげんになって帰っていきました。一方チャラリートは「めんどくさいから、会社にもどらずに直帰しよ~」なんて言ってましたが・・・。

そしてラストなんですが、「お父さんひとりで赤ちゃん育てるの、たいへんでしょう。困ったらいつでも来てください」という話になって、はなの母親が若いお父さん風のハリーに語りかけます。これで次週以降、ハリーとはぐたんがはなの家に居てもなんにもおかしくない展開がつくれます。

その上で、まちの展望タワーのところで2人のプリキュアがオシマイダーとたたかっている様子を見て、「もう一度、あんな風にとびたい」と言って、ほまれが歩いている姿が描かれて、今回は終わります。どうやら、ほまれがプリキュアに変身できるようになるまでに、今日の放送分を入れて2~3回使うようですね。また、ほまれにはそう簡単にはプリキュアになれないような、「なんか、ウラがあるなあ・・・」というところでしょうか。



大阪市の保育施策についていろいろ思うこと

2018-02-15 22:20:24 | 国際・政治

大阪市予算案 子育て支援に重点 02月15日 17時39分 (NHK関西ニュースWEB)

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180215/4753021.html

このNHK関西ニュースで報じられている内容について、先ほどツイッターで続けてつぶやいた内容を、以下のとおり整理してこちらにも書いておきます。

なお、若干、ツイッターからこちらに転載するにあたって、言葉を変えております。

○まず、大阪市「公立保育所新再編整備計画」(平成25年4月(平成29年6月改訂))では、平成16~26年度の11年間で、65か所の公立保育所の休廃止と民間委託で約45億6千万円、保育士600人等の削減「効果」があったそうです。

http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/cmsfiles/contents/0000214/214642/201706honpen.pdf

○だから、過去約11年間でかなりの公立保育所をなくし保育士等の人員と予算削減を行った上で、今度はお金出して「子育て」重点とか言うてるわけです。だったらなぜ減らしたの、今まで? 私はそう思ってしまいます。

○それでもなお民間委託に際して、公募にかけたときに「やりたい」と手を挙げる法人がいればいいわけです。でも、大阪市の公立保育所の民間委託については、一時期は公募に手をあげる法人がそこそこあったようですが、この資料を見るとだんだん応募するところが減りつつあります。

http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/cmsfiles/contents/0000214/214642/201706kaitei.pdf

 

○だから、「あのとき公立保育所の民間委託するのやめといて、直営のまま置いておけば、今頃は待機児童の数ももうちょっとマシだったかも」とか、「ベテラン保育士の数もそこそこ確保できていたんではないか?」とか、そういうことがそろそろ、大阪市の保育施策には起こりつつある状況ではないですかね。

○でも、それでもこの予算案が一見「子育て重視」に見えてしまうのは、これまでにいっぱい子どもに関する施策や施設をつぶしてきたからではないかと。少なくとも私は大阪市の公表データからそのように理解しています。

○私たちはもうそろそろ「一方で次々に大阪の子どもに関する施策や施設をつぶしておいて、他方でほんのちょっとだけ、いいことしてみせて、評判をえる」という政治的な手法に対して、私たちも気がつかなければいけない時期に来ていると思います。そのためには私らにもある程度の「学習」が必要かと思います。

以上が、先ほどツイッターでつぶやいたことの「まとめ」でした。


 


やっぱり今の議論のままでは教職員の働き方改革、「文科省の思うつぼ」では?

2018-02-11 22:59:08 | 受験・学校

やはり、こうでてきましたね(「教職員の働き方改革」に関連して)

去年の8月頃に、私、上のリンク記事について、こんなことを書きました。

「2年ほど前の馳プランの頃から感じていましたが、片方で「チーム学校」構想の導入や部活動の外部委託などをすすめて教職員の多忙化問題に対応する「ふり」をしつつ、もう片方で新しい学習指導要領の実施をテコに、教職員の仕事を「授業」に集中させて、徹底的に教科書に即した学習の「成果」を上げさせるよう労働「強化」を図っていく・・・。

そういう流れが、どうも昨今の教育改革、特に「教職員の働き方改革」のウラにはあるような気がしておりました。

なので、「教職員の働き方改革」に関して、文科省に対して何か「物申す」ということをやってきた同業者に対しては、「おいおい、そんな議論で大丈夫か?」とか「何か物足りない」とか思ってきたわけです、私。」

それで、今日あらためてツイッターを見ておりますと、こんなつぶやきを見つけました。

あらためまして、「教職員の働き方改革」とか「部活動問題」とかに取り組んでいる同業者たちの議論のレベルって、「こんなもんか」と思ってしまいました。

「これじゃあ、文科省の思うつぼやぞ」と、あらためて思ったことは、言うまでもありません。

https://twitter.com/naganuma55/status/962453890389049344

 

 



 

 


今日(2月11日)のプリキュアの話

2018-02-11 09:29:14 | プリキュア話

おはようございます。今日も日曜日、いつものとおりプリキュアの話です。

先週からはじまった新シリーズ・HUGっとプリキュアですが、まあ3月初旬くらい(=劇場版映画公開)までくらいは、プリキュアたちの紹介やアイテムの解説等々で話が進んでいくことかと思います。

なにしろ予告編を見る限り、来週は赤ちゃんのはぐたんを連れておでかけで、どうやらタブレット端末みたいなグッズがでてくる様子。プリキュアの変身に使うプリハート(携帯型ゲーム機みたいなもの)とか、はぐたんの人形とか、次々にいま、CMでグッズを売り込もうとしている様子がうかがえます。

それで今回ですが、2人目のプリキュア・キュアアンジュ=薬師寺さあやちゃんの登場です。さあやちゃんはキュアエール=野乃はなちゃんのクラスの委員長。やさしくて、かわいらしくて、かしこくて、でもちょっと自分に自信がなくて・・・という感じですね。

そうそう、さあやちゃんはマザー・テレサにあこがれているようです。それと、学級新聞にプリキュアのことを書こうとしたり、転校生がくる話を担任から聴いたときに、「自分も不思議な赤ちゃんの声を聴いた。そのとき時間が一瞬だけとまった」なんてことも伝えます。

そして、さあやちゃん、はじめて見た赤ちゃん・はぐたんをしっかり抱っこして、粉ミルク飲ませて・・・なんてことができるし、わからないことはすぐパソコンで調べてしまう子でもあります。

そんなさあやちゃんの様子を見て、はなちゃんが「自分にはないものがさあやちゃんにあって、さあやちゃんにないものが自分にはあって・・・」なんて話をしつつ、プリキュアになることをすすめようとしたとき、オシマイダーとチャラリートという敵が攻めてきます。

前にも書きましたが、敵はクライアス社という会社で、人々がケンカしているときに生じるトゲパワワを集めて怪物オシマイダーを発注し、チャラリートたち社員がそのオシマイダーを連れてきて、プリキュアたちを攻撃します。プリキュアのもっているミライクリスタルや、そのミライクリスタルに集まっている力・アスパワワ(未来をつくる力)を奪い取ろうとしているわけですね。このチャラリート、見た目からしてちゃらい、今風の若者ですね。クライアス社の上司に決裁もらってから攻めてくるわけですが・・・。

そこで当然、はなちゃんはプリキュアに変身して、さあやちゃんに自分がキュアエールであることを明かします。ですが、今回のオシマイダーにキュアエールは苦戦します。その苦戦するキュアエールを見ているときに、さあやちゃんにもミライクリスタルが生まれ、知恵のプリキュア・キュアアンジュ(水色)に変身。キュアアンジュの授けた作戦に従って、キュアエールはオシマイダーの足元を狙って攻撃、無事に退けます。まあ、オシマイダーは逃げていくときに「やめさせてもらいます・・・」といって消えるのですが。

あと、はぐたんの世話をしているハムスター?ねずみ?風の妖精ハリーなのですが、なんと彼は人間の姿に変身することが可能。人間の姿になると、ハリーはイケメン男子になるんですが、話し方だけは相変わらず関西弁です。

まあ、こんな感じで・・・。敵が会社組織になっているとか、妖精がイケメン男子に変身するあたりは、過去の「プリキュア5」と似ています。また、水色に知恵のプリキュアをもってくる展開は、歴代のプリキュアでもよくあるパターン(プリキュア5、スマイルプリキュア、ドキドキプリキュア、プリンセスプリキュア・・・などなど)。赤ちゃんを育てるパターンも、魔法つかいプリキュアなど、過去にもあったパターンですね。

だからおそらく、これから出てくるであろう黄色のプリキュア(たぶん、あの子だろう・・・ってもうわかってますが)が、今回の物語の特徴を出すんじゃないですかね。

あと、エンディングの歌を聴いている限り、どうやら今回のプリキュアは「いろんな仕事に女の子だってなれるよ」といいうメッセージを色濃く出していく感じです。

前回のキラキラプリキュアアラモードがお菓子作りを中心にした「食育」風だとしたら、今回のHUGっとプリキュアは「キャリア教育」ですかねえ。

ということで、今日のプリキュアの話、おしまいです。


最近読んだ本をまとめて紹介(2609冊目~2622冊目)

2018-02-05 22:55:49 | 本と雑誌

2018年に入ってから読んだ本を、またまた本のタイトルや著者名、出版社名などの程度だけですが、ここで紹介しておきます。最近、本を読むペースが落ち気味ですねえ。最低でも月20冊は読みたいなあ・・・。

2609冊目:大門正克『語る歴史、聴く歴史―オーラルヒストリーの現場から』岩波新書、2017年

2610冊目:鈴木達治郎『核兵器と原発 日本が抱える「核」のジレンマ』講談社現代新書、2017年

2611冊目:丸山静雄『インパール作戦従軍記―一新聞記者の回想―』岩波新書、1984年

2612冊目:森山優『日米開戦と情報戦』講談社現代新書、2016年

2613冊目:一ノ瀬俊也『飛行機の戦争1914-1945 総力戦体制への道』講談社現代新書、2017年

2614冊目:鴻上尚史『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』講談社現代新書、2017年

2615冊目:大屋雄裕『裁判の原点 社会を動かす法学入門』河出書房新社、2018年

2616冊目:矢田俊文『北九州市立大学改革物語 地域主権の時代をリードする』九州大学出版会、2010年

2617冊目:小笠原喜康・朝倉徹編著『哲学する道徳 現実社会を捉え直す授業づくりの新提案』東海大学出版部、2017年

2618冊目:平川克美『21世紀の楕円幻想論 その日暮らしの哲学』ミシマ社、2018年

2619冊目:中本忠子『あんた、ご飯食うたん? 子どもの心を開く大人の向き合い方』株式会社カンゼン、2017年

2620冊目:幸重忠孝・村井琢哉『まちの子どもソーシャルワーク 子どもの貧困対策第2ステージ』かもがわ出版、2018年

2621冊目:北九州市立大学(監修)『シリーズ北九大の挑戦1 学生サポート大作戦 寄りそう学生支援』九州大学出版会、2014年

2622冊目:北九州市立大学(監修)『シリーズ北九大の挑戦2 「自ら学ぶ大学」の秘密 地域課題にホンキで取り組む4年間』九州大学出版会、2015年



今日(2月4日)のプリキュアの話=今日から新シリーズですね。

2018-02-04 09:28:20 | プリキュア話

おはようございます。

今日からプリキュアは新シリーズ、HUGっと!プリキュアがはじまりました。

第一印象ですけど、プリキュアたちは基本的に「かわいい」感じのキャラ設定。元気いっぱいだけどドジっ子、「フレフレみんな!フレフレわたし!」といってみんなをはげましたい野乃はな(キュアエール)が中心ですね。で、そのはなちゃんに、あと2人、このふたりが先々プリキュアになるんだな~という女の子が絡みます。黄色い髪の毛の子と、水色の髪の毛の子ですね。これでだいたい「変わり者」と「かしこい子」って設定がわかります。

そのはなちゃんは、この春からの転校生。妹がいるようですが、ドジっ子すぎてバカにされてます。新しい中学校への転校初日、「イケてる女の子になりたい」と思い、登校前に前髪切り過ぎて失敗。家を出るのが遅れて大慌てで登校中に、重い荷物を背負ってるおばあさんの荷物を代わりに持ってしまって、それで遅刻。大慌てで転校生紹介の教室に入ってずっこける…という具合に、ですね。

そんなはなちゃんの部屋に、ある夜「はぐたん」という名の赤ちゃんと、なぜか関西弁をしゃべるねずみ?ハムスター?(の妖精)がやってきます。その赤ちゃん・はぐたんが泣くから抱きかかえて、ミルクのませて、寝かせて・・・ってしている間に、はぐたんとねずみはどこかに消えてしまいます。

一方、敵の組織はなぜか「クライアス社」という会社で、稟議まわして決裁を得てから、プリキュアたちを攻めに来ます。今回の怪物は「オシマイダー」と呼ばれていて、はなちゃんの中学校にやってきて、生徒たちから「アスパワワ」というものを奪い、「トゲパワワ」をばらまいて、人々の生きる希望を失います。

そのオシマイダーに立ち向かおうとするのが、なんと、赤ちゃんのはぐたん。そのはぐたんをかばおうと自分をはげまして、オシマイダーの前にたちふさがったとき、何かが光はじめます。どうやらはなちゃんのもっていたアスパワワから、プリキュアの変身に必要なミライクリスタルが輝きはじめ、プリハートってアイテムがでてきて・・・。で、チアガール風のコスチュームの「キュアエール」登場ですわ。

まあ、ここから先はキュアエールがオシマイダーを倒して、「もうやめさせてもらいます・・・」といってオシマイダーが逃げて行くという、そういう展開ですね。

そして、キュアエールがオシマイダーを倒すと、ますますアスパワワがあふれてくる。キュアエールがはぐたんを抱っこして、そのアスパワワを何かスプーンみたいな道具ではぐたんの口にそそぐと、はぐたんがもっと元気になる・・・という終わり方でしたね。

という感じで、今回ははぐたんという赤ちゃんを育てながらたたかうプリキュアの物語です。なおかつ今回だけで、はぐたんとか、プリハートだとか、アイテムのCMがいくつか流れてましたね、はい。先週までキラキラプリキュアアラモードの関連グッズ売ってましたが、もう今日からはHUGっと!プリキュアのグッズの売り込みですねぇ。

これから3月くらいまでのあいだは、まあ、新しい水色と黄色のプリキュアが登場して、3人のプリキュアの関係をつくりあげていく物語が展開します。その間に、はぐたんがどういう赤ちゃんなのか、クライアス社が何を狙っているのかといった、今年のプリキュア全体の物語の骨格がわかってくるのではないか・・・と思っています。まあ、こういうことが全部明らかになった頃に、春の劇場版映画の公開でしょうね、まちがいなく。