できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

「現状把握からやり直すべき」「支離滅裂」と思う文科省の教員施策

2023-03-26 21:15:00 | 受験・学校

https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20230325-OYT1T50207/

「教育学部の教授に小中高教員経験者、起用を義務化」というこの読売新聞の記事に対して、いま本学で教職課程運営に責任を負ってる立場から、いくつか連続でツイートしました。そのまとめをブログにつくりました。ただし、ツイート部分も含め、言葉づかいをていねいに直しています。

正直なところ最近の文科省の教員関連の施策は、いい意味でも悪い意味でも一貫性も、節操もない。実に「くだらない思い付き」レベルで何か打ち上げる。それで大学の教員養成の現場も、各教委も、学校現場も迷惑被っている。「たいがいにしてほしい」と文科省の役人(ベテランも、若手も)には言いたい。「一年間くらい、私の<かばんもち>でもして、現場で何がおきているのか、実際に見て修行してほしい」とかいいたいですね。

ついでに、退職して今はすっかりリベラルな雰囲気ただよわせて、あちこちで好き勝手なこと言うてる元文部官僚のおふたり。あえて名前出しませんが。あちこちでチヤホヤされてるようですけど(ついでに、チヤホヤしてる人々も「たいがいにしたら?」と思いますけど)、「おふたりの後輩がしでかしてること、きっちり批判しろよ」「こんな後輩たちを育てたの、おふたりでは?」といいたいです。

※以下、〇印1個がツイート1個です。ことばづかいもていねいに直しています。

〇実際に使えない現職経験者はいらない。ちゃんと研究業績や実務経験の経歴、やってきた仕事の内容とかを、採用する大学として審査させていただきます。

〇ついでにいうと、いまも多くの大学の教職課程担当教員に現職経験者が就いているのですが。その人たちが実際にどんなことを各大学で担っているのか、その結果どんな教員志望者が送り出されているのか。その前に現職時代に何をしてきた人なのか? 文科省はきちんと検証してるのかな?

〇もう一つ。今は教職課程設置申請に際して、教職科目担当予定の現職経験者にも活字業績求めてますが。あれは研究熱心な現職経験者を採用するのに、大学としてもとってもいいことです。でも、今後は現職経験ありなら活字業績なくてもいいことにしますか? それをすると、かえって大学教員の質落ちますけど。

〇このことを含めてもそうですが…。大学の教職課程運営の実務をあまりよく知らない人々が、文科省あたりで「教員が足りない、どうしよう」と大騒ぎして、あまり役に立たないような改革提案をするのは、ほんとうにやめてほしい。今でも現職経験者でよく動いてくださる方、各大学に居るのに。それでこの現状なんですよ。

〇それこそ…。いま小中高の現場で教員として仕事しながら、自分のテーマもって研究論文書いたり実践報告まとめたりする。そういう余裕ある職場環境のなかで育った人が、教職課程科目の担当教員として各大学に行く。そういう風にしないと、この文科省のプランは「絵に描いた餅」でしかないでしょう。(そんな勤務環境、小中高の教員に文科省は用意できているのかしら?)

〇あ、そうそう。現職経験者が自分の経験ふまえて、たとえば「〇〇だけは勤務条件悪いから行くのはやめましょう。他府県で採用試験受けたらどうですか?」とかいう可能性(危険性)は、文科省は想定していないなあ。実際、そういうケースが多々あるんだけどなあ。これ、教員志望者増やしたいのと逆になる恐れあるけど。

<以上で連続ツイートおわり>

※追記:実際にたとえば「大阪の教育改革はひどいし、教員が現場でしんどい思いをしそうやから、大阪で採用試験受けるのはやめとけ」みたいなことを教職の学生に言うてるような人、関西圏の大学の教職課程担当教員の一部にはいるようです。そういう話を、私は聞いたことがあります。

でも、こんな人は、私とは逆の道ですね。

「劣悪かもしれない大阪の現場に入って、そこでもう一度学校の再生の道を模索するような教員育てなくて、どうするの? そういう若い子といっしょにしんどいことを教員養成系大学や教職課程担当の教員が引き受けなかったら、誰がこの大阪の公教育の再生という難題、引き受けるの? そろそろ覚悟決めて仕事しようよ、各大学教職課程の担当教員。いまのままじゃだめだよ!」としか思ってないから。

そういうことも含めて、文科省はこの小中高の現場経験のある教員の教員養成系大学への採用を考えてるのか? 真剣にもの考えてるのか? そういう風にしか思えません。


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今日(3月26日)のプリキュアの話

2023-03-26 20:53:15 | プリキュア話

今日も日曜日。原稿執筆とか事務仕事、ネット研究会等々いろいろありましたが…。でも、朝からプリキュアと仮面ライダーみて、部屋の掃除だけはやりました。その点だけは、いつもどおりの日曜日です。ということで、今日のプリキュアの話を書いておきます。

次週予告を見る限り、いよいよ来週「キュアウィング」という黄色いプリキュアがでてきますし、初めての男の子のレギュラーのプリキュア登場という感じになりそう(単発の男の子のプリキュアなら、HUGっとプリキュアで、すでにでてます)。今回はその前置きの話といえばいいでしょうか。

まず冒頭ですが、赤ちゃんのプリンセス・エルがヨヨさんの家で、ハイハイやつかまり立ちを始めたところからスタートします。でも、まだヨロヨロしているので、エルはおもちゃをとろうとしてこけそうになります。そんなときに、黄色い服の男の子が助けます。そんなエルの様子に気付いたソラちゃん(キュアスカイ)は、ふと窓の外を見ます。そこには、なぜか黄色い鳥がいました。

さて、エルはひとりでできることがだんだん増えている。でも、部屋には怪しい人の気配…。そう思ったソラちゃんは、エルちゃんを放っておけなくなります。他方で、ソラちゃんはましろちゃん(キュアプリズム)相手に、スカイランドには「ことばを話す鳥」「お手伝いをする鳥」「働く鳥」など、いろんな種類の鳥が人間といっしょに暮している話をします。まあ、そんな合間に「カレーライス」と「カレイという魚」みたいな小ネタギャグを挟んでくるのですが。

そんななか、学校に行く用意をしているソラちゃんが、エルの前に男の子が現れた場面を見つけます。その男の子はツバサくんといい、ヨヨさんの知り合いだといいます。また、鳥になって逃げだそうとするツバサくんをソラちゃんが捕まえるのですが…。どうやらスカイランドの「人間のことばを話せる鳥」の種族・プニバード族の一員の様子。ツバサくんは結局飛べないようで…。どうやら1年前の嵐の日に、この人間界にスカイランドから落ちてきて、けがをしたとか。

ヨヨさんの話では、スカイランドと人間界のあいだに、大嵐が来た日には隙間ができて、落ちてくる人がいるとか。その落ちてくる人が集まる場所が、どうやらこのプリキュアたちの暮らす街のようです。そして、プニバード族はびっくりすると変身するとか、ヨヨさんのつくるトンネルができればスカイランドに戻れるとか。

ただ、どうもツバサくんは、なにか話せないことがある様子。その様子を怪しんだソラちゃんは、ツバサくんをいろいろ問い詰めるのですが…。でも、ツバサくんは隠し事をしている様子。そんなツバサくんを見てソラちゃんは怒ってしまうのですが、怒ったソラちゃんを見て、エルが泣き出します。

翌朝、ソラちゃんは「もしもカバトンの仲間だったら…」と不安になって、エルを守るために学校を休みます。ただ、ずっとエルを見守っているあいだに、ソラちゃんはウトウトしてしまいます。そのあいだに、エルはつかまりだちから、自分の足で立ちます。そんなエルを抱きしめて、ソラちゃんは「よくがんばった」と泣きます。その様子を見ていたツバサくんは、ソラちゃんに「一緒に来てほしい」と、自分の部屋に連れていきます。

実はツバサくん。ソラちゃんたちと同じヨヨさんの家に、自分の研究室をもっています。その研究室で、人間界の航空力学をツバサくんは学んでいたのだとか。スカイランドに戻れないあいだに、なんとかして空を飛べるようになりたい…。プニバード族は鳥なのに、空を飛べない(そのかわりに、人間に変身する力がある)。でも昔、自分を運んでくれる鳥から落っこちたときに、ツバサくんの父が必死にとんで、自分を助けてくれた。それ以来、自分も飛びたいという夢を持った。何度も飛ぶ練習をしたけど、うまくいかなかった。そして嵐の日に飛ぶ練習をしたら、飛べるようになるかも…と思ったときに、人間界に落っこちたのだとか。

そういうツバサくんの話を聞いて、ソラちゃんは「かっこいい!ヒーローだ!」「私と進む道は違うけど、なにかにむかってがんばっている点では同じ。友だちになってほしい」と伝えます。ここで、ソラちゃんとツバサくんは仲良しになります。

他方で「普段元気なソラちゃんが休んだから、学校は大騒ぎ」と言いながら、ましろちゃんが帰ってきます。その途中で、子どもたちが遊んでいたドローンのようなものを奪い取って、カバトンがランボーグを出します。それに気づいたソラちゃん・ましろちゃんは、「エルを助けるナイト(騎士)みたい」といって、ツバサくんにエルを任せて、プリキュアに変身します。

ただ、エルは自分のかごにのって、プリキュアのあとを追いかけてしまいます。そのとき、アゲハさんからヨヨさんに電話がかかってきます。アゲハさんに、ヨヨさんはエルを守るように頼みます。

そんななか「エルがあぶない、なんとかしなくちゃ」と思ったツバサくん。風を読んで、自分で飛ぼうとします…。ちょうどここで、今回の話はおわりですね。このあとCMで、キュアグレースがエンディングででて、次週予告。その次週予告で、エルを守るためにキュアウイング=黄色いプリキュアがでてくることが告知されていました。まあ、ツバサくんがキュアウィングになりそうですね。あとは、いつアゲハさんがプリキュアの仲間になるか…ですね。ということで、今日のプリキュアの話、おわります。

それにしても…。この「飛べない鳥」の話は、なんとなく「プリキュア5gogo」のことを思い出してしまうのですが、それは私だけでしょうか…??


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昨日は本学の卒業式でした。

2023-03-22 21:05:26 | 私の「仲間」たちへ

昨日は本学の卒業式。もう卒論ゼミ担当を離れて6年目くらいになるのですが、でも、毎年4年生の教育実習を担当しているので…。教職課程の学生たちが無事に卒業できたかどうか、気になるので、卒業式には必ずでるようにしています。

とはいえ、卒論ゼミ担当の頃には、式典後の各ゼミ単位での学位記(卒業証書)の授与とか、ゼミ生とのお別れ会(=ほんと歴代ゼミ生、よく飲む・食う…)とか、いろいろありましたが…。いまは各卒論ゼミの学位記授与のお手伝いが済んだら、各ゼミの記念写真の「撮影係」みたいなことしてますねえ。

それでも、なんかお祝い気分を出したくて、研究室にはフラワーアレンジメントをこの時期、置くようにしています。あと、学内の桜も早咲きなのか、それともあったかいからなのか、けっこう咲いていますね。

ということで、卒業式に関連した画像とか、花の画像などをアップしておきます。


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大阪維新の観光政策に思うこと(ツイートのまとめ)

2023-03-22 20:51:19 | 国際・政治

以下は3月20日(月)に、ツイッターで連続して、大阪維新の観光政策について思ったことをつぶやいたもの。そこそこ反響があったので、このブログにも転載します。
○印1個が、ツイート1個分です。フェイスブックにも転載しておきます。


<以下、転載内容>

○観光業を本気で活性化しようと思ったら、本来は「おいしい食べ物」用意するための農林水産業と、「おみやげもの」つくるための地場産業・伝統工芸、そして歴史的建造物や伝統文化の保存といった文化振興やらないといかんのですわ。でもこれ、大阪維新がいちばん苦手なことばかりじゃないですかね?

○京都が観光で「にぎわってる」ように見えるのも、地元の神社仏閣とか歴史的建造物を大事にしたり、伝統文化(食文化含む)を残したり、伝統工芸とか京野菜づくりとかを維持したり…ってことの積み重ねやからなあ。大阪維新はそういうこと、本気でやる気あるの??

○要するに京都を見ていて思うのは、日本国内および海外に向けて「ここが見どころ」「これがうちのいいところ」って発信できる伝統文化や歴史的建造物、諸産業(農林水産業含む)がないと、「観光」なんて持続可能にはならんわってことやね。大阪維新はそういうことやる気あるの?

○あと「何度もそこを訪れたくなるまちの風情、魅力」みたいなものもつくらないと、リピーターの観光客こない。「そこに長居したい」と思えるものがないと、長期滞在客もこない。そういう「長居したい」「何度も来たくなる」ような「まちの魅力・風情」を、大阪維新は作る気あるんかな?

○なんか「観光客〇万人集めたら〇億円の経済効果」っていう、そこだけしか見てないんじゃないかな、大阪維新って。でもその〇万人が大阪を訪れたくなる(それも繰り返し)「まちの風情・魅力」を、土台から地道に育てることは「手抜き」してるんじゃないかなあ?

○そして、そういう「まちの風情・魅力」を地道に土台から育てるのが嫌なら、あとはテーマパークやカジノみたいな「集客施設」頼みで「観光客集めること」くらいしか思いつくことはないでしょうねえ。でもそれだってリピーターつかなければ、一回で飽きられるわけで…。

○あ、そうそう。大阪維新は「オーバーツーリズム」の問題には関心あるのかなあ?京都だと観光客があるシーズンに、ある地域に殺到して起こる諸問題にも議論があるけど。路線バスの混雑、まちの美化、車の渋滞と駐車場不足などなど。

<以上で転載おわり>


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昨日(3月19日)のプリキュアの話です。

2023-03-20 21:16:52 | プリキュア話

なんだかこのところ体調が今一つ。ずっと起きていて、集中してパソコンに向かっていると、だんだん気分が悪くなってきます。だからしばらく休んでいると、そのまましばらく寝てしまう…。それのくりかえしで、なかなか作業が進みません。書かないといけない原稿も残っているし、やるべき仕事も多々あるんですが…。

それはさておき、昨日3月19日分のプリキュアの話、書いておきます。前にも書いたとおり、今年のプリキュアはどうも歴代プリキュア(特に初代の「ふたりはプリキュア」)をどこか意識している感じが強くて…。今回はソラちゃん(キュアスカイ)が、はじめて「転校生」として、ましろちゃん(キュアプリズム)の通う中学校に行く話。もちろんこのふたりがプリキュアだってことが、ほかの友達にばれないように、ソラちゃんが「スカイランド」という異界からやってきたことも知られないように…という展開の話になるわけですが。

まず冒頭ですが、ましろちゃんの祖母・ヨヨさんが手続きをすすめてくれて、ソラちゃんはましろちゃんの通う中学校に「海外からの転校生」というかたちで行くことができるようになります。はじめて制服を着てソラちゃんが投稿しようとすると、ハイハイしはじめたプリンセス・エルが追いかけてきます。エルはヨヨさんが預かって登校することになるのですが、ソラちゃんは自分がスカイランド人だということがばれないか、心配します。ヨヨさんは「案ずるより生むがやすし」と一言だけ伝えて、送り出します。

いざ中学校に着くと、まずは自己紹介。なんでも正直に言ってしまうソラちゃんは、スカイランド出身とつい言ってしまいます。それをなんとか「スカンジナビア半島の国」と言い直して、その場を切り抜けるのですが。ましろちゃんは「いきなりいろんな質問したら、ソラちゃん困る」と、ソラちゃんをかばおうとします。

その後も「なんでも正直に話してしまう」自分を抑えようと、ソラちゃんはがんばるのですが…。でも、体育の時間のスポーツテストでははりきってしまい、ジャンプもランニングもボール投げも、過去の生徒の記録を超えてしまう。ましろちゃんは素直に「すごい!」ってほめてくれるのですが、でもソラちゃんはなんかしっくりこない様子。「なかなか、ほかの子と友達になれない…」ということを気にするソラちゃんを、ましろちゃんは学校の屋上に連れていきます。

学校の屋上に行くと、創立時からある桜の木が満開。その桜の木を見ながら、ましろちゃんは「昔、自分にもなかなか思ったこと言えないときがあった。でも、桜に元気もらえた」という趣旨の話をします。「もっと自分を出していいんじゃない? ソラちゃんは、いつものソラちゃんでいい」というましろちゃんの話を聞いて、ソラちゃんはもう一度、教室に戻って、自己紹介のやり直しをします。

昼休み、みんなが食事をしているところにもどったソラちゃんは、「自己紹介のやり直し」として、「自分は恥ずかしがり屋でなくて、ちゃんと自分を伝えたい」と言います。そのうえで「ヒーローになりたくえ、からだを鍛えている。まだ学校に慣れないことばかりで、新しいこといっぱい。でも、学校に通うのは楽しみで、みんなと友達になりたい」と伝えます。するとクラスの仲間が「話してくれてありがとう」「もうとっくに友達だよ」と言って、拍手をします。

そんなとき、カバトンが不良中学生のかっこうをして学校にあらわれます。どうやらソラちゃんがスポーツテストで投げたボールが、カバトンにあたり、それに怒ってあらわれた様子。ただおなかがすいていたようで、カバトンは「学校にはうまいものばかり」といって購買部のパンを買い占めて全部食べたり、食堂のカレーも全部食べたり…。でも、メロンパンを食べようとしたとき、ましろちゃんに「メロンパンにはメロンは入っていない!」といって止められます。

その声を聴いて、プリキュアたちが学校にいることに気付いたカバトン。「お前たちを倒して、プリンセス・エルを見つけ出す」といって、さっきの桜の木をランボーグにします。ふたりはここでキュアスカイ・キュアプリズムに変身。桜吹雪で攻撃してくるランボーグにいったんは追い込まれますが、二手にわかれて前後からランボーグを攻撃。ふたりの動きに目を回したランボーグが倒れたとき、「私たちの学校で好きなようにはさせない!」といって、ふたりの技・アップドラフトシャイニングでランボーグを浄化します。そして、カバトンもどこかへ消えてしまいます。

ラストの場面ですが、「転校初日からいろいろありすぎ…」というソラちゃん・ましろちゃんの脇に、クラスのなかまが声をかけます。「ヒーローガール、いっしょに帰ろう」と。

まあ、こんな感じで、なんとか転校初日を無事にのりきったソラちゃんですが、これから学校を舞台にしたプリキュアの物語がはじまりますね。ちなみに次回は、ハイハイしはじめたプリンセス・エルのことが中心になる様子。ただ「飛べない鳥と不思議な少年」もでてくるようで…。そうなrと、どことなく、過去の「プリキュア5gogo」のことを意識するような話も盛り込まれる気がします。このへんも、「今年は歴代プリキュアを意識したシリーズ」ということかもしれません。また、今回のEDでは、キュアプリズムが登場してました。ということで、昨日のプリキュアの話、おわります。


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今日(3月12日)のプリキュアの話です。

2023-03-12 18:50:21 | プリキュア話

今日は日曜日。いつものとおり朝からプリキュアと仮面ライダーを見て、部屋の掃除をしていました。ただ花粉症がこのところひどくて、昼間は不調。夕方以降か早朝かでないと、調子でない感じです。これではたまってる原稿の執筆(=原稿まつり)が、なかなかすすみません。

まあ、そういう話はさておき、今朝のプリキュアの話です。前回、キュアスカイ(ソラちゃん)とキュアプリズム(ましろちゃん)の2人組で合体技を出して、「ふたりはプリキュア」という初代のプリキュアを思い出させるような話になりました。今朝はまず前回のあらすじの再確認をして、いままでひとりでヒーローになるためにがんばってきたソラちゃんに、はじめての友達ができた…ということの再確認からはじまります。

そのソラちゃんなんですが、ましろちゃんが新学期で中学校に制服を着て登校するので、急にひまになります。「スカイランドにも学校がある」というのを知っているので、ましろちゃんが登校すること自体は理解できるのですが…。でも、校門までつきそって、昨日見たテレビのこととかをましろちゃんに話しても、校門でお別れ。ソラちゃんはそのあと、家でプリンセス・エルのお世話をしたり、部屋の掃除をしたりしても、お昼前には「やることなくなった…」と思ってしまいます。

そこで、ましろちゃんのおばあさん・ヨヨさん(=スカイランド出身の伝説の科学者)に、スカイランドへのトンネルづくりも含めて、「これから何か手伝うことはないか?」と聴きます。そのときに、「この前は自分のことばかり言って、申し訳ない。嫌な態度をとってしまった。みなさんに迷惑をかけてばかり」とヨヨさんに謝ります。ヨヨさんはソラちゃんに「迷惑だなんて、そんなことない」と伝えた上で、「学校に行きたい?」と聴きます。そのあと、ヨヨさんは買い出しをソラちゃんに頼んだ上で、どこかに電話をかけます。

ソラちゃんは「昼ごはんを、ましろちゃんは誰と食べているのだろう?」とか思いながら、街中を歩いていると、コスメショップでましろちゃんの好きそうなものを見付けます。そこに、保育専門学校帰りのアゲハさんに出会います。アゲハさんも学校帰りの様子で、まずはアゲハとソラちゃんとスイーツを食べます。

そのスイーツを食べている場で、単刀直入にアゲハさん、ソラちゃんに「ましろちゃんがいないと、さみしい?」と聴きます。それを聞いてソラちゃん、はっとします。「いっしょにいないから、なんか、変」と答えるソラちゃんに、アゲハさん「そのことばは、伝える相手がちがうよね」と返します。「ましろちゃんには言えない。なんか照れくさい」というソラちゃんに、アゲハさんはもう一度コスメショップに行って、ソラちゃんにメイクをはじめます。「メイクは勇気を貸してくれるんだよ」というアゲハさんに、ソラちゃんはメイクした自分の顔を見て「なんだってできそう。さっきの気持ち、ましろちゃんに伝える。ありがとう」と伝えます。ここでCMが入ります。

CM後、ましろのいる中学校にソラちゃんは向かいます。途中で重たい荷物をもったおばあさんを助けたり、不良学生のけんかを止めたり…。一方、ましろちゃんもお昼ご飯を学校で食べていて、なんだか落ち着かない様子。そこでましろちゃんが校門を出てきたとき、ちょうど学校に向かっていたソラちゃんに会います。

「伝えたいことがある。朝から今日はずっと変な感じ。私はましろちゃんといっしょに…」と言いかけたとき、工事現場の監督のかっこうをしたカバトンが現れます。そして「前回はカロリー不足。今回は…」というカバトンに対して、「あなたの出る幕はない」とましろちゃん・ソラちゃんの二人が伝えます。カバトンはその場で、ヘルメットを巨大なランボーグにするのですが…。ましろちゃん・ソラちゃんはすぐにプリキュアに変身。煙幕を張ってプリキュアの目をくらますランボーグですが、でも真上にふたりでとびあがり、プリキュア2人の合体技・アップドラフトシャイニングで、ランボーグを浄化します。

そして、いよいよラストの場面。学校からの帰り道、ソラちゃんとましろちゃんは、ふたり並んで歩きます。ソラちゃんはましろちゃんに「私はもっと、いっしょにいたい」と。ましろちゃんも「今日、同じことを考えていた。ソラちゃんがいないと、なんだか時間がゆっくり過ぎる」と。そういう風に、ふたりがお互いに思っていたことを伝えます。そのとき、自分の車を運転して帰宅するアゲハさんは、なぜかくしゃみします。「きっと、ソラちゃん。自分の思いを伝えられたんだな~」と、そのくしゃみでアゲハさんは理解します。

ちなみにふたりが学校から戻ると、ヨヨさんは「ソラちゃんが学校に通う手続きがおわりました」とのこと。ソラちゃんは「ましろちゃんと学校、楽しみ!」と言って、今回はおわりです。そして次回は予告編を見る限り、「スカイランドからの転校生、ヒーローガールのソラちゃん」というかたちの話になるようです。あと、今回のEDにでてきたプリキュアは、キュアスカイでしたね。

ということで、毎年恒例の「プリキュアたちの学校生活がはじまる」という回が、今回・次回と続きます。ただ3人目(=たぶんアゲハさん)や4人目のプリキュアが出ることがわかっていても、もう少し、登場まで話をひっぱる感じですね。このシリーズはやはり「原点回帰」といいますか、なにかと初代の「ふたりはプリキュア」を思い出させるような物語をつくろうとしているように思います。ということで、今日のプリキュアの話、おわります。

 


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新しい共著本『足元からの 学校の安全保障』(明石書店)が刊行されました。

2023-03-11 21:26:47 | 受験・学校

先ほど出版社(明石書店)から、画像の本、『足元からの 学校の安全保障』が届きました。中村文夫さん編著のこの本で、第1章の部分を私が書きました。

今回は、学校における子どもの安全保障と平和構築、難民支援なんて言葉をつかいながら、いじめの重大事態の未然防止と発生時の対応について論じさせていただいてます。

なにしろこの本の企画段階で、アマルティア・センなどの「人間の安全保障」という発想を参考に何か書いてみよう…ということだったので。まあ、そんなわけで、国際的な人権保障とか紛争地帯での国連の難民支援、平和維持活動みたいな観点から文章を書いているような次第です。

その分、私としては、いままで『新しい学校事故・事件学』や『「いじめ防止対策」と子どもの権利』で論じたことを、さらにバーションアップさせて、「学校における子どもの安全保障」という観点から論じたといえばいいでしょうか。

他の章も、たとえばインクルーシブ教育や学校給食、学校統廃合、情報機器の活用のあり方等々、いまの学校の諸課題を扱っています。これらは全部、これからの地方自治体レベルの子ども施策や教育施策に深くかかわることばかりです。

ということで、学校の教職員や教育委員会の職員、教育学や関連領域の研究者・専門職はもちろんのこと、近々行われる地方自治体の選挙に向けて、各陣営の出馬予定者のみなさんにも読んでいただきたいです。

すでにAmazonでは予約注文可能になってるようですし、私の手元にも50冊届きました。これからこつこつ本を販売していきますので、よろしくお願いします。


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いったい誰が「いじめの重大事態」の現場に「助言」可能なのか?そんな研究者・専門職・官僚は育っているのか?-NHKニュースで紹介された文科省の方針への違和感-

2023-03-10 21:08:04 | 受験・学校

“重大ないじめ”調査に課題 4月から国が助言など新たな仕組み(NHKニュース、2023年3月10日配信)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230310/k10014004771000.html

この際、文科省とNHKにはっきり言いたいのですが…。

それこそ、いままでの研究職・専門職にいじめの重大事態の調査・検証作業を任せたり、地方教育行政の対応では調査委の事務局運営がうまいこといかなかったわけですよね?

では、その状態で、いったい国からだれがアドバイスできるのか?

そもそも文科省の担当官自体、地方教育行政や調査委員会に適切なアドバイスができるのでしょうか?(これは「いじめの重大事態」だけじゃなく、ほかの学校事故・事件もすべて同様)

それこそ、私を文科省に呼んで、私が大学の仕事と文科省の担当官を兼任するかたちで、各地の教委や調査委員会をまわるようなしくみを試してみたらいかがですか?

そのしくみを私と一緒に試しているうちに、文科省の担当官が私の取り組みからいろんなこと学んで、それを全国各地に広げる。そのくらいのこと、やってほしいなと思ったりもします。

たとえば、これまで私がかかわった学校事故・事件の調査・検証作業の事例や、文科省の学校事故対応に関する有識者会議の経験をふまえて『新しい学校事故・事件学』(子どもの風出版会)を書きました。

あるいは、私のかかわったいじめの重大事態の調査委員会へのアドバイスの事例をふまえて、『「いじめ防止対策」と子どもの権利』(かもがわ出版)を書きました。

そして、数多くの被害者家族や遺族(いじめの重大事態を含む)と、調査委員会の委員さんたち(教育学などの研究者・医師・弁護士・カウンセラー・ソーシャルワーカー等)、そして学校・教育行政関係者のあいだで、いろんな話を聞いて、相互交流がうまくいくように関係調整を続けてきました(いまなお、関係調整を続けているケースがあります)。

そのうえで、たとえば加古川市教委のいじめ防止対策検証委員会を通じて、調査委員会がつくった再発防止策の提言と、それをふまえた加古川市教委のいじめ対策の検証・助言を行っています。あるいは今年度から、兵庫県猪名川町のいじめ防止に関する審議会の委員も務めています。

そういうここ最近の私の取り組み。文科省の学校安全や生徒指導の担当官、どこまで把握しているのでしょうか? 

ちなみに、過去の私の取り組みに注目して、これまで文科省の担当官が話を聞きに来たのは、2014~2015年度の学校事故対応の有識者会議が始まる前(2013年ごろ)に2回くらいあった程度です。

まだ学校安全、特に事故対応についてはこんなかたちで、はるか10年くらい前に私に話を聞きに来たことがありましたが…。いじめの重大事態対応では、これまで一度だって、文科省の生徒指導の部局、私の話、聞きに来たことがありません。

そんな現状で、よくもまあ、文科省の生徒指導担当の部署、重大事態の起きた現場に「助言する」とかいえるなあって、私なら思います。それこそ「誰が助言しにいくの? できる官僚いるの? 研究者や専門職いるの?」と折ったりもします。

もしも、その文科省から派遣された担当者が、現場で見当違いのこと助言したら、重大事態対応でまとまる話もまとまらなくなります。また、現場をかえって混乱させるくらいなら、行かないほうがましです。だから「そもそも、私がやってきたことくらい、勉強してほしい、文科省の担当官」と思ったりもします。これは生徒指導だけでなく、学校安全の部署も同じです。

そして、これまで私が書いた本を読んだりしたうえで、文科省への取材をして、こういう記事(ニュース)配信してほしいです。。マスコミの学校事故・事件関連の報道の質も、このNHKのニュース見てる限り、かなり落ちているように思います。それこそ、大津中2いじめ自殺事件のころは、しょっちゅうNHKの担当記者、取材に来ていましたね。いまはちっとも、取材に来ませんが…。


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子ども情報研究センターの「おとなと子どもの市民宣言」への賛同・支持の表明

2023-03-08 08:42:50 | 受験・学校

子ども情報研究センター・大阪の子ども施策を考える市民研究部会

「これからの学校と社会を変えていこう
おとなと子どもの市民宣言
ー大阪府知事・市長ダブル選挙、統一地方選挙を前にー」

(一応、リンクをはっていますが、もしも読めなかった場合は、「子ども情報研究センター」のホームページにアクセスしてください。https://kojoken.jp/index.html

この宣言文を、大阪の地方選挙にかかわるすべての人々(首長選・地方議員選の両方)に、ぜひ読んでいただきたいです。そのうえで、有権者のみなさんは、どの会派のどの候補に投票するのかを考えていただきたい。

また、本当に子どもにとってプラスになる施策を、首長候補も議員候補も考えてほしい。

特に「次世代のために」といいながら、次世代にとってマイナスの遺産しか残さないような施策を考えている会派の候補は、この宣言文読んで、今すぐ主張をあらためていただきたい。

私も長い間、この子ども情報研究センターの活動にかかわってきた研究者のひとりとして、この宣言に賛同し、強く支持します。

 

 


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最近読んだ本の紹介(3471冊目~3495冊目)

2023-03-05 23:50:54 | 本と雑誌

前にこれを書いたのが去年11月くらいなので、かなり期間が空いてしまいました。最近読んだ本の紹介を、いつものとおりタイトルや出版社名、著者名程度ですけど書いておきますね。ちょっとこのところ本業が忙しすぎて、なかなか思うように本が読めなくてつらいです。やっぱり、ゆっくり本を読む暇が欲しいですね。

3471冊目:姫路市立琴丘高校(普通科75回生・国際文化科18回生)『姫路市立琴丘高校のおきなわレポート130』金木犀舎、2022年

3472冊目:西研『しあわせの哲学(学びのきほん)』NHK出版、2021年

3473冊目:沢知恵『うたに刻まれたハンセン病隔離の歴史』岩波ブックレット、2022年

3474冊目:飯村周平『HSPブームの功罪を問う』岩波ブックレット、2023年

3475冊目:安田菜津紀『隣人のあなた 「移民社会」日本でいま起きていること』岩波ブックレット、2022年

3476冊目:松村圭一郎『小さき者たちの』ミシマ社、2023年

3477冊目:アマルティア・セン(加藤幹雄訳)『グローバリゼーションと人間の安全保障(アマルティア・セン講義)』ちくま学芸文庫、2017年

3478冊目:さだまさし『風に立つライオン』幻冬舎文庫、2014年

3479冊目:内田樹『生きづらさについて考える』毎日文庫、2023年

3480冊目:長有紀枝『入門人間の安全保障(増補版)』中公新書、2021年

3481冊目:長谷川政美『ウイルスとは何か』中公新書、2023年

3482冊目:坂井孝一『承久の乱』中公新書、2018年

3483冊目:福岡伸一『新版動的平衡3 チャンスは準備された心にのみ降り立つ』小学館新書、2023年

3484冊目:池田善昭・福岡伸一『福岡伸一、西田哲学を読む 生命をめぐる思索の旅』小学館新書、2020年

3485冊目:福岡伸一『世界は分けてもわからない』講談社現代新書、2009年

3486冊目:河岡義裕編『ネオウイルス学』集英社新書、2021年

3487冊目:小泉悠『ウクライナ戦争』ちくま新書、2022年

3488冊目:小泉悠『ウクライナ戦争の200日』文春新書、2022年

3489冊目:磯田道史『徳川家康弱者の戦略』文春新書、2023年

3490冊目:平山優『新説家康と三方原合戦』NHK出版新書、2022年

3491冊目:山本みなみ『史伝北条政子』NHK出版新書、2022年

3492冊目:高橋源一郎『高橋源一郎の飛ぶ教室-はじまりのことば』岩波新書、2022年

3493冊目:黒崎真『マーティン・ルーサー・キングー非暴力の闘士』岩波新書、2018年

3494冊目:渋谷智子『ヤングケアラーってなんだろう』ちくまプリマ―新書、2022年

3495冊目:勢古浩爾『ただ生きる』夕日新書(光文社)、2022年

 

 


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3月5日のプリキュアの話です。

2023-03-05 20:55:53 | プリキュア話

今日は一日、家でゆっくり過ごしました。というか、昨日から、もう何もする気が起きないくらいくたびれています。鍼師さんに昨日の午前中でかけてからあと、ご飯食べるとき以外は寝てる感じですねえ。何か動くとしたらせいぜい、たまごを近所のスーパーなどに買いに出かける程度でしょうか。それにしても、たまごの値段、このところ「高い」ですねえ。

さて、今日も日曜日。朝からプリキュアと仮面ライダーだけはしっかり見たので、プリキュアの話を書いておきます。どうやらこの秋、劇場版映画プリキュアオールスターズが公開されるようなので、今日はそれを意識しているかのような、そんな物語のつくりになっていました。というか、もしかしたら今の「ひろがるスカイプリキュア」のシリーズで、プリキュアシリーズ自体が終わるかもしれませんね。劇場版映画のタイトルの最後に、わざわざ「F」なんて文字をつけるのは、「ファイナル」の意味なのでしょうか…?

どういうところで劇場版を意識しているのかといいますと…。今日のラストの場面ですね。あとで今日の物語のあらすじ書きますが、ソラちゃん(キュアスカイ)がつけているヒーローノートに「ふたりはプリキュア」と、覚えたての日本語(ソラちゃんは一応、スカイランド人ですから)での文章と、ましろちゃん(キュアプリズム)とソラちゃんふたりの絵を描いていましたから。あと、エンディングの歌のときに、毎回ちがうプリキュア(今日はキュアサマーでしたが)が登場しているのも、劇場版を意識しているのでしょうね。

今日の物語それ自体も、なんだかかつてのキュアブラック・キュアホワイトの頃の「ふたりはプリキュア」(=初代のプリキュア)を思い出させるような、そんな展開になっていました。というのも…。ソラちゃんは、自分のために大切な友達・ましろちゃんを、カバトンたちとのたたかいに巻き込みたくないと思っている。そのためにましろちゃんが襲われるような夢を見て、夜、寝られない様子。他方でましろちゃんは、そんなソラちゃんが心配で、なんとかしてあげたいと思う。そして、そういう気持ちをましろちゃんは、まだ違う街で暮らしているアゲハさんに手紙で書く…。そんなところから物語が始まったからです。お互いにお互いを意識するあまり、すっきりと関係がつくれない。そこをなんとか乗り越えたとき、プリキュアのコンビが成立する。そういう物語の展開って、まさに「ふたりはプリキュア」の始まりの頃を思い出させるような流れでした。

それから、ましろちゃんのおばあさん(=スカイランドからやってきた科学者でもある)が、古い本を探していて、プリキュアの伝説をふたりに教えます。昔々、魔物がスカイランドに攻め込んだときに、ヒーローが現れた。それがプリキュアで、スカイランドをプリキュアが救ったという話。この話をおばあさんから聴いて、ましろちゃんは「今すぐでも自分もトレーニングがしたい!」と言います。一方ソラちゃんは、「いつになったらスカイランドと人間の世界を行き来できるトンネルが開けるのか? カバトンは自由に行き来している」と、そちらを気にします。

他方でカバトンですが…。なぜか、おでん屋でヤケ酒飲んでいます。そんなカバトンに、どこからか「一日も早くプリンセス・エルを自分のもとに連れてくるように」と、なぞの声で指示が出ます。それを聴いたカバトンは、街中を走る電車をランボーグにしてしまいます。

他方、いっしょにコスメなどを買いに出かけたソラちゃん・ましろちゃんですが…。ソラちゃんの元気のなさを、ましろちゃんが「なぜだろう?」と気にしています。そんなましろちゃんに、ソラちゃんは「怖い夢ばかり見るから、もう変身しないで」と言います。ましろちゃんが「でも、エルを守らないと」と伝えると、ソラちゃんは「ひとりでがんばるから」といいます。

そんなときに、カバトンとランボーグになった電車が、エルを狙って現れます。「エルをお願い」といって、ソラちゃんひとりが「ひとりぼっちを恐れない」といって、キュアスカイに変身します。ただ、電車になったランボーグのパンチが強烈で、キュアスカイも倒されます。そんなとき、ひとまずエルの乗った赤ちゃんのかごが、勝手に安全な場所に移動しはじめます。それを見て、ましろちゃんもキュアプリズムに変身します。ちなみにキュアスカイ・キュアプリズム両方の変身シーンを見ていると、そのうちになんだか歌いそうな雰囲気。羽根ペンで変身するのですが、なぜかその羽根ペンが変身のときにはマイクみたいになるんですよね。

ただ、キュアスカイはいったんエルをつれて、キュアプリズムとふたりで逃げ出そうとします。「いっしょにたたかおう」というキュアプリズムに、キュアスカイは「ましろさんは大切なともだち。自分はスカイランドで、ヒーローになるトレーニングを始めた。そのときから、ひとりぼっちにな慣れている。でも、ましろちゃんにヒーローノートをもらって、はじめて友達ができた。その友達のましろちゃんが傷つくのがこわい。それがいやだ。だったらひとりがいい」といいます。そんな話をしているところにも、カバトンとランボーグがやってくるので、またエルをつれて、ふたりのプリキュアが逃げます。

「もうひとりじゃない!」というキュアプリズムに、「ひとりじゃないから怖い」というキュアスカイ。「だったら友達じゃなくて、パートナー」というキュアプリズム…。そんなありとりをしているうちに、エルをカバトンとランボーグが襲おうとします。「やっぱり、友達以外のことばが見つからない!」といって、キュアプリズムがエルを助けるために飛び出します。そのとき、キュアプリズムから強い光が出て、カバトンとランボーグの目がくらみます。

「キュアスカイ、あなたが心配。だからいっしょにたたかう。それじゃだめ?」というキュアプリズム。「やっと、その名前で呼んでくれた」とお互いに言い合ったとき、エルが新しいアイテムを出します。そのアイテムをつかうと、CDのような円盤を出して、プリキュアふたりでカバトンやランボーグを吸いこむ「アップドラフト・シャイニング」という合体技ができました。そして、カバトンやランボーグを追い払ったあと、ふたりは手をつなぎます。キュアスカイはキュアプリズムに「もうちょっとだけ、手をつないでいていい?」と聴きます。この翌朝「朝ごはんできたよ」というましろちゃんの声を聴きながら、ソラちゃんは「ふたりはぷりきゅあ」とことばを書き、プリキュアふたりの絵を描いたところで、今回はおわりです。

というような次第で、どうもあのキュアブラック・キュアホワイトの頃を思い出させるような物語の展開。まさに「ふたりはプリキュア」という感じの今回のお話でした。予告編を見る限りでは、次回からはいよいよ新学期。ましろちゃんは学校に行くけど、さて、ソラちゃんとエルはどうする…という話になりそうですね。ということで、今回のプリキュア話、おわります。


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「民営化利権」を推進したい政治家は「深くものを考えない有権者」を求めている?

2023-03-05 20:50:01 | 国際・政治

「維新行政は営利企業の延長」というツイートを見て、ツイッターで今朝つぶやいたことのまとめ。〇1個が、私のつぶやき1回分。

〇まあ、そういうことです。大阪から阪神間、兵庫県内、関西各地、そして日本各地に広がる維新の政治家。これを各地で止めないと。なにしろ住民生活を支えるインフラ(公共財)を商品化して売る施策。たとえそれで経済活性化できても、それは結果的に住民生活を壊すものです。

〇企業にとっての「儲け」の対象が少なくなってきたから、行政の諸事業を民営化し、商品化して切り売りしていく。そういうことでこの20年近く大阪に限らず、いろんな地域で経済まわしてきたけど、その結果が今ですわ。で、今まで維新は、そういう経済界の人々に推されて政治やってきたわけですなあ。

〇政治家はだれもみな「改革、改革」といいます。でも今問われているのは、その「改革」の中身かと。この20年近くでこわれた「公共的なもの」を再構築する改革や、新たな「公共的なもの」を創出する改革なのか。それとも引き続き「民営化利権」をあさる人々のための改革なのか。そこに注目してほしい。

〇あ、そうそう。「民営化利権」づくりにまい進する政治家と経済界にとっては、そのまい進施策に使えるくらい有能で、まい進施策を批判しない程度に批判精神が弱い人々は、たいへんありがたい存在ですね。「受験学力は高いけど、政治意識の弱い方々」を量産する学テ推進施策は、まさにぴったりですなあ。

〇特に政治や経済、社会の動きについて「自分で考えるのめんどくさいしむずかしいことわからんから、誰かわかりやすく面白く教えてくれ」とかいうて、簡単に政治家発信のSNSや動画、あるいはテレビのお笑い芸人の政治に対するコメント等に飛びつく人が増えたら、「民営化利権」まい進の人々喜びますね。


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2月26日のプリキュアの話です(もう3月に入ってますけど)

2023-03-04 19:58:43 | プリキュア話

今日は3月4日(土)ですね。おかげさまで3月1日に、うちの娘は無事に高校音楽科を卒業しました。春から進学する大学も決まり、無事に入学手続もおわってます。いまはこの春休みを利用して、近所の自動車教習所に通っています。大学入学前にできるだけ教習所に通って、できれば春休み中に運転免許が取れたら…というところでしょうか。

他方、私は先週から今週にかけては、「原稿まつり」の期間。2022年度後期の期末レポートの採点=「採点の祭典」が終わったら、今度は遅れている原稿の執筆に追われていました。なんとか昨日までに2本仕上げたのですが、それで今日は疲れてしまって…。鍼師さんところへ午前中出かけたあと、一日、ゴロゴロして過ごしました。でも、まだ短いめの原稿(8000字程度)が2本、長いめの原稿(20000字くらい)が2本ありますわ。まだまだあす以降も「原稿まつり」が続きます。

そんなわけで、2月26日のプリキュアの話をブログに書く作業も、遅れてしまいました。この調子だと、今年もプリキュアの話は遅れ気味になると思います。

さて、この2月26日分のプリキュアですが、2人目のプリキュア登場。いままでスカイランドのプリンセス・エルのお世話をしていたましろちゃんが、ソラちゃん=キュアスカイのピンチを前にして「キュアプリズムになって、キュアスカイを助ける」という話です。また、たぶん3人目のプリキュアになりそう…という、保育系の専門学校に通うアゲハさんが今回から登場しました、ソラちゃん、ましろちゃんがプリキュアだってこと、アゲハさんは知ってしまいましたからね。

ということで、今回の物語ですが…。まずは、ソラが朝日を見ながらランニングをしている場面からはじまります。ましろちゃんも「ソラちゃんの役に立ちたい」といって、ランニングについていくのですが、追いつけません。「毎日やると強くなるかな?」というましろちゃんに、覚えたての日本語で何かノートをつけはじめたソラちゃんが「ましろちゃんは、今のままでいい」と伝えて、いっしょに帰宅します。

帰宅すると、そこにアゲハさんが来ていました。アゲハさん18歳。以前、ましろちゃんの家のそばに住んでいたけど、その家を飛び出して、また戻ってきた様子。そのアゲハさんに、エルはとてもなじんでいるのですが…。なにかエルには秘密があることを察して、ましろちゃんたちに「いつかは秘密教えて」と伝えます。

そのあと、アゲハさんはましろちゃんたちの暮らす街の保育専門学校に行きます。どうやら保育士さんになりたくて、家を飛び出した様子。入学手続をしに来た様子です。そんなアゲハさんの様子を見ながら、「エルにはこの話、まだ早い」とか「ましろちゃんはおとなになったらどうする?」とか、「これといって得意なものはない」とか、そういう会話をプリキュアたちをしています。

そんなとき、プリキュアたちの前に、毒キノコを食べようとするブタがあらわれます。ソラちゃんが「あぶない!」といって止めようとすると、そのブタはカバトンに変身。ソラちゃんがプリキュアに変身するための羽根ペンを奪います。そしてカバトンは毒キノコをランボーグにして、エルを奪おうとします。ソラちゃんはひとまず毒キノコにつかまりながら、ましろちゃん・アゲハさんに「エルを安全なところに」と頼みます。そして、アゲハさんがエルを抱っこして校舎に逃げるのですが…。そのとき、ましろちゃんの胸にも羽根ペンが光ります。

カバトンは校舎に逃げ込んだエルをつかまえようと、「プリンセス、出てこい」と呼びかけます。アゲハさんは「金属バットでたたかう」とかいうのですが…。ましろちゃんは「ソラちゃんを助けたい。なにができるかわからないけど、それでも行かなきゃ」といいます。そんなとき、ましろちゃんの胸から羽根ペンが出ます。「脇役に何ができる?プリキュアになれるの?」というカバトンに対して、ましろちゃん自身も「私がプリキュアに?」と迷います。そして、その様子を見て、エルが泣き出します。

エルが泣き出したあと、アゲハさんが「大事なこと言わせて!」といって、昔、ましろちゃんが幼かったころの話をします。アゲハさんが引っ越すときに「お手紙出すよ、でも、悲しいよ。とにかく、おうちに帰ろう」と言ってくれた話。そのことを話したあと、アゲハさんが「ましろにはやさしさという力がある。やさしいのは強い!」と伝えます。

その間に、どんどん毒キノコが大きくなって、ソラちゃんを締め付けていきます。「ヒーローの出番」「ふわり広がるやさしい光」といって、ましろちゃんがキュアプリズムに変身。毒キノコにキックをします。そのときにカバトンが、なぜか羽根ペンを落とします。その羽根ペンをソラちゃんがつかんで、キュアスカイに変身。キュアプリズムが徹底的に毒キノコにパンチを加えたあと、キュアスカイがあえあためて一撃を、ラストは「プリズムショット」。これでカバトンも、毒キノコからできたランボーグも消えます。

「緊張がとけたらふにゃ~ってなった…」というましろちゃんやソラちゃんに対して、「ふたりとも、すごい!」とアゲハさんは言います。そして「さっきの怪物のこと、プリキュアのこと、忘れられない」とも伝えます。だから今後もアゲハさん、プリキュアになるなどして、ソラちゃん・ましろちゃんに絡んできますね。そしてソラちゃんはましろちゃんに「私なんか…って、言っちゃだめ。大切な友達だから」と伝えます。

まあ、こんな感じで、2人目のプリキュアのキュアプリズムと、3人目のプリキュア候補のアゲハさんが登場ですね。ちなみにEDに登場したプリキュアは、キュアプリズムでした。次回(といってもあした、3月5日)ですが、キュアスカイ・キュアプリズムの合体技で、ふたりで手をつなぐことがカギになるようですね。

ということで、2月26日のプリキュアの話、おわりです。


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