できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

気づいたら5月か~。知らんまにブログの入力フォームが切り替わってる…。

2024-05-02 20:17:30 | 私の「仲間」たちへ
いや~。気がついたら、もう5月ですよ。
今日は5月2日(木)。本学が5月1日~6日を連休にする(そのかわりに4月29日・30日は授業日)かたちでスケジュールを組んでいるので、今日は休み。
とはいえ今日も午前中、ある新聞社の取材がありましたし、昨日は夜、大阪市内で学習会。
本格的な連休に入るのは、あす3日からの4日間。
でもその4日間も、遅れている原稿執筆や次の締め切り迫る原稿執筆、そして授業準備など、やること山積みです。
それから、このブログも最近あんまり更新できてないですねえ。
なにしろ日曜日のプリキュアも仮面ライダーも、最近はリアルタイムで見ることができなくて、後日動画配信で見ることが増えました。
ほんとこのところ、大学に仕事に行って、家に戻ってきたらクタクタ。
なんかけっこう疲れてますわ~。あんまり心身に無理がきかなくなってきました。
家に居ても授業準備を含め、いろんな仕事に追われて、ゆっくり休めないですしね。
まあ、そんなわけで、動画で見る時間が取れたらまだいいほうで、落ち着いてプリキュアや仮面ライダーも見る余裕がない、本を読むスピードも遅れている…というのが、近況です。
「もうちょっと仕事減らして、ゆっくりさせてほしいわ~」と、連日思う今日この頃です。
なお、遅れている4月21日・28日のプリキュアへのコメントは、なんとかこの連休中に書くつもりです。
それから、これだけ忙しいし、気力体力も落ちている現状ではありますが…。
やはりいまの日本の公教育それ自体や教育学の研究のありようなどについて、いろいろ言いたいこともあります。
また、定期的に購読している教育雑誌とか、入っているから定期的に届く教育学系の学会誌などを読んでいると、いろいろと思うこともあります。
そういうことを、このブログを通じて発信していきたいという思いもあります。
まあ、そんなかたちで、ブログをもっと積極的に活用する方法も今後、考えたいと思います。
あ、そうそう。これも近況報告になりますが。
最近、学生相手に教員採用試験対策のズーム講座などを行って、その動画をYouTubeで配信することをしています。下記のところでチャンネル登録ができます。もしよかったら、見てください。
最後に、知らない間に、このブログの投稿画面の入力フォームが変更されていて…。
「前の方が使い勝手がいい」ので、自分の分はもとにもどしました。
今後も古い入力フォーム使いますね。
ということで、近況報告でした。
 

気づけば年明け最初の日曜日、ひとまず「2024年に取り組んでみたいこと」です。

2024-01-07 17:53:44 | 私の「仲間」たちへ

気づけば今日は1月7日。年明け最初の日曜日、早いもので、2024年になってから1週間たちました。やっと「2024年に取り組んでみたいこと」を書く気分になりました。いわゆる「新年の抱負」ということですね。

とはいえ…。能登半島の地震・津波。大きな被害がでていますね。被災した人たちに一日も早く、支援の手が届きますように。また、いまもなお救出を待っている方がいると聞きます。今夜から寒波がやってきて、北陸方面も大雪になりそうだとか。どうかみなさま、ご無事でありますように。そして地元の行政や学校関係者のみなさん、警察や消防、自衛隊の方、地元の土木業者や医療・福祉でお仕事をされている方、生存者の確認・救出や被災した人々の支援や復旧作業等々で、さぞかしたいへんかと思います。また、被災されている方々の支援や復旧作業に当たっている方のなかにも、ご自身が被災された方もいると思います。言葉もない状況で、なんとお声かけしていいのかわからないところです。ただ、どうかご無理のないように願います。

さて、本題にもどります。この「2024年に取り組んでみたいこと」ですが…。

「片付け・整理」と「学び」そして「50年先まで残る<ことば>にこだわる」

この3点にまとめることができます。

最初の「片付け・整理」というのは、文字通りです。家のなかに古い本や資料などがだいぶんたまってきていて、これをそろそろ片付けないといけないということ。これをやらないと、新しい本を買ったり資料を手に入れても、だんだん置く場所がなくなってきました。やはり新しい「学び」に向かうためには、いったん古いものを片付けて整理する必要がありますね。

また、学内での仕事や学外の諸活動にいろいろ手広くかかわってきていますが、それをだんだん整理していって、これから年々年老いていく自分の手に負える範囲にまで縮小していくこと。そのことも「片付け・整理」に入っています。50代に入って以来のこの何年かで、自分の気力体力がやはり40代の頃のようではないことを実感します。40代の頃のような感覚で、あの仕事もこの活動も…と引き受けていくと、わが身が持たない感じです。なので、この2024年からは「断れるものは断って、他の人に任せることは任せて」いくかたちにしていきたいと思います。

次の「学び」というのは…。ちょうどロシアとウクライナの戦争が始まった頃から、NHKラジオ第二のロシア語講座を毎日、聞くようになりました。まだまだ読み書きができる段階でもないし、ほとんどテキストみながら「聞き流している」状態に近いのですが。それでもラジオロシア語講座を聞き始めて以来、50代に入ってから新しいことを学びはじめるのも、それなりにいいものだという実感を持っています。ということで、何か次の新しいことを学んでみたいということですね。

では、新しく何を学びたいかということですが。これまでの自分の学外での活動にかかわって、私は、たとえばいじめの重大事態対応や生徒指導(生活指導)、学校事故・災害に関することなどについての本や資料をよく読んできました。でも、最近よく読むのは、日本史や世界史、地理、思想や宗教などに関連する新書本ですね。また、この領域で、いまの高校生が大学受験に際して読んでいる参考書なども、比較的よく読んでいます。そして地震や気象など、高校理科の「地学」の領域に関する本も、時々読んでいたりします。

要するに、教職課程の科目でいうと「生徒指導(生活指導)」や「学校安全」とその近接領域から、「社会科・地歴科・公民科」教育とその近接領域に、自分の読みたい本や資料の領域がシフトしているということですね。なので、こちらの「社会科・地歴科・公民科」教育とその近接領域の方向で、自分の学びたいことを見つけて、こちらでどんどん本を読んでいきたいなあって思っています。

そして最後、「50年先まで残る<ことば>にこだわる」ですが。これも「学び」にかかわることです。最近の教育学関係の本が時々「つまらない」と思う反面、古い本にあらためて発見があったり、自分のこころに響くことばを見つけたりすることがあります。教育学の「古典」というか、我が家に眠っている古い教育学関係の本を読みなおすことも、先ほどの「学び」に付け加えたいところです。

あるいは、自分が何か学内の仕事や学外の活動をしていても、若いころ(大学生や大学院生、研究者になりたての頃)に読んだ教育学の知識が、いまもなお自分の取り組みを支えていることに気付かされることが多々あります。そう考えると「いますぐには役立たなくても、30年、40年、50年…と、先の時代を見据えて何か自分の考えたこと、思ったことを書き記しておくって、大事なことだなあ」って思うわけです。

なにしろ私も今年で50代半ばになります。自分の父親や義父が亡くなった年齢を考えると、あと約20年くらいの人生というところでしょうか。そう考えると自分の命が尽きたそのあとも、教育について自分が書いたものを誰かが読んで、その先に何か実践や研究を続けていく。そういうものを残しておきたいという気持ちになってきました。なので「50年先まで残る<ことば>にこだわる」ということを思いついた次第です。

ちなみに、2023年の大みそか(といっても1週間ほど前ですけど)に紅白歌合戦を見ていて、「最近の歌はなにが言いたいのか、そもそも歌詞自体が聞き取れないし、理解が難しい歌が多い」のだけど、1970年代~80年代(つまり40~50年前)あたりからもっと昔の歌だと、その歌詞がなにを伝えようとしているのか、情景も心情も含めてよく理解できるってことに気付きました。それだけ自分が「年を取った」ということなのかもしれません。でも「40年、50年たっても、誰かに何かを訴えかける<ことば>があるし、そんな<ことば>をメロディーに乗せた人がいる」ということを、あらためて紅白歌合戦を見て気付いた次第です。

ということで…。この頃は「自分はひとりの教育学の研究者として、大学教員として、40年、50年先も残る<ことば>を、これからの残りの人生を使ってどうやって紡ぎだすか?」ということを考えています。

以上が、この「2024年に取り組んでみたいこと」の概要です。実際にどの程度できるかわかりませんし、どんな方法がいいのかもわかりません。でも、自分なりに手探りしながら、ぼちぼち、続けていきたいなあって思っています。本年もどうぞよろしくお願いします。

※追記 今日は日曜日なのでプリキュアと仮面ライダーを見るはずなのですが…。朝、起きられなくて、どちらもまだ見ていません。両方とも動画配信を見終わったら、ひとまず1月7日のプリキュアのことだけ、ブログに書きます。


年明け早々いろいろありすぎて、つらいですね。

2024-01-05 09:41:11 | 私の「仲間」たちへ

新しい年を迎えました。本年もどうぞよろしくお願いします。

それから、能登半島での地震・津波で被災されたみなさん。しばらくたいへんな日々が続くかと思います。どうぞおからだを大切になさってください。一日も早く、安心して過ごせる日が来ることを願っています。

それにしても、元旦から能登半島で大きな地震・津波。翌日2日は羽田空港での航空機事故。年明け早々にいろいろありすぎて、心身ともにつらいですね。なので、心身へのダメージを減らすためにも、マスコミやSNS経由で流れてくる事故や災害のニュースは、ある程度遮断しないといけないなあって思っています。

その一方で、たとえばいま、大学での仕事とは別にかかわっている「いじめの重大事態」対応に関すること。この対応に関することは、メールで次々に情報が入ってきます。これだけは避けられないですね。でも、このようなメールも、ひとつひとつの対応に細やかな気配りが必要になるので、心身の負荷があります。せめて1件1件、ていねいに解決して、うまくいくように…と。そのことを考えて対応しています。いい方向に事案が動きはじめれば、私の心身にかかる負荷は軽くなりますので。

ところで今日は1月5日。年明けの大学での仕事再開の日です。これから出かける準備をして、出勤します。ただ、例年学生たちには伝えていますが、私としては我が娘の誕生日&クリスマスイブから、地元・西宮の十日えびすのお祭りがおわるまでは、「年末年始の休み」みたいな気分です。なので来週も仕事に行きますが、ゆるゆると過ごすつもりです。

あと、例年書いている「新年の抱負」みたいなものですが、いましばらくお待ちください。でも「成人の日」(1月8日)くらいには、なにかブログに書いておこうと思います。


2023年の大みそか、みなさんよいお年をお迎えください。

2023-12-31 18:46:30 | 私の「仲間」たちへ

気づけば今日は2023年の大みそか。みなさん、よいお年をお迎えください。

この2023年は私にとって、いろんな意味で自分の心境や心身の状態の変化を感じる年になりました。要するに「もう若くないな~。無理はきかないな~。だんだん休む時間を確保しながらでないと大学の仕事も研究も、学外の活動も続けられないな~」ということを、いろんな場面で実感した1年ということです。

あしたからもう新しい年、2024年になりますが…。2024年以降は徐々に数年かけて、いままで引き受けてきた仕事や研究、学外の活動を整理して、「ほんとうにこの先も続けたいこと」と「ここからは撤退・活動範囲を縮小」とすることとに線引きをしていくつもりです。

特に大学での仕事と研究面に力を入れたいので、学外の諸活動は徐々に撤退、活動範囲を縮小、新規依頼を断る方向で動こうと思っています。とはいえ、もうすでに入っている仕事もあるので、そこだけは続けないといけないわけですけど…。

あとは、この仕事や研究、学外の活動の範囲の縮小などにともなって、我が家の本や資料もたまる一方なので、徐々に整理していこうかと。古本屋に売る本、研究室にもっていって学生に読ませる本、卒業生などにあげる本とか。あるいは、家に残しておきたい資料、もう捨てていい資料とか。そんな風に、時間をどこかで割いて、たまる一方の本や資料も整理していきたいと思います。

ということで、ひとまず2023年の「まとめ」でした。


例の芸能事務所の問題について最近思うことー被害者救済の「実務」はだれがどうやってすすめるの?ー

2023-10-07 22:42:46 | 私の「仲間」たちへ

〇下記の内容は、今日、フェイスブックに書いたことを手直ししたものです。自分のブログにも加筆修正して転載しておきます。

ずっとこの間、例の芸能事務所の性加害と被害者救済の問題で、不思議に思っていること。それは「どのようなかたちで被害者救済を実施していくのか? また、そのための一つ一つの課題を、だれがどのように責任をもって解決していくのか?」という、被害者救済と課題解決の枠組み(スキーム)が、ちっとも見えてこないなあ…ということ。

私としては今後の学校事故・事件関係の仕事との絡みで、この課題解決の枠組みこそがいちばん知りたいことなんですけどねぇ…。私の知りたいことなんて、いまはまだ、どこの報道機関も取材して伝えてないような気がするんですけど…(もしかしたらすでに記事などがでていて、私が知らないだけかもしれませんが)。

もちろん、約500人近い被害者救済なんて「ちょっとやそっとではできっこないタスク」だし、また、例の芸能事務所および死んだ社長の「悪事」がそれだけ深刻で、「そう簡単に枠組みなんて作れないよ」ってことでもあるわけですが。そして、この「ちょっとやそっとではできないタスク」を今後、責任をもって担う人として、はたして「タレントあがりの社長や副社長がほんまにふさわしいのか?」ということもありますが。

でも、「誰かが責任をもって被害者救済や課題解決の枠組みをつくり、その方向性でまずは動き始めて、課題が生じたらそれを修正して…」をくりかえして、「よりちょっとでもマシな被害者救済の枠組みを、時間をかけてつくっていく」こと。それしか今、この日本社会でできることってないように思うんですよね。

それこそ…。「あの芸能事務所からある程度の独立性を保ったかたちで、たとえば弁護士や医師、心理職、福祉職などの混成チームで、どのように被害にあった人たちからの救済申し立てを受け付け、被害を認定し、今出せる資金からどのように賠償・補償を行うのか? その救済手続きを何年くらいかけてやるのか?」という枠組みづくりが、今、早急に必要なことだと思うんですが。こういう議論って、まだまだ、ほとんどできていないように思うんですよね。ついでにいうと、金銭的な補償・賠償(弁護士)、心理的・身体的な被害とこれに対するケア(心理職・医師)、衣食住や仕事など具体的な生活面での諸課題への対応(福祉職)など、多様な専門職の被害者救済場面での「協働」が必要になると思いますねえ、この件。

また、その枠組みづくりを誰が責任もってやるのか? その枠組みづくりにあたって、被害者の会からの要望や意見などはどのように取り入れられるのでしょうか? それこそ、被害者の会からこういう実務的な枠組みについて、どの程度要望や意見がでているのでしょうか? そこは誰かがきっちり取材しているんでしょうか…?? もしも被害者の会から、こういう枠組みづくりに対する意見や要望など自体がでていないなら、「それ、早急につくらないといけないのでは? でないと例の芸能事務所にとっていいようにあしらわれるのでは?」とか思ったりもします。

実は、このあたりの話は、学校事故・事件の被害者・遺族救済の課題とも共通する面があると思っています。だからこそ、私は「実務的に考えたら、どうなるのか?」と。日ごろの学校事故・事件関係の取り組みを参照しながらいうわけですが。

これに加えて、あの芸能事務所それ自体と死んだ社長の家族は、どのくらい被害者救済にお金出す用意があるのか? 実際に出せるお金がどの程度あるのかわからないと、賠償・補償の範囲が組めない。もしも「足りない」のなら、いままであの芸能事務所とかかわりの深かったマスコミや企業などにお金を積ませないと…。

また、あの芸能事務所には、たとえば過去のタレントの在籍記録や番組出演、あるいはステージ出演のスケジュール、合宿所に入っていた期間のわかる名簿等々、訴えられた「被害」を直接・間接に裏付ける文書類がどの程度残っているのか? これがないと、そもそも救済の対象者は誰かもわからないし、被害の裏付けも撮れないから、被害者救済の実務はすすまないと思うんですが…。

さらに、「あの芸能事務所は何するか信用できない」という人々は、今すぐにでもあの芸能事務所の持っている文書類を「資料館」か何かに移して、改ざんや隠ぺいなどできないようにしなくちゃいけないんじゃないですかね? だからこそ「そう簡単にあの芸能事務所つぶすとか、そんな話したらいけないのとちがいますか?」と思うわけです。

あ、そうそう。この被害者救済の課題に加えて、今後の性暴力防止に関する社会的な取り組みについては、具体的にだれがどのような枠組みですすめていくのでしょうか? これについても、いままで例の芸能事務所およびそことかかわりの深い企業やマスコミに、資金・人・モノ等々の資源を供出させて、なんらかの課題解決のスキームつくって動かしていかないといけませんね。これはいったい、だれが責任もって担っていくのでしょうか?

以上のとおり、私にしてみると…。あの芸能事務所側のこの間の動きにも疑問は多々ありますが、同時に、あの芸能事務所の対応を批判的に論じている人々の側にも、「もっと実務的な話を軸に議論しないと、被害者救済の課題という本筋の話そっちのけで、ご自分の不信感や疑念をぶつけているだけに終わってしまう」と、いろんな危惧を抱きます。

ただ、こんな風に思うのは…。やっぱり私が実務的な課題解決を重視するかたちでものを考えるクセがついているからかと。一日も早く、あの芸能事務所の問題も、こうした実務的な観点から議論が進むことを願います。

ちなみに、記者会見の指名NGメモの話は、批判を言いたくなる人々の気分はわかるんですけど、「その批判をこの先も続けていても、この被害者救済の枠組みづくりにつながるのか?」「きっと記者会見の指名NGメモをなくしたとしても、司会する人、さらには会見を設定する側は目配せとか、いろんなかたちで<やっかいな記者を排除する>のではないかな、これからも」と思ったりもします。

また、「そんな記者会見を設定するあの芸能事務所は信用できない」と、さらなる不信感を抱く人々の気持ちもわからなくはないのですが…。でも「だとしたら、あの芸能事務所に今後、どういう被害者救済のスキームをつくらせて、それをどうやって信用できる人々で動かしていくのか?」を論じて、誰かに責任もって実施させていかないと、事態は「なにもかわらない」と思います。


昨日の子ども情報研究センター学習会のお礼

2023-07-17 11:23:14 | 私の「仲間」たちへ

7月16日(日)午後、子ども情報研究センターの学習会(シンポジウム)で基調講演をします。

昨日の子ども情報研究センターの市民研究部会の学習会(シンポジウム)では、ご参加いただいたみなさま(会場参加・ネット参加の両方含む)、ほかの登壇者のみなさま、そして準備いただいた部会のメンバー+子ども情報研究センター事務局スタッフのみなさまに、心からお礼申し上げます。

考えてみれば、この前、あの弁天町の会場で私が話したのは、新型コロナ禍の臨時休校の真っ最中、2020年3月。それこそ『「いじめ防止対策」と子どもの権利』を、かもがわ出版から出して間もない頃でした。それから3年と数か月、まったく弁天町のあの会場には、足を運んでこなかったわけですが…。久々にみなさんにお目にかかれて、よかったです。

また、大学生の頃に社会科教育の授業でお世話になった先生や、定時制高校の講師&野球部監督時代にたいへんお世話になった先生に、何年かぶりにお目にかかることもできました。その定時制高校の講師時代にお世話になった先生からは「住友くんが出ると聞いたから、来たぞ!」というお声かけもいただきました。ありがたい話です。その定時制高校時代にお世話になった先生が、久保敬さん(=市民研究部会のメンバーでもあります)と先日お目にかかって、今日の学習会の話を聞いたとのことでした。

そんな感じで、私にとって今日は、大学生・大学院生の頃からの約30年近く、乳幼児発達研究所から子ども情報研究センターへ名前を変える頃からの自分の歩みをふりかえるいい機会になりました。

思えば、私の川西市の子どもオンブズの取り組みのような子どもの人権救済・擁護、子どものアドボカシーの話も、チャイルドラインでの取り組みも。みんな、この子ども情報研究センターでのいろんな人とのつながりあってのこと。また、そのつながりがあってはじめて、私がこの十数年、大阪市の子ども施策や教育施策に「身を切る改革」が持ち込まれた十数年を見守りつづけたこともできた。さらに、「あきらめない、まけない」と、いつもプリキュアのことばを支えにしながら、この十数年、大阪で切り刻まれた子ども施策・教育施策をどうやって「再建」に向けてもっていくのかを考えることもできた。

そして、今日は兵庫県というか、地元・西宮からも「お仲間」が来てくれてましたが…。そういう兵庫での教組つながりも、実はここ、この子ども情報研究センターでのつながりからさらに発展的につながっている…というところでしょうか。

あと、私のあとに登壇された方々も、「校則を変える取り組みをやろうとした公立中学校教員」「主権者教育で、あえて政治的な論争課題にふみこんだ取り組みをした公立高校教員」「学校統廃合の問題や、さまざまな課題に直面する子どもたちの課題に、保護者の立場からかかわろうとした方」と、大阪のそれぞれの学校で、面白い取り組みをされている方々ばかりでした。「この話、全部、これからの本学教職課程の授業で使えるなー」と。私の方が「得した気分」になりました。
その後、会場に居られた方々からも発言は多々ありましたし、ネット参加の方もチャットでいろいろと意見を述べたりしておられました。

終わったあとの懇親会も、けっこう中身の濃い話ができました。

久々に充実した学習会になって、ほんとうによかったと思います。

あとは、今日お伝えした「おとなのための<社会科>」を、どこで、どうやって始めるか。選挙に投票に行くおとなを増やすためにも、日々の生活の場面で、社会や政治・行政の在り方について、おとな自身が学べる場づくりを。そういう趣旨で「おとなのための<社会科>」という話をしたのですが…。すでに「生野区で!」という話と「西宮で!」という話がありますが、他にも出てくるだろうな…。そうなると、ちょっと日程調整を考えないといけませんね。忙しくなってもいいように、ほかの仕事を上手に片付けて、身動き取れる余地をつくらないと。ということで、今日のご報告でした。

あ、そうそう。今日の会場の後ろの方の席に、ケバイ黄緑陣営の某市議が座っていたようですが…。私からの嫌味の連発に、耐えられたかな? 

「いや~テレビによく出る政治家の〇〇さん。よくがんばってはるわ~」というけど、「大阪の公共施設を<身を切る改革>で切りまくることがんばってる」とか。

「大阪湾岸に南海トラフ地震の津波が来て、水没しそうな土地に税金つぎ込んでる」とか。

いっぱい嫌味言いまくったんですけどねえ。まあ、二度と私の前に顔を出すことないでしょう。神妙な顔して「謙虚に受け止めます」とだけ言って、帰っていきましたから…。ただ、この学習会を出たことをきっかけにして、この黄緑陣営の某市議。離党してちがう陣営に移ったら、それはそれで面白いな~。

※上記の内容は、昨夜、市民研究部会と懇親会の終了後帰宅して、すぐにフェイスブックに書いたことを加筆修正して転載したものです。


7月16日(日)午後、子ども情報研究センターの学習会(シンポジウム)で基調講演をします。

2023-06-17 14:14:17 | 私の「仲間」たちへ

「久々に」になるのですが、子ども情報研究センターの<協働・自治>の文化をつくる市民研究部会(シンポジウム)で、7月16日(日)午後、基調講演をする予定です。詳しいことは下記の画像で確認してください。事前申し込みが必要ですが、会場参加とオンライン参加の2通りが可能だそうです。できるだけ多くの方に申し込みをしていただければと願っています。

ちなみに、子ども情報研究センターというと、私も長い間、子ども人権部会の座長を務めてきましたが…。この何年かは部会活動から遠ざかっていました。

ただ、現在は、子ども情報研究センターの研究部会活動を再編中。その一環として、ただ単に大阪の子どもの教育や保育、あるいは大阪の自治体の子ども施策を考える部会活動だけにとどまらず、もっと幅広く大阪の<協働・自治>の文化そのものを考えていこうという、新たな展開がはじまりました。その研究部会活動の新たな展開のはじまりにあたっての学習会(シンポジウム)が、この7月16日のイベントです。

なお、この7月16日のイベントのときには、拙著『新しい学校事故・事件学』や共著本『「いじめ防止対策」と子どもの権利』『足元からの 学校の安全保障』の3冊を会場にもちこんで、販売させていただこうと思っています。そのことも、あわせてお伝えしておきます。


昨日は本学の卒業式でした。

2023-03-22 21:05:26 | 私の「仲間」たちへ

昨日は本学の卒業式。もう卒論ゼミ担当を離れて6年目くらいになるのですが、でも、毎年4年生の教育実習を担当しているので…。教職課程の学生たちが無事に卒業できたかどうか、気になるので、卒業式には必ずでるようにしています。

とはいえ、卒論ゼミ担当の頃には、式典後の各ゼミ単位での学位記(卒業証書)の授与とか、ゼミ生とのお別れ会(=ほんと歴代ゼミ生、よく飲む・食う…)とか、いろいろありましたが…。いまは各卒論ゼミの学位記授与のお手伝いが済んだら、各ゼミの記念写真の「撮影係」みたいなことしてますねえ。

それでも、なんかお祝い気分を出したくて、研究室にはフラワーアレンジメントをこの時期、置くようにしています。あと、学内の桜も早咲きなのか、それともあったかいからなのか、けっこう咲いていますね。

ということで、卒業式に関連した画像とか、花の画像などをアップしておきます。


2023年の元旦、「新年の抱負」と言われたら…。

2023-01-01 23:49:14 | 私の「仲間」たちへ

今日は2023年の元旦。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

毎年よく「新年の抱負は?」とか聞かれるのですが…。去年の暮れ、仕事おさめの日にもちかえった大学の仕事だとか、去年から依頼されている原稿の執筆・校正などにおわれて、この年末年始も上手に休みを入れながら「家で仕事をしている」状態です。

おまけにこの数年は大学の年末年始の休みが短くなって、12月28日まで授業をして、そのあと年末年始の休み。授業再開は1月5日です。あともう3~4日しか、家に居られません。

このような次第で「なかなか休みがとれないのが、かなわんなあ」「ほんま、あちこちから仕事の依頼がくるのも、たいがいにしてくれ~」「もっと私をヒマにしてくれ~」というのが、いまの率直な私の願いです。

だから「新年の抱負」と言われたら、「できるだけ早く今抱えている仕事をすべておわって、いったんなにもかもリセットすること。そして、あらためて大学の定年に向けての残り数年、自分がほんとうにやりたかった研究・実践(運動)などに専念できるように態勢を整えること」と答えたい次第です。

というような次第で、みなさん、これからは「こんな仕事の依頼、引き受けたらあかんで」と思ったら、依頼をばんばんお断りすることになるかと思います。どうかご理解をお願いします。もう、自分の定年までの年数を数えたら、やりたいことがやれる時間ってそれほど残っていないんですよね…。

※画像は今日、自宅で食べた正月のおせち料理。なぜか某ホテルのおせち料理と、自宅でつくったおせち料理がいっしょにならんでます。


みなさん、よいお年を~2022年の大晦日ですね~

2022-12-31 18:00:08 | 私の「仲間」たちへ

今日は2022年の大晦日。相変わらず「お持ち帰り」の大学の仕事が片付かなくて、ほんとしんどい状況です。なにしろ長時間パソコンに向き合うと、血圧が急上昇。少しパソコンを離れて休んだり(寝たり)、外を散歩してくると、もとにもどるんですけどね。だから、あんまり無理がきかない状態です。関係各方面のみなさんには、とにかく「申し訳ない」とおわびする次第です。

もうすぐ2023年になりますが、来年は少しずつ引き受ける仕事を学内・学外ともに整理して、自分の心身に無理がかからないようなかたちで仕事をしていきたいな…って思います。ただ、今は自分がけっこう無理しないと「当面のことすらまわらない」状態になっていることが、学内・学外ともに多いので、「仕事を任せられる人を見付ける」ところから来年の仕事がはじまるかな…というところでしょうか。

ひとまず今日はこのあと、紅白歌合戦やジャニーズカウントダウンを家族で見て、年越し。2023年になったら、まだあまり人が来ない早朝のうちに、大阪天満宮で初もうで。いったん帰宅して、午後から神戸の実家に顔を出してこようと思います。

ということで、2022年はみなさんに本当にお世話になりました。新しい年、2023年も、どうぞよろしくお願いします。それでは、よいお年をお迎えください。


おかげさまで、私の娘も無事に18歳の誕生日を迎えました。

2022-12-29 18:30:09 | 私の「仲間」たちへ

ほんと忙しい日々のなかで、ついついブログの更新が遅れてしまって申し訳ないのですが…。

ひとつ、この場をお借りして、ご報告です。

クリスマスイブ生まれの私の娘、おかげさまで先週土曜日で18歳の誕生日を迎えました。

いまは高校3年生。大学入試目前なので、年末年始も娘は受験勉強に励んでいます。どうにかして第一志望の大学に合格して、春から大学生になってくれたら…と思ったりもします。

でも、たとえどこの大学に進学しても、しばらく浪人することになったとしても、私はこの子が無事に18歳の誕生日を迎えてくれたこと。そのこと自体がうれしいです。

今でも18年前の早朝。生まれたばかりのわが娘をはじめて抱っこしたときの気持ちは、忘れられません。また、この子がいろんな人と幸せ(吉)の糸で結ばれますように…と思った気持ち(名前の由来でもありますが)。そしてこの子と、この子のまわりで暮らす子ども、さらには、この世の中のすべての子どもが幸せに暮らせるように、平和な世の中をつくりたいと願った気持ち。その気持ちは今もなお変わりません。

ただ、残念ながら「平和な世の中」だけは、いまもなお戦争が続いたり、この日本という国も「反撃能力」を保有しようという声が政治家の間で強まったりして、かなり「キナ臭い」ものになってしまいました。この18年間、ほんとうに日本社会は「道を間違えたのではないか?」と思ってしまったりもします。

18歳になった娘と、その娘と同世代の若者たちがあらためて幸せに暮らせるように。そして、決してこの子たちが戦場に行くことがない社会になるように。あらためて、私なりにできることを続けていきたいと思う今日この頃です。

ちなみに、このブログの前身にあたるブログを書き始めたのは、ちょうど娘が生まれる年の夏のこと。だから、ブログも18年書いてきたわけですね、私。

 


53歳の誕生日を迎えて思うこと

2022-06-20 11:38:41 | 私の「仲間」たちへ

実際には先週土曜日が誕生日だったので、もう2日ほど過ぎてしまいましたが…。とうとう53歳になってしまいました。その誕生日の夜、フェイスブックに書きこんだことに手を加えて、こちらにも転載しておきます。いまの正直な自分の気持ちです。

<以下、誕生日の夜に思ったこと=転載分です>

自分は、正しいことばかりしてきたわけじゃない。

まちがいも、汚れたこともいっぱいしてきた。

この53年、苦労もいっぱいしてきたし、させられてきたし、誰かに苦労もさせてきた。

誰かに謝ってほしいこともあるけれども…。

それ以上に「お役に立てずに申し訳ない」「迷惑かけて本当に申し訳ない」と、いろんな方々に謝らなければならないことも、たくさんある。

ただ…。

「生きて、生きて恥をかけ」

「死んでとれる責任などない」

「俺たちは機械じゃない。恥をかくのは人間の特権」

宇宙戦艦ヤマト2202の土方艦長のこのことばを大事に、あしたからも精一杯生き抜きます。

そして、たくさんの過ちや失敗を積み重ねながらも、いろんな人々に詫びながらも、それでもなお、幸せになることをあきらめずに、今の自分に精一杯できることをやって生き抜く姿。

その姿を、これからおじょ~を含め、後に続く若い世代に見せていく。そうやって、次に続く世代が育つ環境を整えていく。

そのことが、今の私のやるべきことなんだなあ…って思います。

53歳の誕生日にあらためて思うことを、ここで記しておきます。

<以上で転載おわり>

 

 


6月11日(土)夜、西宮勤労会館で久々に学習会をします。

2022-05-04 23:20:05 | 私の「仲間」たちへ

別添の画像のとおり、6月11日(土)夜6時過ぎから、西宮勤労会館にて久々に学習会を行います。詳しいことは画像で確認してください。

実は先月半ばに、これも別添の画像のように、『おおさかの住民と自治』という雑誌に、子どもの権利条約の趣旨から見た大阪維新の教育施策の問題点と、そういう教育施策に「動員」されている保護者や地域住民のあり方を考える論文を寄稿しました。それを読んだある方が、この内容について詳しいことを聴きたいというので、急遽、6月11日(土)に学習会を行うことにしました。

今後もこの雑誌に載せた論文の内容について、もしも大阪や兵庫、京都、奈良、滋賀、和歌山など近畿一円で学習会を行いたいという方がいたときは、日時や場所がうまくあうのであれば、できるだけ規模の大小を問わず伺いたいと思います。もしよかったら、私の方まで連絡をください。

 


近況報告その1~「2年越しの入学式」のこと~

2022-03-31 19:40:10 | 私の「仲間」たちへ

気付けば今日は3月31日。2021年度も今日でおわり。

あしたから2022年度、本学も入学式スタートです。

こんな状況ではあるのですが、つい先週、3月24日(木)の昼休み。本学では「2年越しの入学式」が実施されました。

ちょうど2020年度の新入生は、新型コロナウィルスの流行が始まった時期で、入学式は中止。各種ガイダンスもオンラインで実施。2020年度前期はほとんどの科目が遠隔授業になり、クラブ活動などができなかった・・・という学年でもあります。なので、学生側からも「遠隔授業ばっかりは嫌だ。対面授業をやりたい」とか、「クラブ活動やりたい。友達つくりたい」等々、いろんな声があがっています。

でもそのことについて、サコ学長がずっと気にかけていて・・・。この3月末で学長の任期がおわるので(あしたから新しい学長就任です)、その前になんとか、「2年越しの入学式」をやりたいということになりました。

ちなみに、本学はサコ学長の方針もあって、教室の収容定員を半分とか、3分の2にするかたちをとっていますが、「できるだけ早く対面授業を再開する」ということで、2020年度後期から8割近い実施率で対面授業をやっているんですけど・・・。それでも、学生たちは「もっと対面授業を」「クラブ活動をして友達つくりたい」と求めていたわけですね。そういう学生の思いを、サコ学長はずっと気にしていたわけです。

ということで、残念ながらサコ学長ご自身は当日、ご都合により欠席されたのですが、画像のとおり、3月24日(木)の昼休み、学内の水上ステージのところで「2年越しの入学式」が行われました。サコ学長の姿を模したカンバンもつくられてましたね、水上ステージには・・・。「2年越しの入学式」に寄せてのサコ学長メッセージの冊子もつくられていました。

<追記>ここからしばらくのあいだ、西宮市長選挙・市議補選のことなども含めて、近況報告的なことをまとめてブログに書いていきますね。なかなか落ち着いてブログを書く時間が取れなくて…。

 


昨日は2021年度の卒業式でした。

2022-03-22 19:52:55 | 私の「仲間」たちへ

昨日(3月21日)は春分の日。勤務先の京都精華大学は、毎年春分の日あたりに卒業式をしています。ということで、昨日は卒業式でした。いわゆる「密」を避けるために、卒業生のご家族の方には別室で、式典の様子を中継して見ていただくかたちになりましたが…。でも、卒業生・教職員は体育館を会場にして、対面で卒業式を実施することができました。ひとまず、卒業式に関連した画像を3枚ほど、アップしておきますね。研究室に置いたフラワーバスケット(毎年、卒業式におきます)、式典会場の画像と、建替え工事完了後の新校舎(明窓館)からの学内風景の3枚の画像です。