できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

最近読んだ本をまとめて紹介(2635冊目~2648冊目)

2018-03-31 17:16:03 | 本と雑誌

またまた、最近読んだ本をタイトルと著者名、出版社名、出版年だけ紹介しておきます。

なんだかここのところ、本を読むペースが落ちてますねえ。もう一度復活させないと・・・。

2635冊目:瀬畑源『公文書問題 日本の「闇」の核心』集英社新書、2018年

2636冊目:小川仁志『人生をやりなおすための哲学』PHP新書、2011年

2637冊目:河原理子『フランクル『夜と霧』への旅』朝日文庫、2017年

2638冊目:河合隼雄・立花隆・谷川俊太郎『読む力・聴く力』岩波現代文庫、2015年

2639冊目:岩宮恵子『生きにくい子どもたち カウンセリング日誌から』岩波現代文庫、2009年

2640冊目:鬼丸昌也『平和をつくるを仕事にする』ちくまプリマ―新書、2018年

2641冊目:高野秀行『間違う力』角川新書、2018年

2642冊目:山本博文『格差と序列の日本史』新潮新書、2016年

2643冊目:丸山俊一+NHK「欲望の民主主義」制作班『欲望の民主主義 分断を越える哲学』幻冬舎新書、2018年

2644冊目:杉田正樹『ぼくたち、なんで生きているんだろう 実況「子どもの哲学」教室』株式会社電波社、2018年

2645冊目:阿保順子『精神看護という営み 専門性を超えて見えてくること・見えなくなること』批評社、2008年

2646冊目:友田明美・藤澤玲子『虐待が脳を変える 脳科学者からのメッセージ』新曜社、2018年

2647冊目:V・E・フランクル(山田邦男・松田美佳訳)『それでも人生にイエスと言う』春秋社、1993年

2648冊目:青木理『情報隠蔽国家』河出書房新社、2018年



今日(3月25日)のプリキュアの話です。

2018-03-25 09:36:18 | プリキュア話

おはようございます。今日も日曜日、いつもどおりプリキュアの話から書きます。

まず、不思議な赤ちゃん・はぐたんが今日、初めての「つかまり立ち」をしました。さっそくプリキュアたち、写真撮ってましたね、はい。

それから、今日から若宮アンリくんが登場です。ほまれちゃん=キュアエトワールのスケート仲間で、モスクワに行っていっしょにシニアのスケートに挑戦しようと誘いにきたわけですが・・・。で、このアンリくん、日本人とフランス人のダブルで、レディースものの服を着ても似合う「かわいらしいスケート王子」という設定になっています。

さて、アンリくんははなちゃん=キュアエトワールたちに、「ほまれと君たちは住んでいる世界がちがう。しばらないで」と言います。要するに、自分といっしょにモスクワでトップレベルのスケートを学ぼうと言いにきたわけです。

また、アンリくんははなちゃんに「頂点を目指す人にしか見えない世界がある。じゃましないで」とも言います。はなちゃんは「困っているから放っておけない。(ほまれちゃんの)夢を応援する」と言いますが、アンリくんは「(ほまれちゃんは)がんばれと言われなくてもがんばる。そんな応援は重荷だし、無責任だ」とも言います。

アンリくんの誘いを聴いて、ほまれちゃんは当然、迷います。ほまれちゃんは足のケガで飛べなくなって、いったんはあきらめたスケートにいま、再チャレンジしている。だからモスクワで一流のコーチのもとでトレーニングをしようという誘いもわかる。でも、再チャレンジしようという気持ちになったのは、はなちゃん、さあやちゃん=キュアアンジュやはぐたんといっしょに居たから。

いまは「みんなやさしくて困る」というのが、ほまれちゃんの正直な気持ち。でも、そんな仲間といるなかで、ほまれちゃんのアスパワワは増えていく・・・。

そこで、ほまれちゃんはアンリくんとはなちゃん、さあやちゃんを連れてスケートリンクに行き、「見せたいものがある」といって、自分の演技を見せ始めます。その演技には、さあやちゃんのお芝居でやっていた「天使の羽」が見えるようなものがあったり、きれいな花が咲いているイメージのものがあったり・・・。さらにほまれちゃん、ジャンプにチャレンジして転倒してもあきらめない。また、そういうほまれちゃんの姿を一生懸命応援するはなちゃん。そして、ほまれちゃんはとうとうジャンプに無事に成功して、はなちゃん・さあやちゃんと3人で氷上で抱き合います。

一方「も~渋滞なんて大嫌い」とか言いながら、クライアス社から課長のパップルがやってきます。渋滞途中の人々のイライラを集めて、パップルはオシマイダーを発注します。これを倒すためにはな・さあや・ほまれの3人は変身してプリキュアになり、オシマイダーを倒すわけですが。その3人が変身してたたかっている姿を、このアンリくんが見てしまいます。

あと、パップルは「渋滞なんて無駄な時間」と言って攻めてくるわけですが、キュアエトワール(=ほまれちゃん)は「無駄な時間なんてない。仲間と過ごす時間、赤ちゃんと過ごす時間がいとおしい。そういう時間が自分を輝かせる」と言います。そのとき、キュアエトワールから新たなミライクリスタルが生まれ、パワーアップしてました。先週のキュアアンジュのパワーアップに引き続き、何かプリキュアたちが自分の正直な思いに気付いたとき、ミライクリスタルが生まれるようですね。

ラストの場面ですが、「負けたよ。前の正確なスケートもよかったけど、今の気持ち溢れるスケートも悪くない」とアンリくんはほまれちゃんに伝えます。また、なぜかアンリくんははな・さあや・ほまれの通う中学校に転校してきます。その上で「(自分も)プリキュアやってみたい」と、ちょっと意味深なことをほまれちゃんに伝えます。このアンリくん、今後、どういう役回りをするんでしょうか? もしかして、はじめての男の子からプリキュアになる存在だったりして・・・??

一方、アンリくんに「応援するだけって無責任だ」と言われたはなちゃんは、ほまれちゃんの飼い犬・モグモグの散歩を手伝うと言います。その散歩の途中、「応援だけならだれでもできる」と言われたことをずっと考えていたはなちゃんですが、ふと、きれいな本を拾います。その本の持ち主がすぐに現れるのですが、なんか感じの悪いオッサンで、このオッサンが「楽園の話、美しい物語、でも長く続かない」みたいなことを言うわけですね。この感じの悪いオッサンの存在も、今後のプリキュアの物語とどうつながっていくのでしょうか・・・?

あと、予告編を見ると、次週はハイキングに行って、不思議な美少女に会う様子。この美少女の存在も、今後の物語と何かかかわってきそうですね。

ちなみに、アンリくんが転校生として現れた場面の後ろに、そのハイキング参加者募集のポスターが貼ってありました。今回はこういうかたちで次週へ細かく話をつないでみたり、あるいは先々の話の伏線を張っている回のようにも感じました。



今日(3月18日)のプリキュアの話です。

2018-03-18 09:21:59 | プリキュア話

おはようございます。今日も日曜日ですので、いつものプリキュアの話から書きますね。

まず、今週は薬師寺さあやちゃん=キュアアンジュが中心の回でしたね。さあやちゃんの母は大女優・薬師寺れいら。れいらさんはいま、化粧品かなにかのCMにもバンバンでているようです。また、さあやちゃんが学校から帰ると、お父さんが激辛カレーつくってました。もしかして、さあやちゃんの父は専業主夫ですかね??

さて、さあやちゃんですが、かつてはCMの「野菜少女」として子役もやっていました。でも、今はお芝居を続けるかどうか迷っている様子。オーディションを受けるたびに、大女優の母のことを何かと言われるので、その都度、思うように芝居ができず…。「本当に自分が女優になりたいのかどうか?」について迷っているようです。

そんなさあやちゃんのところに、「野菜少女」のCMのときにネギ役だった一条らんせが現れます。次の地上に舞い降りた天使役のオーデションのときには、絶対に負けないと伝えにきたわけですね。

そしてさあやちゃんは、はなちゃん(=キュアエール)やほまれちゃん(=キュアエトワール)に、正直に芝居を続けたいのかどうか迷う気持ちを伝えます。その上で「自分の気持ちを知りたいから、天使役のオーディションを受ける」とも言います。

そんなさあやちゃん、やっぱりオーディション会場で一条らんせが「この子の母親は大女優の薬師寺れいら」という話をして、プレッシャーをかけます。固まってしまったさあやちゃんの気持ちをほぐそうと、はな・ほまれの2人はキャビンアテンダントの衣装を来て、別のお芝居のオーディション会場に間違えてきたふりをしてやってきます。

一方、プリキュアたちの敵・クライアス社ですが、課長のパップルが「彼氏とデートするから」といって、バイトのルールーちゃんにプリキュア攻撃を任せます。ルールーちゃんはコンピューターでプリキュアの動きを解析し「99%勝てる」と計算して、攻撃をしかけます。その攻撃をするときに、一条らんせのさあやちゃんへの嫉妬心からトゲパワワを吸い取り、「オシマイダー」を発注します。

ルールーちゃんの分析あって、今回のオシマイダーは的確にキュアエール、キュアエトワールの弱点をついて、倒しにかかります。その後「一番弱い」とルールーちゃんの分析では言われたキュアアンジュに、オシマイダーは攻撃をしはじめます。そして、一度はキュアアンジュ、追いつめられます。

でも、キュアアンジュは「あきらめない」「(エール、エトワールの)ふたりを守り隊気持ちはだれにも負けない」「天使の中には強さもある」といって、今まで使ってきた技を一段とパワーアップさせて、最終的にはオシマイダーを追い払い、辞めさせてしまいます。

ラストの場面ですが、結局、一条らんせは次の舞台では小悪魔役に。さあやちゃんは自分の気持ちを込めすぎて、台本から離れた台詞を言い過ぎたせいで、今回のオーディションには落ちます。

でも、さあやちゃんは、はな・ほまれのふたりにオーディションを受けてよかったと伝えます。これからも「自分の気持ちを見つめたい」「私だけの光を見つけたい」とさあやちゃんが言ったときに、プリキュアに変身をするときに使うミライクリスタルの輝きが増しました。どうやら今後、プリキュアたちがひとつひとつの課題をクリアして、より深く自分の気持ちを見つめられるようになったときに、ミライクリスタルが光り輝くようですね。たぶん、その輝きが一定レベルに到達するのが夏ごろで、その頃には新アイテムの登場もしくはプリキュアの技のバージョンアップが図られるのではないかと・・・。

そして、3人で話をしているときに、なぞのイケメンがやってきて、急にほまれちゃんに抱きつきます。次週の予告編を見ると、どうやらほまれちゃん(=フィギュアスケートの選手)をモスクワに連れて行きたいと考えている「スケート王子」だそうで・・・。

ということで、今日のプリキュアの話、おわりです。


「劇場版映画プリキュアスーパースターズ」を見ました。

2018-03-17 19:10:54 | プリキュア話

こんばんは。つい先ほど映画館から帰ってきました。

今日からいよいよ、劇場版映画の「プリキュアスーパースターズ」が公開ですので。

それでですね、1つめの画像が「HUGっとプリキュア」の3人組のクリアファイルのセット。2つめが今日見てきた映画プリキュアスーパースターズのパンフレットです。

いや~。ほんと、劇場版映画のプリキュアって奥が深いですね~。

なにしろ、基本的にはお子さま向けアニメですから、お子さまが見て喜ぶような展開でなきゃいけません。

でも、お子さまを映画館に連れてきて、いっしょに見ているおとなの鑑賞にも耐える作品にしていなければ、70~80分間、つきそいのおとなたち、しんどいです。

そこで、毎年毎年きっちりと3月と10月の劇場版映画で、東映アニメーションのプリキュア制作陣は、「このお子さまとつきそいのおとな、両方が楽しめる映画づくり」という難しい課題にチャレンジして、一定レベルをクリアしつづけているわけですわ。このことって「ほんと、すごいわ~プリキュア制作陣」って思います。

それから、たった70~80分間の劇場版映画のなかで、今回だと主役のキュアエールが、幼さ満開のただのドジっ子から、「おとなへの道」を歩きはじめる人に「成熟」するんですよ。これもまた「深い話やな~」っておもいます。

そして、そのキュアエールが「おとなへの道」を歩きはじめるようになるためには、「成熟のための喪失」という課題を達成するためのプロセスがあるというのか・・・。

○幼さの残る自分自身との決別。あるいは、幼い頃に未解決だった自分自身の課題との対峙。

○その自分自身の課題との対峙のプロセスで起きてしまう、誰かとの悲しい別れ。

○その誰かとの悲しい別れのプロセスをくぐりぬけたあと、「それでもなお、自分が未来に向けて大事にしたい何か」を見つけること(今回の映画でのキュアエールの場合、美しい花でいっぱいのお花畑と、そこに居る不思議な赤ちゃん・はぐたん)。

○そして、このプロセスのあいだ、常に自分といっしょに過ごしてくれる「仲間」が居るということ(今回の映画でのキュアエールの場合、それは他のプリキュアたちですが)。

とまあ、これだけの見せ場をつくってくれるわけですね。

いや~ラストの場面で、一方で大事な誰かとの別れに涙を流しながら、でも、にっこり笑って、お花畑にいる不思議な赤ちゃん・はぐたんを抱きかかえようとするキュアエールの姿。そんなキュアエールにそっと寄り添う仲間のプリキュアたち。「深いなぁ~。こうやって、この子たち、おとなになっていくんだね・・・」って思って、思わず涙でてしまいました、ははは・・・。

ということで、一度、お子さま連れでなくても、映画館に足を運んでプリキュアの映画、見てください。ほんと、お子さま向けアニメの作りをしながらも、奥が深いですから。

 


今日で7年目の「3.11」ですね。

2018-03-11 09:35:19 | 私の「仲間」たちへ

あらためまして、おはようございます。

今日で7年目の「3.11」ですね。

東日本大震災で亡くなられた方々。

それから、震災後の各地での暮らしや福島第一原発事故での避難生活のなかで、今もなおつらい思いをされている方々。

そして、各地での復興や、福島第一原発事故への対応に全力で取り組まれている方々。

こうした方々のことに思いをはせながら、今日は一日、静かに過ごしたいと思います。

森友文書問題をはじめとして、ここ数日、政治情勢がなにかと緊迫して、アタマがくらくらするような状況でもあるのですが・・・。また、今の政治に対していろいろと腹立たしいこと、「こんな政権を続けていていいのか?」と思うことも多々あるのですが・・・。

でも、今日だけは東日本大震災のこと、福島第一原発のことに思いをはせて、少なくとも私だけは静かに過ごしていたいと思います。

それが「人として」最低限、わきまえておくべき「礼儀」かな、と思うので。


今日(3月11日)のプリキュアの話です。

2018-03-11 09:32:14 | プリキュア話

おはようございます。先ほど今朝のプリキュアを見ました。

いや~作品のなかで遊んでますね~東映アニメーションのプリキュア制作陣。

まず、先週プリキュアを倒せなかったクライアス社の係長・チャラリート。失敗の報告をきちんとしなかったということで、今週から会社に机といすがなくなりました。

そのかわりに、チャラリートの上司・パップル課長が今週からバイトのルールーちゃんとコンビを組んで、プリキュア退治に乗り出してきました。

このパップル課長というのが、なんとまぁ、平野ノラ風のバブル期の女性キャラなんですわ。ケータイ持って「しもしも~」と話をするし、大きな扇子もってるし、プリキュア退治の場所までの移動がタクシーで、タクシー代は全部「クライアス社に請求書まわしてね」って感じですし・・・。

まずは、こんなところで「プリキュア制作陣、遊んでるな~」と思ってしまいました。

それから、今週からいよいよ、キュアエール(はな)・キュアアンジュ(さあや)・キュアエトワール(ほまれ)のプリキュアたち3人での動きが始まります。また、今年のプリキュアはどうやら「お仕事」がテーマですね。

そうそう、キュアエトワールの姿のときも、普段のほまれちゃんのときも、なんか中学生にしてはものすご~く彼女「おとなっぽい」ですね。また、前作・キラキラプリキュアアラモードのキュアショコラみたいに、ほまれちゃんには「タカラヅカ男役でもいけるかな~」って感じのかっこよさもあります。でも、ほまれちゃん、はぐたん見たらメロメロ・・・って感じです。

さて、今日は不思議な赤ちゃん・はぐたんを連れて3人でお散歩に出ようということで、はな(キュアエール)の父親が店長をやっている巨大ホームセンターへ行くところから話がはじまります。そのホームセンター内の花屋のバイトが休んだから、そこから3人は花屋の手伝いをはじめます。で、お約束通り、はなが店を水浸しにして失敗して、お客さんに叱られたり・・・という場面がでてくるわけですけどね。

一方、はなたちが花屋の手伝いをしている間、はぐたんはイクメン風に変身した妖精ハリーが面倒見ていました。ですが、ハリーが鉢植えの花を見ているあいだに、はぐたんが興味あるものや人にすぐについていって、迷子になってしまいます。そのはぐたんを探しに行ったハリーも迷子になって、迷子センターで泣いている・・・というお笑いの場面もでますが。そして、迷子になっているはぐたんを、店長のはなの父親が見つけます。

そんな店長姿の父親に、はなは「パパのお仕事たいへんね」と声をかけるのですが、パパは「自分たちの仕事が、誰かの未来の幸せをつくっているんだ」と語ります。そこではなは「フレフレ、パパ!」と言うわけですが。

一方、はなたちがお客さんに叱られたときにかわりに謝った花屋の店員・咲田さんに、パップルはトゲパワワを見つけます。そのトゲパワワから食虫植物のオシマイダーをつくります。このときに「しもしも~」といって、パップルはケータイでオシマイダーを発注するわけですが。でもまあ、はなたち3人はすぐにプリキュアに変身して、オシマイダーを倒すわけですけどね。

ただ、パップルはこのときプリキュアたちに、自分たちのクライアス社はこの世の中から未来をなくすために、ミライクリスタルホワイトを手に入れるのが仕事だと言ってました。これが今年のプリキュアのひとつの流れですね。

そしてラストの場面で、雑誌記者をやっているはなの母親がホームセンターを訪れます。そしてはなたちのお仕事体験記を、自分が書いているタウン誌に連載するという話もします。こちらも、今年のプリキュアの物語をつくっていくもうひとつの流れですね。

あと、花屋で花束を持っているさあや(キュアアンジュ)の姿を見て、「どこかで見た記憶がある」とはなが思い出すのですが。ラストの場面で、はなの母親が「野菜少女のさあやちゃん」と気づきます。どうやらさあやちゃん、子役でテレビCMに出ていたようですね。このさあやの子役体験の話が、次の回につながるようです。

まあ、こんな感じで、今年のプリキュアの物語の流れが見えたのが、今日の放送分でした。でも、プリキュアの制作陣、ほんと「遊んでるな~」って思いましたね、今回は。

そうそう次の土曜日、3月17日から、劇場版映画のプリキュアが公開です。もちろん見に行きますけど、今日もオープニング、エンディングが劇場版映画モードになってました。


拙著『新しい学校事故・事件学』出版から1周年を迎えました。

2018-03-10 18:58:42 | 本と雑誌

おかげさまで拙著『新しい学校事故・事件学』(子どもの風出版会、2017年)の出版から、ちょうど今日で1周年を迎えました。

この間、拙著を読んでいただいたみなさんに、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。

今日も午前中、神戸の元町である研究会に出ていたのですが、そこに居られた退職教員の方に「おもしろかったです」と言っていただきました。特に重大事故・事件発生後の学校・教育行政と遺族・家族の関係、そこにからんでくる他の保護者や地域社会の人々の思惑等々に関心を持った・・・と、その方は言っておられました。また、そういう関係する多種多様なおとなの思いをどうやって「亡くなった子どもや深く傷ついた子ども、周囲にいた子ども」に向けていくのか、それを誰が担うのかということについても、その退職教員の方は深く関心をむけられたようでした。これらのことは全部、拙著で「事後対応」の課題として論じたことばかりです。なので、このような感想をいただけると、ほんとうにうれしいです。

さて、引き続き今後も積極的に初版分が全て売切れるまで、講演会や学習会の場等々を通じて、私自身も各地で地道に売っていこうと思います。また、すでにお買い求めいただいたみなさん、読んでいただいたみなさんも、お近くの方にぜひ「この本、いい本だよ~」とおすすめいただけるとありがたいです。お近くの公共図書館などに置いていただけるよう、リクエストを出すことも大歓迎です。今後とも販路拡大へのご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

亡くなった子どもや深く傷ついた子どものこと、また、そのご遺族やご家族のことを思うと、過激なタイトル(たとえば『ブラック〇〇』とか)をつけて売り込むようなことはしたくない。特に亡くなった子どもとその遺族のことを思うと、静かに、その子どもたちのことを偲ぶような作りの本にしたい。

でも、学校での我が子の事故や事件で困ったときに、どこかで保護者の誰かがこの本を手に取って、読んでほしい。あるいは、自分の勤務校で起きた事故や事件の対応に苦慮する教職員、教育行政の職員などが、この本を手にとって読んでほしい。

そんな思いから、編集者の方と相談しながら、あえて静かに、おだやかなタイトルや表紙などにあえてつくってみました。ずっとさりげなく、ほんとうにつらい思いをしている方のそばにおいていても、静かに、違和感なく残り続けるような、そんな本に仕上げています。

このような次第で、手に取って読まれたみなさんから、別の誰かのところへ。静かに、じわじわと、この本のことが知られていき、1冊1冊、売れて行くのが望ましい本だなあって思っています。

今後とも、拙著のこと、みなさんどうぞよろしくお願いいたします。




ほんと、アタマが痛くなる・・・。

2018-03-09 21:07:26 | 国際・政治

なんか今日の午後からの佐川国財庁長官辞意表明とか、それに関する夜の麻生財務大臣の会見とか・・・。

あるいは、そこに至るまでの財務省の森友問題関連文書の「書き換え」(改ざん?)問題に関する政権側の対応とか。

そういうのを見ていると、どうしても私、学校事故・事件に関する従来の教育行政や私学の設置者が行ってきた「危機管理」と、「どこか似てるなあ」って思ってしまうんですよね。

要するに「徹底的に調査を行った結果、こことここに問題がありました。その結果をここに正直にご報告させていただきます。国民のみなさんの信頼を損なう結果になり、たいへん申し訳なく思います。ごめんなさい。つきましては、関係者に謝罪させ、厳正な処分を行うとともに、今後の再発防止策についてはかくかくしかじかを行います」というタイプの「危機管理」が、全くといっていいほど「できない」。言うまでもなく、本来、あるべき「危機管理」って、こういうかたちだと私などは思うわけですが・・・。

そのかわりに、「できるだけ事実をオープンにせず、人々の記憶が薄れるのを待つ」「その間、別の話題に人々の関心をそらせる」「その話題に人々の関心が集まってきたら、たいした問題ではないように言うか、自分たち以上に別の誰かが悪いように言う」「そういう自分たちの危機対応に援護射撃をしてくれる勢力を日頃から育てておく」「いよいよやばい段階に来たら、屁理屈でもなんでもいいから自分たちの都合のいい説明をして、それにあうように書類をつくる」「最悪、責任を問われるような事態が来たら、最末端の人から順にとかげのしっぽ切りをする」等々。

いま、ちょうど森友問題関連文書のこととか、今日の佐川長官辞意表明のこととかで現れている政権側の対応って、こんな感じですよね。

そして、こういう今の政権側の対応って、これまで学校での重大事故・事件発生時に「危機管理」と称して、教育行政とか私学の設置者がやってきたことと、どこか似てませんか?

このところ私は学校事故・事件の事後対応問題について、「危機管理とこころのケアを疑え」と思うことが多々あるんですけど、なんかこんな感じで「危機管理を疑うってことは、学校事故・事件の問題を越えて、いろんな場面にも通じる問題やな~」と思い始めてます、ほんとに。たぶん、日本の行政権力のあり方に関わる何か本質的な問題の部分で、どこかに共通するものがあるような気がしています。

まあそんなわけで、ツイッターとかニュースとかでこの問題に触れていると、だんだん「アタマ痛いわ~」って感じになってきました。なので、しばらくの間、どうしても「アタマ痛いわ~」ってときは、アニメ(プリキュアかラブライブか)とお花と本の世界に逃避します。


昨日(3月4日)のプリキュアの話です。

2018-03-05 09:45:38 | プリキュア話

昨日書けなかったプリキュアのこと、書いておきます。

なにしろ昨日は公教育計画学会の研究集会で、日帰りで東京学芸大学まで行ってましたので・・・。

さて、昨日の放送分からいよいよ、黄色のプリキュア・キュアエトワールが登場です。まあ、例のフィギュアスケートでケガをしたあと、ずっと立ち直れないでいる輝木ほまれですけどね。また、先週分でははな(キュアエール)・さあや(キュアアンジュ)たちの姿を見て、一度はほまれもプリキュアになりたいと願ったわけですが、そこで飛び込めずになれなかったという経過もあります。

そんなほまれを、今回はまず、はな・さあやが「手伝って」と誘い出します。何の手伝いかというと、ハムスターの人間の姿(=イケメン風)になったときの妖精・ハリーの出すお店の商品展示ですね。「女の子が居心地よくて、喜びそうなものをいっぱい並べた店」というのがハリーのお店のコンセプトだったようですが、ほまれのアイデアで素敵な店ができあがり、繁昌します。

そこで久々に、ほまれは笑顔を見せます。そしてはな・さあやに「なぜ自分を誘ったのか?」と聴きます。はなはプリキュアになるとかは別として、仲良くなりたかったからというのですが、ほまれは「放っておいて」と言って、はぐたんを連れて出てしまいます。

ここで昨日、フェイスブックで紹介した名場面が出るわけですね。イケメン風になっているハリーが、「もう十分がんばっている子に、がんばれって言うのは酷」という話をすると、はなは「応援するって難しい、でも、放っておけない」といって、さあやを連れてほまれを探しに出ます。

一方、はぐたんを連れ出したほまれも「応援されているのにきついこと言ってしまった」「もう一度あの頃(=スケートをしていた頃)にもどりたい」と思い始めています。

そんなほまれにおいついたはな・さあやですが、はなは「自分はお子ちゃまだから。でも、ほまれにはできないことができる。ほまれちゃんはどんな自分になりたい?」と語りかけます。ほまれははなに「あんたみたいになりたい」と話したりもします。ここで、今年のプリキュアのテーマである「なりたい自分になる」という話が出てくるわけですね。

さて、プリキュアたちがこんな会話をしている頃、敵・クライアス社では係長・チャラリートが上司・リストルに呼び出されています。どうやらチャラリートがプリキュアを倒せなかった報告を上司にしていなかったことを、バイトのルールーちゃんに報告されてしまったようです。ルールーちゃんは「ホウ・レン・ソウ」と規則が大事な子なので。そしてもう一度、チャラリートはプリキュアを倒す約束をして、街に出ます。

そのチャラリートが目をつけたのが、ほまれ。ほまれをビルの壁に縛り付けて、「ジャンプできない、飛べない、輝けない、未来がない・・・」という気持ちを吸い取った上で、チャラリートは「でかい夢ほどなくしたときの絶望がでかい」と言って、怪物オシマイダーをつくり出します。そこへはな・ほまれが到着して、キュアエール・キュアアンジュに変身。ほまれの未来を取り戻すために、「私たちは絶対にあきらめない」といってオシマイダーとたたかいはじめます。

そういうキュアエール・キュアアンジュの姿をみて、ほまれは「こわい、でも…。私はもう一度とびたい、輝きたい」と思い始めます。そんなときに、はぐたんのおでこが光って、プリキュアに変身するためのクリスタルが現れます。

「もう自分から逃げない!」と言って、ほまれがそのクリスタルをつかもうと自分から跳んだとき、ほまれは力のプリキュア・キュアエトワールに変身します。

キュアエトワールは「この怪物は私が倒す」というのですが、キュアエール(元気のプリキュア)・キュアアンジュ(知恵のプリキュア)が「ここからは私たち仲間で」といいます。そして、キュアエール・キュアアンジュに「とべ、エトワール!」とアシストされて、オシマイダーを倒します。

それにしても、来週からチャラリートはどうなるんですかねえ? 自分も「おしまいだ・・・」といって、チャラリート、消えて行きましたが・・・。

ラストははぐたんを抱っこしながら、ほまれ・さあや・はなが「いっしょに居てくれてありがとう」とかいって、会話している場面。ここでお互いの呼び方が「ほまれちゃん」とか「ちゃん」づけでなく、「ほまれ」「はな」のような名前で呼び合う関係になります。そして、はながなぜか調子にのって、小川に落っこちるところで今回は終わりですね。

これでようやく、3人のプリキュアがそろいました。また、どうやら「なりたい自分になる」というのが今年のテーマのようで、来週の予告編では、プリキュアたちが何か他の店のお手伝いに出かける様子。エンディングのテーマを聴いてみても、いろんな職業を夢見る女の子の気持ちを歌っていたりもします。去年のプリキュアがお菓子づくりを中心に「食べること」がテーマだとしたら、今年のプリキュアは「お仕事、働くこと」がテーマのようですね。

ということで、昨日のプリキュアの話、終了です