できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日(4月28日)のプリキュアの話です。

2019-04-28 12:31:27 | プリキュア話

こんにちは。気づけばもうお昼ですねえ。朝からプリキュアを見て、いままでゴロゴロしてました。

では、今朝のプリキュアの話、いつもどおり書いておきます。今日も日曜日です(笑)

今回放送分のプリキュアは、実に「奥が深いな~」って思いました。惑星サマーンからやってきたララちゃん(キュアミルキー)が、先週の放送分から地球上で過ごしてもいいことになりました。そこで今週から「羽衣ララ」という名前で、他のプリキュアたちといっしょに学校に通い始めます。その学校に通い始めるなかで起きる出来事と、それへの対応を通じてのララと他のプリキュアたちとの関係の深まりが、今回のテーマになるのですが…。

それがまぁ、なんと「AI全盛の時代の学校が子どもたちにはたす役割」みたいなことを考えさせるような、そんな展開になるんですね。なにしろララちゃんが生まれ育った星では、ずっと子どもたちがAIに頼り切りで生活するのが常だったわけですから。今回はこのテーマに見どころを絞り込んで、コメントを書いておきます。

まず、地球で暮らせるようになって何がしたいか尋ねられたララちゃんは「学校に通いたい」といいます。先週登場した映画監督のアブラハムさんが手続きをして、ひかるちゃん(キュアスター)たちのいる学校にララちゃんも通い始めます。でも、そのときにララちゃん、左腕の手袋を置いていきます。その手袋にはAIがセットされているのですが。

実際にララちゃんが学校に通ってみると、エレナちゃん(キュアソレイユ)やまどかちゃん(キュアセレーネ)とも顔見知りということで、「あの転校生ってなに?」と周囲の生徒たちに思われたりもします。「海外からの転校生」として紹介されたので、「どこの国?」と聴かれたりもします。

ララちゃんにとっては、学校で見るもの聞くこと、経験することすべてが「不思議」に思えます。それこそ、ひかるちゃんたちが2ケタの計算を暗算でやっていること自体が、ララちゃんには不思議です。なにしろ自分の生まれ育った星では、何かわからないことがあるとすべてAIが答えてくれるから。そんなララちゃんに、ひかるちゃんは「学校ってわからないことを学ぶところ」と伝えます。

でも放課後の教室の掃除の場面で、タツノリくんからモップを渡されて部屋をきれいにするように言われて、ララちゃんは「そうじの仕方がわからない」と思い、戸惑って、ひとりで家(=といっても宇宙船)に帰ってしまいます。

その翌日、ひかるちゃんが迎えに行くと、今度はララちゃん、手袋をはめてAIも学校に持っていきます。そのために学校での失敗は少なくなったのですが、でも、その様子を見て、逆にひかるちゃんは心配になります。そこで「学校、楽しかった?」とひかるちゃんが聞くと、ララちゃんは「AIのおかげで失敗しなくなった。(プリキュアの)みんなに迷惑かけたくない」と。ひかるちゃんは「失敗してもいい」というのですが、ララちゃんは「みんなが変な目で見るから…」と返します。そこでひかるちゃんはエレナちゃんたちに連絡をとり、休みの日の学校にララちゃんを呼び出して話をします。

ララちゃんは「学校に来たらみんなと同じことをしたい。地球ではちゃんとしないと」というのですが…。ひかるちゃんは「どうして学校に行きたいと思ったの?」とララちゃんに尋ねます。そうすると「みんなと楽しく過ごしたかった」と。ひかるちゃんはそれを聴いて、自分も「ララを友だちみんなに紹介できるのがうれしい。最初の日直をいっしょにしよう」という話をします。

そこへ敵・カッパードが現れます。カッパードは通りかかったタツノリくんのイマジネーションを使って、自分の持っていた道具をサーフボードにして、それを武器に攻撃をしかけます。タツノリくんはどうやら、ララちゃんに無理なこと言い過ぎたと反省していた様子。そのネガティブなイマジネーションから、カッパードは武器を創り出したようです。そしてカッパードは「こんな建物がなんだ」と、学校を壊そうとします。

一方、キュアミルキーに変身後のララちゃんはカッパードに対して、「私の知らない世界がたくさんある。もっと知りたい。日直をやりたい。だからこの学校を守る」と言います。まあ、ここからはミルキーショックを出して、サザンクロスショットへと、プリキュアたちの技を出してカッパードを追い払います。

ラストのシーンですが、ララちゃんは何か話すときに語尾に「ルン」というのですが、タツノリくんから登校時に「ルンって言ってよ。その方が好き」と言われます。また他の生徒たちからも「おはよう、ルンちゃん」って声をかけられます。この日がララちゃんのはじめての日直の日で、やっぱりAIをはずして登校していたようです。

まあ、こんな感じで、異星人ララちゃん=キュアミルキーの地球の学校初体験の話が済んだわけですが…。でも、今回の話。「どれだけAIが発展した社会になったとしても、子どもたちは仲間を求めて、仲間とかかわれる場所がほしい」ということ。また、「仲間とのかかわりのなかでしか経験できない、学べないこともある」ということ。そして「AIがどれだけ発展したとしても、子どもたち自身がいろんな経験を通して、身に付けていくべき力がある」ということ。そういうことを、プリキュアの物語を通して語っている感じがしました。ちょうど先日、全学FD研修でAIとデータ科学の発展に関する話を聴いたところだったので、仕事の話とプリキュアの話がうまくつながった感じで、「今年もプリキュアは奥が深い…」と思わずうなってしまいました。

ということで、今日のプリキュの話はおわりです。

次回はいよいよエレナちゃんの家族、特に兄弟姉妹の話ですね。こちらはこちらで、「子どもの日」放送分っぽい話になるのかな~と期待しています。


最近読んだ本をまとめて紹介(2852冊目~2871冊目)

2019-04-27 16:10:48 | 本と雑誌

またまだ、最近約1か月ほどの間で、20冊読みました。いつもどおり本のタイトルや著者名だけですが、ここで紹介しておきます。

2852冊目:加藤政洋『大阪―都市の記憶を掘り起こす』ちくま新書、2019年

2853冊目:井上章一『大阪的 「おもろいおばはん」は、こうしてつくられた』幻冬舎新書、2018年

2854冊目:北澤孝太郎『「場当たり的」が会社を潰す』新潮新書、2019年

2855冊目:水島広子『「毒親」の正体 精神科医の診察室から』新潮新書、2018年

2856冊目:橋本治『父権制の崩壊あるいは指導者はもう来ない』朝日新書、2019年

2857冊目:内田樹・鳩山友紀夫・木村朗『株式会社化する日本』詩想社新書、2019年

2858冊目:佐藤健志・藤井聡『対論「炎上」日本のメカニズム』文春新書、2017年

2859冊目:半藤一利『日本型リーダーはなぜ失敗するのか』文春新書、2012年

2860冊目:浅川晃広『知っておきたい入管法 増える外国人と共生できるか』平凡社新書、2019年

2861冊目:大阪大学COデザインセンター監修『対話で創るこれからの「大学」』大阪大学出版会、2017年

2862冊目:木下ちがや『「社会を変えよう」といわれたら』大月書店、2019年

2863冊目:藤井聡『〈凡庸〉という悪魔 21世紀の全体主義』晶文社、2015年

2864冊目:鷲田清一『濃霧の中の方向感覚』晶文社、2019年

2865冊目:高嶋幸太『日本語で外国人と話す技術』くろしお出版、2018年

2866冊目:小森陽一編著『「ポスト真実」の世界をどう生きるか―ウソが罷り通る時代に』新日本出版社、2018年

2867冊目:シャンタル・ムフ(山本圭・塩田潤訳)『左派ポピュリズムのために』明石書店、2019年

2868冊目:岸政彦・北田暁大・筒井淳也・稲葉振一郎『社会学はどこから来てどこへ行くのか』有斐閣、2018年

2869冊目:朝比奈なを『置き去りにされた高校生たち 加速する高校改革の中での「教育困難校」』学事出版、2019年

2870冊目:豊田直巳『フォト・ルポルタージュ 福島「復興」に奪われる村』岩波ブックレット、2019年

2871冊目:北野秋男・下司晶・小笠原喜康『現代学力テスト批判 実態調査・思想・認識論からのアプローチ』東信堂、2018年



今日(4月21日)のプリキュアの話です。

2019-04-21 22:20:00 | プリキュア話

なんかここ2~3日、後頭部や右の首筋~肩~腕とダルい感じで、パソコン前に座るのがちょっとおっくうになっています。

ただ、忘れちゃいけないですね…。

今日も日曜日なので、いつものとおり今朝のプリキュアのこと、書いておきます。

ところで、このところマンガ学部、特にアニメーション学科の授業支援に仕事で取り組んでいる関係上、プリキュアを見ていても、なんだか今までとはちがった視点を加えて見てしまいますねえ。特に、エンディングのうたのところで流れる制作スタッフさんたちの名前を見るたびに、「ああ、ここにうちのアニメーション学科の卒業生の名前が入るようになるんだな~(そうなったら、いいな~)」なんて思いながら、ついつい見てしまいます。

それはさておき、今日の見どころですが、大きく4点になります。

(1)先週ラストに登場した「謎の男」は、「有名映画監督」のかっこうをした宇宙星空連合の調査員だった。

先週のラストの場面で、プリキュアたちの動きがまどかちゃん(キュアセレーネ)の父親に見つかってしまいます。前々から書いているように、まどかちゃんの父親は、政府の宇宙人対策(=宇宙人追放)の責任者です。

そこへ映画撮影用のカメラをもった謎の男が現れるところから、今週の物語が始まります。この謎の男は、有名映画監督のアブラハムさん。彼は、いまのプリキュアたちの動きや宇宙船の存在は、自分の撮っている映画の特撮効果だと言います。プリキュアたちもその話に乗りかかって、「自分たちはその映画に出るんだ。役者なんだ」と言って、なんとかその場を切り抜けます。

まどかちゃんの父親が去ったあと、アブラハムさんは自分の正体を明かします。彼はミニチュラ星人で、地球上では自分の正体がばれないように映画監督をしていること。もともとは地球の調査をして記録を取るために映像をとっていたら、そのまま映画監督になったこと。そして、アブラハムさんは宇宙星空連合の調査員でもあるので、ララちゃん(キュアミルキー)たちの正体が地球人に見つかった以上、1週間以内に来る宇宙船で自分の星に帰らなければいけないこと。なにしろ宇宙星空連合の法律違反だから…と。そういう話をするわけですね。

(2)成り行き上プリキュアたちの映画撮影がはじまってしまう。

ただ、そこでプリキュアたちは「映画はどうなるの?」という話をします。アブラハムさんがその場を切りぬけるために、まどかちゃんの父親に「映画撮影をしている」と言い、なんと、その場でまどかちゃんの父親が電話したもので、総理大臣にまでその話が伝わってしまいました。

「ララのことを見逃してほしい」というプリキュアたちの思いをくみ取って、ここからプリキュアたちがアブラハム監督のもとで映画撮影をはじめます。そのストーリーは、羽衣を着た天女さんがいつか星空の世界に帰るというもの。ララちゃんがその天女で、他のプリキュアたちは天女を守る忍者等々の役です。

ただ…。実際に映画撮影がはじまると、ドタバタです。まず、ララちゃんは地球の文字が読めないので、全部AIに翻訳して教わったと。まどかちゃんは自分の父親が撮影現場を見ているので、緊張してセリフをまちがえる。そしてひかるちゃん・ララちゃんともにセリフは棒読み、アクションシーンでも失敗してしまいます。プリキュアたちは「もう失敗できない。このままだとララが送り返される…」と思い始めます。

そして、ラストの天女が星空の世界に戻るシーン。ここで天女役のララちゃんに対して、忍者役のひかるちゃん(キュアスター)が、「さよならなんて絶対いや」と、セリフにはない思いを話し始めます。ララちゃんも「ずっといたい」と。アブラハム監督は台本どおりではないけど、そのまま撮影を続けます。

(3)ノットレイダーたちの力がまた強くなる。

そのとき、プリキュアたちの持っているペンダントが反応します。ノットレイダーたちが撮影現場にやってきたのです。今回はアイワーンが「イマジネーションを塗りつぶす」といって、パワーアップしたダークペンを持ってきます。そのカラーペンは、ノットレイダーたちの主・ダークネストが「さらなる力を」「プリンセスの力を集めよ」といって、自分のしもべたちに与えたものでした。

アイワーンはそのダークペンの力で、アブラハム監督をノットリガ-にして、映画のフィルムでプリキュアたちをぐるぐるまきにして動けないようにしてしまいます。しかしプリキュアたちは「あのシーンの続きを見せてあげよう」と言って、4人の合体技・サザンクロスショットを出して、そのピンチを切り抜け、アイワーンたちを追い払います。

(4)「羽衣ララ」という名前ができる。

ラストの場面ですが、宇宙星空連合が送ってきた宇宙船のスイッチをさわって、アブラハム監督は誰も乗っていない宇宙船を星空に返します。プリキュアたちの映画撮影につきあうなかで「星を越えた友情を見た、最高の感動をありがとう」「(ララちゃんを星に返すと)パート2が撮れなくなる」といって、今回は見逃してくれることになりました。

そこで地球上で今後、ララちゃんが暮らしていくために、何か新しい名前をつけようということになりました。そして選ばれた名前が「羽衣ララ」。今回プリキュアたちが撮っていた映画の天女の羽衣からつけた名前です。

なお、次回放送分からしばらくの間は、この羽衣ララちゃんが「地球人になって何がしたい?」ということを軸に展開するようですね。まずは「学校に通いたい」ということから次週、話がすすむようですが…。


大阪市の新市長の「子どもの虐待」対策について望むこと

2019-04-15 19:05:27 | 私の「仲間」たちへ

大阪市 児相、4カ所目設置へ 市長が方針「3~4年かかる」 /大阪 (毎日新聞デジタル版 2019年4月13日付け)

上記の記事をリンクした上で、こちらからのコメントは以下4点です。

1.いまでも政令市なんだから、大阪市を分割して特別区にしなくても、4か所でも5か所でも、児童相談所を増やすことは可能です。なので、「特別区」設置(=大阪市解体)で「児童相談所を増やす」みたいなことを言ってきた人々の主張は、全く根拠がない。そのことが、この話でも明らかになりましたね。

2.児童相談所を増設し、起きてしまった深刻な虐待ケースの早期発見・介入を行うケースが増えたら、今度はその子どもたちを預かる一時保護施設や、そこからさらに児童養護施設や里親等々の社会的養護への移行をはかっていくことになります。そちらの一時保護施設、社会的養護の充実の方を、新市長はどのように考えているのでしょうか。さらには、このような社会的養護を経験した若者たちの「その後」の生活支援について、新市長はどのように考えているのでしょうか。児童相談所を増設すれば問題は解決…と思っているとしたら、「児童福祉って、そんなに甘い仕事じゃないですよ」と言いたくなりますね。

3.その一方で、根本的に子どもの虐待を防止していきたいと思ったら、貧困問題の解決や就労環境の改善等々、保護者のみなさんの生活環境の安定ということが、なによりも大事になってきます。そちらの方については、新市長はどのように考えているのでしょうか。児童相談所を増設して、深刻な虐待ケースへの対応だけできたらそれでいいと思っているのだとしたら、先ほどと同様「児童福祉、そんなに甘い仕事じゃないですよ」と言いたくなります。

4.そして、深刻な虐待ケースの早期発見・介入が次々にできるような児童相談所の職員配置、力量の形成も大事です。あるいは、まだ深刻にはいたっていないケースについても、その家庭と子どもの両方を地域社会でサポートしていけるような子育ち・子育て支援の充実、そのための公的機関の整備や民間団体などによるサポート体制の整備なども必要になります。さらには、学校園・保育所などでの子育ち・子育て支援の充実を通じて、積極的に予防的な取り組みをはかったり、あるいは、早期発見・対応ができるようにしておくことも大事です。そう考えると、これまで市職員を減らしてきたり、正規職員を非正規雇用に置き換えてきた流れそれ自体にストップをかけないといけませんし、また、学校の教職員不足、保育士の雇用条件の改善等々も必要になります。こういったことすべてに対して、新市長、積極的に取り組む意向があるんでしょうか? これもくり返しになりますが、児童相談所を増設していればそれでいいと思っているとしたら、「児童福祉、そんなに甘い仕事じゃないですよ」と言いたくなります。

以上4点をまとめますと、「新市長、子どもの虐待対策って、児相増やしたらおわりではありません。そこから先、やることいっぱいあるんです。そこまできっちりやってくださいね。でないと、子どもの虐待対策としては不十分ですから」という話になります。このことが、新市長に望むことです。

 


このチラシで提案された政策的課題がその後どうなるのか、大阪市政・府政を要チェック

2019-04-14 10:28:17 | 私の「仲間」たちへ

以下に掲載する4枚の画像は、いずれも先日の大阪の首長ダブル選挙の際に、「勝手連」活動を通して私たちが大阪市内の何か所かで配布したものです。ちなみに、チラシの作成者は「大阪再生の会」です。

教育・子育ての領域を含むこれまでの大阪市政・府政の諸課題を指摘するとともに、「こんな方向性から改善していく必要があるのではないか?」という提案もまとめています。

ということで、先週の日曜日には大阪府・市に新しい知事・市長も誕生したことですし、その新しい知事・市長がこのような政策的な諸課題にどのように対応し、何を、どこまで改善してくれるのか。このチラシを見ながら、みなさん、こまめにチェックをしていきましょう。

もちろん「何もしていない」とか、「見当違いのことばかりしている」とか、「やっても失敗ばっかり」ということであれば、「そんなのでいいの?」「やっぱり、別の候補者が当選していたほうがよかった」等々、新しい知事・市長に対して批判的な声をあげていくだけなんですけどね。


今日(4月14日)のプリキュアの話です。

2019-04-14 10:25:03 | プリキュア話

おはようございます。

今日も日曜日、いつもどおり今朝のプリキュアへのコメント書いておきます。

今日の見どころは5点くらいになるでしょうか。

(1)「私のせいだ」と反省するひかるちゃん(キュアスター)

まずは、先週のクマリン星での出来事からの続きです。

まず、先週行ったクマリン星ではノットレイダーたちにプリンセスカラーペンを奪われ、逃げるだけでプリキュアたちは精一杯でした。その後、無事に地球といいますか、観星町にもどってきたものの、ララちゃん(キュアミルキー)の宇宙船は再び壊れてしまいます。そして、宇宙船が着陸する様子を、政府で宇宙人対策(=宇宙人追放)を職務としているまどかちゃん(キュアセレーネ)の父親に見られてしまいます。

こういう状況に陥ってしまったことを、ひかるちゃん(キュアスター)は「わたしのせいだ…」と反省するわけですが、そこへまどかちゃんの父親が追いかけてきたので、ひとまずプリキュアたちは「遼じい」のいる天文台に逃げます。

(2)プリキュアたちの秘密を共有してくれる「遼じい」

天文台に逃げ込んできたプリキュアたちと、追いかけてきたまどかちゃんの父親を見て、とっさに「遼じい」は「今日は休館日なので誰も来ていない」とウソを言います。まどかちゃんの父親は怪しいと感じるのですが、自分の部下が呼びに来たので、その場を立ち去ります。

プリキュアたちは「遼じい」に対して、ララちゃんが宇宙船でやってきたことを説明します。きっとそうしないと、どうして自分たちがまどかちゃんの父親に追われているのか、「遼じい」にはわからないと思ったからでしょう。

その話を聴いた「遼じい」は「そういうことなら、秘密じゃの」と言い、「最近花火の音がにぎやかだと思っていたが、あれはロケットだったのか」と言います。

その後、ひとり天文台のプラネタリウムのところで考え込むひかるちゃんに、「遼じい」は声をかけます。ひかるちゃんは「私はみんなにであって、この間、はしゃいでいただけなのかも」という話をします。これに対して「遼じい」は、ひかるちゃんがサザンクロス(南十字座)に呼ばれたのかもしれないこと、サザンクラスはただの目印ではなく、人々に前に進む力を与えてくれる星座、イマジネーションをくれる星座でもあるのだと語ります。

このサザンクロスの話が、今日の後半でプリキュアたちの合体技登場につながってきます。

(3)ノットレイダーたちの背景が見えてくる

一方、再び観星町に、カッパード・テンジョウ・アイワーンの3人が現れます。この3人のノットレイダーたちは、黒いペンをつかってノットリガ-を生み出し、3人の力で制御しようと試みます。そして、3人の力で動かせるようになったノットリガ-で、まどかちゃんの父親を襲おうとします。

これに対して「ノットレイダーがいる」といって、ひかるちゃんはペンダントの示す方向に走り出します。また、そんなひかるちゃんを放っておけないといって、ララちゃんも他2人のプリキュアに声をかけ、いっしょに走り出します。

まぁ、ここからはプリキュアたちが変身して、ノットレイダーたちを追い払うまでたたかうわけですが…。そのたたかっている場面で、ノットレイダーたちの背景が少し、見えてきます。どうやら今年のプリキュアたちの敵・ノットレイダーの事情は、こんな感じです。

・自分たちは宇宙のなかの暗く、こごえる場所、闇に潜んで生きてきた。

・自分たちの住んでいた星を奪われたから、奪うのみ。だからこの星をのっとる。

いったい、ノットレイダーたち、どんないきさつで、誰に住んでいる星を奪われたんですかねえ? そこが興味深々です。たぶん、そのあたりも今年後半あたりで明らかになるのでしょう。

そして、ノットレイダーたちは変身後のキュアスターに対して「あんたは何もわかってないお子ちゃま」「勢いだけしかない」と罵ります。

(4)プリキュア4人の合体技・サザンクロスショット登場

キュアスターに対するノットレイダーからの罵りに対して、他のプリキュアたちが反論します。「キュアスターがいたからフワに出会えた」「キュアスターがいたからプリキュアになれた」「ひかる(キュアスター)がいたから、みんなと楽しく過ごせている」「ひかるのイマジネーションがみんなをつないでいる」等々。

それを聴いたキュアスターは「みんなありがとう」と言い、「私は宇宙のことまだわかっていないことばかりだけど、でも、宇宙をずっと想像していた。宇宙が大好き」「あから大好きな星を奪うなんて嫌だ」とノットレイダーに言います。

こうやって4人のプリキュアの気持ちがひとつにまとまり、「みんなを守る」決心がゆるぎないものになったとき…。4人の合体技、サザンクロスショットが生まれます。まぁ、その前に、今まで持っていたプリンセスカラーペンが、なぜかトゥインクルステッキになるんですけどね…。

(5)まどかちゃん(キュアセレーネ)の父親に見つかる

このサザンクロスショットでノットレイダーたちを追い払ったあと、一度奪われたカラーペンが1本だけ戻ってきます。ただ、もともとクマリン星にあったペンは、やはりノットレイダーが持って帰りました。そのときに「12本そろうと、すべてを凌駕する力が目覚める」と言い残して立ち去ります。また、このとき「ダークネストさまがそろそろお目ざめ…」というシーンも挿入されています。この「ダークネストさま」とはいったい、何ものなんでしょうね?

その後、プリキュアたちが普段の姿にもどったところへ、まどかちゃんの父親が「なにをしているのだ}」と現れます。とうとう、まどかちゃんが他のプリキュアたちといっしょに何か行動していることが見つかってしまいます。まどかちゃんが父親に今の状況をどう説明しようか…と思ったところへ、カメラを持ったなぞの男が現れる…。ちょうど、ここで今週の物語は終わりました。

まぁ、こんな感じで、新しく4人の合体技が登場したり、ノットレイダーたちの背景が少し明らかになったりして、いよいよ今年のプリキュアたちの物語は次のステージに移りました。これから夏休み前くらいまで、再び星空界と地球を行ったりきたりしながら、12本のカラーペンをあつめつつ、ノットレイダーの謎解きをしていくことになるのでしょう。と同時に、まどかちゃんと父親の関係がどうなっていくのか、宇宙人のララちゃんが地球の生活にどうなじんでいくのか、エレナちゃん(キュアソレイユ)の家庭環境はどうなっているのか、等々。まだまだ明らかになっていないことが多々あります。引き続き、今年のプリキュアの展開を見守り続けたいと思います。


この地方選挙の期間中、大阪の街頭で考えたこと。

2019-04-08 22:56:18 | 国際・政治

下記の文章は、このたびの大阪ダブル首長選挙の期間中に、勝手連活動に取り組む一方で、フェイスブックに書きこんだものです。

残念ながら、こちらが応援していた候補ふたりは落選してしまいましたが…。

でも、選挙期間中に考えた以下のことは、選挙終了後の今も変わっていません。

ということで、こちらのブログにも書いておきます。

○以下、選挙期間中に考えたこと(転載)

マスコミを動かしての低投票率への誘導、印象操作、争点隠し、デマや中傷等々。そんなあらゆる方法を使ってでも選挙に勝ちにくる。簡単には選挙に勝てない、劣勢はまちがいない。でも、どちらが人に恥じない選挙してるかと言えば明白。どちらが自治を住民の手にとりもどすたたかいをしているかも明白。私らは市民・住民として、これから先もいくつかの間違いを繰返し、恥をかいたりもするけど、それでも大事ななにかを守るために、前を向いて生きていく。やられてもやられても、何度でも立ち上がる。その意思を態度で示すためにも、いまはとにかく街頭にたつ。

<追記>

そもそもさぁ、日頃から首長だから毎日のように何かとテレビや新聞で取り上げてもらえるわけだし、自分たちが選挙で有利になるような時期に辞職してダブル選挙もしかけられるわけだし…。そして、首長としての日頃の行政施策を通じて、ある施策を切ることで反対派を抑圧したり、逆にある施策を導入して自分たちの支持者を拡大したり…。まさに、首長なんて「好き勝手し放題の独裁者」なんだよね。

おまけに、こういう「好き勝手し放題の独裁者」としての首長にいろいろと批判をぶつけて、いちいち文句言ってチェックするはずの議会が、独裁者に追従するような連中の会派で多数をしめられたら、ますます、やりたい放題になりますわ。

そういう「好き勝手し放題の独裁者」としての首長と、それに追従するような議会会派を追い出すためには、選挙はかっこうの場面なんですが…。これまた、住民たちのなかにはそういう首長や会派に追従したい人々もいる。「そうしたらなんか、おこぼれにあずかれるかな~」なんて思って。

悲しいかな、それが現実。

だから、ある意味で「勝ってあたりまえ」の選挙を向こうはしかけてきたのだと思う。

でもねえ、私ら、いろんな生活場面で、いくら間違いを繰り返し、恥をかいたりしたとしても、自分自身として「ここだけは譲れない」という一線、あるよね。「ここだけは絶対に守りたい」というもの、あるよね。
それは対首長、対議会会派に対しても同じ。

私らがひとりひとりの市民・住民として、たとえ首長や議会会派の多数派と意見が異なったとしても、「これだけは譲れない」「ここだけは絶対に守りたい」と思うこと。そこを守っていくためには、やっぱり、どこかで立ち上がって、意思表示をしないといけない。それは、自分が自分らしく生きていくために、ほんとうに必要なことだと思う。

だから、「何度やられてでも、また誰かが立ち上がってきて、おかしいことはおかしいと言い続ける」「どれだけ不利な条件に追い込まれても、そこから盛り返してきて、誰かが何か批判的なことを言い続ける」ことが、選挙後も続くということ。それが一番、あの首長や会派にとっては、嫌なことなんだと思う。

なので、いつも自分の本のサインに書くように、「あきらめない、まけない」自分でいるためにも、今夜も街頭に立ちます。

(以上、転載終了)


いじめ防止対策推進法「改正」論議に感じているもどかしさ

2019-04-08 22:44:52 | 受験・学校

朝日新聞(2019年4月8日) 「(社説)いじめ防止法 子の訴えが届く改正を」


この記事のなかにある「超党派議連」っていうものが、ほんと、くせものなんですよね。

私、できた制度をうまく利用してやろうとは思っているけど、そもそも、あの議連の人たちを、この問題ではこれっぽっちも信用してないからなあ・・・。

いっぺん、この「超党派議連」なるものに対して、「制度や法令いじりの話ばかりしてないで、そもそも馳プランなる教育改革と学テ自体をやめにしませんか? そうすれば、教職員や教育行政職員をいじめ防止を含む子どもの安全確保策充実に取り組ませる余裕が生まれますから」と、誰かが一言、交渉場面で言ってほしいですわ。

まあ、その「馳プラン」なるものをつくった馳元文科大臣が、この「超党派議連」のまとめ役だったりするから、彼ら、絶対にこんなこと、受入れないだろうけどね。

それと、調査委員会のあり方。

誰も言わないからこれも再度、あえていうけど、遺族推薦か、教育行政推薦かどうかや、首長部局に設置するかどうかという話の前に、「そもそも調査・検証作業の場面で実務担える研究者や専門職がどれだけいるのか?」「被害者家族や遺族の置かれている状況、被害にあった子ども本人の苦痛やその後の人生で背負っていくさまざまな不利益等々について、どれだけ研究者や専門職が理解できているのか?」という話から、「もういっぺん、自分らを問い直せ。一から研究・実践をやりなおせ」というしかない次元にあります。

そのくらい、情けないけど、研究者・専門職のこの問題に対する力量が不足していますし、状況認識もできていないです。だからもう一度、研究者・専門職集団のあり方からつくりなおさないといけないですし、そのためにも「くだらない大学改革など、やめてくれ。それで大学教員らどれだけまともな研究・実践ができない状況に追い込まれているか」と、この「超党派議連」なるものには言いたいです。

なんかねぇ。こんな感じで、いじめ問題に限らず他の学校事故・事件・災害や自殺の問題にも言えることですが、「その問題だけに注目していると見えてこない別の問題を解決しないことには、次の段階にすすめない」という話が、いま、多々あるような気がしています。

いま、「超党派議連」にはそこがはたして見えているのかどうか。また、「超党派議連」にさまざまな申入れをする人にも、そこが見えているのかどうか。そして、こういう記事を書くマスコミ関係者にも、そこが見えているのかどうか。

私はほんと、そのあたりで、いまのいじめ防止対策推進法の改正論議、疑問だらけです。でも、私のところに取材にくるマスコミ関係者、減ったよなあ。事件報道で来る人はいるけど、こういう抜本的なことで問い合わせに来る人、いないよねぇ…。

 


「あのとき」のことがあるから、今がある。

2019-04-08 00:04:30 | 私の「仲間」たちへ

「あのときのことがあるから、今がある」って、このごろ、そう思うようになりました。

今から12年前、2007年の春、大阪市の青少年会館12館が廃止されたとき。

この青少年会館を使った不登校の子どもの居場所づくり事業にかかわっていた私は、地元の人たちや利用者等々「子どものための施設をなくすな」と声をあげる人たちに合流して、ネット上でもいろいろ発信をしたら、たたかれて…。このブログをつくったのも、実は、そのときの出来事がきっかけです。

でも、それでも「やっぱり、この施設は必要」と言い続けていたら、大阪市以外の近隣自治体では、なんとかその施設を存続させるための取り組みが続きました。それが先日伺った尼崎市の取り組みでであったり、2月末の大阪こ青連加盟の各館であったり…。

あるいは「施設がたとえ廃止されても、そこには子どもがいて、地元住民がいて、何らかの学びと暮らしがある。それを支える自分たちのしくみをつくらなきゃ」ということで、12館のあった各地区をまわって、地元の人たちと地域での子どもの諸活動をサポートする取り組みを考える研究プロジェクトを3年近く、私はやりました。

そのプロジェクトでご縁のあったところでは、たとえばここ最近、自前で隣保館をつくったり、あるいは子どもの体験活動支援のNPOつくったり、子ども食堂を始めたり…。いろんな取り組みをはじめている人たちがいます。

そういうお話がこちらにも少しずつ伝わってくるようになると、「ああ、やっぱり、あのときしんどくてもふんばって、よかったな~」って思いますよね。

なんだか、いちばん、自分の守りたかったものが、そこに根付いていて、再びよみがえっているような、そんな印象を抱きますので。

そんな感じで、「たとえ世間の風当たりがきつくても、自分たちのやりたいこと、やろうとしていることにまちがいはないと確信があるなら、あえて矢面に立つ」ということ。

また、その「矢面に立つ」自分とともに動いてくださったみなさんとのご縁を、ずっと大事にしていくということ。

そして、そういうご縁を大事にしていけば、今度はちがったかたちで、そこから何か芽生えるものもあるということ。

そんなことを、「あのとき」の出来事から私、学びました。

と同時に、「あのとき、きっちりと矢面に立って、ネット上でバッシングを浴びても、屈しなかった」という自分があるからこそ、「たとえ施設がなくなっても、次にやるべきことがある」と思い、「本当に目を向けるべきは子どもと地元の人びと」ということに気づき、何か動けたのではないかと思います。自分が本当に守りたいものがなんなのか、それで気付けたところもあるかな、と。

逆にいうと、今でもあのとき「矢面に立つ」ということができなかった人たち(=そういう人たちは多数居ますが)、「いま、どこで何をしているの?」という感じです。私よりももっとネームバリューのある著名な関西の教育学研究者たちですが…。それこそ、このたびの大阪のダブル選挙でも、「あの人たち、どこにおるの?」「結局、今回もなんもしてくれんかったよな~(まあ、最初からそういう人たちだと思って、あてにしてなかったけどね)」という感じですよね。

なので、「あのとき」以来、結果的にその時は敗れたとしても「必要な言うべきことは、きっちり言っておく」「そうすることで、その時々の自分の立場をはっきりさせておく」ことが、「次に何かをつなげることのできる自分をつくる」と思うようになりました。

正直、今回の大阪の首長ダブル選挙の結果は、「痛い」といえば、痛いです。相手陣営に早々と当確がでて、自分の応援していた候補がどちらも落選する事態なのですから。

でも、あのとき、最後の最後まであきらめないで、負けないで粘り強く動こうとした自分だからこそ、「次」になにか一歩、踏み出せるんじゃないか。そんなことを、今夜もまた思いました。



今日(4月7日)のプリキュアの話です。

2019-04-07 09:58:28 | プリキュア話

おはようございます。

地方選挙のある日曜日の朝なのですが、今朝のプリキュアの話をいつもどおり書いておきます。

今日の見どころは次の4点でしょうか。なんだかちょっと、プリキュアたちがひとつの壁にぶちあたっている感じです。

(1)ひかるちゃん(キュアスター)の行き当たりばったりの行動でまわりが苦労する。

まず、今回の話は、遼太郎じいさんの天文台で、ひかるちゃんが本棚の整理をするところからはじまります。ここでひかるちゃんが遼太郎じいさんに「どんな星座が好きか?」と聴くと、「サザンクロス(南十字座)」と返事があります。

それを聴いて、ひかるちゃんはどうしても、ララちゃん(キュアミルキー)の宇宙船でサザンクロスを見に行きたくなります。でも、エレナちゃん(キュアソレイユ)やまどかちゃん(キュアセレーネ)にやめておこうと言われます。それでも「プリンセスカラーペンを見つけるため」と言って、強引に他のプリキュアたちとともに、宇宙船で出かけます。

こんな感じで、人間界の話―星空界の話と交互にやってくるわけですが、でも、今回は雲行きが最初から怪しそうです。

(2)ここへ来て敵がパワーアップする。

今回、プリキュアたちが宇宙船で出かけて行った先は、クマリン星。「クマムシ」みたいな宇宙人が居て、重力は地球の2倍。あるときは吹雪、あるときは灼熱といった厳しい環境なので、植物すら石のような固さになっている星です。でも、ここで宝石がいっぱいの場所を見つけて、どうやらその宝石のなかにプリンセスカラーペンがあることに気づきます。

そんなプリキュアたちのところへ、アイワーン・カッパード・ダンジョウのノットレイダー3人組が攻めてきます。この3人組は、ガルオウガが「あのお方」と呼ぶ存在の力で、いつもよりパワーアップしています。そのパワーアップした力をコマちゃん(戦闘員)たちにも分けているので、コマちゃんたちもいつもより強くなっています。

ちなみに3人たちの上役にあたるガルオウガは、「あのお方が目覚める前に、カラーペンを奪いたい」みたいなことを言ってましたね。この「あのお方」って、いったい、どういう存在なんでしょうか?

(3)一度手に入れたプリンセスカラーペンを敵に奪われる。

さて、当然、ノットレイダー3人組が攻めてくれば、プリキュアたちは変身してたたかうわけですが…。今回は勝手がちがいます。なによりも向こうは「あのお方のご加護で」パワーアップしています。そして、ノットレイダー3人組は「こんな星には価値なし」といって、クマリン星を破壊しようとします。

「そんなことない」「その星にはその星のよさがある」「厳しい環境だからきれい」と、キュアスターはノットレイダー3人組に言い返すのですが…。逆に「ぬくぬくしたところで生きるお前にはわからない」「お子ちゃまにはわからない」等々、ノットレイダー3人組に言い返されてしまいます。

そしてとうとう、先にアイワーンにプリンセスカラーペンを見つけられてしまいます。アイワーンはそのペンを黒いインクにつけて「ダークペン」にして、宇宙を乗っ取るといいます。また、カッパードはキュアスターに「決着の一撃」を加え、キュアスターのもっていたプリンセスカラーペンを奪い取ってしまいます。

そうなると、プリキュアたちは力がでません。変身前の姿にもどってしまいます。そこへとどめをさそうとノットレイダー3人組が攻撃をしかけようとするのですが…。そのピンチを巨大化したプルンス(たこ足の宇宙人)や宇宙船のAIの力(=ララちゃんに呼ばれて、プリキュアたちを助けにくる)でなんとか切り抜け、妖精フワの力で地球にもどる道をみつけて、プリキュアたちはなんとか助かります。

(4)ララちゃん(キュアミルキー)の宇宙船の存在を、まどかちゃん(キュアセレーネ)の父親に知られる。

でも、今回の放送のラスト場面で、その地球にもどってくる宇宙船の存在を、政府で宇宙人対策(=実は宇宙人追放)に取り組むまどかちゃん(キュアセレーネ)の父親に見られてしまいました。

もともとまどかちゃんは、今回のサザンクロスを探すことについても消極的でした。なぜかというと、父親たちが宇宙船の存在にどうも気付いているようで、取り締まりが強化されている様子を知っていたからでした。

というような次第で…。次回(以降)はひかるちゃんが自分の軽率な行動をどのように反省して変わっていくのか。まどかちゃんが宇宙人対策をしている父親とどういう関係を今後、つくっていくのか。奪われてしまったプリンセスカラーペンを、どうやってプリキュアたちは取り戻していくのか。こういったことが物語の大事な柱になっていきますね。

以上、今朝のプリキュアに対するコメントでした。


「自治の担い手」としての「おとなの学び」の復権を

2019-04-06 21:59:21 | 私の「仲間」たちへ

2019年度に入って久しぶりのブログ更新になります。

実は大学での仕事も多々あったのですが、この間、大阪市内や地元・西宮で、自分の知り合いの地方選挙の候補者を応援する活動(以下、ここでは「地べた」の取り組みと呼びます)にかかわっていました。

ただ、おかげさまでなんとか、どうにかこうにか、このたびの「地べた」活動も無事に終了することができました。この間、お世話になったみなさんに、感謝します。

さて、その「地べた」活動のなかで考えたことを手短にまとめますと・・・。

「自治の担い手としてのおとなの学びの復権」あるいは「おとなが市民になるための学びの大切さ」ということ。

・・・ということになるでしょうか。

このたびの地方選挙、特に大阪での「地べた」活動での取り組みのなかで、「おとながもっともっと、自分の暮らすまちの諸課題について学んだり、考えたりする必要がある」ということ。そのことをあらためて痛感しました。

それこそ、「自治の担い手としての市民」として暮らすのか、それとも「上からの統治や操作の対象」として暮らすのか、そこがこのたびの地方選挙、特に大阪では問われているように思います。

自分たちが暮らすまちの課題を自分たちで気づき、どうすれば解決できるかを考え、アクションを起こす。そのアクションを自治体行政がさまざまな施策を通じてバックアップする。また、そのバックアップのために必要な施策を、まさに住民たちが自ら行政に対して実現を求め、働きかける。

そういうことのできる「自治の担い手としてのおとな」が育ってくるようなまちでは、ある会派の誰かが数値をごまかしたグラフやパネルを作って情報操作しようとしたり、あるいは首長がマスメディアに自分たちに有利な情報ばかりを流そうとしても、それに対する批判の動きが住民側から起きてくるでしょう。

また、いろんなところで不調和、矛盾を抱える自分たちのまちを、まさに「地べた」でひとつひとつ課題を見つけ、解決していけるような、そんな「自治の担い手としてのおとな」が育つと、そういうおとなの影響を受けて、きっと子どもや若者も「自治」に関心を持つのではないかと思います。

そして、「自治の担い手としてのおとなの学び」は、学校教育でのさまざまな子ども・若者の学びとも接続されるべきでしょう。また、大学や短大などの高等教育機関も、「自治の担い手としてのおとなの学び」を支える重要な場だと私は考えています。

思えば私、大阪市(後に府も)の子ども施策や教育施策とのかかわりは、当時の青少年会館事業を中心とした社会教育・生涯学習の領域からはじまりました。今は西成区の学校の課題や、大阪市内の保育所の事故防止の課題に取り組んでいますが、大阪の社会教育・生涯学習の領域にも、当時から強い関心を抱いてきました。

でも、この十何年かの間、大阪市や大阪府内の公的な社会教育・生涯学習の諸事業や諸施設は、どんどん縮小・統廃合を余儀なくされてきました。もともとこのブログ「できることを、できる人が、できるかたちで」も、大阪市の青少年会館事業が廃止されたあと、あれこれ思う事を書きたいと思ってはじめたものです。

いまからでは遅いと思う方もいるかもしれませんが、でも「気付いた今から始めないといけない」と私は思うので…。なので、この選挙の結果が出たあとも、引き続き、大阪の「自治の担い手としての学びの復権」という課題―それは社会教育・生涯学習の課題でもありますが―に、学校や保育の諸課題とともに、できる限り、取り組んでいきたいと思います。

また、公的な社会教育・生涯学習の諸事業・諸施設が復活するのが望ましいですが、そこまで至らなくても…。たとえばまちの中にある小さな喫茶店や民家の一角、ビルの空きスペースではじまったおとなたちの学習会や、あるいは定期的に誰か研究者・専門職を呼んでまちづくりの課題を考えているような大きな集まりまで、「できることを、できる人が、できるかたちで」取り組んでいることを、私なりにサポートしてみたいな~とも思っています。

以上、選挙結果が出る前に言うておかないといけないように思ったことなので、大急ぎで書いておきました。