できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日(6月30日)のプリキュアの話です。

2019-06-30 09:33:08 | プリキュア話

おはようございます。いつもどおり日曜日朝なんで、今朝のプリキュアの話を書いておきます。

まず、先週から登場した新プリキュアのキュアコスモ。

このキュアコスモが自然に他の4人のプリキュアになじんで、地球にやってくるまでの流れをつくること。これが今日の基本的なストーリーでした。

また、キュアコスモ登場にあわせて、さっそくコスモが敵を倒すときに使うアイテム、レインボーパフュームのCMが流れはじめました。このレインボーパフュームは、キュアコスモ(普段の姿はユニちゃん)曰く、変身が未熟なレインボー星人を助けるためのアイテムなんだそうですが。

あと、ダークネストというプリキュアたちの敵・ノットレイダーのボスの姿が今回、はっきりと描かれました。

こういう展開からすると、いよいよ今回で前半戦終了。次週から後半戦スタートという感じになりますね。

ちなみに次回予告では、年に1度、七夕のときにしかもどってこないひかるちゃん(キュアスター)の父親のことが描かれるようですね。ひかるちゃんの母親はマンガ家でしたが…。

では、今日のストーリー展開を要点を整理しながらまとめておきます。

(1)まず、今日はキュアコスモが変身して、ノットリガーになったアイワーンを倒すところからはじまります。

このアイワーンですが、ダークネストがアイワーンの意識を乗っ取り、想像力をすべて塗りつぶして、本来の自分を失った状態にあります。ダークネストは「むだな感情を捨てよ、止めよ思考を」とアイワーンに呼びかけています。

そんなアイワーンを見て、ひかるちゃん(キュアスター)は苦しんでいるから助けたいと思い、他のプリキュアたちとともに変身します。

(2)変身後のキュアスターたちを前に、カッパードとノットレイが立ちはだかります。カッパードたちも、ダークネストの力でパワーアップしています。ノットレイたちは他の3人のプリキュアが相手しているあいだに、カッパードとキュアスターが対決します。

「はげしい感情は自分をふるいたたせるが、冷静さを失わせる」というカッパードは、以前、キュアスターから奪ったプリンセスカラーペンをとり出します。そのペンを、キュアスターは取戻し、スターパンチをカッパードに見舞わせます。

(3)一方、他の3人のプリキュアたちは、パワーアップしたノットレイたちに苦戦します。ダークネストの力で一切の思考を止め、圧倒的な力を得ている…というカッパード。

そんなカッパードやアイワーンを前に、キュアコスモは「こんな力を誰も望んでいない」と、キュアスターは「いま目の前にいるあなた(アイワーン)の苦しみがわかる。これも想像力」と言います。

そしてキュアコスモは、「(自分たちの暮らすレインボー星をめちゃくちゃにした)アイワーンはゆるせない。でも、アイワーンをのっとって自由をうばうあなた(=ダークネスト)はもっとゆるせない」と。そうすると、胸のペンダントからレインボーパフュームが登場します。そこへキュアスターの渡したおひつじ座のカラーペンをさしこむと、レインボースプラッシュという技が使えました。キュアコスモはこの技を使って、アイワーンをもとの姿にもどしたのでした。

(4)もとの姿にもどったアイワーンは「バケニャン(=キュアコスモが化けていた姿)は許せない。あたいの立場がない」といって、カッパードとともに、キュアコスモの宇宙船を奪って逃げていきました。

一方、キュアスターたちはキュアコスモをさそって、スターパレスに一緒に行きます。そしてスターパレスでおひつじ座のプリンセスから「星座の力、フワの力があれば、宇宙に平穏が取り戻せる」という言葉を聴きます。

また、スターパレスから再びレインボー星にもどったあと、キュアコスモは石になったオリーフィオの姿を見て、「わたしたちはオリーフィオの子」と語ります。「なんだか哲学的」と一言、ひかるちゃん(キュアスター)は言うわけですが、このことも後半戦の物語で何か、意味をもつのでしょうね。

その後、自分の宇宙船がなくなったキュアコスモは、「一緒に地球へ行こう」という他のプリキュアたちの誘いに乗って、ひとまず地球に行くことになりました。その地球に行く道中で他のプリキュアたちとドーナツを食べながら、キュアコスモは自分のことを今後「ユニ」と呼ぶように伝えます。そうそう、地球にプリキュアたちの宇宙船が戻る頃、雨があがって虹が出ていましたね。

(5)ラストの場面で、あらためてダークネストが正体を現し、テンジョウやカッパード等々のノットレイダーたちがみなひれ伏す場面が描かれました。ノットレイダーたちはダークネストの完全復活のために動いているようですが、さて「完全復活」したらどんな状態になるんでしょうか…。

という具合で、今週で一応、今年のプリキュアも前半戦終了・後半戦突入という感じになりましたね。次週以降は5人になったプリキュアの日常を描いて、夏休みまで話をひっぱるのでしょうね。


今日(6月23日)のプリキュアの話です。

2019-06-23 20:48:36 | プリキュア話

6月11日(火)から昨日6月22日(土)まで12日間、休みなしで仕事をしていました。

おまけにその間に教育実習校訪問や学会出張などで、5日間、家を離れて遠出していました。

その疲れがどっとこの週末に出たのか、風邪気味で、特に鼻の具合が悪いです。

昨日は午前中、とにかく耳鼻科に行って、薬をもらって飲んでから、午後の講演に出かけたのですが…。

今日はもう、朝起きてすぐにプリキュアを見て、そのあともうしんどくて、ほぼ1日中寝てました。

やっと夕方になって、起きられるようになった感じです。

そんなわけで、忘れないうちに、今朝のプリキュアの話を書いておきます。

今日からいよいよ新プリキュア、キュアコスモが登場します。いままで宇宙怪盗ブルーキャットだったり、アイドルのマオちゃんだったりしてきた「あの子」が新プリキュアです。その新プリキュア登場の話で、前回・今回、そして次回まで話をひっぱるようですね。なので、今回の放送分は前回の続きの場面からスタートします。

まず、惑星レインボーで、ブルーキャットに自分たちのもっていたプリンセスカラーペンを全部奪われたので、プリキュアたちはそれを取り戻そうとします。その間、なかなか地球に戻ってこないので…。ひかるちゃん(キュアスター)の祖父が心配している場面が差し込まれます。

一方、ノットレイダー側も、アイワーンだけでは頼りないということで、惑星レインボーにカッパードを送り込み、ブルーキャットのもちさったプリンセスカラーペンを奪おうとします。

さて、肝心のブルーキャットですが、プリキュアたちの仲間の妖精フワをつれて逃げています。ブルーやっとはフワとカラーペンを使って、強力な力でこの星の人びとを救いたいと考えている様子。フワは自分を強引に連れ去ったブルーキャットを怖がらず、「おなかすいた」と言っています。

そんなブルーキャットに、プリキュアたちが追いつき、カラーペンを返すように言います。ですが、ブルーキャットは「返さない」と、フワが「みんななかよくするフワ~」と言うなかで…。ブルーキャットは「この星のみんなを救いたい」といって、本当の自分の姿をさらけだします。

その本当の姿は、ユニ。ユニはこの惑星レインボーに暮らす種族のひとりで、いろんな動物や人間の姿に化ける力を持っています。ユニは、数か月前まではこの星で採れるレインボー鉱石のおかげで、みんな豊かで平和な暮らしをしていたと。だからユニは、石にさせられたこの星のみんなをもとにもどす方法を知りたくて、怪盗ブルーキャットになったり、アイドルのマオになったり…。そしてアイワーンをだましてペンを取り戻すために、バケニャンにも変身して、ノットレイダーのなかに忍び込んだりしたとも言います。そして、12星座の力のあるプリンセスカラーペンとフワの力で、この星の石になった人びとを戻したい、と。

でも、そこでひかるちゃんは「なぜ(プリキュアたちの)ペンダントまで奪おうとしなかったのか?」とユニに尋ねます。そんなやりとりをしているところへアイワーンがやってきて、自分自身をダークペンで黒く塗りつぶし、ノットリガ-にして攻撃を加えます。そんなアイワーンからの攻撃に、プリキュアたちは変身して立ち向かいます。

アイワーンからユニを守ろうとするプリキュアたちに対して、ユニは「なんで、なんで私を・・・」「なぜ、どうしてたたかう?」と尋ねます。するとキュアスターは「放っておけない。この星の人たちのことを知らないから、もっと知り隊。好きな姿に変われるのはキラヤバ~」と言います。「なんで、なんでそこまで…」「この星のみんなを救いたいなんて、ほんとおせっかいよ…」と、ユニはあらためてプリキュアたちに思うわけですが。

ですが、アイワーンたちの攻撃に、プリキュアたちが倒されてしまいます。ユニは「たおれているこの子たちを救いたい」と強く願います。カッパードに「目的のために人を裏切ってきたお前が…」と言われますが、それでもユニは「みんなを救いたい」と強く願います。するとフワに不思議な力が生まれ、新しいペンダントとペンが登場。そのペンダントとペンをつかって、ユニはキュアコスモに変身します。

・・・で、そのキュアコスモがアイワーンに対して一撃を加えて、「キュアコスモ、強い!」とプリキュアたちに言わせたところで、今回の放送はおわりです。なので、次回はこのキュアコスモと他4人のプリキュアたちとで、まずはアイワーンとカッパードの2人の敵を倒すところまでの話になりますね。

それにしても、キュアコスモ登場の話だけで3回ひっぱるとは…というところでしょうか。間に1週、ゴルフ中継も入ったりしましたので、実質キュアコスモ登場ネタで4週、約1か月近く話をひっぱったかたちになりますが。

なお、今回放送中のCMには、すでにキュアコスモ登場を意識したおもちゃのCMも流れはじめました。本格的なキュアコスモ関連のアイテム登場、発売まで、あと1~2週かかるのかもしれませんね。


気付いたらもう50歳。先日、誕生日を迎えました。

2019-06-22 09:23:12 | 私の「仲間」たちへ

気付けば今日は6月22日(土)。6月18日(火)がちょうど50歳の誕生日でした。

ですが、公教育計画学会の大会で、この前の土日は金沢へ出張。

月曜~水曜は教育実習校訪問で山口県の宇部市⇒大阪市⇒鹿児島市と出張。

そして木曜・金曜と大学で仕事と、ほんと忙しい日々が続いて、昨夜はヘトヘトでした。

今日も午後から東大阪市内で、大阪府内の私立学校教職員を対象とした教組の学習会で講演をしますし…。

そんなわけで、6月11日(火)から今日まで、休みなく12日間、仕事をする期間になっています。

それでもまぁ、無事に今日まで乗り切っているので、特にご心配なく。

さて、「50歳の誕生日」を迎えて、私がいま、思うことを書いてみました。

下記の内容は誕生日にフェイスブックに書きこんだことを整理しなおしたものでもあるのですが…。

だいたい、要点は次の3点です。

まずは1点目。

やっぱりこの年齢になると、なにかと、自分のからだが若い時のようには動かないことを実感します。いまはとにかく睡眠時間をある程度毎日キープしておかないと、ほんと、しんどいですしねぇ。

また、先日の金沢1泊2日のときに急にアタマが痛くなってきて、「これはもう、あかんかも」と思ったりしましたが…。持病のこともふくめ、いろんなところでからだにガタが来ている感じがします。

なので、この「50歳の誕生日」をいい機会にして、少しずつたまっている仕事をいったん整理して身軽になり、そこから先は「もう、無理しない」ということを優先したいと思います。というか、もう、あまり無理がきかないんで…。

2点目ですが。

「無理がきかないから、しない」といいつつも、それでもなお、やっぱり「ええ仕事したいな~」とも思うし、「いま中3のおじょ~が一応、大学出るまではがんばって稼がないと」とも思います。

特に「次の本、早く書きたいよな~」とか、研究面でもうちょっと仕事したいと思うことがいくつか、でてきました。

なので、大学で仕事している以上は授業や学内業務もある程度やらなきゃいけないわけですし、そうやっておじょ~を養うだけ稼がないといけないわけでもありますが、でも、そこを上手に整理しつつ、研究面にも力を入れていきたいなと思います。

そしてラストの3点目ですが。

これからは大学院生や若手の研究者・専門職、学校現場の教職員や保育士さん、NPO活動をしている人たち(20代後半や30代~40代前半くらい)とかかわることも大事にしなくちゃいけないな~と思っています。

まあ、私は大学院生の居る研究室というのか、自分の専攻分野に近い大学院のある大学に居るわけではありません(=うちの大学も大学院はありますが、やはりアートや表現系の専攻ですので…)。なので、放っておけばほぼ確実に、私が今まで取り組んできたこと、考えてきたことは「一代限り」で終わりますね。

先ほどの「研究面でええ仕事したい」「次の本を早く書きたい」とかいう話ともかかわりますが、これまで自分が取り組んできたこと・考えてきたことを次世代に受け継ぐにはどうしたらいいのか、そのことも真剣に考えなきゃいけないって思います。

ただねぇ。この2点目・3点目のことにまじめに取り組めば取り組みほど、1点目の「無理がきかない」お年頃になったのに「無理をする」という結果になるんで、ほんと、「どうしたもんかいな…」と悩みますね。

でも、この3つが「50歳の誕生日」を迎えた今、正直に思う事なんで、ひとまず書き記しておきます。


最近読んだ本をまとめて紹介(2899冊目~2905冊目)

2019-06-09 11:56:07 | 本と雑誌

またまた、最近読んだ本がたまってきたので、タイトルと著者名程度ですが、紹介しておきます。

2889冊目:福田和也『平成批評 日本人はなぜ目覚めなかったのか』角川新書、2019年

2890冊目:大谷栄一編『ともに生きる仏教―お寺の社会活動最前線』ちくま新書、2019年

2891冊目:岡本真一郎『なぜ人は騙されるのか 詭弁から詐欺までの心理学』中公新書、2019年

2892冊目:山田英夫『ビジネス・フレームワークの落とし穴』光文社新書、2019年

2893冊目:丸山ゴンザレス『世界の危険思想 悪いやつらの頭の中』光文社新書、2019年

2894冊目:保阪正康『昭和史の急所 戦争・天皇・日本人』朝日新書、2019年

2895冊目:小熊英二『私たちの国で起きていること 朝日新聞時評集』朝日新書、2019年

2896冊目:藤田孝典『貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち』講談社現代新書、2016年

2897冊目:荻野富士夫『よみがえる戦時体制 治安体制の歴史と現在』集英社新書、2018年

2898冊目:山崎雅弘『歴史戦と思想戦―歴史問題の読み解き方』集英社新書、2019年

2899冊目:鴻上尚史『「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる』岩波ジュニア新書、2019年

2900冊目:山崎雅弘『5つの戦争から読み解く日本近現代史 日本人として知っておきたい100年の歩み』ダイヤモンド社、2016年

2901冊目:NHKスペシャル取材班&佐々木とく子『「愛」なき国 介護の人材が逃げていく』阪急コミュニケーションズ、2008年

2902冊目:小笠原博毅・山本敦久『やっぱりいらない東京オリンピック』岩波ブックレット、2019年

2903冊目:海空るり『うつ時々、躁 私自身を取り戻す』岩波ブックレット、2019年

2904冊目:樫田秀樹『リニア新幹線が不可能な7つの理由』岩波ブックレット、2017年

2905冊目:瀬畑源『公文書管理と民主主義 なぜ、公文書は残されなければならないのか』岩波ブックレット、2019年


今日(6月9日)のプリキュアの話です。

2019-06-09 10:42:57 | プリキュア話

おはようございます。

なんとか8時半には起きることができたので、今回放送分のプリキュアをリアルタイムで見ることができました。

さて、先に次回予告の話になるんですが、いよいよ新プリキュア・キュアコスモが登場するようです。それはどうやら、怪盗ブルーキャットが変身して新プリキュアになるようです。

私としては、ちょっと新プリキュアの登場、例年に比べて早いような感じがするんですが…。ただ新プリキュアを出した上で、7月の夏休み開始前までにまだ何か山場をつくり、新アイテム登場、そしておもちゃを販売へ、という流れを考えているのかもしれませんね。

ということで、今回放送分はブルーキャットの秘密が明らかになる回、ということになります。

実際の今回放送分の展開ですが…。まず、プリキュアたちがいつもどおりプリンセスカラーペンを探しに、惑星レインボーへ向かいます。惑星レインボーの岩山に反応があったのでそちらに向かうと洞窟があり、そこにはブルーキャットのアジトがありました。過去にブルーキャットが盗んできた宝物がそのアジトのなかに置かれていて、そこにはプリンセスカラーペンも1本ありました。

そこへ、アイワーンとバケニャンが登場して、プリキュアたちからペンを奪おうとします。当然、プリキュアたちは変身して抵抗します。そんななか、アイワーンが実験段階のダークペンをつかって惑星レインボーを攻撃したこと、そのときにダークペンが暴発して、惑星レインボーの住民たちをすべて石にしたことを語ります。

ただ、すべての住民が石になったことで、ダークペンをつかってノットリガ-を出すことができません。そこでアイワーンはプリキュアたちの仲間である妖精フワをつかまえ、ノットリガ-にしようとします。でも、そのアイワーンからフワを奪い取ったのが、なんとバケニャン。フワがバケニャンから「ブルーキャットのにおいがする」というので、ここで正体が明らかになります。なんと、ブルーキャットはレインボー星人で、アイワーンからペンを奪うためにバケニャンに変装していたのだと。

このことを知ったアイワーンは「いちかばちかだ」といって、石になった惑星レインボーの住民をノットリガ-にしてしまいます。そのノットリガ-の攻撃を受ける中で、キュアミルキーはブルーキャットに次のように語りかけます。

「惑星レインボーに来てはじめてわかった。住民1800人が石になったと聴いたけど、データや数字じゃわからないことがいっぱいある。ノットリガ-は人々の想像力を黒く塗りつぶして現れる。だから、住民からノットリガ-ができたってことは、石になった人はまだ想像力をもっていて、もとにもどせる」

このあたりは、AIに頼りまくって暮らしてきたキュアミルキー(ララちゃん。惑星サマーンからやってきた異星人)の成長をうかがわせるセリフですね。

そこでブルーキャットはプリキュアたちに目をつぶるように言い、めくらましの光を放ち、アイワーンからふたご座のプリンセスカラーペンを奪い取ります。そして、そのふたご座のペンを使ってミルキーショックを与え、アイワーンとノットリガ-の動きをとめます。そのあとはプリキュア4人の合体技・サザンクロスショットを登場させて、追い払うわけですね。

最後の場面で、惑星レインボーの住民をもとにもどすことについて、「私たちも協力する」とキュアスターは言うのですが…。でもブルーキャットは「気持ちだけで十分」といい、「サザンクロスショットでは戻せなかった…」とも言います。そして、プリキュアたちのもっているプリンセスカラーペン全てと妖精フワを奪って、ブルーキャットは消えてしまいます。

・・・というような次第で、怪盗ブルーキャットは石になった惑星レインボーの住民たちをもとにもどすべく、アイワーンからプリンセスカラーペンを奪うべく盗賊になった、ということがわかりましたね。そしてどうやらブルーキャットは、次週からはキュアコスモを名乗って、プリキュアの仲間入りをするようですが・・・。どういう展開になるのか、楽しみです。


昨日(6月2日)のプリキュアの話です。

2019-06-03 22:12:07 | プリキュア話

昨日の疲れが残っているせいか、仕事やる気がなかなか起きないんで、先に昨日のプリキュアの録画を見ました。一応、昨日の全国学校事故・事件を語る会シンポジウムの会場でも、ガラケーのワンセグ機能つかって見ていたんですけどね。

昨日のプリキュアは、ひかるちゃん(キュアスター)のお母さん・輝美さんの話。輝美さんはマンガ家で、はじめて人気マンガ雑誌に新作マンガが掲載されることになった…というところから、今回の話がスタートしました。ちなみにひかるちゃんの父(=輝美さんの夫)は、世界中を旅する仕事をしているそうで、年に1回しか会えないそうです。七夕の頃にでも登場させるんでしょうか…?

さて、連載が決まった輝美さんは、雑誌編集者のすすめるようなストーリーでマンガを描くことにします。本来、輝美さんはSFやファンタジー作品が得意なのですが、売れるマンガを描いて連載を勝ち取ろうということで、イケメンの登場する医療物で恋愛ネタを交える…というストーリーのマンガを描きます。そのマンガ制作のアシスタントを、4人のプリキュアたちが務めるわけですね。

一方、ひかるちゃんは輝美さんの描くマンガが大好き。でも幼い頃に輝美さん作のマンガ(=ひかるちゃんのためだけに描いた、世界でただ1冊のマンガ)を読んでいて、「お子ちゃま」と他の子どもたちにバカにされたことがありました。そんなとき、輝美さんから「人とちがっていていい。ひかるが好きなものは、ひかるだけの宝物」という話を聴きます。

そんななか、輝美さんのマンガが載った雑誌が出版され、プリキュアたちがお祝いの準備をします。そこへ輝美さんが落ち込んで帰ってきます。「今の実力じゃ連載は無理」と出版社に言われて帰ってきたようで、「外の空気吸ってくる」といって輝美さんは家を出ていきます。

公園で輝美さんを見つけたひかるちゃんは「お母さんのマンガが好き」と声をかけるのですが…。輝美さんは「好きなだけじゃダメ。連載がないとマンガ家を続けられない」と言ってしまいます。

そこへ、ダンジョウとノットレイたちが現れ、輝美さんをゆがんだイマジネーションでノットレイダーにしてしまいます。ノットレイダーと対決するなかで、キュアスター(ひかるちゃん)は、「お母さんのマンガが大好き。イマジネーションがたっぷりで、どんな逆境にも負けない勇気をもらった」「誰になんて言われても、好きなものは好き!」と伝えます。そして、4人のプリキュアの力を合わせてノットレイダーを倒し、もとの輝美さんを取り戻します。

もとにもどった輝美さんは、ひかるちゃんのためだけに描いたマンガを思い出して、「よし決めた、もう一度連載目指す!」と宣言します。そして、プリキュアたちをモデルにしたファンタジー作品を描いて、編集者に見せます。ここで一応、今回の物語は終わりですね。

まだひかるちゃんの父親(輝美さんの夫)が何者なのかという謎は残りますが、今回の物語で一応、地球人のプリキュア3人の家庭は描き終わったことになりますね。マンガ家の母と暮らすひかるちゃん(キュアスター)、陽気なメキシコ人の父と国際結婚した母の営む花屋の娘・エレナちゃん(キュアソレイユ)、政府高官で宇宙人対策の責任者でもある父のと確か音楽をたしなむ母のいるまどかちゃん(キュアセレーヌ)という具合になりますね。

なお、ラストの場面で、プリンセスカラーペンを手に入れた怪盗ブルーキャットが、お宝を前にして立っている姿が描かれます。来週はブルーキャットとかかわりの深い惑星レインボーにプリキュアたち、行くようですね。どうやらネット上ではすでに、ブルーキャットが夏休み頃から登場する新しいプリキュアになるのではないか…という声があがっています。私もおそらくそうではないか…と見ております。

ということで、昨日のプリキュアの話は終わります。


おかげさまで無事「全国学校事故・事件を語る会」の大集会が終わりました。

2019-06-03 10:24:57 | 私の「仲間」たちへ

おかげさまで、6月1日・2日の全国学校事故・事件を語る会の大集会、無事に終了しました。

あらためまして、お世話になったみなさんに感謝いたします(昨日もフェイスブックやツイッター等々でお伝えしたかと思いますが…)。

それにしても…。ここのところ毎年のように、誰かの「むちゃぶり」で、2日目のシンポジウムの「まとめ」という役が私のところへ回ってきますね。

まぁ、最初に基調報告といって好き放題、代表世話人が言いたいことを言い…。そのあと「めちゃくちゃひどい事後対応」の報告と「事後対応はこうなってほしいよね、どこもかしこも」と思うような報告、そして「調査委員会の報告書が出たあと地道に学校側と遺族側で対話を続けようとしている事例」という、タイプのちがうお三方の報告があって、ここで午前中おわり。

お昼休みにお弁当をたべて(その間にギター弾き語りミニライブがあったりして)、午後からは、みんなそれぞれに思うことを言っていて、司会の方もさぞかしお困りだろう…と思うような時間があって…。

そして、私のところへ「まとめ」の時間がまわってくるという、なんともまぁ「むちゃぶり」のような時間でした。といっても、これがなんだかこの数年、大集会のシンポジウムの「恒例行事」になっている感がありますが。

そんなわけで、みなさんが好き放題言って、あっちこっちに議論がとっちらかっているのを、私がいつものとおり「遺族や被害者家族でもなく、法律家でもなく、あくまでも自分は教育学の研究者、さらには人文系の諸学問領域の研究者であるという目線で」議論をひとまず整理して、自分の本の売り込みもちゃんとやって、少し笑いもとっておわるという、そういう「芸」を今年も見せてしまったわけです。

あ、おかげさまで、この2日間で『新しい学校事故・事件学』を20冊、売りました。お買い上げいただいたみなさんに、この場をお借りしてひとことお礼申し上げます。なかには何冊かまとめ買いして、誰かに配ると言っておられた方が居られました。たいへんありがたいことです。

一応、この場で最後の「まとめ」で話したことと、途中で少し話させていただいたことの要点を書いておきますと、こんな感じですかね。

(1)途中で話したことは、私がいつも基本的に調査委員会レクチャーで話していることですね。具体的なことでいいますと…。

①「亡くなった子どもや深く傷ついた子どもの記憶の共有」というところから学校コミュニティの再生、公教育の再建に取り組むという課題を調査委員会の目的にするということ。

②亡くなった子どもや深く傷ついた子どもを主人公としたストーリーを描くということ(そのために人物像を明確にするということ)。

③「脇役」や「背景」もていねいに描く、つまり周囲の子どもや教職員、遺族や被害者家族の話をていねいに聴き、学校の抱えていた諸課題も明らかにするということ。

④そして、調査の途中経過や最終報告書の内容を遺族や被害者家族とも共有して、公開可能なものにするということですね。

(2)最後のまとめのところでは、今回は「対話」が中心的なテーマだったので、いつもの「気まずい共存」(内田樹さん)や「思考の肺活量」(鷲田清一さん)の話を少し、おりまぜておきました。その上で…。

①どうしても目の前の困難に注目してしまうのだが、時間軸を長く、10年、20年…という単位でとって見ていくと、被害者家族や遺族をとりまく状況が少しずつ変わってきている、ということ。

②「学校の危機管理を疑え」ということ。たとえば重大事故・事件発生後、子どものなかには「自分たちにできることはないか」と思い、正直に思っていることを誰かに伝えたい子どももいる。でも、学校関係者向けの危機管理研修では、「無理に話をさせないほうがいい」と教えられている恐れがある。このように、「危機管理」と称して行われていることの内実を見つめて、組み替えていく必要があるのではないか。

③「公平・中立」や「尊厳」「回復」等々、同じことばを使っていても人によってイメージがちがうことばについては、何がどこまで同じで、どこからちがっているのか、そこを吟味していく必要があるということ。

④5年でも、10年でも、我が子に起きた出来事を納得できるまで考え続けざるをえない被害者家族・遺族とつきあうためには、学校や行政の関係者、研究者・専門職、マスコミ等々にも、そのくらい「問い」を引き受けていくことが必要なのではないか(=ここで「気まずい共存」や「思考の肺活量」ということばが活きるわけですが)。いますぐになにかできるとか、わかるとかいうことができなくても、まずは、それぞれの人が、それぞれの立場で、問われている課題を引き受けていくことが大事。

⑤どうしてもこの場では被害者家族・遺族と学校・行政という関係で物事を考えてしまうが、周囲の子どもや保護者、地域住民のあり方も大事。被害者家族・遺族の孤立を防いだり、誹謗中傷を減らしたり、あるいは調査・検証作業への協力を呼び掛けたりするうえでも、周囲にいる他の人びとがどう動くかが大事になってくる。こうした人々のなかにも、自分を「当事者」と考える人がいるかもしれない。

⑥公立学校が地道に事後対応の改善や事故防止策の充実に努めているのであれば、私立学校も国立大学附属学校も同レベルの対応を行わなければいけない。でなければ、私立学校や国立大学附属学校の「公共性」が問われるのではないか。

ざっと、昨日のシンポジウムで私が話したことの要点は、こんな感じです。

そうそう、1日目の分科会ですが、私はお子さんが重い後遺症のある被害者家族のグループのところで司会をしておりました。こちらの方では、次のような「議論の軸」を自己紹介を聴きながらつくって、みなさんで話をしていただきました(自己紹介をひととおり聴いている間に、議論の軸をつくったんですよ、その場で)。

(あ)まずは「当日、我が子に何があったのか、きちんと知らせてほしい」(説明やその前提となる事実確認、調査・検証、原因究明等)。

(い)(あ)がうまくいかないから、学校や教育行政との間でさまざまな争いが起こる。さらに、その延長線上に訴訟も起きる。このような学校や行政、訴訟に関する悩みがある。

(う)(あ)(い)のような課題を解決しなければいけない一方で、日々、後遺症に苦しむ我が子と自分たち家族の生活をつくっていく必要がある。こちらの方でも、さまざまな悩みがある。

(え)こういう(あ)~(う)の諸課題をふまえて、「私たちにはこんな支援がほしい」ということ。

この(あ)~(え)の諸課題は、たぶん「事故死」や「自死」の分科会とも共通する部分があると思います。

ということで、今後「分科会の司会者デビュー」を目指すみなさん、「こういうことを議論の軸として話をすればいいんだなぁ」と思って、参考にしてください。

ということで、長々と書きましたが、2日間の報告でした。