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リラハープ工房

古代ギリシャ以来の弦鳴楽器を現代楽器に進化させたリラハープを製作している工房でのできごとをご紹介しています。

リラの故障修理

2017-04-20 17:49:32 | 調整

現在、わが家でも家電製品など10年前後で故障すると「寿命かな?」などと言ってほとんど修理しません。

まれに、お気に入りのオーディオなど修理の見積を聞くと、買い換えるのが得かなと思ってしまいます。

でも、楽器は違います。

マイ楽器とは長い年月を共にし、自分の分身のような愛着を感じていたいものです。

リラ工房では故障修理をしても長く使って頂けることを念願し楽器作りをしています。

リラが故障しても修理して長くながーくお使いくださいませ。 

 


音合わせに迷ったら

2017-04-13 17:54:19 | 調整

リラのチューニング(音合わせ)は市販のチューナー機器を使うのが一般的ですが、オクターブの違いは、チューナーでも、はっきりしません。

そこで、リラは弦を緩めず使うので、音程が大きく外れる前に、微調整で合わせるのが合理的です。

でも、迷ったら、知ってるメロディー、「さくら さくら」「きらきら星」「蛍の光」、、、などなど、弾いてみて下さい。

音が合ってなければ、すぐ分かります。

耳で聴き分けることも大事です。 


音の高低

2017-04-10 18:57:09 | 調整

音の高さを決められた音程に合わせる作業を調律と言ったり、チューニングと言ったりします。

経験がないと、戸惑うこともありますが、今はチューナー機器が2,000円位から手に入るので、多くの人は、これを利用しています。

私の場合は、中学時代に買ってもらったアコースティックギターの音合わせで、苦労した経験があり、今もそれが役立っています。

耳で微妙な音程を聞きわけるのも、経験をつむと、できるようになります。

大人になってからでも、大丈夫です。

リラのチューニングを機械に頼るだけでなく、耳でも聞くようにすると、耳も良くなり、演奏にも反映されると思います。 

 

 


新しい弦

2016-07-21 19:56:07 | 調整

完成した新しいリラには新しい弦が張られています。

工房で調整し調律(チューニング)したリラでも、最初は音程や響きが安定しないことがあります。

これは、弾きながら、チューニングを繰り返すことで徐々に安定します。

そして、日々の練習により、音色も成長するようです。 

 

 

 


チューニング

2016-07-08 18:35:03 | 調整

この春お邪魔した藤枝市の楽創倶楽部でリラをチューニングする様子を撮って頂きました。

チューナー機器はコルグの軽くて小さいクロマチックチューナーです。

この時はL型のチューニングキーを使用しました。

小さいのでチューナーは弦の下に入れました。

机など平らな場所に、タオルや小座布団などを敷いて、その上にリラを寝かせると、木部にも優しく、余計な振動もなく安全です。

チューニングに慣れること。

演奏家への第一歩ですね。 


新しいリラの調律

2015-12-10 19:34:08 | 調整

新しいリラや新しい弦に取り換えたリラの調律は、チューナー機器を見てピンを回すだけでは、安定した音程を得ることは難しいです。

それぞれの弦を決められた音程に合わせたら、まず曲を弾くなどして、弦を鳴らします。

すると、新しいのですぐに音程が下がることがほとんどです。

そこで、また、音程を合わせます。

この繰り返しで安定した音程が得られます。

その後、気温の変化などで音程が上下することもありますので、弾く前に調律をお願いします。 


リラの調律

2015-12-09 17:33:42 | 調整

リラ工房では25弦リラを製作していますが、一般にリラ(ライアー)は多弦のものが多いです。

そしてすべての弦の音程を調整する必要があります。

この調律をピアノなど他の楽器の音を聞いて行うには経験が必要です。

そのため今は、チューナー機器が2,000円位からありますので、それを使って行うのが一般的です。ただし、チューナー機器も万能ではありません。

弦の振動で鳴る音には倍音といって、元の音の整数倍の振動の音が含まれています。

その倍音にチューナー機器が反応することがあります。

それを調律する人の耳で判断し、基音を聞き、それに合わせる必要があります。 

 

 

 


チューニングは耳で

2015-09-05 18:07:43 | 調整

一昔前までは、楽器のチューニングは音叉や笛を使って、耳で音程を聞き分けていました。

私も、ベースを弾いていた頃、低音部の音の聞き分けが難しくて苦労した経験があります。

現在、デジタル機器が多く出回るようになって、チューニングも機械の針や文字や数字に合わせることが多くなりました。

でも、音楽表現をする楽器の音合わせです。

また、機器は倍音にも反応します。

原点に帰ってとは言いませんが、チューニングは耳で判断し、機器はその補助として使いましょう。 

 


弾いていないリラ

2015-09-01 17:41:35 | 調整

この夏も猛暑が続きました。

弦が張られたままのリラを暑い部屋や車の中に長い間置いて置くと、リラは悲鳴を上げています。

毎日弾いている方はリラの変化に気づきますが、事情によりリラに触れていない方で、しばらく弾く予定のない方は、すぐに弦をゆるめて安全な場所に保管されることをおススメします。

そのままにしておくと、工房での調整や修理が必要になる恐れがあります。

どうかよろしくお願いします。