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リラハープ工房

古代ギリシャ以来の弦鳴楽器を現代楽器に進化させたリラハープを製作している工房でのできごとをご紹介しています。

ゆるめた弦

2015-08-15 21:13:22 | 調整

リラを長く弾かない場合は、弦をゆるめて安全な場所に保管します。

そして再び弾ける状況になった時、最初にやることはチューニング(音合わせ)ですが、すべての弦の音程を最初から合わせるのは、難しいです。

簡単に考えて取組むと大変です。

ピンを回しすぎて弦を切ったり、最悪の場合は、楽器の木部に亀裂が発生します。

良い方法は、近くに調弦されたリラがあったら、その音を聴いて、あらかた合わせます。

そのごチューナー機器を使って調弦するのが効率的です。

そうでない場合は、先生か先輩に手伝ってもらうのが一番安全です。 

 


リラの修理

2015-08-11 17:42:36 | 調整

リラは特別なメンテナンスを必要とはしませんが、工房で修理を承ることもあります。

その原因の一番は、チューニングピンの回しすぎ(音程の上げすぎ)です。

過度に音程を上げると弦を切ったり、木部が破損することもあります。

チューニングは音程が低くなるほど、聞き取りにくく、チューナー機器を使っても、倍音に反応したりで、慣れるまで経験を重ねる必要があります。

最初は、経験者に見てもらうのも良い方法です。 

 

 


チューニング

2015-07-05 20:02:57 | 調整

初めてリラを弾く場合、チューニングに戸惑う人もいます。

レッスンを受けている人は、先生に教わることもできますが、一人で始めるチューニング経験のとぼしい人は、楽器経験者に応援してもらうのも良い方法です。

また、困った時はリラ工房に連絡してくださいませ。

 


一番輝くリラ

2014-10-01 16:30:40 | 調整

新しいリラは弦が新しいこともあり、音程も音色も安定しませんが弾きこんでいくことで安定します。

初めてチューニングをされる方は、ピンを回すことに神経を集中しがちですが、弾き込むことも必要です。

弾き込むことを優先した方が早く正確な音程と音色になることもあります。

これは長く弾かなかったリラにも同じことが言えます。

結局、自分の分身のように、いつも弾いているリラが一番輝きます。 


25弦リラ調律のコツ

2014-07-31 18:14:10 | 調整

リラを調律するさい、今はチューナーという機械を使用する人がほとんどだと思います。

そして決められた音程にそれぞれの弦を合わせますが、それと平行して全ての弦を弾き込むことが必要です。

弾き込むことなく、ただ音を合わせても、音程も音色も安定しません。

25弦リラ調律のコツは、それぞれの弦を正しい音程に合わせることと、理想は全ての弦を毎日鳴らすことです。 

 


弦が切れる

2014-07-29 17:08:07 | 調整

25弦リラの弦が切れないとは言えませんが、A音を440にして決められた音階で音あわせをしたリラは弦が切れることはまずありません。

毎日弾く人でも2~3年以上同じ弦を使っていることは珍しくはないです。

それが切れるのは決められた音程以上にピンを回ことが考えられます。

チューニング(調律)を正しく行うことは演奏の第一歩ですし、楽器を永く使うためにも必要です。

分かりにくいようでしたら、遠慮なくお問い合わせしてください。 

 

 

 

 


弦が切れる時

2014-06-15 21:36:31 | 調整

リラに使用している弦はとても丈夫です。

規定の範囲でチューニングしている限り、ほとんど切れません。

切れても、これだけ弾いたら切れてもしかたないと納得いくと思います。

ただし、弦が古くなると、音の伸びや音量が減少するので、切れる前に全交換することもあります。

切れるのは、チューニングの時、ピンを時計回りに回しすぎ(音程を上げすぎ)の場合が多いです。 


音について

2014-03-13 17:58:18 | 調整

演奏家は調律(チューニング)についての理解は必須だと思いますので、今日は音についてのワンポイントです。

音は音源の振動が空気を振動させて、その振動が耳に伝わり音を感じます。

1秒間に何回振動するかの単位がHz(ヘルツ)で、その振動数で音程が定まります。

a音が440ヘルツと言うのは、まさにそれです。

その振動数を変えて、bcdefga、、、、と並べたものが音階です。

音階についてはまた別の機会に触れさせて頂きます。 


リラ(ライアー)の調律

2014-03-12 17:44:36 | 調整

調律(チューニング)は近くに経験者がいたら教えて頂くのも良いのですが、説明書を読んで行うこともできます。

初めての人は、近くの楽器屋さんでクロマチックチューナーをお求め頂き、それを使って頂くことをおススメします。

チューナー機器はほとんど英語読みで表示されています。

そして半音表示は#だったり♭だったりしますので、異名同音(例:D#とE♭は同じ音)にご注意ください。

なお、リラ工房の25弦リラはaの音を440ヘルツに合わせることを想定して作られてますが、432ヘルツや445ヘルツに合わせても違和感なしに安全に鳴らすことができます。

その他分かりにくいことはリラ工房におたずね下さい。