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リラハープ工房

古代ギリシャ以来の弦鳴楽器を現代楽器に進化させたリラハープを製作している工房でのできごとをご紹介しています。

弦交換と調律・整調

2022-05-24 18:43:07 | 調整

2年前製作の「25弦リラ・やすらぎ」、弦交換と調律・整調作業を今日始めました。

しっかり弾いて頂いたようで弦も黒く劣化し、音の輝きが減少してましたが、故障などは見当たらず、数日かけて調律・整調を行えば、リラ本来の響きが復活すると思います。

今月中にはオーナーのTさんのもとにお届けさせて頂きます。

 

 


リラの修理

2022-05-18 20:23:33 | 調整

2012~4頃製作の25弦リラの修理依頼が今年に入って複数あり、診させて頂くと、弦が黒く錆び、下の木部に亀裂があり、いずれも修理が難しい状態でした。

リラハープは、弾いたら弦の汚れを布で拭き取り、長く弾かない場合は、弦もゆるめておくことが大事です。

そして、毎日少しでも弾いて頂ければ、楽器リラも演奏された曲も長く輝き続けると思います。

 

 


チューニング(2)

2022-05-17 20:03:07 | 調整

チューニング(調律)は音程を合わせることで、リラ奏者が演奏前に必ず行います。

その際、音程と共に音色も確認してください。

楽器も弦も新しい場合は、音程も音色も安定していません。

しっかり弾き込むことで、にごりの無い澄んだ響きになります。

なので、長期間、弾いてない楽器(リラハープ)は先生に診て頂くか、リラ工房に調律・整調を依頼をして下さい。

 


チューニング

2022-05-16 21:02:44 | 調整

リラハープは、ピアノのように専門の調律師さんが調律・整調を行う楽器とは違い、リラ奏者が最初にチューニング(調律)をしてから弾き始めます。

なので、初めて弾く方は、最初のレッスンで調律も体験して頂くことをお勧めします。

近くにリラ教室や先生が見つからない方は、リラ工房でご紹介したり、今は、オンラインでのレッスンも簡単にできます。

ご利用下さい。

 

 

 


弾いていないリラ

2022-05-06 20:02:33 | 調整

長い間弾いていないリラハープは一目見て分かります。

弦や金属部品が錆びて黒くなっていますが、故障がなければ弦を取り換え調律・整調を行い弾けるようにはなります。

でも、10年以上前のリラは、弾き始めると新たな故障も考えられます。

費用をかけて再生するか、下取りに出し新しリラハープに替えるか、そして、これからの演奏活動への相談も、楽器製作者の立場でお受けいたします。

 

 

 


10年前のリラ

2022-05-04 20:15:03 | 調整

10年前のリラ旅行の思い出と共に、その時レッスンに使われた「25弦たて琴リラ」が、点検・調整のためにリラ工房に送られてきます。

製作時の資料を見ると、今のリラハープとは設計も資材も異なっているので、10年の歴史と変化したリラとの出会いを緊張して待っています。

生まれ変わった今のリラハープも、初代リラからの歴史の上に誕生した楽器です。

感謝の気持ちで待ちたいと思います。

 

 


リラハープの修理(3)

2022-03-10 20:34:16 | 調整

これまでもリラハープの修理依頼はありましたが、調整程度で解決することがほとんどでした。

それは製作を続ける中で、少しずつ改良を重ねてきた結果だと考えています。

でも、弾き続けるなかで、弦交換や定期調律・整調などのメンテナンスは必要です。

大事に使えば、世代を越えて響き、奏でられる楽器です。

どうかマイリラをいつまでも響かせてくださいませ。

 

 

 


チューニングの場所

2022-03-03 20:36:18 | 調整

東京の工房はバス通りにあったこともあり、作業時に機械で木を削る騒音を気にせず作業ができました。

反面、チューニングなどの調整時には、チューナー機の反応が鈍く、作業に手間取りました。

そして今舘林市の工房では、列車が走る音も聞こえ、近くの病院に行く救急車のサイレン音も日に何度か聞こえますが、東京都とは少し違います。

ここは上州のからっ風が厳しく、田園が広がり空気が澄んでいるせいかチューナーも敏感に反応し調整も楽です。

結論  「どの地域でもチューニングは静かな場所で行いましょう」

 

 

 


生まれ変わりました(2)

2022-01-26 20:35:59 | 調整

メンテナンスと弦交換、調整を行った10年前の25弦リラが演奏者のもとに届き、返信メールを頂きました。

「楽器が届きました。響きが、とても良く、音も大きく、気に入りました」

全てがこのように仕上がるとは言えませんが、大事に使って頂いたリラはその可能性があります。

リラ工房で診させて頂きます。   製作者 松浦 誠


リラハープの成長

2022-01-23 20:51:49 | 調整

新しいリラハープは弦が新しいこともあり、チューニングしても音程が下がり気味だったり、響きも荒い感じがします。

一方、何年も弾いていたリラは新しい弦に張り替え、調律・整調をしたらすぐに音程も安定し美しく響き、楽器としての成長が感じられます。

これからリラハープを始める方も、演奏力を磨きながらマイリラの成長を楽しんで下さいね。