CYCLING DATA

TOSHI@さすらいのサイクリストの自転車ブログ。
走行記録、風景写真、グルメ写真などUPしていきます。

ぶどう峠 上野村

2010-08-07 22:16:00 | ROAD練習
群馬県の上野村から長野県の北相木村を繋ぐ峠で、漢字で書くと「葡萄峠」、ではなく「武道峠」らしい。だから葡萄がいっぱい実っているわけではない。国道299の分岐から17キロもある、結構険しい峠だった。山頂からわずかに群馬県側に御巣鷹山を正面に望める場所がある。少し山肌が削れた所が見えるが、あれが例の事故現場だろうか?。そしてこの場所にも慰霊のためだろうか、小さな地蔵尊が建てられている。思えばあの事故から、もう25年も経つのだね。しかしこういう光景を見ると、我々の記憶から色あせることは無い。




少しセンチメンタルな書き出しになってしまったが、今日のツーリングの企画はクニリンお姉さんのプレゼンツ。小鹿野でクニリンさんのブルペ仲間2名と待ち合わせ。私らは全行程自走を考えたが、この暑さによるダメージを考慮して、「道の駅おがわ」まで車でアクセスして、寄居→長瀞→秩父市吉田の定番ルートで小鹿野に入る。小川から小鹿野までの所要時間は役2時間半。ちなみにクニリンさんのブルペ仲間のお二人は、西武秩父駅まで輪行で来たそうである。輪行術を自由自在に使えるのは、流石ブルペの人達と言った感じだ。車で移動するクセを覚えた私には、ちと面倒な感じもある。そして4人は志賀坂峠を登り群馬県入りを果たす。

志賀坂峠を下り、国道299をそのまま佐久方面へ。微妙な登り基調な道だ。時折大型トラックが横をすり抜けていくが、それ以外は車は割と少なく走りやすい。因みに今日は「アタック299」が開催されていて、早朝多くのサイクリストがこの道を走った事だろう。299を8キロほど走ると、このぶどう峠への分岐があり、そこを左折する。その前にお昼ご飯の補給。この分岐のすぐ手前のレジャー施設にて食事をする。ここのメニューは、なんと「きのこカレー」のみであった。しかしなかなか旨くて良かったよ。やっぱり夏はカレーだ!。

ぶどう峠を目指し走り出し2キロほど。今度は例の事故現場「御巣鷹の尾根」に続く道との分岐がある。12日には慰霊登山も有るようだ。警備のためかパトカーな何台も行き来していた。最近慰霊碑が荒らされる事件も起きているとのことだ。心ない人がいる物だ。さてこの分岐を過ぎると徐々に登りが始まる。

5キロぐらいは緩やかだが、それ以後結構きつくなる。平均勾配は7%らしいので、ややきつい登りである。暑いには暑いのだが、埼玉の蒸し暑さと違って、若干爽やかさを感じる。約1時間20分ぐらいこぎ続けて、やっと群馬の長野の県境にたどり着きました。初めて来た場所なので、かなり長くきつく感じました。山頂の碑には「ぶどう峠」と平仮名で掘られている。正式名は平仮名で「ぶどう」なのかな?

クニリンさん含むブルペ組3名は、長野側に下りて小海あたりから輪行で帰宅との話しも出たが、最終的に寄居から輪行する事になった。そんなわけで登って来た道を下りる。その後帰りルートは神流湖を廻ることになりずっと神流川沿いの道を走る。神流湖方面は、よく走っているルートなので、完全にガイド役だ。下り基調なので40キロ近くまで出して気持ちよく快走だ。上野村はどうしてもこの事故の慰霊碑の印象があるが、大きな吊り橋や鍾乳洞もあったりするので、今度はもっとゆっくり来てみたいな。

神流湖からは杉の峠を越えて、長瀞に戻る。このルートもそれなりにアップダウンが有り脚に来ます。そして140号線を突っ走り寄居まで。途中の交差点で輪行組3名(クニリンさんも含め)を寄居の近くまで送る。時間は6時過ぎ。陽が少し短くなったか、早く暗くなるようになった。私の装備はブルペ仕様になっておらず、小さなLEDライト一個で、寄居の坂や小川町内を単独で走り抜け、8時に「道の駅小川」に無事戻って来れました。

走行距離 199.7キロ
走行時間 9時間19分
平均速度 21.4キロ