今日の草履は、彩シリーズ22cm土踏まず付き〔四阡円〕
辛子色基調の和柄プリントをベースに、合わせは紺基調の和柄プリントです。
和柄同士の組み合わせでお洒落なんですが、配色のイメージは秋を連想させるかも知れません。赤系は遠慮したいおばあちゃんにお勧めでしょうか。
予想通り二月はあっと言う間に過ぎました。今日から三月、トップページの実演スケジュールカレンダーを更新しています。
真冬の実演は今年で二年目なんですが、昨年は東京仕入れなどお休みも多かったです。これだけびっちり冬場を勤めるのは、事実上今年が初めてと言ってイイでしょう。今年ここまで二ヶ月の公開実演で、『あれっ、冬もやってるの?』という言葉を何人もから言われました。多くは冬の実演も喜んでくださいます。
冬季五輪が終わりましたね。日本は銀と銅合わせてメダル五個の獲得です。
昨日のテレビ番組では、メダルがすべてスケートに占められ、スキーの不調を論じていました。ひとつの理由はスキー人口の激減だそうです。競技人口が増えれば質も高まるというのは、明らかなデータなんでしょう。
去年の年末、家族で「たざわこスキー場」を訪れました。私とカミさんはスキー運搬、滑るのは娘三人です。近隣のスキー場が閉鎖になったせいで、かなりの混雑ぶりでした。
ゲレンデを眺めていると、半分近くはスノーボードと見ました。そのうえ外国人の多いこと。欧米人は見てすぐに分かりますが、韓国人はその何倍か来ていると言います。日本人のスキーヤーは確かに少ないんですね。
秋田県内の小中学校では、かつて盛んに行われていた「スキー教室」の開催が激減しています。せっかくの雪国でスキーに親しむ機会が少ないのは、どうしてももったいない気がします。
スキー教室が減ったひとつの理由に、保護者の経済的負担が挙げられていました。県は少しでも開催を後押しするため、補助金を支給することにしたそうです。確かに一助にはなるでしょう。
ところで、雪国で育った人間は誰しもスキーに親しんでいるかと言えば、そんなこともありませんね。まず私はまったくダメです。いっとき長女と次女が小学生時代のスキー教室に影響を受けて、自分用に安価なセットスキーを買いました。しかし使ったのは二度限り、やっぱり私には向かないとあきらめて、その後物置から出たことがありません。
かつてサラリーマン時代に県外を回っていて、お得意先との雑談でスキーの話になりました。私は全然ダメを教えると、『えっ、秋田県の人がスキーやらないの?』なんて言われたものです。悔し紛れに私が返した言葉は、『沖縄県人だってきっとカナヅチがいると思いますよ~』。
実際そういう人を知っているわけではありません。
大阪からツアーでお越しのお若い女性。角館草履の健康効果をご説明すると、いそいそと配色選びです。かなり悩んでいましたので、1月11日の「今日の草履」を指して、『阪神タイガースのトラ草履はどうです?』とお勧めしてみました。すると、『あっ、ジャイアンツファンなので~』。
関西人がすべて「タイガースファン」ということはないんですよ。