角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

ピンクの元気。

2009年01月14日 | 地域の話


今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡円〕
ピンク基調の流紋プリントをベースに、合わせは赤基調の桜プリントです。なんとも明るい草履ですねぇ、昨日いただいたブログコメントによりますと、今年のラッキーカラーは「ピンク」なんだそうですね。それを聞いてしまったからには、今年はガンガン「ピンク草履」を編むつもりです。

「ピンク」で思い出したんですが、今日秋田市の大学病院に入院している叔母を見舞って来ました。ここへ入院している患者さんたちが着ている着衣、女性用はピンクなんですね。やっぱり「赤」とか「ピンク」は元気の象徴ですから、そういう意味があるのかも知れません。病気療養中の方々はもちろんですが、人はやっぱり元気でいなければいけません。

世の不況を嘆く話題ばかりが目立つ今日この頃、私の周辺も例外ではありません。知人がひとりリストラの憂き目に遭いました。今月いっぱいで12年間勤めた会社を辞めます。私より少し若いこちらの男性、まだまだ子どもにお金のかかる世代です。それなりの農業所得がある彼の場合、いきなり「ご飯が食えない」ということはないにしても、当然ながら元気はなかったです。

迷走する「定額給付金」。当初は早ければ昨年中にも…、その後年度末までには…、そして最近は5月になるとか。昨年末に給付されると聞いたときは、「灯油代」と思ってました。次に年度末と聞いたときは、娘三人分の「進級経費」と考えました。最近になって5月と聞いて、『もうアテにするのはよそう』と思ってます。

ただ世論調査で多くの人が給付金に反対しているのは、正直よく分かりません。確かに予算される二兆円を、雇用安定や福祉など緊急課題に使うべきという話は分らなくもありません。
しかしたとえば雇用安定にこのお金を使ったとして、先の知人がリストラを回避できたとはとても思えないんです。だとしたら、確実に手元へ届く「ひとり1万2000円」のほうが実感として「助かる」と思うのは私だけですかね。

政治家のみなさんも、きっと頑張っていると信じたいものです。なんだかんだ言っても、国の舵取りの大部分はそうした方々に託されているわけですから、まずは「元気」に働いてもらわないといけません。
そういえば小泉チルドレンのひとりに「ピンクのスーツ」を着た人がいましたが、今どうしているんでしょ…。

コメント (2)
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