角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

働かざるもの…。

2009年01月29日 | 家族の話


今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡円〕
辛子色基調の和柄プリントをベースに、合わせは黄色です。こうした配色は男女共にOKと思いますが、このたびは女性用サイズにしました。黄色がお好きとおっしゃる方にうってつけですね。
「おまかせシリーズ」の「黄色系」でご注文の際には、こんな配色が届くかもしれません。平生地はこちらです。




家事や育児といった主に女性が受け持つ仕事を軽視する風潮が、かつては確かにあったと思います。私が地域の子育て支援活動に携わっていた頃、このテーマは何度もテーブルに上がりました。
そんなときとある資料で「家事と育児の労働対価」が公表され、その金額に世の男性たちは驚いたものです。家の中にいるから「働いていない」とは、もはや誰も言う人はいないでしょう。

今月25日と26日に実演をお休みしました。休みの目的だった用事は足したものの、多くの時間を割かれたのは「雪よせ」だったんです。25日の朝はびっくりするくらいの積雪があり、それは翌26日も続きました。
しかも気温がさほど下がらないせいで、その雪の重さときたらタイヘンなもんです。わが家の小さな除雪機では限界で、結構な量を人力で片付けたところ、すっかり腰をやられてしまいました。

雪よせが終わった夕方、腰のツラさに耐えながら居間で横になっていました。学校から帰った長女が私を見つけるなり、『なんだぁ!?、今日も仕事サボったのかぁ。働かざるもの食うべからずだどー』。

これこれ娘よ、雪よせも立派な仕事です。家にいるからといって、「即ち休み」ということはないんですよ。

コメント
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